【キャンプ場スタッフ監修】焚き火の火起こしにあると便利な火吹き棒のおすすめ15選!
キャンプ芸人のヒロシさん愛用アイテムから、ロゴスやスノピなど人気のキャンプブランド製品、100均の火吹き棒まで、幅広く紹介します。
今回は、キャンプ歴5年のソロキャンパーおとうさんが、タイプ別の火吹き棒の特徴や使い方や自作する方法を紹介してくれます。
今すぐおすすめの火吹き棒を知りたい人は、下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
焚き火の火起こしをする時に火吹き棒があると便利と聞きました。見た目も格好良いし買ってみたいのですが、おすすめのアイテムはありますか?
まかせて!火吹き棒があると火起こしが簡単になるし、アウトドアらしい見た目もテンションが上がるよね♪今回はおすすめの火吹き棒を15種類紹介するよ!人気お笑い芸人キャンパーヒロシさん愛用のアイテムもあるからチェックしてみてね♪気軽に火吹き棒を使ってみたい人は100均のアイテムや自作もおすすめだよ!
火吹き棒があると火起こしの成功確率がグッと高くなります。
くわえて火力の調整も安全に、かつ行いやすくなるので、キャンプで焚き火を楽しむ際は火吹き棒を使うことを強くおすすめします。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
「火吹き棒」とは?あると便利なの?
火吹き棒とは、火起こしや焚き火をする際に燃焼を促すために口にくわえ息を吹きかけるための道具です。「ふいご」とも呼ばれることがあります。
燃焼を促すために空気を送るには、うちわでもよいと思われるかもしれませんが、うちわでは薪全体に空気を送ってしまい強さの加減も難しいのです。
その点火吹き棒は、細い筒状の棒(ストローと同じ)で自分の口からピンポイントに空気を送るので、狙ったところに、丁度よい加減で空気を送ることができます。
火吹き棒の基本的な使い方
火吹き棒の使い方は簡単です。
- 息を吸い込む。
- 火吹き棒を口にくわえる。
- 空気を当てたい場所に火吹き棒の出口を近づける。
- 好みの加減で息を吹き付ける。
このときに注意したいのが、1と3の順番を間違えないこと。
間違えると煙や一酸化炭素を吸ってしまい、むせたり一酸化炭素中毒になってしまうことがあり危険です。
火吹き棒を選ぶ時の3つのチェックポイント
この項では、火吹き棒を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
火吹き棒と一口に言ってもその種類は様々です。
火吹き棒を選ぶ際に見ておくべきポイントは以下の3点。
- タイプ:分割、伸縮、ワンピース
- サイズ:長さ
- 素材:竹、アルミ、ステンレス
では詳しく見ていきましょう。
【タイプから選ぶ(分割・伸縮・ワンピース)】
まずは火吹き棒のタイプから。
火吹き棒のタイプは3つありそれぞれに特徴があります。
- 分割:組み立ては面倒だが、高級感がある。
- 伸縮:簡単に使える。コンパクトになるので、ソロキャンプに最適。
- ワンピース:コンパクトにならないのがデメリットだが、持ち手が木になっているなど、趣向を凝らした作りの商品も多い。
筆者は伸縮を使っていますが、使い勝手は悪くありません。
もう少し長いといいなと思うこともありますが、ソロが多いのでワンピースだと長い気がしています。
車で行くなら持ち運びに余裕があるので、ワンピースの凝った造りは魅力ですね。
分割は竹製があるなど、素材自体に高級感があるのは魅力です。
【サイズ(長さ)・収納のしやすさから選ぶ】
サイズは伸縮→分割→ワンピースの順で長くなります。(※商品によって異なる)
長ければ顔から焚き火までの距離が長くなり、安全に使えます。しかし、長くなる分息を拭くときに力が必要になるデメリットが発生します。
