【キャンプ場スタッフ監修】キャンプやアウトドアで欠かせない調理器具「コッヘル」をご存じでしょうか。軽量でコンパクト、そして多機能なコッヘルは、煮る、炒める、炊くといった様々な料理に対応できる万能ギアです。
この記事では、ベテランキャンパーAtsuさんが、厳選したコッヘル(アウトドアクッカー)のおすすめ商品10選を紹介します。スノーピークやキャプテンスタッグなどの人気ブランドから、ソロキャンプ向けからファミリー向けまで、人数ごとにぴったりのコッヘルをお届け。
さらに、自分に合ったコッヘルを選ぶ際にチェックしたい5つのポイントも詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
コッヘルというアウトドア用の調理器具があると聞きました。ふつうの鍋とは何が違うんですか?おすすめもあれば知りたいです!
まかせて!アウトドア向けの携帯調理器具をコッヘルやクッカーと呼ぶよ。家庭向けの鍋やフライパンよりも軽量で携帯しやすいことや、耐久性が高いのも特徴なんだ♪おすすめのコッヘル10選をソロキャンプからファミリーキャンプ向けまで紹介するね!
色んな形や素材の種類があるコッヘル。キャンプの人数や使う用途によって最適なものを選んでくださいね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
コッヘルはアウトドア用の携帯クッカー
コッヘルとは、キャンプや登山などのアウトドアで使用される携帯用の調理器具のことを指します。
語源はドイツ語の「Kocher」で、調理するもという意味が由来となっており、コッヒェルやコッフェルと言われることも。
英語ではクッカー(Cooker)と呼ばれていて、違いはなくほとんど同じ意味で使われています。
コッヘルは有野実苑オートキャンプ場の妖精の僕の名前、「コッフェルくん」が由来だよ!!
自分にあったコッヘルの選び方は?5つのポイント
自分にあったコッヘルを選ぶには、次の5つのポイントを押さえておきましょう。
①:【アルミ・ステンレス・チタン】素材で選ぶ
②:【丸型・角形】形で選ぶ
③:使用人数・サイズで選ぶ
④:収納性・携帯性で選ぶ
⑤:【セラミック・フッ素】加工で選ぶ
①:【アルミ・ステンレス・チタン】素材で選ぶ
素材によって重さや使い勝手が異なるため、選ぶ時にはまず確認しましょう。
素材は主にアルミ・ステンレス・チタンがあります。
素材 | 特徴 |
---|---|
アルミ | メリット:安価で手に入り、軽量で熱伝導率が高い。 デメリット:強度が弱く変形してしまうことがある。 |
ステンレス | メリット:耐久性がある。手入れがしやすい。 デメリット:重い。焦げ付きやすい 熱伝導率が低い |
チタン | メリット:硬くて耐久性があり、軽量。 デメリット:高価なものが多く、熱伝導率が低い。 |
②:【丸型・角形】形で選ぶ
コッヘルには、丸型と角型があります。ファミリーキャンプやグループキャンプには丸型が一般的。
浅いタイプのものは炎が当たる面積が広いので効率が良く、鍋料理や大人数での料理に対応します。深いタイプのものはご飯を炊いたりするのに便利です。
一方角型は、コンパクトで軽量に作られているものが多く、パッキングがしやすいという特徴があります。また、インスタントラーメンを割らずにそのまま入れて茹でることもできますね。
角型はどちらかというと登山やソロキャンプ向けの物が多く大人数で使えるタイプは余り販売されていません。
③:使用人数・サイズで選ぶ
使用人数やサイズに合わせて選ぶことも重要です。
1人用にちょうどいいサイズから、4〜5人のファミリーキャンプ向け、大人数でのグループキャンプ向けの物があります。
大人数のグループキャンプ向けの物は、サイズが大きくなるのでとにかくいつもグループキャンプに行くという人以外はあまり使わないかもしれません。
それぞれ手持ちのコッヘルを持ち寄ってもいいので、大きいサイズのコッヘルを購入する場合はよく考えましょう。
④:収納性・携帯性で選ぶ
バックパックや登山で利用する場合は、収納性と携帯性はとても重要です。
基本的にコッヘルは、スタッキング収納できるようになっていますが、丸型よりはどちらかというと角型の方が携帯性はあがります。
グループキャンプ用であっても、たくさんの鍋やフライパンをスタッキングできるようになっているものも多いので持ち運びに便利なものを選ぶようにしましょう。
⑤:【セラミック・フッ素】加工で選ぶ
コッヘルはアルミやステンレス・チタン等の素材で作られていて、そこにセラミック加工やフッ素加工がされているものもあります。
素材そのままのものより、加工されている物の方はこびりつきにくく扱いやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
どちらもこびりつきにくい加工ですが、セラミックの方がフッ素よりも耐久性や耐熱性に優れています。
しかしセラミックは、加工の難しさから値段は高価になる傾向があります。
予算と相談しながら選びましょう。
コッヘルの人気ブランドは?
