【キャンプ場スタッフ監修】アルパカストーブの最新モデルTS-77NCの特徴や使い方、お手入れ方法を紹介します。
キャンプで使う時のメリット・デメリットもまとめました。
アルパカストーブは韓国発の灯油ストーブで、おしゃれなデザインやコンパクトなサイズ感が日本のキャンパーの間で人気です。
今回は、キャンプ歴10年以上のベテランキャンパーAtsuさんにアルパカストーブについて紹介していただきます!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
ネットでアルパカストーブを見て一目惚れしました!欲しいけど、実際の使い勝手が気になります。
まかせて!アルパカストーブはデザイン性が高くてコンパクトだから、キャンパーにも人気の灯油ストーブだよ!2022年に登場したアルパカストーブの最新モデル『TS-77NC』のスペックや使い方・お手入れ方法を紹介するね。メリット・デメリットもまとめたから、ぜひ参考にしてほしいな♪
冬キャンプで暖をとるには灯油ストーブしか勝たん!今回はレトロでかわいいアルパカストーブを紹介します。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
アルパカストーブは韓国発のレトロモダンな灯油ストーブ
キャンパー達の間では人気の高いアルパカストーブ。
ぱっと目を引くおしゃれな見た目にあこがれるキャンパーも多いのではないでしょか。
海外製品でありながら日本の安全基準をクリアしているという、韓国発のアルパカストーブ。
人気の秘密を紐解いていきます。
【メリット】アルパカストーブがおすすめな理由
毎年売り切れ続出のアルパカストーブ。
特にキャンパーの間では人気絶大です。
なぜそこまで人気があるのか、アルパカストーブがおすすめな理由に着目しました。
【シンプルなデザインが可愛い】
アルパカストーブが人気を集める一番のポイントは、そのかわいらしいデザインにあります。
どこか懐かしいようなレトロなデザインにカラー展開も豊富。
かわいいコロンとした形が、置いているだけでサイトがぐっとおしゃれになります。
【持ち運びやすいサイズ感】
寒い季節のキャンプは何かと荷物が多くなるもの。
アルパカストーブは高さ405×幅350×奥行き350㎜で、他の石油ストーブに比べるととてもコンパクトな作りになっています。
持ち運びのしやすいサイズ感は、積載量に制限があるキャンプでかなり重要視されるポイントです。
また設置後にちょこっと移動させたい時にもコンパクトでさっと移動できるとありがたいですね。
【日本の安全基準をクリアした安心の品質】
アルパカストーブは、海外メーカーでは類を見ない日本の安全基準に従った検査をすべてクリアしているストーブです。
製品が日本に到着した時点で全ての検査を実施し、日本燃焼機器検査協会(JHIA)認証を取得しています。
海外メーカーでありながら、安心して使用できる点も評価されている点ですね。
【デメリット】アルパカストーブの残念なところ
メリットがたくさんあるアルパカストーブですが、デメリットももちろんあります。
アルパカストーブの少し残念なところを確認しておきましょう。
【発熱量が調整できない】
アルパカストーブは、発熱量の調整ができません。
ダイヤルを回すと芯が上下するので火力調整ができると思われがちですが、これは炎を一定の位置に合わせるためのもので火力調整のためのダイヤルではありません。
とはいえ、ダイヤルで若干の火力調整は可能ですが、炎の強弱はつけられません。
少し温かくなりすぎた場合はいったん消化し、寒くなってきたら再度点火するという感じで調節を行う必要があります。
火力調整が可能な石油ストーブもあるので、ここは少し残念に感じてしまいます。
【燃焼時間が短い】
アルパカストーブの燃焼時間は、約10時間です。
1泊2日のキャンプであれば十分ですが、2泊以上になると予備タンクは必要になります。
コンパクトであるがためにタンクの容量も小さめなので燃焼時間の短さは仕方がないといえるでしょう。
燃焼時間を長くしたい場合はそれなりにサイズも大きくなってしまいます。
キャンプに持っていくにはコンパクトな方が使いやすいので、灯油が足りない場合は予備タンクで補充するという使い方がベストだと思います。
【給油口が小さくて灯油を入れるのが大変】
アルパカストーブだけでなく、対流型石油ストーブはどの機種にもいえることですが、給油口がとても小さい作りになっています。
電動タイプの給油ポンプなどは使えないものが多く、先が細いタイプの手動の給油ポンプを使わなければなりません。
とはいえ、タンクは小さめなので手動のポンプでもそれほど苦になることはないでしょう。
ホームセンターや100円均一などでよく見かける赤色の給油ポンプは使えるのでご安心ください。
こちらのKOSHINさんの電動ポンプなら使えます!
