【キャンプ場スタッフ監修】さつまいもは一年中さまざまな品種がでており、いつでも楽しめる焼き芋。
自宅ではオーブンやフライパン、キャンプでは焚き火やBBQの延長で作ることができてとっても簡単!
大人から子供まで美味しく食べられる焼き芋は、キャンプでも人気の料理!
今回は、美味しい焼き芋の作り方の手順や大切なポイントをキャンプ歴10年以上のベテランキャンパーAtsuさんに紹介してもらいます。
いますぐ焼き芋の作り方を知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプで焼き芋を作りたいんですが、美味しく作るコツやポイントはありますか?
まかせて!焼き芋は焚き火やBBQの延長で作ることができるから、キャンプでも人気の料理のひとつ♪今回はキャンプ歴10年以上のベテランキャンパーAtsuさんに美味しい焼き芋の作り方の手順や、作る際に気をつけたいポイントなどを紹介してもらうね
大人も子供も大好きな焼き芋!さつまいもの品種による違いや焼き方をご紹介します。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
おやつにもデザートにもなる焼き芋をキャンプでも楽しみたい!
寒くなると無性に食べたくなる焼き芋。
最近では焼き芋専門店ができるほど、焼き芋人気が上がってきています。
おやつにもデザートにもなる焼き芋は、キャンプでも人気の料理のひとつです。
【キャンプで焼き芋を作るなら焚き火・BBQコンロ・ダッチオーブンがおすすめ】
キャンプと焼き芋は相性抜群。
キャンプで作るなら、やっぱり焚き火で挑戦してみたいですよね!
また、BBQコンロで作れるほか、ダッチオーブンを使っても本格的でおいしい焼き芋が作れますよ。
【さつまいもは品種で味わいが変わる!好みのさつまいもを探しておこう】
焼き芋の味わいは、さつまいもの品種によって変わります。
大きく分けて、ホクホク系とねっとり系に分けられるので、自分の好みのさつまいもの種類を探しておきましょう。
■ホクホク派
昔ながらのホクホクした焼き芋が好みの場合は、「鳴門金時」「紅あずま」がおすすめです。
焼き芋といえばやっぱりホクホク派という人も多いのではないでしょうか。
■ねっとり派
昔は焼き芋といえばホクホクしたものが一般的でしたが、最近では水分の多いねっとりとした焼き芋も人気です。
「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」などが有名で、スプーンですくってスイーツのように食べられるものもあります。
縦半分にカットし、バターやシナモンシュガーなどをかけて食べると絶品スイーツのできあがり。
美味しい焼き芋の作り方を手順ごとに紹介
キャンプでおいしい焼き芋の作り方を、
- 焚き火台・BBQグリル
- ダッチオーブン
の2つに分けてそれぞれ手順ごとにご紹介します。
しっとりした美味しい焼き芋を作るには、どの作り方においても焼いている間に水分の蒸発を防ぐことが必要です。
コツとしては、焼くときに濡れた新聞紙でくるむこと!水分の蒸発が防げます。
そしてなるべく低温で時間をかけて焼くことを心がけること。
焚き火の燃え上がる炎では焼かずに、炎が落ち着いて熾火(おきび)になるのを待ちましょう。
また、焼く前に時間があれば、1時間程塩水につけておくのもおすすめです。甘みが増して美味しい焼き芋が焼きあがりますよ。
【焚き火台、BBQグリルで焼き芋を作る手順】
まずは、焚き火台やBBQグリルでつくる場合の説明です。
焚き火・BBQコンロでつくる方法を手順に沿って紹介していきます。
■①さつま芋を洗って新聞紙、アルミホイルでまく
さつまいもを綺麗に洗い、へたの部分を少し切り落とします。
次に新聞紙でまき、水にをかけて新聞紙を濡らします。
濡らした新聞紙の上からしっかりと隙間なくアルミホイルで覆うようにまくと、焼く準備完了です。
■②熾火になったら芋を投入
焚き火の炎が燃え上がっている状態で芋を投入すると、中まで火が通るまでに周りが焦げてしまいます。
熾火(おきび)になるまで待ちましょう。
いい感じの熾火になれば、いよいよ芋の投入です。
熾火について詳しく下記の記事で解説しているので読んでみてください。
■③20分→20分で合計40分経ったら火から取り出す
熾火の上に芋を置き、20分経ったらひっくり返し、また20分待ちます。
ゆっくりと時間がある時は、低温でじっくりと焼き上げるために、熾火の上ではなく横に置いて焼いてみましょう。
この場合は、新聞紙は濡らさずに焼きます。
時々回転させながら1時間ほど焼くと、しっとりとより美味しく焼きあがります。
焼き芋を裏返したり回転させるには、炭用トングを使うと良いでしょう。
■④串で火が通ってるか確認!アルミホイルをはがしたら完成
アルミホイルの上から串で刺してみて、中まですっと串が通ったらしっかりと焼けている証拠です。
焼きあがったら、やけどをしないように軍手や耐熱グローブなどを使って熱々のうちにいただきましょう。
【ダッチオーブンの場合】
ダッチオーブンは、野菜の旨味を最大限に引き出してくれる調理器具です。
もちろん焼き芋もとっても美味しく作れるので、持っている人はぜひ使ってほしいアイテムです。
■①ダッチオーブンをプレヒートする
まずはダッチオーブンをプレヒートするためにしばらく火にかけます。
もし石があれば、石も一緒にプレヒートしておくと本格的な石焼き芋が作れます。
プレヒートとは予熱のことを指します!
