【キャンプ場スタッフ監修】クローズドセルマットはサーマレストのZライトソルがおすすめ!
今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんが、愛用中のZライトソルについて魅力やデメリット、銀と黄色の使い分けの仕方やZライトとの違いまで徹底レビューしてくれます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
サーマレスト Zライトソルっていいんですか?軽量だけど薄いし、寝心地も気になります。
まかせて!サーマレスト Zライトソルは登山キャンパーをはじめ、多くのキャンパーに大人気!今回はそんな人気の秘密を、キャンプ歴5年山好きソロキャンパーおとうさんに徹底的にレビューしてもらうね♪
サーマレストのZライトソルは一度使うと手放せなくなるマット!ぜひみなさんも使ってみてくださいね!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
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※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
サーマレスト Zライトソルのここが大好き!魅力は?
サーマレスト Zライトソルとは、キャンプで寝る際にシュラフの下に敷くクローズドセルマット(フォームマット)です。
サーマレストは1972年の創業から45年以上、フィールドで快適な一夜を過ごすためのプロダクツを日々追求しているアメリカのブランドです。
キャンプだけでなくテント泊をする登山キャンパーにもおすすめの3シーズンモデル。
Zライトソルはサイズ違いで2モデルあり、それぞれR、Sと区別されます。
正式名称は「Zライトソル シルバー レモンR」、「Zライトソル シルバー レモンS」。
レギュラー(R) | ショート(S) | |
サイズ | 51×183cm | 51×130cm |
収納サイズ | 51×13×14cm | 51×10×14cm |
重量 | 410g | 290g |
厚さ | 2.0㎝ | 2.0cm |
R値 | 2 | 2 |
ここではサーマレストZライトソルのスペックを確認しつつ、私が感じる好きなところと魅力を解説いたします。
【超軽量で楽々持ち運び】
クローズドセルマットは軽量さが魅力ですが、Zライトソルの軽さは手に持った瞬間に驚きを覚えるほどです。
レギュラー(R)で410g、ショート(S)で290gとペットボトルよりも軽く、Sに至っては缶コーヒー程の重さしかありません。
これなら長い時間持ち運んでも苦になりませんね。
【地面が凸凹でも安眠できるクッション性】
Zライトソルは厚さ2㎝。
なのに、なぜか地面の凸凹は感じません。
銀マットよりは厚いですが、インフレータブルマットよりは薄いか、同程度です。
詳しい理由はハッキリしませんが、ウレタンの密度と、表面の凸凹が理由と思われます。
河原のゴツゴツした石の上では厳しいですが、キャンプ場で多少石がある程度なら朝まで快適に寝られますよ。
【底冷えを全く感じない「絶縁性能」が良い】
マットの使用目的はクッション性と断熱性です。
先ほどクッション性について述べましたので、ここでは断熱性について。
断熱は絶縁性能(R値=R-value)という数値で表されます。
数値と使用できる季節の目安は、下の表をご覧ください。
R値 1.0以上 | 春、夏 |
R値 2.1以上 | 春、夏、秋 |
R値 3.3以上 | 冬 |
R値 5.0以上 | 厳冬期 |
ZライトソルのR値は2です。
表で見ると春~秋が使用できる季節ですね(ほぼ2.1と換算)
僕の住む北海道でも晩秋まで問題なく使用できます。
インフレータブルマットと組み合わせれば厳冬期のキャンプでも使えるでしょう。
また、自宅で寝る際、敷布団の下に敷くと驚くほど暖かく寝られますよ。
【ヘタリもない高い耐久性】
クローズドセルマットは、穴が開いたり刃物で切り裂いたりしない限り使用できなくなることがほぼありません。
熱には弱いので注意!
