【キャンプ場スタッフ監修】ワカサギ釣りと言えば、ドーム船など船に乗って楽しむものから氷上で氷に穴をあけて釣りをするものまで季節や天候によって釣り方が変わってきますよね。
今回は、ベテランキャンパーZenさんが、氷上ワカサギ釣りに使うワカサギテントの選び方や使用時の注意点、おすすめ10選などを紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
今年は氷上ワカサギ釣りに挑戦したいと思っているんですが、ワカサギ釣りに適したおすすめのテントはありますか?
まかせて!ワカサギ釣りに特化したワカサギテントを利用することで、快適な空間で釣りに集中できるよ♪今回はおすすめのワカサギテントを紹介してもらううね
ワカサギテントは種類がたくさんあるので初めて購入するときは悩むかもしれません。そんな人のために選ぶときのポイントを解説しています。ワカサギテントに興味を持ってくれたら嬉しいですね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ワカサギ釣りのシーズンは?ワカサギ釣りに使えるテントの特徴
ワカサギ釣りのシーズンは、主に冬です。
通常11月から翌年の2月までがピークシーズンとされています。特に氷上釣りが行われる地域では、氷が十分に厚くなる12月から1月が最適な時期です。この時期は、ワカサギが活発に餌を求めているため釣りやすくなります。
日本では、北海道や東北地方をはじめ、関東圏の湖でも氷上ワカサギ釣りが楽しめます。
気温が低く、雪や氷の状況に応じて、ワカサギ釣りに適した場所を選ぶことが重要です。また、地域によっては春の解氷前の3月まで釣りが楽しめるところもありますが、寒さ対策はしておきましょう。
【ワカサギテントの特徴】
氷が張る真冬の湖上でワカサギ釣りを楽しむには、専用テントが欠かせません。防寒対策として、テント内の気密性を高めるスカートが付いているものや、通気性抜群でストーブを使用できる仕様のものもあります。
設営はシンプルで、ワンタッチ式や吊り下げ式のモデルが多く、軽量でコンパクトに収納できるため持ち運びにも便利です。1人用からグループ向けの大型サイズまでさまざまな選択肢があり、広めのサイズを選ぶと荷物を収納しやすく快適に過ごせるでしょう。また、耐風性に優れた設計で、強風下でも安定して使用できる点が魅力です。
一般的なテントと大きく異なる点は、フロアシートがないことです。氷に開けた穴から釣り糸を垂らすため、フロアは不要です。また、釣りをしやすくするため、暗くなりすぎないよう遮光性の低い素材が使われているものが多いです。
ワカサギ釣りで使うテントの選び方
ワカサギ釣りテントは種類が多いので、初めて購入するときは悩むかもしれません。
選び方を解説しますので、参考にしてください。
【サイズから選ぶ|最低でも使用人数+1のサイズがおすすめ】
ワカサギ釣り用テントは、実際の使用人数+1人分のサイズを選ぶのがおすすめです。
例えば、3人で使用するなら4人用のテントを選ぶと、荷物や防寒具のスペースが確保でき、快適に過ごせます。
テント内でのレイアウトや使用する道具のサイズも考慮しつつ、設営のしやすさや持ち運びの手軽さも確認して選びましょう。
【設営タイプから選ぶ|ワカサギ釣りに設営のしやすさはマスト】
設営タイプは選ぶときの重要なポイント。特徴を把握しておきましょう。
■吊り下げ式テント
ワカサギ釣り用の吊り下げ式テントは、簡単に設営でき、床部分を有効活用して釣り道具や防寒具を整理しやすいのが特徴です。
床からの冷気を遮断し、防寒性も高まります。ただし、設営場所に吊るすスペースが必要で、フレームが重いため持ち運びに少し不便さを感じることがあるかもしれません。
■ワンタッチ式テント
ワカサギ釣り用のワンタッチ式テントは、数分で簡単に設営でき、寒い場所での準備がスムーズです。