■②ダッチオーブンにまるめたアルミホイルまたは小石を敷きつめる
ダッチオーブンの底に、まるめたアルミホイルを敷き詰めます。
底網があれば、まるめたアルミホイルがなくて大丈夫。
石を使う場合は石の上にさつまいもを直接乗せるのでまるめたアルミホイルも底網も不要です。
しかし、さつまいもの品種によっては焼くと蜜がでてくることがよくあります。
蜜は焦げ付きやすいので、どの焼き方にするにしても一番下にアルミホイルを敷いておくとダッチオーブンが焦げ付かないので後片付けが楽になりますね。
石焼き芋用の石が売られていますよ!
■③しっかり洗ったさつま芋をアルミホイルまたは小石の上にのせる
さつまいもをしっかり洗い、濡れたままの状態でアルミホイルか底網の上に乗せます。
石で焼く場合は、石の中に少し埋め込むようにさつまいもを投入するとよいでしょう。
■④蓋をして30分→30分経ったら硬さをチェックして完成
しっかりと蓋をして、30分焼きます。
蓋を開けてさつまいもをひっくり返し、また30分焼きます。
蓋の上にも炭を置ける場合は、ひっくり返さなくても大丈夫。
ダッチオーブンはとても熱くなるので、蓋を開ける時は耐熱グローブや、ダッチオーブンリフターなどを使いましょう。
しっかり火が通って甘くておいしい焼き芋の完成です!
キャンプで焼き芋をつくる時の注意点
焼き芋を美味しく作るには、さつまいもの水分を逃さずに焼くことです。
また、低温でじっくりと焼くことでよりさつまいもの甘みを引き出すことができるといわれています。
高温短時間で焼く場合は、水分の蒸発を防ぐために濡れた新聞紙をまきますが、低温でじっくりと焼き上げる場合はアルミホイルだけをまくようにしましょう。
焼き上がりは、アルミホイルをはがす前に串などで中まで火が通っているかのチェックを必ずしてくださいね。
焼き芋鍋
焼き芋専用の焼き芋鍋というアイテムもさまざまなメーカーから販売されています。
専用の鍋を使うことで初心者でも簡単に美味しい焼き芋を作ることができます。
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 石焼きいも鍋】
簡単に美味しい石焼き芋を作ることができる石焼きいも鍋。
石焼き用の天然石と、レシピ集も付属されており、石焼き方式で色んな料理が楽しめます。
・サイズ:幅350×奥行285×高さ180mm
・重量:約1.1㎏
・材質:アルスター
【尾上製作所(ONOE) いもやききやっくんDX】
密閉型で蒸し焼効果を高め、芋のもつ甘さと水気を逸すことなく、おいしく焼き上げることができる焼き芋鍋のいもやきやっくんDX。
ネーミングも可愛いので、焼き芋つくりをワクワクさせてくれます。
・サイズ:直径245×高さ140mm
・重量:約0.65㎏
・材質:アルスター
【パール金属 ホーロー やきいも鍋 22cm】
ヘルシーで美味しい蒸し焼き料理が楽しめるホーローのやきいも鍋です。
蒸し焼きで野菜本来の甘みと旨味を凝縮することができるので、美味しい焼き芋が簡単に作れます。
・サイズ:幅295x奥行240x高さ160㎜
・重量:約0.96㎏
・材質:ほうろう用銅板
まとめ:キャンプでも本格的な焼き芋を楽しもう!
秋から冬にかけて、さつまいもは旬を迎え、色々な品種がスーパーに並びます。
自分の好みの品種を選んで、キャンプに持っていきましょう。
熾火で焼いても、ダッチオーブンで焼いても、本格的な石焼き芋にしても、アウトドアで食べる焼き芋は格別。
そのまま焼いてもアレンジしても〇。
キャンプの澄んだ寒空の下で温かい焼き芋を頬張ってみてください。
優しい味の焼き芋が、あなたの心も身体も温めてくれることでしょう!