【キャンプ場スタッフ監修】真夏の買い物やアウトドアシーンで食材を運ぶとき、飲み物をキンキンに冷やしておく際など保冷剤とクーラーボックスの存在が必要不可欠。
今回は保冷剤の中でも人気の高いロゴスから発売されている「氷点下パックシリーズ」についてベテランキャンパーHitomiさんが紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
ロゴスの保冷剤が人気だと聞いたんですが、おすすめの保冷剤はどれですか?
ロゴスからでている保冷剤、氷点下パックシリーズはその保冷力と保冷維持時間の長さから一躍有名になったアイテム♪今回はそれぞれの特徴を比較して紹介してもらうよ
一度使ったらもう他のものには戻れない!この高性能な保冷剤、ぜひお試しあれ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ロゴスの保冷剤と言ったら「氷点下パックシリーズ」が有名
真夏のアウトドアにはもちろん!寒い時期でも暖かい車内で食材・ドリンクを冷やして持ち運びするためには保冷剤が欠かせませんよね。
保冷材には様々なサイズや種類がありますが、キャンパー界隈で最強の保冷剤と話題になったのがロゴスの「氷点下パックシリーズ」。保冷力をどれだけキープするかにこだわり抜いた、最強の保冷剤なんです。
驚異の表面温度-16℃に加え、アイスクリームも持ち運べるほか、種類によっては魚を凍らせるほどのスペックを持ちながらも、一般的な保冷剤に比べなんと約8倍の保冷力持続時間をもつ大人気商品です!
結局どれがおすすめ?氷点下パックシリーズを比較してみた!
ロゴスの氷点下パックシリーズは大きくみて2種類、「氷点下パック GT-16℃」と「倍速凍結・氷点下パック」に分けられます。
そして、その2種類のスペックの中でも「ハード」「ソフト」「コンパクト」という異なるタイプの商品があり、ハードとソフトタイプについてはサイズ違いも選べます。
各商品の詳細は後述しますが、筆者的に「氷点下パック GT-16℃」と「倍速凍結・氷点下パック」の違いを簡単にまとめるとこうなります。
【氷点下パック GT-16℃】
事前に保冷剤を凍結させる時間がとれ(2日以上)、アイスクリームや釣りでの魚など急激に凍らせる必要がある場合は氷点下パック GT-16℃が◎
【倍速凍結・氷点下パック】
冷やす時間を短縮したい方(1日ほど)で、キャンプなど長時間の保冷目的のケースには倍速凍結・氷点下パックが◎
【氷点下パック GT-16℃シリーズ】
よくある一般的な保冷剤と比べると保冷能力・冷却速度が約8倍で、表面温度がなんと-16℃!
アイスは凍ったまま持ち運べ、釣った魚もその場で凍らせることができる、ドライアイスのような最強保冷剤です。
タイプ、サイズに関係なく家庭用冷凍庫で凍結するには36~48時間必要です。
■氷点下パック GT-16℃・ハード
保冷力と耐久性を兼ね備えているのが氷点下パック GT-16℃ハードタイプの特徴。
衝撃に強く多少タフに扱っても中身が出る心配がないため、クーラーボックスの底に敷きつめ、上に重さのあるものを置いても全く問題ありません。
サイズは3種類。
M(600g): (約)縦19.5×横13.7×厚さ2.8cm
L(900g):(約)縦25.5×横16.4×厚さ2.5cm
XL(1,200g):(約)縦25.5×横19.5×厚さ3.5cm
■氷点下パック GT-16℃・ソフト
価格が手ごろで、ハードタイプ同等の保冷力がありながら形が変えやすいのが特徴。
袋となる部分が柔らかいため、ハードタイプと比べると耐久性はすこし劣ります。
溶けてきている状態の時に重たいものをのせすぎたり、鋭利なものが刺さると破裂するリスクがあるので、過度に変形させないようにしましょう。
柔らかいので、食材の上や隙間などに入れて使うのがオススメです!
サイズは2種類。
M(550g): (約)縦13.5×横19.5×厚さ2.5cm
L(900g):(約)縦19×横26×厚さ2.5cm
■氷点下パックGT-16℃・コンパクト(2pcs)
⁻16℃のハードタイプのスペックはそのままに、サイズを小型化したコンパクトサイズ。
子どもの握りこぶし程のサイズなので、食材でいっぱいのクーラーボックスの隙間に入れ、狭いスペースを無駄なく有効活用できます!
ワンサイズのみ。
80g×2個セット: (約)縦6.3×横6.2×厚さ3cm
【倍速凍結・氷点下パックシリーズ】
倍速凍結・氷点下パックは、氷点下パック GT-16℃と比べると、表面温度は少し劣りますが(公式記載はないが⁻12℃程)保冷力は抜群です。
保冷剤自体がマイナスをキープする持続時間は約16%も長く、凍らせる時間は約18~24時間となんと半分!キャンプなど、長時間安定した保冷が必要な場面に大活躍する保冷剤です。
■倍速凍結・氷点下パック・ハード
従来の氷点下パックを進化させた保冷剤です。
長時間の保冷力+衝撃に強い作りでアウトドアに最適!
