【キャンプ場スタッフ監修】キャンプにおすすめの包丁10選をご紹介します。今回は、ベテランキャンパーZenさんが、持ち運びや収納に便利なケース付き・まな板セットのアイテムを中心にまとめました。自分にあったアウトドア用ナイフを選ぶための5つのポイントも参考にしてくださいね。
キャンプに包丁を持っていく際、銃刀法違反にならないための注意点も解説しますので、最後まで読んでくださいね。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプでの調理用に、包丁を買おうかなと思っているのですが、おすすめはありますか?包丁を持ち歩くのって、銃刀法違反にならないのかも気になります……!
任せて!アウトドアにおすすめの包丁10選を紹介するね!ケース付きのものや、まな板とセットになったものは持ち運びに便利だよ♪基本的にキャンプに包丁を持っていくのは銃刀法違反にはならないけど、注意点もあるから事前にしっかり確認しておこう!
家で使っている包丁でもアウトドアでは使えますが、野外で使用することを前提としたキャンプ用包丁を用意しておいたほうがいいですよ。選び方や素材による違いなどを紹介しますので、参考にしてくださいね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
アウトドアで調理を楽しむときに重要なのが包丁選び
キャンプで調理をするときに包丁は重要なアイテムになります。
キャンプやアウトドアで「ナイフ」ではなく「包丁」を選ぶことで得られるメリットは、料理のしやすさや安心感にあります。
ナイフは軽量で携帯性に優れているものの、包丁の方が料理の幅が広がり、本格的な調理を楽しめるのが魅力です。
特にキャンプでは、野菜や肉のカットが多くなるため、包丁のほうが安定していて作業がしやすい点がポイント。また、普段家庭で使い慣れている形状のため、扱いやすく、安全性も確保しやすいです。
キャンプでも自宅と同じように丁寧に調理を楽しみたいなら、しっかりとした切れ味と扱いやすさを持つ包丁がベストです。
自分にあった包丁を選んで美味しいキャンプ飯を作ってくださいね。
キャンプ場に包丁を持っていくのは銃刀法違反になる?
キャンプ場で包丁を持ち運ぶ際は、「銃刀法」に注意が必要ということ覚えておきましょう。
刃渡り6cm以上の包丁を正当な理由なく所持すると違法になるため、キャンプ用として使う目的を証明する必要があります。
また、刃を安全に収納できるケースやまな板とセットにするなどして、法律に違反しないようにしてくださいね。
キャンプ場に包丁を持参すること自体は、正当な理由があるため銃刀法違反には該当しません。
持ち運びの際には特に以下の3点に注意しておきましょう。
【刃渡り6cm以上の刃物の携帯】
銃刀法では、刃渡り6cmを超える刃物を正当な理由なく携帯することを禁止しています。
6cm以上の場合、キャンプでの使用は正当な理由とみなされますが、移動中もその目的が明確であることが重要です。
6cm以下でも正当な理由がない場合は、「軽犯罪法」になる場合があるので、気をつけましょう。
【適切な収納】
包丁はケースやカバーに入れ、すぐに取り出せない状態で持ち運ぶことをおすすめします。これにより、怪我や事故も防ぐことができるよう安全性が確保されますし、万が一の際にも正当な理由を説明しやすくなります。
【キャンプ終了後の管理】
キャンプ後、車内に包丁を放置することは避け、自宅に速やかに戻すよう心掛けましょう。正当な理由がない状態での所持は問題となる可能性があるからです。
うっかりそのまま車に積み込んでいた、なんてことにならないよう気をつけようね!
