【キャンプ場スタッフ監修】テントシューズは冬場のキャンプで足元を温めてくれる必須アイテム。
モンベル(mont-bell)や、ザ・ノースフェイス(The North Face)など有名ブランドからも販売中です。
今回はキャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんに、素材やブーツのタイプごとのおすすめアイテムを紹介してもらいます。
いますぐおすすめのテントシューズを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
冬のキャンプはテント内でも足元が冷えて困っています。何かおすすめの防寒グッズはありませんか?
まかせて!冬キャンプの防寒対策なら「テントシューズ」がおすすめだよ!その名の通りテント内でも履けるシューズで、短いものからブーツタイプまで種類も様々。素材やサイズ別におすすめのテントシューズを紹介するね♪
冬の寒さは足元から来ます。足元をしっかり保温すれば冬キャンプも快適に過ごせますよ
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
冬キャンプの防寒アイテム「テントシューズ」って何?
テントシューズとは、寒い季節にテントの中で足に着用する防寒具です。主に、冬のキャンプや山小屋を利用した登山で使用されています。
素材はダウンや化繊が多く長さはロングとショートがあり、テントの中など室内だけではなく、整地されたところであれば外を歩くこともできます。
トイレや水汲みに行く際など兼用が気にならない場合は特に便利ですよ
冬キャンプは足元から冷えてくるので、寒さが苦手な人ほどテントシューズの効果を実感できるでしょう。
テントシューズを選ぶときに確認したいポイント
テントシューズを選ぶときに確認するポイントを解説します。
ポイントは以下の3つ!
- 中綿の素材
- シューズのタイプ
- 機能性
テントシューズは防寒具なので、どの様な環境で使用するかをイメージすると、商品選びのヒントになります。
【中綿の素材(ダウン・化学繊維)】
中綿は、ダウンと化学繊維(化繊)の2つがあります。
それぞれの特徴は以下の通り。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ダウン | 保温性が高い 軽くコンパクトに収納できる | 濡れに弱い 化繊と比較して高価 |
化繊 | 濡れに強い ダウンと比較して安価 | 収納時コンパクトになりにくい 保温性に劣る |
ダウンは雪や雨で濡れると保温性が落ちてしまいますが、丁寧に扱えば保温性が高く気温の低い場所でのキャンプに最適です。また、コンパクトに収納できるので荷物にならないのもポイント。
化繊はダウンより保温性に劣りますが、濡れに強いのが最大のメリット。
朝起きてテントの中が結露していても平気なのはポイント高い。
濡れに強いので家で洗濯も可能で、適度な保温性とメンテナンス性の良さからルームシューズとしても最適ですよ。
【シューズのタイプ(ロング・ショート)】
テントシューズにはロングタイプとショートタイプがあります。
それぞれの特徴は以下の通り。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ロング | 保温性が高い | 着脱しやすい |
ショート | 脱ぎ履きしやすい | 保温範囲が足先のみ |
ロングは着脱のしにくさがデメリットですが、テントから出る回数が少ないのであれば保温性も高くおすすめ!
ショートは足先しか保温できない分、脱ぎ履きしやすく出入口の狭いテントでは安全に使用できます。かかとを踏んで履けるモデルはさらに便利です。
【機能性(収納サイズ・防水加工・滑り止め)】
荷物が多くなる冬キャンプでは収納サイズが重要になります。
収納サイズは化繊よりダウン、ロングよりもショートの方がコンパクトになり使いやすいです。また、収納袋があるかもチェックしましょう。
他にも雪のある地方でのキャンプで使う場合は、防水加工の機能がついていると外を歩く際に中まで濡れずに快適に過ごせます。
滑り止めがついていると、外を歩くときだけでなくテントの中を歩くときも滑りにくく安全に過ごせますよ
テント内を歩くときは意外と滑ってしまうもの。部屋履きにも使いたい人は靴底の滑り止めにも注目しましょう。
キャンプ場スタッフおすすめテントシューズ15選
Arizineおすすめのテントシューズをショートタイプ・ロングタイプ別に紹介します。
また、テントシューズの代わりに使えるアイテムもあわせて紹介しますね。
お手ごろな商品からアウトドアメーカーの本格テントシューズまでそろえたので、ピッタリの商品が見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
【ショートタイプのおすすめテントシューズ】
■Tentock ダウンシューズ ダウンソックス
良質なアヒルの羽を使ったロングタイプのテントシューズです。
異臭のないダウンが効率よく空気を溜めて、温かさをキープします。表地は滑らかなナイロンで肌触りが良くキシキシした感じがありません。
足の裏はオックスフォード布を採用し滑りにくいため、テントの中はもちろんキャンプ場の中も歩けます。