軽量で持ち運びやすく、撤収も簡単ですが、頻繁に使用すると耐久性に影響が出ることがあります。設営と撤収の手間を省き、快適に釣りを楽しむためにはワンタッチ式テントがおすすめ。
【種類から選ぶ|使用時の優先順位にあわせた形状を選ぼう】
使用するときに何を重要とするかで、テントの種類が変わります。
■ドーム型
ワカサギ釣り用のドーム型テントは、安定性が高く、風や雪にも強い構造です。
広い内部空間を提供し、釣り道具や防寒具の収納に便利。耐久性にも優れていますが、設営に時間がかかることや収納サイズが大きくなる点がデメリットです。
■スクエア型
ワカサギ釣り用のスクエア型テントは、効率的なスペース活用と広い出入り口が特徴で、設営も比較的簡単です。天井が高いので圧迫感が少なく、快適に過ごせます。
釣り道具の収納に便利ですが、風の影響を受けやすく、収納サイズが大きくなる点がデメリット。
【機能性から選ぶ|通気性や紫外線対策などチェック】
ワカサギ釣り用のテントを選ぶ際は、機能性にも注目しましょう。通気性が良いテントは内部の結露を防ぎ、快適な環境を保つために重要です。特にヒーターを使用する場合、安全面からテント内の換気を確保できる通気窓やベンチレーターがあるものを選びましょう。
また、紫外線対策が施されたテントは、日中の強い日差しから肌や目を守り、長時間の釣りでも快適に過ごせます。ワカサギ釣りは主に氷上で行われるため、雪や氷に反射した日光からの紫外線(UV)の影響を受けやすいです。湖上は雪の反射で日差しがさらに強く感じられることもあるため、UVカット機能は見逃せないポイントです。
キャンプ場スタッフおすすめのワカサギテント10選!
ここからは、有野実苑オートキャンプ場スタッフおすすめのワカサギテントをご紹介します。
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ワカサギ テント 160 M-3109】
ポールをクロスさせるだけで簡単に組み立てられる1〜2人用の吊り下げ式ワカサギテントです。
天井と後部に換気用メッシュがあり、メッシュ部分は全てクローズ可能。
アンカー袋4枚と収納バッグが付属し、持ち運びも便利です。
・製品サイズ(約):幅160×奥行160×高さ135cm
・重量(約):3kg
・収納サイズ(約):62×12×12cm
・材質(品質):幕帯:ポリエステル70D(PU・防水加工) 、スカート:PEクロス 、メッシュ:ポリエステルノーシームメッシュ 、ポール:径8.5mmグラスファイバー
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)ワンタッチテント 210 M-3131】
設営が簡単なワンタッチテントで、スピーディーに設営可能。2〜3人で使用できます。
フレームは3つ折りにでき、コンパクトに収納できます。キャリーバッグが付属しており、持ち運びや収納に便利です。
・製品サイズ(約):幅210×奥行210×高さ150cm
・重量(約):5.6kg
・収納サイズ(約):82×17×17cm
・材質(品質):フライ:ポリエステル70D(PU800mm防水)、インナー: ウォール=ポリエステル70(PU800mm防水)、スカート=PEクロス、メッシュ=ポリエステル・ノーシームメッシュ、ポール:径9.5mmグラスファイバー
【プロックス(PROX) クイック連結テント】
ワカサギ釣りやへら釣りに最適な軽量(3kg)の小型テント。
収納バッグ付きで持ち運びが簡単、取り出すだけで設置完了。脱着式フロアシート、大型出入口、ベンチレーション、内部ポケットなど機能も充実しています。
ファスナー式のジョインターで、複数のテントを連結できます。
4面どちらでも連結でき、自由にレイアウト可能です。
・製品サイズ(約):W120×D120×H127cm
・重量(約):約3kg
・収納サイズ(約):W50×D9×H50cm
・材質(品質):生地材質190ポリエステル/フレーム材質スチール6.9mmグラスファイバー
