【キャンプ場スタッフ監修】じっくり時間をかけて抽出するベトナムコーヒーは、自然の中でゆっくり過ごすキャンプと相性ぴったり!
今回は、ベトナムホーチミン在住キャンパーPICAさんと、ガチキャンパー沖野隆さんが、キャンプ場でも美味しくベトナムコーヒーを淹れる方法や必要な器具、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。
コーヒーの濃厚な風味と練乳の甘さがクセになる味わいを、ぜひ楽しんでみて下さい。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプ場でいつもと違うコーヒーが飲んでみたい!なにかオススメはありませんか?
それならベトナムコーヒーがおすすめだよ!初心者でも簡単に淹れられて、濃厚なコーヒーの風味と甘い練乳がやみつきになること間違いなし♪
飲み応え抜群のベトナムコーヒー。普段とは違うコーヒーを楽しみたい方におすすめです!
ベトナムに住んで7年です。ベトナムでもキャンプでベトナムコーヒー飲みますよ!キャンプで美味いベトナムコーヒーを淹れる方法を紹介しますね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ベトナムコーヒーとは?
ベトナムコーヒーとは、深めに煎った豆を専用のフィルターで抽出し、甘く濃厚なコンデンスミルクを加えて飲むコーヒーのことです。
ベトナムコーヒーは、専用のドリッパー(フィン)を使い、通常よりも時間をかけゆっくり淹れていきます。
普段よりもゆっくり過ごせるキャンプに、ぴったりなコーヒーです。
わたしたちが普段飲み慣れているコーヒーは「アラビカ種」ですが、ベトナムコーヒーは「ロブスタ種」のコーヒー豆を使っているのも特徴です。
練乳で甘みを足すなど、独特な飲み方もベトナムコーヒーの楽しみ方。
今回は、ベトナムコーヒーの淹れ方やアレンジレシピなど、その魅力を余すところなく紹介していきます。
べトナムコーヒーがキャンプにおすすめの理由3選
ベトナムコーヒーがキャンプにおすすめな理由は3つ。
①紙のフィルターがいらないからエコキャンプにぴったり
②初心者でも簡単に美味しく淹れられる
③器具がコンパクトで持ち運びやすい
「キャンプでコーヒーを本格的に淹れるのはちょっと面倒臭いなあ」と思っている方も、ベトナムコーヒーなら挑戦したくなるはずです。
【①紙のフィルターがいらないからエコキャンプにぴったり】
ベトナムコーヒーは紙のフィルターを使わないため、ゴミが少なくエコなキャンプにぴったりです。
もちろん片付けも簡単。コーヒー豆をゴミ箱に捨てるだけです。
また、紙のフィルターを使って淹れるコーヒーとは違いコーヒーの油分、「コーヒーオイル」がそのまま抽出されるため、コーヒー本来の味を楽しめるのもいいですね。
【初心者でも簡単に美味しく淹れられる】
ベトナムーコーヒーは、初心者でも美味しく淹れるのが簡単。
基本的に、専用のカフェ・フィンにお湯を注いでコーヒーを抽出するだけです。
普段はインスタントやポーションコーヒーで済ませていた方も、ベトナムコーヒーなら手軽に一味ちがったコーヒーが楽しめますよ。
【器具がコンパクトで持ち運びやすい】
ベトナムーコーヒーを淹れるのに必要な器具は、カフェ・フィンを除けば普段キャンプに持っていくものばかりです。
器具が少なくカフェ・フィンは軽量なため、持ち運びが簡単。ソロキャンプにもぴったりですね。
キャンプでも簡単にできるベトナムコーヒーの淹れ方
それでは、ベトナムコーヒーの淹れ方を見ていきましょう。
キャンプでも自宅でも簡単にできるので、ぜひ参考にしてください。
【ベトナムコーヒーを淹れるために必要なものを準備】
【ベトナムコーヒに必要なもの】
・コーヒー豆:12g~15gくらい、挽いておく
・練乳(コンデンスミルク):20~30g
・お湯を沸かすケトル
・カフェ・フィン(専用のドリッパー)
・グラスやカップ
・スプーン
・シングルバーナーやアルコールストーブなど、湯を沸かす火器(直火でも可)
ベトナムコーヒーを淹れるために必要なものは、これだけです。
器具に関しては、カフェ・フィン以外は、普段キャンプに持っていくものばかりではないでしょうか。
積荷に余裕がある方は、グラスやカップにこだわってもいいかもしれませんね。
