十徳ナイフのおすすめ10選！アウトドアで便利な機能や銃刀法の注意点

【キャンプ場スタッフ監修】十徳ナイフは、ナイフの刃のほかに、ドライバーやはさみ、やすり、のこぎりなどさまざまな機能を備えた折りたたみ式の多機能ナイフです。

今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんにアウトドア用におすすめの十徳ナイフ10選をご紹介してもらいます。

自分にあった十徳ナイフを選ぶために知っておきたいツールの種類や人気ブランドもまとめました。

銃刀法や軽犯罪法、飛行機持ち込みのルールなど、十徳ナイフを持つ人が知っておきたい法律と保有に関する注意点も解説します。

いますぐおすすめの十徳ナイフを知りたい人は下のボタンから飛んでくださいね！

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら：https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ！有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

アウトドアの便利ツール「十徳ナイフ」とは

十徳ナイフとは、ナイフやノコギリ、ドライバーやはさみなどが一つの持ち手部に収められたナイフのことです。

名前に十とつきますが、ツールが3つのモデルや、15個以上のモデルもあります。たくさんという意味で十徳と名づけられました。

ほかに多機能ナイフやアーミーナイフ、マルチツールなどと呼ばれる場合がありますが、それはメーカーやモデルのコンセプトによるものです。

さまざまな用途に対応するために設計されており、キャンプやアウトドアにおいてさまざまな作業を効率的にこなすのに役立つため、アウトドアやキャンプが好きな人にとって、十徳ナイフは非常に便利なツールとして知られています。

十徳ナイフは銃刀法違反になる？飛行機への持ち込みは可能？

結論、十徳ナイフの所持は正当な理由があれば合法的に所持が可能です。

ただし、正当な理由なくナイフを持つことは法律で禁じられています。

違反した場合は2年以下の懲役、または30万円以下の罰金に処されます。

また、持ち歩く際には軽犯罪法にも注意が必要です。

軽犯罪法第1条2号では正当な理由なく凶器となり得る物を隠して持ち歩くのも禁止されています。

十徳ナイフに使用されるナイフのほとんどが5㎝以下なので銃刀法違反にはあたりませんが、街中で持ち歩くなど正当な理由がない場合は軽犯罪法の違反になる可能性があるので注意が必要です。

