【キャンプ場スタッフ監修】今治のホコリをキャンパーがレビュー!今
治タオルの廃材を再利用したサスティナブルな着火剤「今治のホコリ」を使ってベテランキャンパーAtsuさんが火起こししてみました。
カラフルな見た目が可愛く、綿100%なので燃えやすく匂いが気にならないのが特徴。
エコキャンプにおすすめの着火剤です。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
今治のホコリという着火剤が気になってます!他の着火剤と何が違うんでしょうか?
任せて!今治のホコリはタオルの廃材を再利用したサスティナブルな着火剤だよ!カラフルな見た目も可愛くて人気なんだ♪今回はキャンパーのAstuさんに今治のホコリを使った火起こしをして、実際の使用感をレビューしてもらったよ!
ゴミから生まれたカラフルな着火剤、今治のホコリをご存じですか?見た目だけでなく着火剤としてもとても優秀だったのでレビューします!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
愛媛発のサスティナブルな着火剤「今治のホコリ」とは
「今治のホコリ」とは、上質なタオルの産地で知られる愛媛県今治市の染色メーカーが、タオルの製造過程で出る綿ホコリを着火剤として商品化したものです。
タオルの製造過程で、乾燥フィルターにぎっしり詰まる綿ホコリ。
1日に240リットルにもなる大量の綿ホコリは、工場にとって廃棄にも費用がかかってしまうやっかいものでした。
サスティナブルの観点から廃棄物をなんとか減らせないかと考えていた時に、着火剤として再利用するというアイデアが生まれ、商品化に繋がったそうです。
環境に配慮することを目的として誕生した今治のホコリ、素敵な発想がまさに今治の誇りですね。
【今治のホコリはどこで売ってるの?】
今治のホコリは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのネット販売サイトで購入が可能です。
製造元の西染工の公式通販サイトや、nishisi渋谷店(直営店)、一部スポーツ・アウトドア用品やタオル・雑貨などの通販サイトやショップでも販売されています。
また今治市内の物産館などでも販売されていることもあるようです。
インターネットで購入する場合は、色の指定はできません。
色を選んで購入したい場合は実店舗で確認して購入しましょう。
他の着火剤とどう違う?今治のホコリの特徴
今治のホコリは、他の着火剤とはどのような違いがあるのでしょうか。
今治のホコリの誕生秘話や特徴、またデメリットなども確認していきます。
【今までの着火剤に無かったカラフルなデザイン】
一般的な着火剤は暗い色のものが多く、デザイン性は考えられていないものがほとんどです。
今治のホコリはタオルを染色する過程ででる綿ホコリなので、とてもカラフル。
着火剤とは思えないポップなカラーで、使うたびにワクワクするような着火剤です。
【綿100%なので匂いがなく着火しやすい】
今治のホコリは、一般的な着火剤に使われているようなアルコールやガソリンなどの燃料は含まれてません。
綿100%の綿ホコリから作られているため、燃やしたときにいやな匂いがしないというのも嬉しいポイント。
燃えカスもほとんどでないので、灰の処理も簡単です。
【タオルの廃材を使用しているので環境にも優しい】
1日に240リットルにもなる大量のゴミ、「綿ホコリ」。本来は捨てられてゴミになるはずだったものが、着火剤として生まれ変わっています。
工場ででたホコリをそのままにしておくと火災の原因にもなりうる……。
そんなタオルの廃材を加工せずにそのまま使用しているので、環境にもとても優しいエコな着火剤といえます。
【デメリットは軽すぎること?】
今治のホコリは、1回に使用する量は10gと、非常に軽いです。
軽いことは、キャンプギアとしてはメリットになるのですが、着火剤としてはデメリットになることも。
しっかりとほぐしていざ着火という時に、もし強風が吹けば飛んで行ってしまうのではないかと少し心配になりました。
実際に筆者が使用した時は風はなかったので飛んでいかなかったのですが、風が強い日は注意が必要かもしれません。
【キャンプ使用レビュー】今治のホコリで火起こししてみた!
実際に、今治のホコリを使って火起こしをしてみました。
キャンプの荷物の中に今治のホコリを準備する段階で、カラフルな色合いに心が踊るのがわかります。
ライターやマッチなどで着火してもいいのですが、今回は火起こしの楽しさを実感するためにファイヤースターターでの着火を試みました。
ファイヤースターターの使い方は下記の「ファイヤースターターの使い方とコツを伝授!ライターやマッチを使わずに焚き火の火起こしに挑戦してみよう」記事で詳しく説明しているので読んでみてくださいね!
【今治のホコリを使って火起こしする方法】
今治のホコリを10gほどケースから出します。
ケースはボルトとナットをイメージして作られているようなデザインでこれまたおしゃれです。
ケースから出したほこりをしっかりほぐします。両手でお椀を作ってすっぽり収まるくらいが約10gになります。
薪を少し細かく割って組み、中心部にほぐした今治のホコリを投入。
ファイヤースターターを火種にし、シュッシュッとします。
なんと2回目のシュッですぐに火がつきました。
火起こしに要した時間はなんと3秒。
事前に薪を細かくしておいたこともあり、すぐに薪に着火しました。
ブッシュクラフトを楽しむために、過去にはファイヤースティックを自作したり、麻ひもをほぐして火種にしたりして着火をしたことがありますが、ここまですぐに火がついたのは初めてです。
コットン100%で、適度に空気を含む綿ホコリだということが、着火のしやすさの要因になっているのだと思います。
【今治のホコリの燃えやすさは?】
前述したとおり、今治のホコリの燃えやすさは申し分ありません。
何度か試しましたが、ファイヤースターターでシュッシュッとして、全て3回以内には着火しました。
ファイヤースターターでこれほど簡単にできるものはほかに類を見ません。
今治のホコリが燃えている間に薪や炭に火をつけないといけないので、周りには細かくした薪や木の枝、松ぼっくりなどを置くと良いでしょう。
【今治のホコリの燃焼時間】
今治のホコリの燃焼時間は、10gで約4分〜5分ほどです。
実際の着火では、そんなに時間は必要としないので、使用するのは5gもあれば十分です。
筆者は風がほぼない日に薪への着火を試みたところ、5gほどの使用で3分ほど燃焼し、薪にもしっかりと着火しました。
今治のホコリを着火剤にしてサスティナブルな火起こしを
今治のホコリは、着火剤とは思えないようなカラフルな見た目に注目されています。
そして誕生秘話を知ると、よりいっそう使ってみたくなる着火剤だと思います。
しかし見た目や誕生秘話もさることながら、着火剤としての実力もとても優秀だということが、今回使用してみて実感しました。
今治のホコリを着火剤にして、サスティナブルな火起こしを体感してください。きっとあなたも今治のホコリの虜になるでしょう。