【プロックス(PROX) クイックドームテント パオグラン】
12箇所の紐を引くだけで簡単に設置できる耐風性の高い8角形ドーム型テントです。カラー分けされた紐で迷わず設営できます。
広めの出入り口と、開閉可能なメッシュ装備の扉1カ所、窓4カ所、通気口3カ所で通気性や虫対策も万全。
背負える収納バッグ付きで持ち運びも簡単。サイズは4種類(レギュラー・セミラージ・ラージ・ビッグ)あり、釣行人数に合わせて選べます。
【セミラージサイズ】
・製品サイズ(約):2.5長さ x 2.5幅 x 2高さ m
・重量(約):約9.7kg
・収納サイズ(約):W50×D9×H50cm
・材質(品質):200Dポリエステル/PU加工/シームテープ
・耐水圧:1500mm
【DOD ワンタッチフィッシングテント】
ワカサギ釣りに適したワンタッチドーム型テントで、風や小雨、小雪を防ぎながら快適に釣りが楽しめます。
簡単設営で、氷上でも素早く組み立てることが可能。最大3人が使用できる広々とした内部空間で、安定性の高いヘキサゴン形状を採用。
インナーポール構造で凍結を防ぎ、内側から調整できるベンチレーターやメッシュウィンドウで換気も快適です。スカートが冷気を遮断し、ランタンメッシュやインナーポケットで小物の収納も便利です。
・製品サイズ(約):W280×D240×H180cm ※スカート部分は除く
・重量(約):7.4kg
・収納サイズ(約):直径25×長さ135cm
・材質(品質):【テント本体】75Dポリエステル【スカート】:150D ポリエステル【ポール】:グラスファイバー
・付属品:ペグ、ロープ、ランタンメッシュシート、キャリーバッグ
・耐水圧:1500mm
【コールマン(Coleman)アイスフィッシングシェルターオート M】
ガス圧式ワンタッチ機構を搭載したシェードで、半自動でスピーディーに設営・撤収が可能。
新収束型フレームで簡単に片付けられます。
寒冷地でのワカサギ釣りに最適で、クリアウィンドウにより座ったまま外の様子が確認でき、採光も良好です。
・製品サイズ(約):225×290×157(h)cm
・重量(約):7.6kg
・収納サイズ(約):118×28×28cm
・材質(品質):スキン/150Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)、クリアウィンドウ/TPU、フレーム/FRP9.5mm
・耐水圧:1500mm
【エクセル(X’SELL)BB-921 ワカサギテント 2-3人用】
2〜3人用の寒冷地仕様ワカサギテントで、保温性の高いキルティング生地を採用。
紐を引くだけで簡単に設営できる軽量・コンパクトなアイスシェルターです。
ファスナー式のドアが2ヶ所あり、透明窓で室内から外の様子を確認可能。天井窓と空気口も備え、明るさと空気の循環を確保しています。
・製品サイズ(約):180×180×205(H)cm
・重量(約):13kg
・収納サイズ(約):38×38×140cm
・材質(品質):【生地】ポリエステル 210D(PU加工)/【フレーム】 ファイバーグラス 約φ9.5mm
【バリバス(VARIVAS)わかさぎテント ペンタゴン3】
ペンタゴン3は、簡単設営・撤収が可能なアウトフレーム+折り畳み傘構造のワカサギテントの最新モデルです。
軽量なナイロン素材を採用し、重量は約3.4kg。耐水圧は10,000mm以上と高い防水性を備えています。
付属のT字ペグとスクリューペグで、積雪状況に応じた使い分けが可能。連結用ジョイントシートで複数テントの連結もでき、視認性の高いカラーリングを採用。大型バッカンも収納可能で、さらに快適にワカサギ釣りが楽しめるモデルです。
・製品サイズ(約):奥行き180cm , 高さ153cm , 1辺128cm
・重量(約):3.4kg(テント本体)
・収納サイズ(約):116cm×25cm
・材質(品質):【生地】ナイロン生地/【フレーム】FRP
・耐水圧:10,000mm以上
