【キャンプ場スタッフ監修】缶切りが必要な場面、最近では少なくなりましたが、いざというときに困ることも。プルトップ式の缶詰が主流ですが、キャンプ場や災害時、またはプルタブが壊れてしまったときに缶を開ける方法を知っていますか?
この記事では、缶切りがなくても代用できる便利なアイテム7つを紹介します。アウトドア好きのキャンパーや災害時の備えを考えている方に必見のライフハック!ぜひ参考にしてください。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
急な災害時や忘れ物をしたときに使える缶切りの代用アイテムは何がありますか?開け方やおすすめのものが知りたいです
まかせて!缶切りの代用アイテムは意外なものから身近なものまであるから、いざ忘れてしまっても缶詰があけられるよ♪今回は缶切りの代用品を紹介してもらうね
キャンプ場に着いて、缶詰を開けようと思ったら缶切りを忘れてしまった!
そんな時でも代用品を知って入れば安心です。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
缶切りがない場面でも安心!代用品7つを覚えておこう
缶切りが手元にない時でも、身近なアイテムを使って缶を開ける方法があります。
キャンプにトラブルは付きもの。忘れ物はもっとも多いトラブルのひとつですね。必要なものを忘れてしまった場合でも、代用品になるものがわかっていれば焦ることはありません。
缶切りがないと、プルタブがついていない缶詰は開けられないと思いがちですが、代用品があれば大丈夫。アウトドアや災害時、そして予備の缶切りを忘れてしまった場面でも、冷静に対応できるように代用アイテムをいくつか覚えておきましょう。
缶切りの代用品となるものを7つ覚えておきましょう。
【ハサミ】
まずはハサミで代用してみましょう。
しっかりとハサミを握り、缶詰の縁に押し当ててこすり、ガリガリとこすり続けると穴が開きます。
穴が開いたらそこかハサミの刃を差し込んでチョキチョキと切っていきます。
ぐるっと周りをカットできたら蓋を持ち上げてオープン。ハサミで缶を開けることに成功です。
缶を開けるのに使ったハサミは、その後切れ味が落ちる可能性があります。
よく切れるハサミは缶を開けると切れなくなるかもしれないので、傷んでも構わないハサミを使うようにしましょう。
【スプーン】
スプーンでも缶詰を開けることができます。
まずは、スプーンを利き手でギュッと握り、缶のふちの内側にスプーンを押し当てて強くこすります。
ひたすら強くこすり続けると穴が開きます。
穴が開いたら、そこから穴を広げるようにこじ開けていき、フタが持ち上がるまでがんばりましょう。
使うスプーンは、ティースプーンより大きめのスプ-ンのほうが力が入れやすいです。
こするのも、穴をこじ開けるのもかなりの力が必要になりますので、気合を入れて挑みましょう。
【ナイフ】
ナイフも缶切りの代用品として利用できます。
缶の縁にナイフを突き立てて、もう片方の手で柄をトントンと叩いて穴を開けます。
穴が開いたらその穴を広げるように隣に穴を開けていき、穴を繋げていきましょう。
ぐるっと穴が繋がったら、てこの原理でナイフを突き刺して蓋を開けます。
ナイフは小さなものよりも三徳包丁のような大きなものの方が軽い力で穴をあけることができます。刃こぼれの可能性もあるので気をつけて開けてください。
【ドライバー】
先端が薄くなっているマイナスドライバーでも缶切りの代用になります。
ドライバーはもともと握って使う道具なので、力を入れやすいことも嬉しいポイントです。
マイナスドライバーを缶の縁に沿って穴をあけていき、周りがぐるっと開いたらオープンです。
プラスドライバーでも開けられないことはないですが、マイナスドライバーの方が開けやすいでしょう。
【アイスピック】