Zライトソルは厚手でウレタンの密度が高いので、繰り返し使うことによる「ヘタリ」も少ないでしょう。
手にした感覚も銀マットとは比較にならない「質感と耐久性の高さ」を感じます。
【サラッとした肌触り】
Zライトソルは出したりしまったりが簡単です。
サッと広げてお昼寝に使いやすいのもうれしいポイント。
夏の暑い日に横になって頬を付けても頬に付かず、サラッとした肌触りが心地いいです。
木陰はもちろん、お部屋の隅に置いておいて、窓から入る風を感じながらのお昼寝も良いですね。
サーマレスト Zライトソルのデメリット
評価の高いZライトソルですが、デメリットもあります。
しかし、デメリットは捉える人によってはメリットになるポイントもあります。
手にしてから「こんなはずじゃなかった」とならないように、事前にチェックしておきましょう。
【携帯性がイマイチ!アコーディオンタイプでかさばる】
Zライトソルはアコーディオンタイプなので、収納時に長方形になります。
その形状から、ザックに入れにくいのがデメリットです。
しかし、まとまりがよいのでザックの外にはくくりつけやすいとも言えます。
また長方形は車でキャンプに行く際も積載しやすく、同時に家でも転がらず収納しやすいメリットとなります。
【幅が狭い】
初めて使ったときに「肩がはみ出そう」、多少重くなってもよいので、「もう少し幅が広いほうがいいな」と感じました。
けれどシュラフに入って一晩過ごすと、適度に滑らない表面のお陰で落ちることもなく、朝までグッスリ寝られました。
幅が狭い分、ザックにくくりつけた時に。はみ出しが少ないのもポイントです。
銀の面と黄色の面を使い分けよう
Zライトソルに限らずクローズドセルマットの多くには銀の面とそうでない面があります。
これが銀マットと呼ばれる由縁!
これ、どちらを上にしたらよいか迷いますよね。僕も迷いました。
その疑問に対する最終回答を出します。
あなたはどちらを上にして使っていましたか?
【銀は寒い時に使う!】
寒い時はアルミ蒸着を上にして使います。
理由は体温を反射してくれるから。
体温を反射することで(輻射熱)保温効果が高まります。
またアルミ蒸着は水を弾きやすいので、テントの中で水をこぼしても拭き取りやすいというメリットがありますよ。
【イエローは暑い時に使う!】
地面からの熱をカットするために、暑い時はイエローの面を上にして使います。
寒い時の逆です。
暑い日にZライトソルの上で横になった時に、肌触りがイエローの面の方がよいというメリットもあります。
また野外で銀の面を上にすると太陽熱で暑いだけでなく、単に眩しいことも覚えておきましょう。
「Zライト」と「Zライトソル」の違いは?
サーマレストのZライトシリーズには、「ソル」の付くモデルと付かないものがあります。
違いはアルミ蒸着の有無です。
アルミ蒸着の有無は断熱性の違いを意味します。
R値 | 価格(レギュラー) | |
Zライトソル | 2 | 9,900円 |
Zライト | 1.7 | 8,580円 |
Zライトでも暖かいですが、夏の使用と考えるとよいでしょう。
価格差も僅かなので迷ったらZライトソルの購入をおすすめします。
ZライトソルはSとRどっちが買い?
僕はR(レギュラーサイズ)を購入しました。
理由はゆっくり寝たいからです。
Sサイズでもザックに脚を入れれば大丈夫と言われますが、疲れた状態でそれはイヤだと感じました。
リスクのある環境でこそ、しっかり寝たいですよね。
反対に体力に自信がない、ULスタイルで行きたい人はSがおすすめ。
僅か120gの違いですが、極限の状況では大きな違いになります。
まとめ:クローズドセルマットレスならサーマレスト Zライトソル一択!次のキャンプに持っていこう
キャンプ初心者には、クローズドセルマット1枚で9,900円は高く感じるかもしれません。
しかし、銀マットを約15年使い、妻の許可がようやく下りてZライトソルを手にした者の意見を言えば「最初から買えばよかった」です。
それほどクッション性がよく、暖かいのがサーマレスト Zライトソル。
パッと見た価格は高く見えますが、寝心地と丈夫さを考えると、初心者こそ始めに手にしてほしいキャンプマットです。
さあ次のキャンプはサーマレストZライトソルを持って行きましょう!