【十徳ナイフをアウトドア・キャンプに持っていく時の注意点】

アウトドアやキャンプで十徳ナイフを持参する際には、以下の注意点を守ることが重要です。

• 正当な理由を持つ（銃刀法違反をしない）
• 軽犯罪法に違反しない

十徳ナイフを持ち歩く際には、その使用用途や必要性について「正当な理由」を持つことが大切です。

アウトドアやキャンプのための道具として使用する場合は、使用目的や用途をはっきりと伝えられるようにするといいですね。

また、軽犯罪法に抵触しないように気をつけましょう。これは正当な理由なく刃物を持ち歩いた場合に処されます。

では具体的にキャンプ場やアウトドアフィールドに行くまで、どうやって十徳ナイフを持って行けばよいのでしょうか？

前項で理由なく持ち歩いてはいけない。と述べました。

理由は「キャンプで使う」ですね。

しかしこの場合、「刃物をただちに取り出せない状態で保持する」ことがポイントになります。

たとえば……

■車の場合

×ダッシュボードやドアポケット

〇トランクのコンテナの中

■徒歩の場合

×ポケット（衣服やザックも）

〇ザックの一番奥にバックインバックなどで二重にする（落としたり、スリにあう可能性がある）

などの対策を取ると万全です。

【十徳ナイフは飛行機に持ち込みできない】

十徳ナイフは飛行機の機内持ち込みはできません。十徳ナイフを手荷物に含めないようにしましょう。空港で預け入れ荷物として預けましょう。

この場合、十徳ナイフの機能にナイフが含まれなくても持ち込み不可です。

理由は「一見して脅威を抱かせるものは持ち込み禁止」とあるからです。

つまり、保有者がいくら「ナイフはついていない」と主張しても、周りの人が「ナイフがついてる」と想像したらその時点で「危険」となります。

航空機での持ち込みについては、安全面を考慮するためにも常に最新の情報を確認しましょう。

アウトドア用の十徳ナイフの選び方！必要ツールや人気ブランド

ルールを守れば便利でカッコイイ十徳ナイフ。

多機能性とコンパクトさを兼ね備えているため、キャンプやハイキングなどのさまざまなシーンで重宝されます。

では選ぶときのポイントはどこを見ればよいのでしょう？

付いているツール？それともこだわりのメーカー？

ここではアウトドア用十徳ナイフの選び方やおすすめのブランドについて解説します。

【十徳ナイフの基本的なツールとアウトドアシーンでの必須機能】

十徳ナイフには多数のツールが備わっていますが、アウトドアで特に役立つのはナイフ、缶切り、栓抜き、ドライバー、はさみなどです。

これらの基本ツールは、キャンプでの料理の準備から緊急時の修理作業まで幅広く活用できます。

十徳ナイフの基本的なツールには以下のものが挙げられます。

• ナイフ
• 缶切り
• 栓抜き
• はさみ
• ピンセット
• プラスドライバー
• マイナスドライバー
• 爪切り
• 爪やすり
• コルク抜き

以上が、昔からある十徳ナイフのツールです。

いまは無くしてしまいましたが、プライヤーが付いたモデルがあり、若いころ自転車で北海道縦断をしたときに活躍しました。

プライヤーはペンチのような形状になる十徳ナイフの一種です。

鍋や鉄板を移動するときにも使えるので、個人的にはマストなツールです。

【多機能で万能な16ツール以上の十徳ナイフ】

16ツール以上を搭載した十徳ナイフは、どんな状況にも対応できる万能アイテムです。

ペンチやルーペなど、特殊なツールも含まれており、アウトドアでのさまざまなシーンに対応できるのが特徴です。

しかしキャンプ全般を通して16種類全部が必要かと言われれば、その様な場面は少ないのが事実。

メインで使う機能はナイフとはさみ、缶切りくらいでしょう。

ツールの数が増えれば価格も高くなる傾向で、本体も大きくなり、重さも重くなるのでポケットに入れにくくなってしまいます。

【迷ったらこれ！基本的な機能が揃った10～15ツールの十徳ナイフ】

10〜15ツールの十徳ナイフは、アウトドアに最適な基本タイプです。

ナイフ、ドライバー、缶切りなど、主要な機能が揃っています。

使いやすさと機能性のバランスが取れているため、初心者にもおすすめです。

ツールが多すぎると使いにくいと述べました。だったら少ないのが良いのか。

たしかに3つのツールという十徳ナイフも存在します。

しかしそれでは「マルチツール」とは呼びにくいですし、そもそも専用の道具を用意した方が良いです。

機能と価格のバランスが良いのは10~15個のツールが付いたモデルといえるでしょう。

【最低限の機能を求めるなら10ツール未満の十徳ナイフ】

10ツール未満のシンプルな十徳ナイフは、最低限の機能を求める方に適しています。

コンパクトで軽量なため、持ち運びが簡単で、初めてのアウトドアや短期の旅行に最適です。

ツールが多いと使えるシーンが増えますが、ツールの一つひとつの大きさが小さくなり、使いにくくなる傾向があります。

そこで10ツール未満の十徳ナイフです。

専用の道具には敵いませんが、ツールの数が少なくなることで一つひとつが大きくなり使いやすくなるメリットがあります。

アウトドアでは荷物を少なくするのが基本なので、10ツール未満の十徳ナイフがおすすめです。

【おすすめのブランドは「ビクトリノックス 」「レザーマン」】

十徳ナイフといえばビクトリノックスが有名です。

アウトドア好きではない人でも一度は聞いたことがあるかもしれません。

ビクトリノックスは1884年スイスで誕生しました。

その十徳ナイフの発祥は1891年スイス陸軍にソルジャーナイフを納めたことからはじまります。じつに150年近い歴史があります。

また、アウトドアに興味が出てくると耳にするのがレザーマンです。

レザーマンの歴史は創設者、ティム・レザーマンが1976年に行った妻とのヨーロッパ旅行にはじまります。

その時に出くわした様々なトラブルから、プライヤー付きのマルチツールがあると便利だと考え、1980年にマルチツールの試作品「ミスタークランチ」を発表、特許を取得します。

先ほど私が自転車旅行で使ったというプライヤー付きのマルチツールはレザーマンの模倣品です。

道具は価格より、使いやすさと信頼できるブランド選びが大切だと痛感した次第です。

アウトドアにおすすめの十徳ナイフ10選！

ここからはアウトドアにおすすめの十徳ナイフを10モデル紹介します。

定番のビクトリノックスとレザーマンのほか、初心者にも手にしやすいモデルも紹介しますのでどうぞ最後までご覧ください。

【VICTORINOX(ビクトリノックス) スーパーティンカー】