短いのはその逆で、焚き火と顔の距離は近くなりますが、吹く力は少なく済みます。
また、移動手段によっては収納時のサイズも気にかけましょう。
収納サイズも上記の順に長くなり、ワンピースは収納サイズと使用サイズが同じなので、道具をコンパクトにする必要がある場合は注意が必要です。
【素材から選ぶ(竹・アルミ・ステンレス)】
火吹き棒の素材は大きく3つ。
竹、アルミ、ステンレスです。
- 竹:素材自体に柔らかさがあり、意外と強度もあります。コンパクトにはなりませんが、雰囲気は魅力です。
- アルミ:軽量で低価格なのが魅力です。その分耐久力が欠点ですが、上手に使えば長く使えます。
- ステンレス:最大の特徴は錆びにくさ。耐久力が高く手入れが簡単なので、初心者のはじめの一本に最適です。
キャンプ場スタッフおすすめの火吹き棒15選!タイプ別に紹介
ここまで紹介したように、火吹き棒はタイプも素材も様々です。
ここではタイプ別におすすめの火吹き棒を全部で15モデル紹介します。
使うシーンを想像しながらあなたに最適な一本を見つけてください。
【分割タイプのおすすめ火吹き棒5選】
分割タイプのおすすめ火吹き棒を紹介します。
■スノーピーク(snow peak) 火吹き棒 N-110
日本を代表するアウトドアメーカー、スノーピークの分割タイプ火吹き棒です。
長さは875㎜と十分あり、大きな焚き火台でも距離を取って安全に火起こしできます。
持ち手と口は竹の集成材でやわらかい造りと、高級感を演出しています。
煙を吸い込む心配のない逆止弁付き。
・サイズ:本体サイズ:30x58x875(h)mm/収納時:30x62x450(h)mm
・重量:本体/310g
・セット内容:本体、収納ケース
・材質:ステンレス、竹集成材、耐熱シリコンゴム、ポリプロピレン樹脂、ニトリルゴム
■TOKYO CRAFTS マグナブラスター
直径3.2㎝とちょっと太く感じる火吹き棒です。しかも分割タイプで長さが50㎝と短い。
その理由は使い方にあります。
この火吹き棒は直接口を付けずに、少し離して使います。
口を離して息を吹き込むことで周りの空気も同時に、たくさん送れる仕組みなのです。
直径が太めなので、湿気がこもり難いのと、筒の中を掃除しやすいメリットにもなっています。
・サイズ:収納サイズ:20 x φ3.2cm
・使用サイズ:50xφ3.2cm
・材質:本体:アルミニウム、収納ケース:ナイロン
・重量:125g
■ZEN Camps 火吹き棒 ふいご
一生物の火吹き棒。まさにそう呼びたくなる趣の火吹き棒です。
真鍮のマウスピースと吹き出し口は職人の手で一つひとつ削り出されています。
また、本体はアルミニウムなので、豪華さと同時に軽さも実現しています。
ストラップは革製、収納袋はコットンというこだわりです。
・使用サイズ:58.7cm 収納サイズ:35cm
・重量:本体:約205g 収納時:約225g
・材質:アルミニウム 真鍮
■【野良道具製作所】 ALL真鍮製火吹き棒 「野良ブラスター」
オール真鍮製の火吹き棒です。
重さは440gと火吹き棒としては重量級ですが、真鍮の手触り感と併せ所有欲を満たしてくれます。
新品の時は輝いていますが、使いこむほどに鈍い光に変わっていく過程も真鍮製の商品を扱う楽しみならではです。
・素材:真鍮
・サイズ:20.2×18.4×4.6cm
・重さ:440g
■キャンビングムーン(CAMPINGMOON) 焚き火 火吹き棒
ジェラルミン削り出しの火吹き棒です。
高精度で削り出された火吹き棒は、吹く息のコントロールがしやすく、火起こしが楽になります。
また、切削した跡も美しく、手に取り眺めていたくなる商品です。
・使用サイズ:(約)64.5×2.4cm; 吹き出し口の直径0.9cm
・収納サイズ:33.5×直径2.4cm
・重さ:約265g
・材質:ジェラルミン
