【キャンプ場スタッフ監修】ワーゲンバスといえばVolkswagen(フォルクスワーゲン社)から発売されたレトロでおしゃれな見た目がアイコンの自動車で、いまだあらゆる人たちから根強い人気があります。
見た目のみならずその魅力は多岐にわたり、発売から今までたくさんの人を魅了してきました。
今回はワーゲンバスの魅力についてキャンパーのWAさんに紹介していただきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
ワーゲンバスって見た目も可愛くて憧れる!ワーゲンバスの種類や購入の仕方などを知って購入の際の参考にしたいです。
まかせて!ワーゲンバスはデザインはもちろん多くの魅力から昔から愛されてきた車だよ♪今回はワーゲンバスについてキャンパーのWAさんに紹介してもらうね。
運転中にワーゲンバスを見かけると、見た目の可愛さにテンション上がっちゃいますよね。いつかわたしも欲しい車の1つです♩この記事でワーゲンバスの魅力をたくさん紹介しちゃいます!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
見るだけで癒されるフォルムが象徴的なワーゲンバスの魅力
ワーゲンバスは、ドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン」のトランスポルターという車種です。
1949年の初代製造開始から70年以上にわたって受け継がれ続け、現在でも世界中で人気があります。
「ワーゲンバス」という言葉だけでは、「ワーゲン?バス?一体どんな車?」と思いますよね。でも画像を見ると、「あ、見たことある!」と思っていただけるのではないでしょうか。
車道を走っていてもよく目立ちますし、キッチンカーやキャンプ場でも見かけますよね。
誰もが初めに思いつく、ワーゲンバスの1番の魅力といえば、やはり見るだけで癒されるあの可愛いフォルムです。
近年は丸みのある車種が増えましたが、ワーゲンバスのような独特なデザインはなかなか見かけません。
それではワーゲンバスの魅力について、詳しくご紹介していきましょう。
【なんといっても愛されるお洒落なデザイン】
ワーゲンバスの、あのレトロ感とお洒落なデザインは、日本車ではまず見かけません。
車体もヘッドライトも丸みを帯びていて、街中で走っているのを見かけるとついつい目で追ってしまいます。
もし出先の駐車場に停まっていたら、近づいてじっくりと見てしまいそうです……
カタチに加えて、フロント部分についたフォルクスワーゲンのエンブレムと、ド派手なツートンカラーも印象的ですよね。
この画像のワーゲンバスは丸型のサイドミラーに、ホイール部分まで丸型です!
特徴的でますます可愛い!
【車内もフラットにできることからカスタマイズがしやすい】
ワーゲンバスはなんと、車内のシートをフラットにすることができるんです!
フラットにできるということは、自分たちの好きにカスタマイズできるということ。
それが人気の一つでもあります。
テーブルを置いたらダイニングのようにできるので、食事やカフェを楽しむこともできそうです。
テーブルをしまえばフルフラットベッドにもでき、車中泊もできちゃいます。
ここまで自由にカスタマイズできるとなると、もはやただの車とはいえません。
もはや、移動できちゃうお家ですね!
【キャンピングカー仕様ならよりアウトドアでも活躍できる】
キャンピングカー仕様のワーゲンバスであれば、ポップアップルーフを備えることで、室内がより広々と便利になっちゃいます。
キッチンシンクがついていれば、車内で調理も可能です。
ソファとテーブルがあれば、ますますリラックスできますし、もし悪天候でも予定変更することなくキャンプを楽しめますね。
行き先が海でも山でも、ワーゲンバスは大活躍!
アウトドアに出かけることを想像しただけでワクワクしちゃいます。
写真を撮っても、映えないわけがありません。
ワーゲンバスを含むトランスポルターの種類は大きく分けて6世代ある
ワーゲンバスを含むトランスポルターの種類は、1949年の第1から現在の第6まで、大きく6世代あります。
【第1世代(T1)は、1950〜1967】
この世代に、「乗用車のタイプ1」、「多目的車のタイプ2」の2本立て戦略で販路を広げ、ドイツをはじめとする欧州で大好評となり、1960年の北米で多くのヒッピーたちに人気が広まった世代です。
1953年には日本でヤナセが、タイプ 2の輸入を開始しました。
【第2世代(T2)は、1967〜1979年】
T2は、安全基準の引き上げ、排出ガス規制への対応などで、北米市場への適応のために大幅改良された世代です。
T2の中でも前期型、中期型、後期型と、少しずつ改良が進みました。
【第3世代(T3)は、1979〜1992年】
T1、T2の丸みを帯びた車体から、少し四角いデザインに変更された世代です。
1990年にフォルクスワーゲンアウディ日本が設立され、VanとWagonを合わせた造語の、ヴァナゴン(Vanagon)の名称で輸入販売を開始しました。
【第4世代(T4)は、1990〜2003年】
この代から構造を一新し、横置きエンジンの前輪駆動車(FWD)となりました。
前期型と後期型に分けられ、T3より少しフロントノーズが長く、デザインが変わっています。
【第5世代(T5)は、2003〜2015年】
2003年にフルモデルチェンジされ、販売車種は、貨物モデルの「トランスポーター」、一般乗用モデルの「カラベル」、上級乗用モデル「マルチバン」、キャンピングカーの「カリフォルニア」と、それぞれ異なる車種の取り扱いです。
【第6世代(T6)は2015〜2022年】
2015年9月に、トランスポーター2.0が登場しました。T5のデザインを継承し、燃費が改善され、平均で15%ほど向上しています。2015年9月に、トランスポーター2.0が登場しました。T5のデザインを継承し、燃費が改善され、平均で15%ほど向上しています。
【特に人気が高いのがType2のワーゲンバス】
トランスポルターの中でも、ワーゲンバスのアイコンともいえる特に人気が高いのがType2。
タイプ2は、愛称Bulli(ブリー)と呼ばれ、国内外で最も好まれている車種です。
1950〜1967年に生産された、ボンネットにV字型のラインが入った車両を「アーリーバス」、1968〜1979年生産のものを「レイトバス」と呼びます。
違いは見た目だけではありません。
- エンジン:アーリーが1131〜1493cc、レイトが1584 〜1679cc
- 幅:アーリーが1750mm、レイトが1695mm、
- 全長:アーリーが4280mm、レイトが4520mm
といった違いがあります。
タイプ2は、販売開始から70年以上経っており、現在は生産されていません。
市場でも探すのが難しく高価、車両を維持する費用も安くはないです。
それでも乗りたい、まさにロマンのある車ですね。
ワーゲンバスの購入方法は?カスタマイズも可能?