今回使用したコーヒー豆はベトナムで大人気!店舗数No.1の「ハイランズコーヒー」のものを使用しました。ベトナムコーヒーの独特な香りが楽しめます。
【ベトナムコーヒーの淹れ方】
ベトナムコーヒーの淹れ方はとっても簡単。手順ごと説明します。
- 手順1:グラス(カップ)に練乳をいれる
- 手順2:フィンにコーヒー豆をいれて中蓋をセットする
- 手順3:フィンをグラスに乗せる
- 手順4:お湯を120cc注ぐ
- 手順5:蓋をしてコーヒーを抽出する
- 手順6:コーヒーが落ちなくなったら完成
今回はベトナムでもポピュラーな飲み方、練乳入りのCà phê sữa(カフェスア)の作り方の紹介です。
■ 手順1:グラス(カップ)に練乳をいれる
最初に、グラス(カップ)に練乳をいれておきます。
■ 手順2:フィンにコーヒー豆をいれて中蓋をセットする
次に、フィンにコーヒー豆をいれて中蓋をセットします。この際、コーヒー豆を平らにしてから中蓋をしましょう。
■ 手順3:フィンをグラスに乗せる
フィンをグラス(カップ)に乗せます。
この時点でグラスに練乳を好きな分量入れておきましょう!
■ 手順4:お湯を120cc注ぐ
フィンの中蓋の上から、お湯を注いでいきます。
お湯は一点に集中しないよう、回すように全体に注いでいきます。
■ 手順5:蓋をしてコーヒーを抽出する(5~10分かかるのでゆっくり待つ)
お湯を注いだら、蓋をして抽出されるの待ちます。コーヒーは5〜10分かけゆっくりと抽出されていきます。
コーヒーができるのをゆっくり待つのも、ベトナムコーヒーならではの楽しみ。
時間があるキャンプにぴったりな理由のひとつでもあります。
■ 手順6:コーヒーが落ちなくなったら完成
コーヒーが落ちなくなったら完成です。上蓋をひっくり返し、下皿ごとドリッパーを上蓋に置き、テーブルが汚れないようにしましょう。
■ 手順7:練乳とよく混ぜあわせて召し上がれ!
練乳とよく混ぜ合わせれば、Cà phê sữa(カフェスア)の完成!
待ちに待ったコーヒータイムの始まりです。
ベトナムコーヒーを美味しく淹れるコツとアレンジ方法
簡単にできるベトナムコーヒーですが、美味しく淹れるポイントを押さえておきましょう。
アレンジレシピも紹介しますので、楽しみ方が広がりますよ。
【ロブスタ種のコーヒー豆を使う】
日本で一般的なのはアラビカ種ですが、ベトナムコーヒーはコーヒーの強い風味を楽しむためにロブスタ種のコーヒー豆を使います。
ロブスタ種はアラビカ種にくらべ、苦味や渋みが強く、酸味がやや弱いのが特徴です。麦茶のような香ばしさがあり、風味を強く感じられます。
また、ロブスタ種はカフェインの含有量がアラビカ種の2倍。目覚めの一杯でスッキリできそうです。
ハイランズコーヒーは本当にベトナムの街中至る所で見かける大人気のコーヒーショップです!日本でもハイランズの豆を買えるようなのでぜひ試してみてくださいね。
■ ベトナムコーヒー 粉末 HIGHLANDS COFFEE(ハイランズコーヒー) クリロブスタ 200g ground coffee
【専用のカフェ・フィンを使う】
ベトナムコーヒーは、専用のカフェ・フィンでじっくり時間をかけて抽出するのがポイントです。
専用のフィンは、フィルターの穴が小さいため抽出に時間がかかります。時間をかけゆっくりと抽出することで、お湯とコーヒー豆が触れる時間が長くなり、より濃いコーヒーに仕上がります。
専用のカフェ・フィンを使うことで、ベトナムコーヒーならではの味わいを存分に楽しめますよ。
■カフェフィン ベトナムコーヒー コーヒードリッパー コーヒーフィルター ステンレス製 HIGHLANDS COFFEE ハイランズコーヒー
■ベトナム式コーヒードリッパー(1カップ用)カルディ
【アレンジレシピも楽しんでみよう】
ベトナムコーヒーはアレンジ次第で、楽しみ方が広がります。
ベトナムコーヒーのアレンジレシピの一部を紹介するので、ぜひ試してください。
キャンプ飯のメニューに合わせてアレンジするのも楽しいですよ。
■ 氷の上に注いだらアイスでも飲める
氷を入れたグラスにベトナムコーヒーを抽出すれば、アイスコーヒーになります。もちろん練乳を入れてもOK。
現地ベトナムでは、アイスコーヒーのことを「Cà phê đen đá(カフェデンダー)」といい、練乳入りなら「Cà phê sữa đá(カフェスアダー)」と呼ばれ、一般的な飲み方です。
氷のことを「đá(ダー)」と言います!