【伸縮タイプのおすすめ火吹き棒5選】
伸縮タイプのおすすめ火吹き棒を紹介します。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ふいご 火吹き棒
収納時は110㎜とコンパクトで、使用時はびよ~んと伸びて480㎜になる伸縮タイプの火吹き棒です。
収納時はポケットに入るサイズなので、アウターやズボンのポケットに入れておけばじゃまになりません。クリップが付いているのでさらに安心です。
使用時も480㎜と、けっして長くはありませんが、必要十分な長さを確保しています。
価格は安心のキャプテンスタッグです。
・サイズ(約):長さ110~480mm
・材質:本体:アルミニウム合金(表面加工:アルマイト)、スライド部:ステンレス鋼、収納バッグ:ポリエステル
・重量(約):40g
■ロゴス(LOGOS) LOGOS 火吹き棒
伸縮タイプの火吹き棒は、見た目的にチープな物が多いのが現実です。
でもこの火吹き棒はマウスピースに木材を使用し、高級感があります。
しかもロゴスならではのお求めやすい価格でです。
使いやすくて携帯性に優れ、さらに高級感のある火吹き棒を探しているならこれをおすすめします。
・サイズ:(約)直径3.5×長さ27.5~70cm
・収納サイズ:(約)直径3.5×27.5cm
・主素材:ステンレス、木材、合成皮革
・総重量:(約)75g
■[Maxboost(マックスブースト)] ポケットふいご
ソロキャンプの第一人者、芸人のヒロシさん愛用の火吹き棒です。
収納時は9.5㎝、使用時は48.5㎝になるので、装備をコンパクトにしたいソロキャンプには最適な火吹き棒です。
これならソロキャンプでも焚き火を楽しんでいるヒロシさんも納得できますね。
道具の軽量化を考えている人におすすめの火吹き棒です。
・使用サイズ:48.5×Φ1.2㎝
・収納サイズ:9.5×Φ1.2㎝
・素材:ステンレス
・重さ:40g
■Bush Craft Inc. ブッシュクラフト ファイヤーブラスター
アウトドアでも特に最小限の道具で楽しむスタイル「ブッシュクラフト」を提唱しているBush Craft Inc.から販売されている火吹き棒です。
最低限の道具と言えども火起こしはしなければならないので、火吹き棒は必須です。
その趣旨にマッチした火吹き棒はどこまでも軽く、どこまでもコンパクトな造りになっています。
その造形は無垢のステンレスでこれまたシンプル。
余計な物を無くした質実剛健な火吹き棒を探しているならこれ。
・収納時:約92mm
・使用時:約476mm
・重さ 本体 :約21g ケース:約5g
・素材 本体 :ステンレス ケース:本革
■Tokyo Camp 火吹き棒
伸縮タイプの火吹き棒は、収納サイズの小ささから無くしてしまいがちなのが欠点です。
小さいのにくわえてケースが暗い色が多いのもそれに拍車をかけています。
その点この火吹き棒はケースが灰色で明るく、土や芝の上に置いても目立つので、無くす心配が少なくすみます。
その他にも天然木を使用したグリップは、使いこむほどに手に馴染み深い色合いになるので、愛着もドンドンましてきます。
無くす心配の少ないケースに入れて、長く使って欲しい火吹き棒です。
・使用サイズ:使用サイズ:最大(約)500mm
・収納サイズ:(約)110mm
・素材:本体:ステンレス/グリップ:天然木
・重さ:約28g
【ワンピースタイプのおすすめ火吹き棒3選】
ワンピースタイプのおすすめ火吹き棒を紹介します。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 火吹竹40cm
the竹。
時代劇の入浴シーンに出てきたあれです。
これ以上なくシンプルな道具の使いやすさは歴史が証明しています。
コンパクトさよりも、雰囲気を求めたい人におすすめです。