食材やドリンクの重さにも余裕で耐えられるので、クーラーボックスの底に配置するのに適しています。
サイズは3種類。
M(600g): (約)縦19.6×横13.8×厚さ2.6cm
L(900g):(約)縦25.5×横16.4×厚さ2.5cm
XL(1,200g):(約)縦25.5×横19.5×厚さ3.5cm
■倍速凍結・氷点下パック ソフト
倍速冷凍ハードタイプの保冷力はそのままに、クーラーボックスの上部や隙間に合わせて入れられるのが使いやすいソフトタイプ。
価格はハードに比べ少し安いですが、耐久性にかけるので丁寧に扱うようにしましょう。
サイズは2種類。
M(550g): (約)縦13.5×横19.5×厚さ2.5cm
L(900g):(約)縦19×横26×厚さ2.5cm
■倍速凍結・氷点下パック コンパクト(2pcs)
倍速凍結ハードタイプのすごさはそのままに小型化したコンパクトサイズ。
お弁当用の小型保冷バックから大型クーラーボックスの隙間まで、様々なところにフィットするサイズ感です!
ワンサイズのみ
80g×2個セット: (約)縦6.3×横6.2×厚さ3cm
ロゴスの保冷剤を最大限に活用するためにおすすめの工夫アイディア
氷点下パックの効果を100%発揮するには、クーラーボックスを効率よく冷やし、冷気を逃さないのがポイント。
ちょっとした工夫で簡単に効果を感じられるので、ぜひお試しください!
詳しくみていきましょう。
【①アルミシートなどを上にかぶせる】
クーラーボックス内の低温を長時間維持するには、できる限り開閉する回数を減らすことが大切です。しかし、食材や飲み物が入っている以上まったく開けないわけにもいきませんよね。
そんな状況で活躍するのが、アルミや断熱素材で作られた、熱を通しにくい素材のシート!
ピッタリサイズのアルミシートを食材とフタの間に挟めば中の冷気が逃げにくくなり、開閉時もシートの一部をめくってサッと取りだすことで、中の温度も保たれ、保冷材も長持ちします。
わが家はダイソーで売っている、アルミの「折りたたみシートパット」をクーラーボックスの大きさピッタリに切って使っています。
こちらの専用ボードはロゴスのクーラーボックスサイズに合わせて作られているので、氷点下パック、クーラーボックスとの併用で更なる保冷効果アップが期待できます。(他のクーラーボックスでももちろん使用可能!)
ボードの真ん中に折り目があるので、片方を開くだけで食材を取り出せるところがポイントです!
【②挟み込むように保冷剤をいれると効果が高まる】
冷気は下に流れるので、保冷材はクーラーボックスの下部だけでなく上部にも置き、食材を挟みこむように配置すると、より効果を感じられます。
サイズが大きなクーラーボックスは、上下に加え、食材の隙間に立てるようにして保冷剤を詰めると効果UP!
【③食材や飲み物を凍った状態で緒にいれる】
クーラーボックスのスペースが足りないときや、さらに保冷効果を高めたい場合は、凍ったペットボトルや凍らせたお肉などの食材を一緒に入れてしまうのがオススメ。
溶けたら飲み食べできるので、スペースの有効活用にもなり一石二鳥♪
ただし、保冷材の威力が凄く、すぐに食材が溶けないため、当日の調理に使うものは凍らせないようにしましょう。
私は保冷剤や食材を入れる1時間くらい前から、前もって凍らせておいた2Lの麦茶でクーラーボックス内を冷やしておきます!食材を詰める際はもちろん麦茶はそのまま持参。1泊2日のキャンプごときじゃその麦茶は溶け切らないので全部は飲めません(笑)
【④使うクーラーボックスの大きさにあわせて保冷剤の数を調整】
目安として、ロゴスの倍速凍結・氷点下パックMサイズの場合、8Lのクーラーボックスに対し1枚、Lサイズの場合、12Lのクーラーボックスに対して1枚の使用が推奨されています。
上の写真は「HYAD」の27Lハードクーラーボックスです。そこに倍速凍結・氷点下パックMサイズを下部、上部、サイドに縦て1枚づつ配置してあります。これに凍った500mlのペットボトルを入れておけば、真夏日のキャンプでも大抵次の日までもちます。
もちろん、使用しているギアや環境によって個人差があるから、あくまでも目安として参考にしよう!
氷点下パックの注意点
有能な氷点下パックですが、その特徴が裏目に出てしまうケースがあります。
失敗を防ぐために、これから紹介するポイントを意識し使用するようにしましょう!
【保冷剤の凍らせ方】
説明にもある通り、氷点下パックはよく凍結させないとその力を100%出し切ることはできません。
氷点下パックを完璧に凍らせるのに、GT-16℃は約38~48時間、倍速凍結・氷点下パックは約18~24時間かかるんだよね!
効率よく凍らせるコツは2つ!