コッヘルは、様々なアウトドアブランドから販売されています。
キャンプやアウトドアで使用するコッヘルには、多くの信頼性の高いブランドがあります。ここでは、その中でも特に人気のブランドを紹介します。
どのブランドも、使いやすいコッヘルをたくさん販売しているので、自分にあったブランドを選びましょう。
【コールマン (Coleman)】
アメリカの老舗アウトドアブランドで、キャンプギア全般において高い評価を受けています。コールマンのコッヘルは、使いやすさと耐久性に優れ、多くのキャンパーに愛用されています。特にファミリーキャンプに適した大きめのコッヘルも充実しています。
【スノーピーク (Snow Peak)】
日本発のアウトドアブランドで、高品質なギアが揃っています。スノーピークのコッヘルは、デザイン性と機能性を兼ね備えた製品が多く、初心者からベテランまで幅広く支持されています。
【キャプテンスタッグ (Captain Stag)】
リーズナブルな価格でありながら、しっかりとした品質を提供するキャプテンスタッグ。コストパフォーマンスが高く、アウトドア入門者にもおすすめです。
【トランギア (Trangia)】
スウェーデン発のブランドで、アルコールバーナーとセットで使えるコッヘルが有名です。軽量で持ち運びやすく、耐久性も抜群です。
【モンベル (Montbell)】
日本のアウトドアブランドとして知られるモンベルは、機能性と使いやすさに定評があります。軽量でコンパクトなコッヘルが多く、ソロキャンプにも適しています。モンベルは携帯性に優れた登山向けの商品が多いことが特徴です。
【ユニフレーム (UNIFLAME)】
ユニフレームは、ステンレス製の耐久性の高いコッヘルを提供しています。直火に強く、アウトドアでの使用に最適です。
【スタンレー (STANLEY)】
アメリカの歴史あるブランドで、耐久性と保温性に優れた製品が特徴です。スタンレーのコッヘルは、頑丈な作りで長く使えることが魅力。特に、アウトドアでの過酷な環境にも耐える品質で、プロキャンパーからも高く評価されています。
おすすめのコッヘル(アウトドアクッカー)10選
使いやすくておすすめのコッヘル10選を、使用人数別に紹介します。
【1~2人用】ソロキャンプ・カップルにおすすめのコッヘル5選
■スノーピーク(snow peak) パーソナルクッカーセット(アルミ)
アルミアルマイト加工で作られたコスパの良いスノーピークのクッカーセットです。
クッカー大小にフタ大小の4点セットでメッシュの収納ケースも付属されています。
調理したらそのまま食器としても使えるように持ちやすい取っ手がついていて便利に使えます。
サイズ | クッカーL:直径148×75mm クッカーS:直径128×69mmフタL:直径157×33mm フタS:直径132×30mm |
収納サイズ | 直径155×100mm |
素材 | アルミ |
重量 | 485g |
コーティング | なし |
■スノーピーク(snow peak) パーソナルクッカーセット(チタン)
先のパーソナルクッカーセットのチタンバージョン
チタンなのでアルミよりも軽量で、耐久性に優れています。
その分価格は高くなりますが、長く使えるコッヘルですね。
サイズ | クッカーL:直径150×72mm クッカーS:直径128×69㎜フタL:直径155×32mm フタS:直径134×30mm |
収納サイズ | 直径155×100mm |
素材 | チタン |
重量 | 330g |
コーティング | なし |
■コールマン(Coleman) クッカー パックアウェイ ソロクッカーセット 1人用 アルミ製
コールマンのソロ用クッカー2点セット。
アルミ製で、表面にはフッ素樹脂コーティングが施されているので食材がこびりつきにくくお手入れが簡単です。
ハンドル部分はシリコンの被膜がついていて、調理中も熱くなりにくいでしょう。
サイズ | ポット:直径125×100㎜(900ml) カップ:直径120×50㎜(400ml) |
収納サイズ | 直径125×150㎜ |
素材 | アルミ |
重量 | 250g |
コーティング | フッ素 |
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) クッカー ステンレス
キャプテンスタッグから発売されているステンレスのソロ用クッカー。
ステンレス製なので耐久性があり、長く使えます。
クッカーとフライパンのほかに内蓋も付いているので、フライパンを使っている時でもフタが使えて便利です。
サイズ | 17cm鍋:170×全長285×高さ100mm18cmフライパン:180×全長275×高さ35mm |
収納サイズ | 外径180×高さ110mm |
素材 | ステンレス |