アイスピックは、先がとがっているので缶に穴をあけるのが得意です。
缶のふちにアイスピックを突き立てて、上からトントンと叩いて穴を開けます。
アイスピックならかなり簡単に穴が開けられるでしょう。
小さい穴ですが、すぐ隣に繋げるように穴をどんどんあけていき、ぐるっと周りが開いたらオープン成功。
一つ一つの穴が小さいので、たくさん開けるのに時間はかかりますが、綺麗に開けられるのでおすすめですよ。
【ニッパー】
ニッパーもハサミのように使って缶を開けることができます。
ハサミと同じように、缶の縁にニッパーを押し上げて穴をあけ、開いた穴にニッパーの刃を差し込んで縁に沿って切っていきます。
周りをぐるっとカットすることができたら蓋を持ち上げてオープン。
ニッパーでも缶を開けることができますね。
銅線や鉄線をカットすることができるニッパーですが、刃渡りが短いのでハサミのようにチョキチョキ切ることはできません。
こじ開けるように切るため、切り口がガタガタになるのでけがをしないように注意しましょう。
【コイン(硬貨)】
缶切りの代用品が見当たらない場合でも、コインならいつでも持っているのではないでしょうか。
かなり時間がかかりますが、コインでも缶を開けることができます。
缶の縁にコインを強く押し当て、ひたすらこすり続けます。
穴があいたら、そこから縁に沿って滑らせるようにして開けていき、ぐるっと周りが開いたらオープン成功。
コインは小さく、切り口と手が近いのでけが防止のためにも軍手をはめるとよいでしょう。
代用品すらない場合は岩やアスファルトなどで結合部分が削れる
どうしても代用品が周りに見当たらない場合は、岩やアスファルトでも缶のオープンが可能なことはご存じですか?
岩やアスファルトで、平らな場所を探しましょう。
平らな場所が見つかったら円を描くように缶をこすりつけ、接合部を削ります。
缶詰の中の汁が出てきたら開いてきている目安。
缶の本体部分とフタの間に隙間ができたら缶の横を挟むようにして蓋を開けます。
このやり方だと、汁がほとんど流れ出てしまうことと、異物が混入してしまう可能性があるということに注意が必要ですが、あまり力が必要なく、スピーディーに缶を開けることができますよ。
代用品で缶切りをする時の注意点
缶切りの代用品で缶を開ける時、けがなどをしないように注意点を説明します。
【素手で作業は極力避ける】
素手で作業するのは危険なので極力避け、軍手などで手を守りましょう。
軍手が無い場合は手袋などを着けるのもいいですね。
手を守るだけでなく、素手よりも力が入りやすいのでおすすめです。
【衛生面を考慮できる場合は気をつける】
代用品にもよりますが、こすりながら開ける方法が多いので、こまめに拭き取りながら作業をするのが好ましいです。
缶の金属粉などの混入物が入る場合もあるので、食べる時にも注意して食べましょう。
【缶が滑らないようにタオルや輪ゴムなどを巻いて作業する】
缶を素手で持つと、とても滑りやすいですよね。
力を入れなければならない作業なので滑るとなおさらやりにくくなります。
タオルや輪ゴムを巻いて作業すると滑りにくくておすすめ。
ゴム手袋なども滑ることなく作業を進められるでしょう。
【急いで開けようとせず少しずつ動かす】
缶切りの代用品はあくまで代用品。
スピーディーに開けようとすると手が滑ったりして缶を落としたりけがをしてしまう可能性があります。
急いで開けようとせず、少しずつゆっくりと動かして開けるようにしましょう。
まとめ:缶切りがなくてもいざという時は代用品で解決できる!
缶切りがなくて缶詰が開けられない……という時も諦めないでください。
身近な代用品で開けられるものは必ず見つかります。
ひとつの代用品でなく、穴をあける時やこする時、切る時など別々のものを駆使して開けるという方法もありますね。
キャンプにはトラブルは付きものです。
缶切りがない場合でも焦らず、代用品で解決してみましょう。