水曜日, 12月 25, 2024
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かまくらの作り方とポイントを紹介!雪が降ったらかまくら作りに挑戦しよう

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】冬のキャンプ場は、山に近い場所では雪が積もることも多く、普段と違った景色を楽しむことができます。

雪ダルマに雪合戦など、雪で遊べるアクティビティのなかでも特にやりがいがあるのが「かまくら作り」。

今回はかまくらの作り方やそのポイント、必要な道具などを北海道キャンパーおとうさんに紹介してもらいます。

いますぐかまくら作りに必要な道具を知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

冬になって雪が降ったらかまくら作りに挑戦したいんですが、かまくらって実際どうやって作るんですか?

かまくら作りは見た目通り重労働!だけどポイントを押さえておけば、誰でも頑丈で立派なかまくらが作れるよ♪今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんにかまくらの作り方を紹介してもらうね!

かまくら作りは大変そうと思われますが、できたときのワクワクは計り知れません!気負わずに楽しむのがポイントです!

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

目次リスト

かまくらの種類は大きく分けて2種類ある

Photo by おとうさん (Arizineライター)

かまくらには大きく分けて2つのタイプがあります。

  • ドーム型
  • ブロック型

どちらも最終的な外観に大きな差はありませんが、作る工程に違いがあります。

ここでは実は奥が深いかまくらの種類について解説します。

かまくらといえば「ドーム型かまくら」

かまくらと言えばドーム型を想像される人も多いでしょう。

ドーム型のかまくらは積み上げた雪をくり抜くだけで作れるので、北海道では雪かきをしてできた雪山を使って作られることが多いです。

僕も子どもの頃によく作り、子どもができてからは一緒に作りました。

手軽に作れて「基地感」があるので作っても遊んでも気軽で楽しいのがドーム型のかまくらです。

おしゃれなイグルー式「ブロック型かまくら」

ブロック型かまくらとは、その名の通りブロックを積み上げてかまくらを作ります。

発祥は北米のイヌイットが冬季の住居として使っていたのが始まりです。単にイグルーと呼ぶこともあります。

ブロック型かまくらを作るには雪でブロックを作る必要があるので、相応の積雪とブロックを維持するための低い気温が必要になります。

ブロック型はドーム型に比べ作るのが難しい分出来上がりがきれいで、たしかに住居として耐えると感じます。

かまくらの作り方と作る際のポイントや注意点を紹介

Photo by おとうさん (Arizineライター)

子どもだけでなく大人も一度は憧れるかまくら。

ここではかまくらを作る際のポイントと注意点を紹介します。

といっても北海道では小学校に上がればみんな作り始めるのがかまくらなので、気軽にチャレンジしてみましょう。

あくまで遊びです。楽しくいきましょう。

ドーム型かまくらの場合

まずはドーム型から。

工程は5つ

  1. 大きさや高さを決める
  2. 踏み固めながら雪を積む
  3. 外側を成型する
  4. 入り口を決めて掘る
  5. 壁を整える

くわしく書くとこうなりますが、本質的には雪山を作って穴を掘るだけなので、気軽にトライしましょう。

はじめての時は寝転がって入るくらいの大きさのものになると思います。

それでも楽しいのがかまくらの楽しいところです。ぜひ挑戦してみてください。

1.かまくらの大きさや高さを決める

まず、出来上がりをイメージします。

場所を決めたら広さを決めます。だいたい大人一人で幅3mくらいです。

高さは身長と同じくらいの高さにすると、出来上がったときに中でしゃがめるくらいになります。

「くらい」と繰り返していますが、メジャーなどで計りながら作るわけではないので、あくまで目安としてつかめればOKです。

ざっくり、大体の大きさでいいんだねー!簡単そう♪

2.踏み固めながら雪を積んでいく

雪を集めただけでは掘ったときに崩れてしまいます。

雪を集めながら踏み固めましょう。

その際に1mくらい積んだら踏み固めると効率がよいです。

それ以下だと時間がかかりますし、それよりも多いと中まで固まりません。

3.高さが十分になったら外側を成形していく

目標の高さになったら山の形を整えます。スコップでパンパン叩けばよいでしょう。

この時に雪山を作る過程でこぼれた雪を乗せると、さらの雪山が大きくなりパートナーに「散らかすんじゃないよ」と怒られることも無くなります。(保証はしません)