・素材:400 D 20 Tナイロン
・中綿:ダウン
・軽さ:90g/M 105g/L
・使用サイズ:25×8×17㎝/M 28×8×20㎝/L
・収納サイズ:18×12㎝/M 19×13㎝/L
■THE NORTH FACE(ザノースフェイス) NSE Down Tent Bootie ヌプシ ダウン テント ブーティ
寒い季節や地域でのキャンプ、コテージなどの小屋泊をともなう登山を想定したテントシューズです。
表地に採用されたリサイクルナイロンは撥水加工がされ、雪の上を歩いても染みこみません。中綿のダウンもリサイクルダウンを使用し、自然環境に配慮しています。
ダウンの量はそのままに保温力を高めたダウンボックスパターンを採用し、これまでのモデルより約10%保温力を高めています。
・素材:リサイクルリップストップナイロン/アッパー 撥水加工ナイロンアウトソール/ボトム
・中綿:ダウン
・軽さ:記載なし
・サイズ:XS・S・M・L
表地に採用されたリサイクルナイロンは撥水加工がされ雪の上を歩いても染み込んで来ません。中綿のダウンもリサイクルダウンを使用し、自然環境に配慮しています。
ダウンの量はそのままに保温力を高めたダウンボックスパターンを採用し、これまでのモデルより約10%保温力を高めています。
■THE NORTH FACE(ザノースフェイス) ルームシューズ/スリッパ Nuptse Tent Mule ヌプシ テント ミュール
自宅で洗濯できる化繊を使用したショートタイプのテントシューズです。
足の裏には滑り止めがあるので滑りやすいテント内でも安全に移動できます。
この商品は脱ぎ履きしやすいのが特徴で、家で洗濯できるので部屋履きとしても最適です。
・素材:ポリエステル
・中綿:化繊
・軽さ:約109g(Mサイズ/片足)
・サイズ:M、L
■モンベル ダウン フットウォーマー(ダウン)
高品質なダウン仕様で保温性に優れたテントシューズ。冬のテントや山小屋で使用できます。
裏地に起毛メッシュを採用し、寝ているときや歩いているときにも脱げにくくなっています。
足を入れるところにストレッチ素材を使用しているので、脱ぎ履きしやすく冷気の侵入も防ぎます。
・素材:表地/10デニール・バリスティック®エアライトナイロン[はっ水加工] 裏地/クリマプラス®メッシュ[ポリエステル]
・中綿:650フィルパワー・ダウン
・軽さ:142g
・使用サイズ:S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)、XL(28~30cm)
・収納サイズ:∅10x17cm
■モンベル エクセロフト フットウォーマー(化繊)
家での洗濯が可能な化繊のテントシューズです。
ダウンと比較して若干重量はありますが、気軽にお洗濯できるのでいつでも清潔に使えますね。
テントシューズはズレが気になることがありますが、ドローコードで絞れるので自分の足にあわせ調整できます。
・素材:表地/40デニール・ナイロン・タフタ 裏地/クリマプラス®メッシュ[ポリエステル]
・中綿:エクセロフト®[ポリエステル]
・軽さ:245g
・使用サイズ:S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)
・収納サイズ:∅12x19cm
■NORDISK(ノルディスク) アウトドア ダウンシューズ Hermod Down Shoe
ダウンを使用した足首までのショートタイプテントシューズです。
モコモコした見た目がいかにも温かそう。
外側は天然コットンを使用しているため肌触りが気持ちいいのが特徴。また、滑り止めもついているので部屋履きにも最適です。
収納ケースが付属しているので、片方だけなくす心配がありません。
・素材:外側/100%オーガニックコットン、裏地/100%ポリエステルフリース+100%オーガニック
・中綿:ダウン
・軽さ:ジュニア35g、S 165g、M 190g、L 210g
・使用サイズ:ジュニア S M L
・収納サイズ:記載なし(収納ケース付き)
■[Naturehike] シューズカバー ダウン
撥水性のあるナイロンを表地に使用した、使い勝手のよいテントシューズです。
700FP(フィルパワー)の高品質ダウンを使用し、温かさも抜群。
3,000円台とお求めやすい価格なので、部屋履きとして使い倒すのもアリです。防水性のある収納袋が付属します。
・素材:ナイロン
・中綿:ダウン
・軽さ:S約80g M約90g
・使用サイズ:S26×12×23㎝ M29×15×23㎝
・収納サイズ:S13×9㎝ M14×9㎝
【ロングタイプのおすすめテントシューズ】
■イスカ(ISUKA) ダウンプラステントシューズロング
ふくらはぎ付近までカバーするロングタイプのテントシューズです。
ふくらはぎまで覆うので、朝起きた後に雪が積もっていてもそのまま雪かきができます。
足首部にはシャーリングが施され、空気が溜まりやすく温まった空気を逃しません。スタッフバッグ付き。
・素材:ナイロン(ゴアウィンドストッパー)、裏ポリエステル
・中綿:ダウン
・軽さ:190g
・使用サイズ:S
・収納サイズ:直径10×18cm(収納スタッフバッグ付)
