【キャンプ場スタッフ監修】キャンプでランタンの灯りをみながらリラックスする時間は、大自然の中でしか感じられないつかの間のご褒美タイム。
かねてよりヴェイパラックス(Vapalux)のランタンのヴインテージ感溢れる美しいフォルムに魅了される人が続出しています。
手間をかける分、LEDランタンにはない味が魅力です。
今回はヴェイパラックスの魅力や実際使用した感想を、ヴェイパラックス愛用中のベテランキャンパーのZenさんに紹介してもらいます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
ヴェイパラックスのランタンが気になるんですが、おすすめのモデルはありますか?
ヴェイパラックスには4種類のランタンがあり、それぞれ魅力満載のアイテムだよ♪今回はベテランキャンパーのZenさんに、ヴェイパラックスの魅力とランタンのレビューを紹介してもらうね!
あのハリーポッターにも登場しているかもしれないと言われているヴェイパラックスのランタン。加圧式灯油ランタンではペトロマックスが有名ですが、ヴェイパラックスもコアなファンから人気があります。普段から愛用しているヴェイパラックスの魅力を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ヴェイパラックスのランタンとは?絶えず人気の理由
ヴェイパラックスのランタンは、Wills&Bates社がイギリスで開発した技術を基に制作された灯油式の圧力ランタンです。
使用する燃料は、安全性とコストパフォーマンスに優れた灯油であり、予熱にはアルコールが使われます。
持続する照明時間はおよそ10時間で、シンプルな設計のおかげでメンテナンスも比較的簡単です。
ヴェイパラックスランタンは、エレガントな外観と頑丈な品質を併せ持ち、高い信頼性があります!
【100年以上の歴史あるブランドで信頼も高い】
1912年から圧力式灯油ランタンを製造している100年以上の歴史があるブランドです。
構造がとてもシンプルなので、メンテナンスが簡単で壊れにくいのが特徴。
頑丈なことから軍用としても供給されるほどです。
【職人がひとつひとつ手がけているハンドメイド品】
創業から変わらないのが、1台1台丁寧に職人が手作りで製造していることです。
ハンドメイドの高い品質が、多くの人から支持されている理由になります。
【本格的なケロシンランタンで点灯作業も楽しめる】
ケロシン(灯油)ランタンの魅力は、点灯にひと手間かかりますが、それも楽しみのひとつになります。
LEDランタンならスイッチをONするだけですが、ヴェイパラックスのランタンは点灯が少し面倒です。
でもその不便さをエンジョイしたい人にケロシンランタンは最適といえます。
手間がかかるほど愛着が湧くんですよね!
【正しいメンテナンスさえすれば一生ものとして使える】
単純な構造なので、ヴェイパラックスのランタンは長い時間使用することができます。
中古市場でもヴィンテージ品が高値で販売されているほどです。
メンテナンスを正しくすれば、一生ものとして使うことができます。
ヴェイパラックスのランタンの種類とスペック
ヴェイパラックスは1912年にイギリスにあるWills&Beats社が製造していましたが、1997年にBαirstou Brothers社に買収されてから、韓国で製造されるようになりました。
2011年以降に製造されているのは韓国製です。
【E41】
1940年代によく売れていた人気モデルの復刻版になります。
カラーは、アーミーグリーン、ステンレススチール、ボリッシュドブラスの3種類です。
【300】
E41の後に生産されたモデルが300です。
見た目はE41とよく似ていますが、フードのデザインが少し違ったりします。
カラーのラインナップは同じで、アーミーグリーン、ステンレススチール、ボリッシュドブラスの3種類です。
【M320】
他のラインナップよりタンク容量が少し小さいのがM320です。
他は1ℓですが、こちらは900ccで見た目も少しスマートな感じ。フレームはアルミダイキャストで腐食に強く、タンクはグリーンのマット塗装が施されています。1番人気があるのはM320です。
【M1B】
M320が軍用なのに対して、M1Bは一般用になります。
違いは少しありますが、スペックはまったく同じです。
ヴェイパラックスのランタンの使い方
難しいと思われがちな加圧式灯油ランタンですが、点灯は簡単です。
手順は3つのみ。大まかですが、手順ごとに説明します。
①予熱(プレヒート)
ケロシンランタンの儀式として予熱(プレヒート)があります。予熱とは気化器ヴァポライザーを温めてあげることで、これをしないと点灯することはできません。
予熱の仕方は、予熱カップに燃料アルコール(別途購入必要)を入れて着火します。アルコールが無くなる寸前まで待つことで予熱が完了です。
②ポンピング
燃料アルコールがなくなる寸前で、ポンプピングをします。ヴェイパラックスはオーバーポンピングは推奨していません。多くても20回までとしており、故障の原因になるからです。
③点灯
ポンピングすることで炎が安定してきたら点灯完了です。
実際の使用感をベテランキャンパーが徹底レビュー!
