土曜日, 11月 23, 2024
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やごを育てて観察しよう!トンボの幼虫の飼育方法と成長過程について

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】水辺近くに生息する「やご」は春から秋などキャンプでも過ごしやすい季節に発生する虫で、山間部や池、田んぼなどで見かけることが多いです。

でも実はやごは幼虫の総称で成虫になると夏〜秋によく見かけるトンボになります。

この記事では、やごの生態や捕まえる方法、飼育のポイントなどを解説します。

やごに関する飼育方法や注意点などを知るためにもやごの生態を把握しておきましょう。

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!

春から秋にかけて水辺に生息するやごってどんな虫なんですか?キャンプで捕まえて家で育てることは可能ですか?

やごはよく学校のプールなどでも羽化することで知られている虫で、成虫の正体はトンボ♪キャンプ地などで水辺が近いと見ることもあるよ!やごは飼育も可能だから、子供が自然に触れあうきっかけにもなるよね

やごってよく聞くけど、飼育方法はあまり知らない人が多いかもしれませんね。今回は、やごってどんな虫なのか?飼育するにはどうしたらいいのか?を解説しますので、参考にしてください。

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

やごってどんな虫?

キャンプ場でもよく見かける「やご」。実はどんな虫なのか知らない人も多いかもしれません。

「やご」とは、トンボの幼虫です。水中で生活するため、水生昆虫として知られています。特に綺麗で清潔な水環境を好む昆虫です。

その独特なやごの生態と生活環境について知ることは、水質など自然環境を理解する上で大切です。

やごがどんな虫なのか覚えておきましょう。

やごの成虫は「トンボ」

やごが成長して変態すると、成虫は「トンボ」になります。やごは自分で観察や飼育することが可能で、特に教育や研究の対象として利用されます。

トンボは、軽やかに空を飛ぶ姿が美しく、観察するのがとても楽しい昆虫です。トンボの成虫は、水の中で生活するやごとは違い、空中で自由に飛び回ります。  

トンボは、鋭い目と優れた飛行能力を持っていて、小さな虫を捕まえて食べます。ホバリングや急な方向転換、後ろ向きに飛ぶことができ、その飛行技術は本当にすごいんです。 

繁殖期になると、水辺に戻って卵を産み、次の世代のやごを育てるんですよ。

やごの観察を通じて、昆虫の生態や変態の仕組みについて学ぶことができます。お子さんと楽しく夏休みの自由研究としてやごを観察するのもいいですね。

キャンプでも見かける?やごの生態をくわしく知ろう!

やごの生態について解説します。

知っているようで知らないこともたくさんありますよ。

やごの生息地は「水辺」

やごは水中で生活し、成虫になるまでの間、捕食活動を行いながら成長します。

やごは主に淡水の環境に生息しています。池や田んぼ、小川や湖など、静かな水辺でよく見られます。

学校のプールでも目にすることがありますよ!

もしやごを探すなら、透明度が高く、水草が豊富に生えているような場所が最適です。

水辺に行って、石の下や水草の間をそっと探してみると、やごの姿を見つけることができるかもしれません。

やごは肉食系でメダカなどを捕食して成長する

他の水生生物、小魚や水生昆虫などを捕食して成長します。

やごの下唇(ラビウム)は伸縮自在で、これを使って獲物を捕らえます。

やごは水生生態系の中で重要な捕食者として機能し、他の水生生物の個体数を調整する役割を果たしているのです。

やごの発生時期はいつ頃?