■Snugpak(スナグパック) テントブーツ
冷えこむ季節のテント泊に最適なロングタイプのテントシューズです。
ロングタイプですが化繊を使用している分価格は抑えられ、はじめてのテントシューズにもおすすめ。
化繊なので自宅で洗濯でき、いつでも清潔に使用できるのが魅力です。
・素材:表地/ナイロン(Paratex Light)・ナイロン(420D Oxford Nylon) 裏地/ナイロン(Paratex Light) 中綿/ポリエステル(Softie)
・中綿:化繊
・軽さ:230g
・使用サイズ:24.5~26.5cm
・収納サイズ:直径12×長さ24cm
■ナンガ テントシューズ
厳冬期の長期遠征で使われることの多いナンガのテントシューズ。それだけで温かさが伝わりますね。
表地には風を通さないオーロラテックス、裏地には肌触りのよいナイロンタフタを使用。
60g使用したホワイトダックダウンと併せワンランク上の快適性を実現しています。
・素材:オーロラテックス 裏生地 / 40dnナイロンタフタ
・中綿:ダウン
・軽さ:170g
・使用サイズ:フリーサイズ(22.0-29.0cm)
・収納サイズ:Φ12×14cm
■プロモンテ(PuroMonte) アウトドア キャンプ 靴下 MFソックス ロングファスナー付
メンテナンス性に優れた化繊のテントシューズ。
化繊はダウンより保温性に劣りますが、ロングタイプなら十分暖かくメンテナンスがしやすいのは嬉しいポイントです。
このテントシューズはちょっと変わり種で、つま先のファスナーを開けるとレッグウォーマーに早変わりします。
レッグウォーマーとして使わなくとも、少し暑いなと感じたときに換気目的で使えるので用途にあわせた使い方ができる代物です。
・素材:表地/20Dナイロン100%、中綿/マイクロファイバーポリエステル
・中綿:化繊
・軽さ:264g
・使用サイズ:M
・収納サイズ:20×Φ13cm
■inetrack(ファイントラック) FIU0112 Unisex ポリゴンテントシューズ
シート状立体保温素材の「ファインポリゴン」を封入した、化繊ながら抜群の温かさを誇るロングタイプテントシューズ。
厳冬期のキャンプで冷える足元を温めてくれます。
足裏には滑り止め素材を施し、防水性の高い表地とあわせ野外での使用も快適です。
・素材:ナイロン100%(PUコーティング) 裏/ポリエステル100%(PUラミネート) 裏地(足底以外)/ナイロン100% (足底) /ポリエステル100%
・中綿:ポリエステル100%(ファインポリゴン)
・軽さ:230g
・使用サイズ:S、M
・収納サイズ:記載なし(スタッフバック付き)
【テントシューズの代用品&便利アイテム】
■[アモジ] スリッパ ルームシューズ 室内履き
テントシューズというよりはスリッパタイプの温かいルームシューズ。
それだけに脱ぎ履きしやすく、テントの出入りが楽に行えます。
ソールはゴムなので屋外で使っても歩きやすいですし、室内で使う際はフローリングの床でも滑ることがありません。
足元の冷えに悩む在宅ワークの人にもおすすめです。
・素材:化繊 ソール、ゴム
・中綿:化繊
・使用サイズ:M
■[コロンビア] ネステント モック ツー YU0747 スリッポン ユニセックス
柔らかな素材で包みこんでくれる、部屋履きや初冬のキャンプで使いやすいテントシューズです。
表地は撥水だけでなく撥油の機能があり、幅広いシーンで使えます。
軽さはわずか100gなのでカバンに入れても邪魔になりません。
かかとを踏んで履けるので旅先でのルームシューズとしても使いやすいです。
・素材:ポリエステル, 合成皮革
・中綿:化繊
・軽さ:100g
・使用サイズ:XXS – XL
■モンベル テントシューズカバー
ふくらはぎにしなやかな40デニール・高密度ナイロンタフタを使用し、足首より下には防水性のあるドライテックを使用したテントシューズカバーです。
室内用のテントシューズの上にカバーを履けば、屋外でも使用が可能に!
中綿は無いので保温性は高くありませんが、融雪時のキャンプで使用すると足元が汚れず快適に過ごせます。
スタッフバック付きで携行に便利なのも嬉しいポイント。
・素材:40デニール・高密度マルチナイロン・タフタ (下部)ドライテック
・軽さ:135g
・使用サイズ:S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)
・収納サイズ:記載なし(スタッフバッグ付き)
まとめ:足元ほかほか!テントシューズを使って冬キャンプを快適に過ごそう
冬キャンプは寒さ対策が必須です。特に足元が冷えるとキャンプを楽しむ気持ちになれません。
「だったら靴下を重ねて履けばいいんじゃない?」と思われるかも知れませんが、実は靴下を重ねて履くとつま先が圧迫され、かえって冷えてしまう原因にもなるのです。
そこで今回紹介したテントシューズの出番がきます!
テントシューズは大きめのサイズ感なので足先を圧迫せず快適に過ごすことが可能です。
化繊ならメンテナンスしやすく、ダウンならより温かく使用できますよ。
キャンプだけではなく家でも使いやすいですね。
今年の冬は足元から暖めて過ごしてはいかがでしょうか?