キャンプ・アウトドア用の包丁の選び方!5つのチェックポイント
安心感と安定感のある包丁。キャンプでも自宅にいる時のように料理したいですよね。
ここからはアウトドア用の包丁を選ぶときのポイントを紹介します。
①:刃渡り(刃の長さ)
②:刃の種類
③:刃の素材
④:柄の素材や形
⑤:持ち運び(ケース)
この5つをチェックして選びましょう。
【調理スペースやまな板に合わせて刃渡り(刃の長さ)を選ぼう】
キャンプ用の包丁は、まな板の奥行きを超えない程度の刃の長さが理想です。まな板を後から購入する際も、包丁のサイズを考慮してください。
狭いまな板での作業がしづらくなったり、刃がまな板より大きいと調理がしにくく、ケガの原因にもなることも。安全で快適な調理のためには、まな板のサイズに合った包丁を選ぶことが大切です。
大きな刃を使いたい場合は、それに見合ったサイズのまな板を選びましょう。
【刃の種類は直刃(すぐは)・波刃(なみば)がある】
包丁には、直刃(すぐは)と波刃(なみば)の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
直刃は、幅広い食材に対して使いやすく、鋭い切れ味を活かしてきれいに切れます。切り口も美しく仕上がり、自分で研ぐのが容易です。汎用性が高く、日常的に使う包丁として便利です。
一方、波刃は、直刃では切りにくい食材もカットでき、ギザギザの部分で引っかかりながら切るため、硬い食材や皮が厚い食材に適しています。ただし、押し切りには向かず、自分で研ぐのは難しいという特徴があります。
両方の包丁を持っていると便利ですが、1本で直刃と波刃の機能を兼ね備えた包丁も存在します。
【自分にあった刃の素材を選ぼう】
包丁の刃には、鋼、ステンレス、セラミックの3種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
鋼の包丁は切れ味が鋭く、研ぎやすいという特長がありますが、錆びやすいため手入れが重要です。
ステンレスは錆びにくく、欠けにくいため、耐久性がありますが、切れ味は鋼に比べて劣ります。
セラミックは切れ味が長持ちし、軽量で使いやすいですが、刃こぼれしやすいという欠点があります。
キャンプでは、使用後すぐに洗えないことも多いため、錆びにくいステンレスやセラミック製の包丁が最適です。ご自身にあった刃の素材を選んでくださいね。
【更にこだわりたい人は柄(ハンドル)の素材や形に注目!】
包丁のハンドルには、ラバー、プラスチック、木の3種類があります。それぞれの素材にはメリットとデメリットがあります。
ラバーは、握り心地が良く、手が滑りにくいため、使いやすいですが、熱に弱いという欠点があります。
プラスチックは低価格で、水濡れや汚れに強いですが、手が滑りやすいことがあります。
木は手触りが良く、美しい外観が魅力ですが、腐食や割れが発生することもあります。
ハンドルの素材は好みによります。気軽に使いたいならラバーやプラスチック製のものが便利で、見た目の美しさを重視するなら木製のハンドルがおすすめです。
【まな板セットやケース付きの刃物は持ち運びに便利!】
刃を保護するケース付きの包丁や、まな板とセットになった包丁は、持ち運びに便利です。特に、まな板の中に包丁を収納できるモデルは、安全に持ち運べ、ケースやまな板を別に用意する必要がありません。折り畳むとケースになるタイプは、サイズの不一致を心配する必要もなく、コンパクトに収納できるのでおすすめです。
キャンプ場スタッフが選ぶキャンプにおすすめの包丁10選!
有野実苑オートキャンプ場のスタッフが、数あるなかで特におすすめなキャンプ用包丁を10個ピックアップしました。
【ロゴス(LOGOS) 安全・サヤつき包丁】
キャンプでの持ち運びや安全面がしっかり考えられたデザインが魅力。刃を保護するサヤが付いているので、収納中や移動中に刃がむき出しにならず、安心して使えます。サヤにはストッパーも付いていて、カチッとしっかり固定できるので、さらに安心感アップ!