■ミルクをいれたらカフェオレになる
ミルク(牛乳)をいれれば、カフェオレに!アイスでもホットでもOKです。ミルクとベトナムコーヒーを2:1の割合で注ぎ、よくかき混ぜれば完成。
いつも飲んでいるカフェオレとはまったく違う美味しさがあります。
ちょっと甘くしたい方は、ガムシロップを入れるのもありですよ。
■ブラックで飲んでもOK
コーヒーはブラック派の方も多いはず。もちろん、ブラックベトナムコーヒーもおすすめです。
作り方は、カップにベトナムコーヒーを抽出するだけ。アイスで飲みたければ、氷を入れたグラスに抽出するだけです。
甘みなしのブラックコーヒーのことを、Cà phê đen(カフェ・デン)といいます!
■ヨーグルトを加えたヨーグルトコーヒーも現地では人気
現地ベトナムで大人気なのが、ヨーグルトコーヒー。ヨーグルトの酸味が爽やかで、コーヒーの苦味との相性が抜群です。飲みごたえがあり、朝食にもおすすめです。
【作り方】
1.無糖ヨーグルトと練乳をダマがなくなるまでよくかき混ぜる
2.グラスに氷を入れ、1をグラスに注ぐ。
*氷を小さくクラッシュしておくと、ヨーグルトとからまりやすくなります
3.専用のカフェ・フィンでグラスにベトナムコーヒーを抽出し、混ぜれば完成
*ヨーグルトとコーヒーの割合は2:1程度がおすすめ
■まるでカスタード?!ベトナムで定番のアボカドコーヒー
アボカドコーヒーもベトナムのカフェではよく見かけるメジャーなベトナムコーヒーの一つ。
アボカドとコーヒーの組み合わせにびっくりするかもしれませんが、スムージーになったアボカドがとってもクリーミーでまるでカスタードのような味わいなんです。
もったりしたアボカドが腹持ちがよく、現地のベトナムの人たちにも親しまれているコーヒーですよ。
【作り方】
1.アボカド、練乳、牛乳、氷をミキサーにかけてスムージーにする
2.1をグラスに注ぐ。
3.専用のカフェ・フィンでグラスにベトナムコーヒーを抽出する
4.アボカドスムージーに回しかけたら完成
■もっと手軽に楽しみたいならお湯を注ぐだけのインスタントもおすすめ
手軽にベトナムコーヒーを楽しみたいなら、インスタントもおすすめです。お湯を注ぐだけなので、時間がないときにはいいですね。
【ベトナム直輸入 】チュングエン G7 3in1 インスタントコーヒー 50袋入 ベトナムコーヒー
まとめ:美味しいベトナムコーヒーを淹れてキャンプ時間を楽しもう!
ベトナムコーヒーは、気軽に普段とは一味ちがうコーヒーを楽しめます。
濃厚な味わいや、豊富なアレンジ。できるまで少々時間がかかりますが、待っている時間も景色を眺めたり本を読んだりなど、キャンプならではの楽しみ方ができます。
また、キャンプで飲むコーヒーはいつもより何倍も美味しく感じます。
次のキャンプではベトナムコーヒーを淹れて、最高のキャンプ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ぜひ、本場の味をキャンプで楽しんでくださいね!