◾️①:冷凍庫の出力を最大に
筆者宅の冷凍庫は5段階中3の設定でもちゃんと凍りましたが、旅館にあるような小型冷蔵冷凍庫は威力が弱く凍らせるのに時間がかかる場合もあるので注意。
◾️②:パンパンの冷凍庫はNG!複数枚を一緒に凍らせる場合はなるべく重ねないように。
食材で隙間のない冷凍庫は冷気の循環が悪いため、スペースに余裕がある時よりも凍結に時間がかかります。早く凍らせたいときは、ゆとりのあるスペースを使い、氷点下パック同士が重ならないようにいれるのが◎。
この写真の左側が完璧に凍った氷点下パックになります。2つを比べると一目瞭然ですよね!濃いみどりから全体が白色に変わったら凍結完了の合図です。
【保冷材に接するところに置く食材に注意】
環境にもよりますが、氷点下パックの表面は⁻10℃以下を長時間キープするため、保冷材に直接食材が触れ続けると食材自体が凍ってしまうケースがあります。
実験として、濡れタオルを2枚の倍速凍結・氷点下パックで挟んでからクーラーボックスに10分入れておくだけで、この通りタオルがカッチカチに!
この威力はさすがですが、ものによっては凍らせると傷みが早くなったり風味が損なわれる食材もあるため、保冷材の並びには冷凍食品や氷をいれたりするなど、クーラーボックスへの詰め方を少し工夫しましょう。
あわせて使いたいロゴスの保冷バッグ
氷点下パックの威力を最大限発揮するために、ぜひセットで使っていただきたいロゴスの保冷バック!
タイプの違う3種類を紹介します。
【ハイパー氷点下クーラー】
氷点下パックシリーズと併用することで、最強の保冷力になるクーラーバック。
ジッパーで開閉し、使わない時はコンパクトになるソフトバックでありながら、シェルプロテクト構造という外部からの衝撃に強い作りになっているので、アウトドアユースにぴったり!
表面には、バック自体が太陽光で温まるのを防ぐための反射素材、メタルシルバーカラーを採用。
内外部両方から保冷効果を高める工夫がされています。
氷点下パックGT⁻16℃との併用では、アイスクリームが最大13時間溶けずに保管できるという結果も!
サイズはS(6.5リットル)、M(12リットル)、L(20リットル)、SL(30リットル)、XL(40リットル)の5サイズ展開です。
・総重量:(約)1.5kg
・サイズ:(約)幅39×奥行30×高さ29cm
・内寸:(約)幅33×奥行26×深さ24cm
・容量:(約)20L
・収納サイズ:(約)縦30×横39×高さ12.5cm
【サーモテクト 氷点下クーラー】
氷点下パックと相性抜群なハードクーラーボックスといえば、サーモテクト氷点下クーラー。
大容量で使い勝手のいいこちらのクーラーボックスは、氷点下パックと併用することで驚異の保冷力6日間を実現!
耐荷重200kgと頑丈な作りなので、開閉しない時は椅子代わりにもなり、持ち運びしやすいハンドルもボックスサイドに付いています。
サイズはタフ30(30リットル)とタフ50(50リットルの)2サイズ展開です。
・保冷性能:6日
・総重量:(約)7.2kg
・サイズ:(約)幅71×奥行37×高さ38cm
・内寸:(約)幅59×奥行29×深さ29.5cm
・容量:(約)50L
・耐荷重:(約)縦200kg
【氷点下パック 抗菌クーラー】
持ち運びのしやすさ重視の方には、軽くてコンパクトなソフトクーラーがオススメ。
この氷点下パック抗菌クーラーは、厚さ10mmの断熱材を使うことで保冷力をキープしつつも、重さ700gと軽量、かつ使わないときはコンパクトにたためる使い勝手の良さが人気のシリーズです。
肩掛けに便利なショルダーベルト付き。
フタの内側には、氷点下パックLサイズがすっぽり入るポケットがあり、食材を潰すことなく上から冷やせるのも気が利いた作りといえます!
開閉口ジッパーの内側にまで断熱材が装備されている、とことん冷気を逃さない構造が◎
サイズはM(15リットル)、L(25リットル)、XL(37リットル)の3サイズ展開。無地デザインのベーシックに加え、オシャレな柄が施されているデザインタイプがあります。
・総重量:(約)700g
・サイズ:(約)幅36×マチ幅28.5×高さ33cm
・内寸:(約)幅34×奥行26.5×深さ30cm
・容量:(約)25L
・収納サイズ:(約)縦34×横37×厚さ8cm
まとめ:ロゴスの保冷剤はひとつあると便利!災害時も重宝する強力保冷剤
驚異の保冷力が売りのロゴスの「氷点下パックシリーズ」。朝クーラーボックス入れたのに昼過ぎには保冷剤溶けちゃっていた…なんていう経験、もうさせません!
長時間食材の持ち運びが必要になるキャンプやアウトドアに最適で、年々暑くなる日本の夏にこそ使っていただきたい保冷剤です。
紹介した通り、さまざまなタイプや大きさがあるので、お手持ちの保冷バックに合う形のものを見つけてみてくださいね♪
また、近年多い災害や突然の停電時にも活用できるので、備えとして常に冷凍庫に常備しておくことをオススメします。