サイズは全長約33cm、刃渡り約20.5cmとちょうどいいサイズ感。重量も約145gと軽量で、キャンプ道具と一緒に持ち運ぶのにもぴったりです。ステンレス製で、握りやすく扱いやすいから、キャンプ飯がもっと楽しくなりますよ。
サイズ | 全長:約33cm、刃長:約20.5cm |
重量 | 約145g |
素材 | ステンレス鋼 |
付属 | 収納ケース付き |
【ユニフレーム(UNIFLAME) ギザ刃 牛刀】
切れ味に優れたモリブデンバナジウム鋼を刃部に採用しており、肉はもちろん、カボチャのような硬い食材でもスムーズに切ることができます。かなり良い切れ味に驚く続出!
また、刃にはディンプル(凹凸)が施されており、牛刀として切り離れが良く、食材が刃にくっつきにくい構造です。切れ味と使い勝手を追求したこの包丁は、アウトドアでの本格的な料理にも最適ですよ。
サイズ | 全長:約31cm、刃長:約180cm |
重量 | 約120g |
素材 | 刃部:モリブデンバナジウム・ステンレス刃物鋼 柄:木材 |
付属 | 収納ケース付き |
【ユニフレーム(UNIFLAME) ギザ刃 キャンプナイフ】
刃物の名産地である岐阜県関市で製造された国産ナイフです。先端部分にはギザ刃が施されており、硬い食材にも確実に噛み込み、切りやすい形状となっています。
先端以外の部分はストレート刃になっており、通常のキッチンナイフとしても幅広く活用できます。日本製の高品質と機能性を備えたこの包丁は、アウトドアや家庭での調理にも適した一本です。
サイズ | 全長:約22cm、刃長:9.5cm |
重量 | 約38g |
素材 | 刃部:ステンレス刃物鋼(420J2) 柄:ABS樹脂 |
付属 | 収納ケース付き |
【nCamp プレミアム 折りたたみ 三徳包丁】
nCampの折りたたみ式の包丁は、キャンパーにとって頼もしいアイテム!ただの折りたたみナイフではなく、食材のカットやスライスがしやすいように特別にデザインされています。
刃にはプレミアムな9Cr18MoV鋼(高級ステンレス鋼)を使用していて、丈夫で錆びにくいのが特徴。アウトドアでも切れ味が長持ちするので、何度でも使えて安心です。
キャンプ道具は軽さが大事!重さ約170gと軽量で、片手で簡単に開けるように設計されています。広げたときは27.2cm、折りたたむと14.6cmとコンパクトで、持ち運びも便利。
さらに、ハンドルにもこだわりが。プレミアムタイプはブナ材を使用していて、持ちやすく安全。見た目もおしゃれで高級感あり。こだわりたいキャンプギアにぴったりのデザインです。
サイズ | 全長:27.2cm、折りたたみ時:14.6cm |
重量 | 約170g |
素材 | 刃部:合金鋼 柄:ブナ材 |
付属 | 収納ケース付き |
【MSR ALPINE シェフズナイフ】
アウトドアで本格的な調理を楽しむために設計された高品質なシェフナイフです。頑丈なステンレス製のブレードは耐久性に優れ、肉や魚、野菜などさまざまな食材をスムーズにカットすることができます。
また、フルタング構造により刃からハンドルまで一体型になっており、優れたバランスと安定した切れ味を提供します。コンパクトなデザインで持ち運びやすく、キャンプやアウトドアでの調理にも最適です。
サイズ | 約25.4 x 1.27 x 6.35 |
重量 | 約100g |
素材 | 刃部:ステンレス鋼 |
付属 | 収納ケース付き |
【スノーピーク(snow peak) マナイタセット】
スノーピークの折り畳み式のまな板セットは、コンパクトで衛生的に持ち運べる優れたデザインが特徴です。まな板を開くと中に包丁がセットされており、使いたいときにすぐ取り出せます。
また、包丁はマグネットによってしっかりと固定されているため、移動中や収納時に落下する心配がありません。折り畳むことでかさばらず、切れ味も抜群!アウトドアやキャンプなどでの調理に非常に便利なセットです。