実際に使ってみてよかったレビューをご紹介します。
【加圧がしやすく初心者でも使いやすい】
使い始めてから数年経ちますが、最初から今まで点灯で失敗したことはありません。
手順、加圧が簡単なので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
決してハードルは高くありませんので安心してください。
【他のケロシンランタンに比べ燃焼音が小さい】
ヴェイパラックスの燃焼音が小さいのも人気の理由。
ケロシンランタンで人気No.1のペトロマックスと比べても音の大きさは静かです。
ペトロマックスユーザーがその燃焼音の静かさに驚くほど小さいですよ。
【燃料の持ちがよくてコスパがいい】
筆者は300を愛用しており、1Lのタンクに灯油を満タンに入れてキャンプに挑みますが、ひと晩使用しても、ほとんど減っていません。
毎回キャンプごとに満タンにしますが、タンクに戻しています。
燃料が安価な灯油なのでコスパは抜群です。
【ヴィンテージ調のデザインがお洒落で気分があがる】
デザインがレトロでおしゃれなので、持っているだけでテンションが上がります。
筆者もその見た目に惹かれて購入しました。
アーミーカラーのものは無骨な感じが、コアな男性キャンパーから支持されています。
【別売りのカサや選べるカラーで自分にあったカスタマイズが可能】
豊富なカラーが魅力的なランタンシェードが別売りされていますので、お好みのカスタマイズをすることができます。
色違いで複数枚持っていれば、気分に合わせて変えてみるのも、いいかもしれませんね。
【部品の入手が困難で苦労する】
あまり店頭に部品を置いてないので、いざというとき購入するのは難しいかもしれませんが、無くても店に問い合わせをすれば、取り寄せてくれます。
近くにアウトドアショップがなければ、公式ホームページからも購入することが可能です。
ヴェイパラックスのランタンを長く使うためのメンテナンス方法
普段しているメンテナンスを紹介します。
よくあるのがグローブが汚れてしまうので汚れを落とす方法です。
筆者も誤って炎上してグローブがススだらけになったことがありました。
グローブは簡単に取り外せるので、ガラスマジックリンなどで汚れを取り除いてください。
洗っている途中に誤ってグローブを落として割ってしまったこともあります。
グローブだけでも購入できますので、購入したショップに相談してみてください。
あとは、真鍮製のタイプは汚れを落とすクリームがありますので、汚れが気になるようでしたら磨いてください。
おすすめはピカールという汚れ落としで、頑固な汚れまで落としてくれます。
もし、ポンプの不具合などが発生したら、まず購入したお店に相談してみましょう。メンテナンス方法を教えてくれますよ。
まとめ:高価だけど一度手にしたら末永く使えるヴェイパラックスのランタンがおすすめ!
ヴェイパラックスのランタンは決して安くはありませんが、構造が単純なので故障しにくく、扱いやすいので、大事に使えば一生モノです。
数年使用していますが、特に不備もなく使用できています。
サイトにあればその見た目から存在感があり、雰囲気を良くしてくれるアイテムです。
ヴィンテージっぽく、ミリタリーテイストのカラーリングもありますので、無骨で男前な存在感があります。
難しそうなイメージがありますが、使ってみると驚くほど簡単なので、LEDランタンに飽きた人や、キャンプ初心者以上の人に使用してみてほしいランタンです。