ワーゲンバスは生産終了しているので、フォルクスワーゲンのディーラーに行っても購入できません。
それでは、どうやってワーゲンバスを購入したらいいのでしょうか。
結論からいうと、タイプ2などの古いタイプのワーゲンバスを手に入れたいのであれば、すべて中古車で探すしか方法はありません。
マイクロバスタイプが欲しい場合は、現行モデルであるT6であれば新車で購入することができます。
ただし、日本で正規導入されていたのはT4までなので、並行輸入で購入するという方法になるでしょう。
【人気のワーゲンバスタイプは2013年に生産終了】
人気のワーゲンバスタイプは2013年に生産終了されているので、残念ながら新車での購入することはできません。
中古車屋に行って欲しいタイプを探してもらうか、もしくは、ワーゲンバスに乗っている知人がいれば相談してみるのも良いでしょう。
または、インターネットで探す方法が1番手っ取り早いかもしれません。
人気のある車種なので専門店もWebサイトもあります。
古い車なので、状態の良いものを探すのは難しいかもしれませんが、諦めず根気よく探しましょう。
【中古購入は国内にすでにあるものを買うか、海外からの取り寄せになる】
中古購入は国内にすでにあるものを買うか、海外から取り寄せることになります。
欲しいカラーや、希望の内装があるかとは思いますが、カラーや内装は購入後、カスタマイズできるので、それほど気にするポイントではないです。
それよりも中古購入になるので、昨日や状態の確認が先決です!
見た目が理想どおりでも、やはり古い車種ですので、車としての機能が乗れないほど傷んでいる場合もあります。
見た目にとらわれず、状態の良いものを見極めて購入しましょう。
なるべく長い期間、ワーゲンバス生活を楽しみたいですよね。
【裏技】カスタマイズでワーゲンバス仕様にすることもできる
状態の良いものが見つからない、高価すぎる、右ハンドルの方がいい、こんな希望があれば、カスタマイズでワーゲンバス仕様にしてしまう方法もあります。
軽自動車やハイエースをカスタマイズすることもできそうなので、これも1つの手ですね。
日本の自動車なのに、まるでワーゲンバスのような見た目の車が走っているのを見たことがないですか?
おそらくオーナーさんはさま様な理由で、国産車をカスタマイズしたのかと思います。
インターネットで検索するとたくさんの専門店が出てきますので参考にしてみてください。
ワーゲンバス新作は電気自動車(EV)の「I.D.Buzz」
2022年、ワーゲンバスの新作「I.D.BUZZ」が生産されることになりました。
2トーンのカラーリングと、丸みを帯びたフォルムでワーゲンバスとのつながりを感じさせるコンセプトカーです。
「I.D.BUZZ」は、完全自動運転運転モードを搭載した、世界初の多目的EVバンで、ルーフ上やフロントバンパー両端などにセンサーが多数装備されています。
VW公式Webサイトの情報では、1回の充電で600kmの走行可能、150kWの直流電源なら約30分間で80%の充電が可能です。
8人がゆったり座れるシートで広い室内を持ち、動く家ともいえる「I.D.BUZZ」。
価格は明らかになっていませんが、およそ400〜700万円くらいだと予測されています。
まとめ:憧れのワーゲンバスでキャンプライフに彩りを
ワーゲンバスがあれば、いつものキャンプがますます楽しくなりそうですよね。
手に入れるのが難しい車種ではありますが、オーナーさんたちはワーゲンバスとの生活を本当に楽しんでいるように感じます。
ワーゲンバスは、手入れさえきちんとすれば、長く乗れる車です。
キャンピングカーや、大きめのバンを探している方は、ワーゲンバスも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
キャンプだけでなく、プライベートがもっと充実すること間違いないですよ♩