4.入り口を決めて穴を掘り進めていく

いよいよ掘り進めます。

まずは入り口の大きさを決めます。

入り口の大きさを決める際にはポイントがあります。それは極力小さくすることです。

入り口が小さいほど出来上がったときに中が暖かいということもありますが、はじめから大きくすると、あとから小さくしようとしても難しいのです。

小さいのを大きくするのは簡単ですからね。それに掘っているときは何度も出入りするのでその時に体がぶつかって自然と大きくなってしまうという理由もあります。

掘り進める際は全体をまんべんなく掘り進めると出来上がりをイメージしやすく、モチベーションも上がります

疲れてくると途中で止めたくなるのでモチベーションの維持は重要です。

どこまで掘り進めるかですが、これはチキンレースです。中と外を出たり入ったりして見極めますが、僕はいつも穴が開いたらやめます。

広さと丈夫さの駆け引きです。楽しみましょう。

5.中が掘れたら外側内側を整えて完成

中が掘れたらもう一度外側を整えます。

この時に掘って出た雪を使うと片付けと一緒にできて一石二鳥です。

出来上がった内部を満喫したら壁を整えます。壁を削って棚などを作るとより楽しいです。

中にろうそくを立てると雰囲気出ますね。

ブロック型かまくらの場合

ブロック型のかまくら作りを解説します。

正直、ブロック型はハードルが高いです。ブロックを作るのもそうですが、そもそも雪を確保するのが難しいといえます。

北海道でも道東の内陸部でしか作られないでしょう。

それを維持する低気温も必要になります。

工程は以下の5つ

  1. 大きさや高さを決める
  2. ブロックを作る
  3. ブロックを円になるように積む
  4. 入り口を掘る
  5. 全体を整える

くわしく見ていきましょう。

1.かまくらの大きさや高さを決める

まずは大きさや高さを決めます。この時に地面を出来るだけ水平にしておくと作りやすいです。

ブロック型はブロックを積み上げて作るので、真円になっている必要があります。

中心にペグを刺してそこからロープで3mほどの円を描くとよいでしょう。

高さは身長くらいが目安です。

2.雪ブロックを作りためていく

雪のブロックを作っていきます。

ブロックは収納ボックスを使うと丁度よい大きさになります。

濡れ雪だと作りやすいですが、気温が低すぎてパウダースノーの時は水を吹きかけながら作ると締まったブロックができます。

3.雪ブロックを円になるよう積んでいく

1で描いた円(スプレーで色を付けると見やすいです)に沿ってブロックを置きます。

ブロックの内側を線にあわせると広めのかまくらになりますよ。

ここでポイント。一段目で水平を取ることです。

一段目で水平を取らないと、上に積んでいくにつれ歪みが出て上手くいきません。100均でいいので水平器を用意しましょう。

逆にいうと一段目でしっかり水平を取ればあとは適当に積んでもそれなりに出来上がります。

二段目からは下の段のブロックと互い違いに積みます。

外側と内側2人で作業しましょう。

大きさの合わないブロックはスノーソーで切ったり、すき間は湿らせた雪で埋めます。

最後に天井に蓋をします。内側の人と協力しましょうね。外側の人は脚立を使うことになるので、転倒に注意しましょう。

4.山の形にすべて積み上げたら入り口を掘る

蓋をして出来上がりではありません。入り口を掘りましょう

中の人を救出してあげてね。

入り口の場所を決めたら、スノーソーを使って壁を切り出します。

この時、中の人は外の音が聞こえにくく状況がわからないので、ケガをしないように声をかけながら少しずつ掘り進めましょう。

5.全体を整えたら完成

最後に全体を整えます。

ブロックを積んだだけでは表面に隙間があるので、雪で埋めます。

スプレーなどで水をかけながらツルツルに仕上げると本物のイグルーのようになりますよ。

かまくら作りに必要な道具を紹介

かまくら作りに必要な道具を紹介します。