【プロマリン(PRO MARINE) ワンタッチアイスドーム W LEA502-W】
プロマリン (PRO MARINE) ワンタッチアイスドーム W LEA502-Wは、ワカサギ釣りなどの寒冷地での釣りに適したワンタッチ式テントです。
ライトオレンジとブルーのカラーリングで視認性が良く、簡単に設営・撤収ができるため、快適に釣りが楽しめます。
スカートもバッチリ!寒さ対策も考慮されたデザインで、寒冷地でもしっかりと防護してくれます。
・製品サイズ(約):255×290×175cm
・収納サイズ(約):190×190×128cm
【OKAYESアイスフィッシングテント】
側面を引き出すだけで数分で設置でき、氷アンカーでしっかり固定できます。
耐久性に優れた300Dオックスフォード素材と堅牢なグラスファイバーフレームで、高い安定性と防寒・防水性を確保。
4つの開閉可能な窓と換気窓で通風性が良く、PVC素材の窓と風防が暖かさを維持します。
・製品サイズ(約):230x230x200cm
・重量(約):13.4kg
・収納サイズ(約):170×20×20cm
・材質(品質):300Dオックスフォード
・耐水圧:10,000mm以上
【機動性抜群!入手が困難といわれる「かたつむりテント」を自作する人も】
カタツムリテントは、1人用のワカサギ釣り専用テントで、特徴的なカタツムリ型のデザインが特徴です。強風に強いのがメリット。フレームがソリのようになっていて、軽量で氷上でも持ち運びやすく、簡単に設置&撤収が可能です。
見た目は小さなビニールハウスのようで、ワカサギ釣りに最適な空間ですが、流通量が少なく、オークションなどで購入するのが一般的になりつつあります。入手が難しいので、中には自作する人もいるほどです。
たまに釣具屋さんで入荷情報があるので、リサーチして気長に待ちましょう。
ワカサギテントで釣りを楽しむときの注意点
ワカサギテントを使用するときに注意してほしい点をまとめています。
【一酸化炭素中毒に注意!テント内でのストーブやガスの使用は換気を十分に】
ワカサギ釣りのテント内でストーブやヒーターを使用する際、一酸化炭素中毒のリスクがあります。これを防ぐためには、テント内の換気を十分に行い、使用する加熱器具にも注意が必要です。
換気口やメッシュ窓を活用し、一酸化炭素チェッカーを設置するなどの対策をしてください。安全に釣りを楽しむためには、暖房器具の使用時に換気を意識することが大切です。
【防寒具など寒さを和らげるアイテムを持っていこう】
ワカサギ釣りでは、防寒具が重要です。
防寒ジャケットやパンツ、ヒートテックなどのインナーウェア、暖かい手袋や防水のブーツを着用して、寒さから身を守りましょう。また、ニット帽やマフラーで頭や首を暖かく保つことも大切です。
適切な防寒対策で快適に釣りを楽しむことができます。
【必ずチェック!釣り場によっては使える形状のテントが限定されている場合も】
ワカサギ釣り場では、氷の劣化を防ぐためや釣り人の集中を避けるために、テントの使用が禁止されている場合があります。
例えばドーム型のテントだと、ペグの本数が多く、同じ場所に行くも氷に穴を開けてしまう場合があります。大きな穴が開いてしまい、大きな事故につながることも。
また、氷が薄いエリアでは、ヒーターのや油を使った火器の使用により氷が溶けてしまうことを恐れ、テントに制限をかけるところも。
美しい湖や自然を守るためにも、釣りに行く前に、テント使用が可能か、サイズや使用時間に制限がないかを事前に確認することが重要です。
まとめ:ワカサギ釣り専用テントで釣りに集中できる快適な空間を手に入れよう
ワカサギ釣り用のテントを紹介しました。
ワカサギテントは、強風から寒さを防ぎ、ワカサギ釣りを快適な空間にしてくれるアイテムです。
種類や付属している機能がたくさんありますので、選ぶときは悩むかもしれませんが、今回紹介したことを参考にしていただきお気に入りのテントをゲットしてくださいね。