重量 | 550g |
コーティング | なし |
■UNIFLAME(ユニフレーム) 山クッカー 角型
ユニフレームの山クッカーは、四角い形状でザックの中でデットスペースが産まれにくい形状。
ステンレス製の大小の鍋とフライパンがセットになっていて、フライパンのみフッ素加で食材のこびりつきを防いでくれます。
ふたつの鍋にはそれぞれフタが付いていて非常に便利です。
サイズ | 鍋13:127×127×深さ745㎜ 鍋11:108×108×深さ64㎜フライパン:130×130×深さ34㎜ |
収納サイズ | 140×147×高さ88㎜ |
素材 | ステンレス |
重量 | 449g |
コーティング | フライパンのみフッ素コーティング |
【3~4人用】ファミリーキャンプにおすすめのコッヘル5選
■コールマン(Coleman) アルミクッカーセット
色々な調理方法に対応できる26㎝のウォックパンを中心に、フライパン・片手鍋・フタ2個・ハンドル2個がセットになったコールマンのアルミクッカーセット。
全てにノンスティック加工(フッ素加工)が施されているので、こびりつきのストレスもありません。
これだけあれば、キャンプでも家での食事と変わらない料理が調理できますね。
サイズ | ウォックパン:直径260㎜×7.5㎜ フライパン:直径240×45㎜ 片手鍋直径180×85㎜ |
収納サイズ | 直径290㎜×130㎜ |
素材 | アルミ |
重量 | 2600g |
コーティング | ノンスティック加工(フッ素) |
■mont-bell(モンベル) アルパインクッカー18+20 パンセット
モンベルのアルパインクッカーは、アルミ製の鍋2つとフライパンのセット。
フライパンのハンドル部分はシリコンゴムが付いていて熱くなりにくい作りになっています。
フライパンのみフッ素加工が施されていてこびりつきません。
サイズ | アルパインクッカー18:直径200×125㎜ アルパインクッカー20:直径225×150㎜アルパインフライパン20ディープ:直径218×660㎜ |
収納サイズ | 不明 |
素材 | アルミ |
重量 | 1030g |
コーティング | フライパンのみフッ素コーティング |
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) フィールドシェフ クッカーセット4
大小の鍋とフライパンに、調理に便利なザルもついたフィールドシェフクッカーセット4。
ザルがあると調理の幅が広がり、洗い物の水切りにも使えて非常に便利です。
フライパンは鉄製。焼き料理がとても美味しく仕上がるのでおすすめです。
サイズ | 20cm鍋:直径230×180mm 16cm鍋:直径170×100mm20cmフライパン:直径210×50mm |
収納サイズ | 247×230×181mm |
素材 | 鍋×2:ステンレス フライパン:鉄 |
重量 | 約2000g |
コーティング | なし |
■スノーピーク(snow peak) パンクッカー
焼く、炒める、煮る、揚げるを1台でこなす鍋が3つセットになったスノーピークのクッカーセット。
アウトドアではもちろんですが、IH対応で家庭で使っても大活躍です。
ライスクッカーは、蓋の蒸気穴からしっかりと蒸気を管理できるので、ご飯がふっくら美味しく炊きあがります。
サイズ | ディープ26:直径260×86mm シャロー26:直径260×61mm ライス19:直径190×90mm |
収納サイズ | 直径280×165mm |
素材 | 本体:アルミニウム 本体底部:鉄 |
重量 | 3970g(収納ケース含む) |
コーティング | フッ素コーティング |
■STANLEY(スタンレー) クックセット 各種 シルバー クッカーセット
スタンレーのクックセットは、4人までの調理器具と食器やカトラリー全て含めて19セットになっていて、これ一つ持って行けばテーブルウエアは完璧。
これだけのセットが付いていて総重量2130gなことが驚きです。
食洗機対応というところも嬉しいポイントですね。
サイズ | 不明 |
収納サイズ | 直径263㎜×160mm |
素材 | 本体:ステンレス カップなど:ポリプロピレン |
重量 | 2130g |
コーティング | なし |
まとめ:コッヘルを活用してアウトドアの調理をもっと楽しもう!
コッヘルは、アウトドア調理を楽しむには無くてはならない存在です。
フィールドに出掛ける人数や荷物の収納状況に応じて、最適なコッヘルを選ぶことでキャンプでもスムーズに調理ができるようになりますね。
アウトドアでも家庭でも両方使えるようなものも多く販売されています。
あなたにピッタリなコッヘルを選んでキャンプ飯や登山飯を楽しみましょう。