【最新モデル】アルパカストーブ プラス TS-77NCの特徴
2022年に新モデル「アルパカストーブプラス」が発売されました。
・サイズ:高さ405×幅350×奥行き350㎜
・重量:6.6kg
・点火方法:ライターまたはマッチなど
・タンク容量:3.7L
・燃焼継続時間:約10時間
・暖房のめやす:13~17㎡
・安全装置:耐震自動消火装置(しん高架式)
従来のアルパカストーブと見た目はほぼ変わりませんが、ベージュ・グリーン・レッドなどのカラー展開が豊富になりました。
艶消しのマット質感で個人的にはとても好みです。
天板は今までのホウロウからセラミックコーティングになり、耐久性がアップ。
また持ち運びで必要な取っ手も耐久性がアップしているようです。
置台の取り外し方法も、従来のアルパカストーブはねじが必要でしたが、アルパカストーブプラスはスライドするだけで簡単に取り外し可能に。
その他細かな仕様変更はありますが、形がほとんど変わらないのでケースなどは従来のアルパカストーブと共通の物を使用することができるでしょう。
アルパカストーブの基本的な使い方
アルパカストーブの点火方法と消火方法の基本的な使い方を説明します。
【点火方法】
向かって右側のセットレバーを上にあげてセットした後、しん調節つまみを「燃焼」に止まるまで回して芯を上げます。
燃焼筒取っ手を上に持ち上げて点火用ライターやマッチで点火し、燃焼筒をまっすぐ下します。(ズレていると煙やススがでるので注意)
点火後は炎が安定することを確認し、燃焼筒がズレているようなら取っ手を左右に2~3回動かして正しい位置にセットします。
初めて使用する場合やしん交換後は、しんに灯油がなじむように給油後20分経過後に点火してください。
【消火方法】
「消火」の方向へ、しん調整つまみを止まるまでゆっくりと回します。
消火後は完全に消火したことを確認し、温度が十分に下がるまで注意してください。
緊急消火の場合は、セットレバーを下げることで消火ができます。(においやススが発生することがあるので注意)
アルパカストーブのお手入れ方法
アルパカストーブを長く愛用するためにも、日頃のお手入れはしっかりと行いましょう。
【しんの掃除・交換】
しんはガラスファイバーで消耗しにくい材質ですが、週に1回程度はススやゴミなどの異物がついていないか確認し、ついていればブラシなどで取り除きます。
しんが消耗してきたら、アルパカ純正適合しんを購入し、付属の説明証通りにしん交換を行ってください。
【長期保管方法】
長期間使用しない場合は、必ず灯油を抜いて保管しましょう。
タンク内の灯油を完全に抜いて、しんを下ろさずに自然に消火するまで燃やし切り、タンク内部をよく乾燥させます。
ストーブ全体を清掃し、耐震自動消火装置を作動させ、しんを下げた状態で箱などに入れ、高温多湿にならない安全な場所に水平に保管してください。
アウトドアの灯油ストーブならアルパカストーブ!
レトロでかわいいアルパカストーブの魅力は、その見た目だけでなく使い勝手の良さや安全性にも定評があります。
サイトを温めて暖を取ることはもちろん、天板がフラットなので調理をすることも可能。
アウトドアだけでなく、自宅や災害時にも活躍してくれます。
寒い時期、アルパカストーブを持ってキャンプに出かけ、サイトをおしゃれに温かく飾ってみませんか?