やごの発生時期は種類や地域によって異なりますが、一般的に春から夏にかけて発生します。

温暖な地域では早春から、涼しい地域は晩春です。

春から初夏にかけて卵が孵化し、やごになります。夏までに活発に成長し、脱皮を繰り返します。

そして夏から初秋にかけて陸上に上がり、脱皮をして成虫(トンボ)になります。

主なやごの種類

◾️ギンヤンマ

大型で体は緑がかった色です。下唇が大きく発達し、長い脚と大きな頭部が特徴。

大きな池や湖、ゆったりとした流れの川に生息しています。

◾️オニヤンマ

非常に大型で、暗褐色。力強い体型と大きな下唇が特徴の強力な捕食者です。

清流や山間部の川に生息し、流れの速い水域でも生息可能です。

◾️アキアカネ

小型で細長い体型をしており、動きは素早い。体色は、薄い褐色から茶色です。

幼虫から成虫に!脱皮を繰り返し最後に羽化をする

やごは何度も脱皮を繰り返しながら成長します。

最終的に成虫になるためには、複数回の脱皮を行い、最終的にやごは水中から出て陸上で最後の脱皮を行い、幼虫のやごから、成虫のトンボになります。   

ちなみにやごは、チョウのようにサナギにはなりません。トンボのようにサナギにならない昆虫を不完全変態と言います。

やごの飼育方法と注意点

やごを飼育するにはどのような方法があるのでしょうか?

知っておくべき注意点も解説します。

やごを飼育する前に飼育環境を整える

まず、水槽の底に4〜5cmの砂利を敷きます。

さらに、やごの足場や隠れ家となる水草、小石、木の棒などを配置してください。

木の棒は、幼虫から成虫になるときにやごが登るために必要な棒です。

飼育水は水道水で構いませんが、カルキ抜きが必要です。

水道水を1日汲み置きしてから使用するか、市販のカルキ抜きを利用しましょう。

簡易的な水槽として、ペットボトルの側面を切るのもおすすめです!手を切らないように気をつけてくださいね。切り口で怪我しやすいので、ビニールテープなどを貼ることを忘れずに!

餌は小さな昆虫!ペットショップで購入もできる

やごは生きた昆虫や魚を食べます。

具体的には、ミミズ、ミジンコ、ヒメダカ、オタマジャクシ、アカムシなどを与えましょう。

餌の量は毎日の世話の中で適量を覚え、多すぎず少なすぎずに調整します。

餌(赤虫)はペットショップで購入できますよ!

やごは擬態や死んだふりが得意なので注意が必要

やごは、種類によって死んだふりをします。

まわりに溶けこんで見えにくくなるような体の色や形をすることを擬態といいます。

やごは、そんな擬態も得意なので飼育する際は注意が必要です。

やごの飼育環境はこまめにメンテナンスを

やごを元気に育てるために、飼育環境はこまめにメンテナンスをしてください。

やごは綺麗な水で生きるため、水質の管理がとても大切です。

水温は20〜25℃に保ち、高すぎたり低すぎたりしないように注意が必要です。

飼育ケースが小さい場合は、ろ過装置を設置することで水質を保ちやすくなります。これでやごにとって安全な環境を維持することができますよ!

【水槽に入れた棒に登ってくれば成虫になる合図】

やごが成長して成虫になる準備が整うと、水槽に入れてある棒や植物に登ってくることがあります。これは、やごが水から上がり、トンボの成虫になるための変態を始める合図です。

やごは通常水中で生活していますが、成虫になる際には水から出て、安全な場所で脱皮を行います。水槽の中に棒や植物を入れておくと、やごがそれに登ることで変態の準備をしていることが分かりますよ。

この時期には、やごが落ち着いて変態できるように、環境を静かに保つことが大切です。そっと見守ってあげましょう。

【成虫になっても飼育したい場合はそれなりの環境が必要

成虫の飼育は難しく、慣れていないとすぐに死なせてしまうことがあります。餌もいきた昆虫が必要です。

そしてトンボのような飛ぶ昆虫は飼育ケースでは飼うのが困難です。広いスペースで自由に飛べるようにする必要があります。

もし自宅で買う場合は、広いスペース、トンボが休むための足場を用意してあげましょう。止まり木や小枝を置いてあげてください。

また直射日光は避けたほうが無難です。飼育する場所は注意しましょう。

トンボの自宅飼育は、結構難易度が高いです。羽化の観察まで終わったら、自然に返してあげたほうがいいかもしれませんね。

まとめ:やごを捕獲して飼育するためにも正しい知識を身につけよう

生き物を飼育するには、その生態のことをよく知っておく必要があります。なぜなら、知らないとすぐに死なせてしまうからです。

正しい知識を身につけていれば、少しでも長生きさせてあげることができます。

責任をもって、やごを飼育してあげてくださいね。

有野実苑オートキャンプ場では、トンボがたくさんいるよ!チョウやカブトムシもいて、自然いっぱい!遊びにきてね♪

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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