ドーム型は基本的にスコップがあればできますが、ブロック型はスノーソーなどいくつか道具が必要です。

ドーム型

まずはドーム型で使う道具の紹介です。

基本はシャベルだけでよいですが、スコップがあると中での作業が楽になります。

また、雪集めにはスノーダンプがあると効率よく雪集めができます。

JIS規格では、上部が平らで足をかけて押せるものを「シャベル」、足をかけられないものを「スコップ」と区別しているようだよ!

浅香工業 金象印 マイフィット キューフォーショベル

出典:Amazon

アルミ製の先のとがったシャベル(ショベル)です。

入り口から内部を掘り進める際に使います。

アルミ製だと軽量でしゃがんでの作業の際に疲れを軽減してくれます。

また雪離れがよく、雪を排出する際にストレスがたまりません。

■高儀 TAKAGI ステンレス共柄スコップ 共柄 シルバー(ステンレス)

園芸用のスコップです。

シャベルで大まかに掘ったあとに少しずつ掘り進める際に使います。

また、天井など姿勢の安定しない場所を掘る際もシャベルは役立ちます。

キャンプならアウトドア用の方がいいんじゃない?

たしかにアウトドア用の方が雰囲気がありますが、持ち手が折りたたみになっている

アウトドア用のシャベルは不意に折れ曲がることがあるのです。

その点園芸用のシャベルは構造がシンプルで丈夫、さらに軽量なので寝転んで作業をするかまくら作りには最適です。

もし用意できない場合や忘れたときは、シェラカップでも代用できますよ。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 雪離れのよい除雪ダンプ N130 オレンジ

出典:Amazon

雪を効率よく集めるために使う道具です。

北海道では「ママさんダンプ」と呼ばれ、一家に一台所有している商品です。

雪を一度に運ぶと重いのでは?

バケットの底に溝があり、ソリのように滑らせるので軽い力で押せるんです。

名前の通りママさんでも使えますよ。

ブロック型

ブロック型のかまくら作りにあると便利な道具は以下です。

  • 収納ボックス
  • スコップ&シャベル
  • グローブ

ドーム型と共通のスコップやシャベルは省略しますが、僕があると便利と感じるアイテムを紹介します。

TRUSCO(トラスコ) トランクカーゴ 収納ボックス 50L

出典:Amazon

雪を詰めてブロックを作るために使います。

もっと安い収納ボックスもありますが、強度が低いのでブロックを上手く作れません。

その点このボックスは強度が高いのでしっかりしたブロックが作れます。

もちろんアウトドア道具の収納もバッチリです。

ショーワグローブ 【防寒手袋】 No.282 防寒テムレス オリーブグリーン

出典:Amazon

個人的に雪遊び最強グローブと思っている商品です。

前面ゴムで防水は完璧。内側ボアで防寒性もある。手首までカバーされ雪の侵入がない。

恐らくこれ以上の雪遊びグローブはないでしょう。

しかも低価格。完璧です。

ブロック型はすき間に雪を詰める作業があるのでグローブの防水性は重要ですよ。

まとめ:キャンプでも雪かきついでにかまくらを作ってみよう

雪中キャンプをするときはどうしても雪かきが必要です。

その際にできた雪山をそのままにするのはもったいない。固めて穴を掘ってかまくら作りに挑戦してみましょう。

ジャマだった雪がアクティビティの道具になりますよ。

雪深い地域に行くならブロック型に挑戦したいです。

ブロックを作って積み上げる感覚はまさに建築の快感です。リアルマインクラフトを味わいましょう。

けれど難しく考えてはいけません。

かまくら作りは北国の子どもなら誰でも親しむ「遊び」です。

うまく行かなくても笑い飛ばすくらいの気持ちで楽しむのもかまくら作りの秘訣ですよ。

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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