・材質:天然竹
・サイズ(約):外径30×長さ400mm
■ファイヤーサイド ファイヤーブラスター
長い火吹き棒で狙ったところに息を吹きかけるのは実は難しかったりします。
その時に中間点を手で持つのですが、金属むき出しでは何となくさわり心地がよくないですね。
その点この商品は中間点にブナ材を使い、 素手で持っても硬い感触がしません。
ブナ材はマウスピースにも使用しているので、デザイン面でも高級感を出しています。
・サイズ:長さ約600mm
・重量:120g
・材質:アルミ、ブナ材
■huanbush 火バサミ 火吹き棒 一体型
焚き火をするには火吹き棒と同時に火ばさみも必要ですね。
その2つを1つにしたアイデア商品です。
火吹き棒としては若干短いですが、ソロキャンプで行う焚き火の大きさであれば十分使えます。
何より持って行く道具を減らせるメリットは大きいです。
ハンガーに引っかけられるフックも付いているので、マウスピースが汚れる心配もありません。
・サイズ:45×34㎝ パイプ径8㎜
・素材:スチール、天然木
・重さ:276g
【火吹き棒は100均でも購入可能!】
火吹き棒は100均でも売ってます。
高級感のある火吹き棒もありますが、目的と機能が単純なので100均の火吹き棒でも十分と言えます。
オンラインショップでの紹介がないので掲載できませんが、ダイソーやキャンドゥのほかにセリアでも取り扱いがあるので、気になる人は実店舗に行った際にチェックしてみてください。
■ダイソー 火吹き棒
100円で買える火吹き棒の登場です。
機能がシンプルなので、これで十分とも言えます。
使用時の長さは62㎝あるので本格的な火吹き棒と遜色ありません。
はじめての火吹き棒におすすめです。
・サイズ:Φ1×13cm
・素材:ステンレス
■キャンドゥ 伸縮式火吹き棒
伸縮タイプの火吹き棒が100均で買える時代になりました。
息を吹き込むだけなので、100均商品でも十分機能します。
100均と侮るなかれ。マウスピースにはシリコーンが使われていて、口を付けた際の冷たい感触がない親切設計です。
・本体サイズ(約):12.7~42cm
・材質・成分:本体:ステンレススチール、拭き口:シリコーンゴム
火吹き棒は自作できる?
実は火吹き棒は自作できます。
しかも100均の材料を使って。
作り方はいたって簡単です。
・伸縮する中が空洞になった棒(自撮り棒やポインタが最適)
・ニッパー
・ヤスリ
【作り方】
①自撮り棒やポインタの棒以外の部分を外す(手で外れない場合はニッパーで切る)
②棒の先端が空洞になっているか確認する(なっていなければ空洞のところまで切る)
③バリをヤスリで整える
先に100均で売っている火吹き棒を紹介しましたが、自作するのも愛着が沸いておすすめです。
また、ポインターで作ると物によってはクリップが付いているので、収納袋がなくても携帯性に優れた火吹き棒が出来上がります。
ぜひ試してみてくださいね。
焚き火の火起こしが簡単に!アウトドアで火吹き棒を使ってみよう
炭や薪を燃やすとき、うちわを使っていませんか?
うちわを使うと広範囲に空気を送れますが、強さの加減や狙った場所に遅れないなどのデメリットがあります。
その様なときに火吹き棒を使えば、丁度よい強さで、狙った場所にピンポイントで空気を送れます。
火吹き棒は素材や収納タイプなど種類も豊富です。
移動手段や使う焚き火台の大きさ、好みのデザインを基準に選んでもよいでしょう。
いずれにせよ、そんなに高価なアイテムではないので、自分へのプレゼントやアウトドア好きの人への贈り物にも最適ですよ。
この記事は役に立ちましたか?
あなたのSNSのURLを添えて記事に関する役立つ実体験を教えてください。Arizine編集部が採用したコメントはURLと共に下記コメント欄に掲載されます。SNSのPRにご利用ください。