サイズM | 35.8長さ x 23.5幅 x 3.6厚み cm |
重量 | 約850g |
素材 | 木材、ステンレス鋼、ゴム |
付属 | 収納ケース(まな板)付き |
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) まな板 包丁セット】
キャプテンスタッグのまな板と包丁のセット。コンパクトに折りたたんで持ち運べる便利なアイテムです。ソロキャンプやファミリーキャンプなど、さまざまなシーンで使いやすいちょうど良いサイズ感。
まな板には抗菌剤が使用されているため、細菌の発育や増殖を防ぐ効果があるので、衛生的に使用できます。さらに、切り分けに便利な目盛が付いており、正確な調理が可能です。
サイズ | (約)マナ板/280×150×厚さ16mm(使用時) 包丁/全長250mm×刃長150mm |
重量 | 約200g |
素材 | ステンレス鋼 |
付属 | 収納ケース(まな板)付き |
【良木工房(YOSHIKI) 竹製 まな板 包丁セット】
包丁をまな板に収納できるタイプの竹製のセット。持ち運びが非常に簡単で、携帯にも便利です。まな板は、FSC認証を受けた天然竹素材を使用しており、環境にも配慮されています。
竹素材は優れた抗菌・防臭効果を持ち、木製のまな板と比べて細菌の繁殖を抑えるため、衛生的に使用できます。また、竹は水切れが良く、乾きが早いため黒カビが発生しにくく、肉や魚を切っても色や臭いが残りづらいという特徴があります。これにより、いつでも清潔に使い続けることができ、アウトドアでの調理に最適なセットです。
サイズ | (約)マナ板/280×150×厚さ16mm(使用時) 包丁/全長250mm×刃長150mm |
重量 | 約700g |
素材 | 天然竹、ステンレス |
付属 | 収納ケース(まな板)、収納袋1枚付き |
【ロゴス(LOGOS) Bamboo ナイフ&まな板セット】
ロゴスのナイフ&まな板セットは、天然竹を使用したまな板と切れ味の良いナイフが含まれており、キャンプにおすすめ。まな板は抗菌・防臭効果が高く、軽量で丈夫な天然竹を使用しているため、衛生的で扱いやすいです。また、竹は水切れが良く乾きやすいため、キャンプなどのアウトドアシーンで特に便利。
ナイフは鋭い切れ味を持ち、肉や野菜などさまざまな食材を簡単に切ることができます。アウトドアでの調理をより快適にし、楽しい食事の時間を提供してくれるアイテムです。
サイズ | まな板:(約)幅24×奥行24×厚さ1.5cm ナイフ:(約)20.5cm |
重量 | 約640g |
素材 | 竹, ステンレス鋼, エンジニアリングウッド |
付属 | 収納ケース(まな板)付き |
【PRIMUS(プリムス) CF カッティングセット】
PRIMUS (プリムス) CF カッティングセットは、アウトドアでの調理に最適なコンパクトで高品質なステンレスの包丁とオーク材を使ったまな板のセットです。切れ味もいいので肉や野菜をスムーズに切ることができます。
軽量で持ち運びやすく、アウトドアでの使用にぴったりのアイテム!
サイズ | まな板:(約)幅24×奥行24×厚さ1.5cm ナイフ:(約)20.5cm |
重量 | 約570g |
素材 | ステンレス, オーク材 |
付属 | 収納ケース、まな板付き |
まとめ:アウトドアの調理に適した包丁を選んでみよう!
キャンプ料理で欠かせないアウトドア用包丁を紹介しました。
家の中とまったく違う環境で使用しますので、普段使っているものではなく、キャンプ用を用意しておいたほうがいいでしょう。
素材によって特徴も値段も異なりますので、購入前に今回紹介したことを参考にしていただき、お気に入りのアイテムをゲットしてみてくださいね。
ナイフの研ぎ方が知りたい人は、以下の「ナイフの研ぎ方3つのコツ!アウトドア用ナイフ・包丁を切れ味よく研ぐ方法を種類別に解説」記事を読んでみてね♪