土曜日, 11月 23, 2024
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テントの種類や名称って知ってる?種類や各パーツの解説まとめ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】テントの各名称を知っていますか?それぞれパーツが細かくあり、その1つ1つがテントの重要な役割をもっています。

種類やパーツの名称を覚えておけば、不具合が生じたり故障してしまった時にも役立ちますし、組み立て方がわからない時でも一覧をみればすぐに理解できるようになります。

今回はテントのそれぞれの名称についてまとめたものをファミリーキャンパーMIYAさんに解説してもらいます♪

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

テントの部位の名称が多くてどこがどれなのかわかりにくいんですが、どうやって覚えたらいいですか?

テントの部位はメインのものをとりあえず覚えて、そこから繋がっていくもの順に覚えると楽に覚えられるよ!今回はテントの部位の名称ごとにわかりやすく解説していくね♪

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

テントの種類や名称がありすぎて混乱する!

キャンパー @tentencamp さんの素敵な投稿より

キャンプといえば「テント」ですよね!

一言でテントと言っても、色んな種類や部位によっての呼び名がありすぎてわかりづらい、何を買ったらいいのかわからない!と感じる人も多いのではないでしょうか。

まずテントは「ドーム型」「ワンポール型」を中心に、様々な種類があります。
またテントを建てる際に必要になってくる部品や部位も多くあり、その一つひとつに名前がついています。

初心者にはわかりづらい専門用語が多いテントですが、理解すれば「自分に合った」「お気に入り」のテントと出会えます!

今回はテントの種類から、テントの部位の名称、テント設営に必要なギアまで、テントに関する情報を細かくお教えします!

まずは知りたいテントの種類

キャンプをやる人数や場面によって、様々な機能や大きさのテントが発売されています。
自分の使うキャンプの目的に応じてテントを使い分けるのも良し、お気に入りのテントを使い続けるのも良いでしょう。

そこでテント購入前に知りたい、「テントの種類」をタイプ別にご紹介します。

【ドーム型テント】

キャンパー @tempa_itn さんの素敵な投稿より

ドーム型テントとは、そのままの通り半球体の見た目のためドームと呼ばれ、軽さとコンパクトに収納が可能なことが特徴です。

ポール2本をクロスして組み立てる構造がシンプルで設営がしやすいことから、初心者にもおすすめ。

サイズも1人用からファミリー向けまで幅広く、テントの中でも1番種類の多いタイプだよ!

【ツールームテント】

Photo by MIYA(Arizineライター)

ツールームテントとは、その名の通り2部屋(空間)に分かれたタイプのテントのこと。

リビングと寝室がテント内で分けられるようになっているのが特徴です。

リビングスペースのフライシートが日陰になりタープが無くても日中過ごしやすく、テントとタープが一体化していることで設営の手間が省けるのもポイント。3〜4人用のテントが多いです。

MIYA家では、2幕目にツールームテントを購入しました。
ファミリーキャンプに超快適なテントです!

全てのファミリーキャンプを検討している人におすすめしたいくらい気に入っています。

ツールームテントはリビングと寝室が分かれていて、自宅のような空間でキャンプができるのも魅力!

設営は大きさもあるので少し難しく、1人ではできないこともありますが、片付けは比較的簡単に済みますよ。


SABBATICAL( サバティカル )ARNICA(アルニカ)サンドストーン
ノーブランド品

【ワンポールテント】

Photo by MIYA(Arizineライター)

ワンポールテントとは円錐型のテントで、中央の1本のポールで全体を支えています。
外観がおしゃれなことや、室内の快適さに優れています。

ポールが1本のみなこともあり、設営が簡単なのも特徴です。

ワンポールはMIYA家で初めて購入したタイプのテントです。
当時は夫婦2人ともキャンプ初心者で、設営が簡単なことやデザインに憧れがあり、DODのデザインが気に入って購入しました。

8人用を購入したので、4人で使う分にはゆったりと余裕があります。

広さが十分にあるので雨の日にはテント内でご飯を食べるにも不便なく使えました。
ただインナーテントとフライシートを一緒に設営するので、デイキャンプの際には少し面倒なことも……その他はデザインも気に入っていて使いやすいです。

【ワンタッチテント】

Photo by MIYA(Arizineライター)

ワンタッチテントとは、誰でも手軽にすぐ設営できるのが特徴。
袋から取り出して広げるだけでテント設営完成です。宿泊も可能なタイプや、公園などの日除けとしてつかえるタイプなど幅広く展開されています。

テントの設営や後片付けが面倒だと感じる人におすすめ。

MIYA家ではキャンプを始める前にピクニック用として購入しましたが、今ではキャンプへ行けない日が続く度に、自宅内で広げてキャンプごっこに使ったりしています。

【ロッジ型テント】

キャンパー @yu_uko_camp さんの素敵な投稿より

三角屋根のようになっていて、居住空間が広く室内の快適さが特徴です。

90年代に流行っていたモデルで、最近のグランピングブームから様々なタイプが出たことにより人気が再燃傾向にあります。

見た目も家のような感じで他のテントとは違った趣があるよね!

覚えておくと役に立つ!テントの部位名称

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの基本ですが、多くのテントはインナーテントとフライシートの二重構造になっています。

この二重構造を「ダブルウォール」と言い、空気の断熱材の役割になっています。

日本は湿度が高く、一重構造のシングルウォールテントは不向きなので注意しましょう!

ここからテントの部位や部品は、そのテントによって多少の違いはありますが、主に使われている「テントの部位名称」についてご紹介します。

インナーテント

出典:Amazon

ダブルウォールテントの2層のうちの1つで、素材によって通気性・撥水性に違いがあります。

ナイロンやポリエステル、コットン製が多く、全てメッシュのタイプもあります。

インナーテントには、フライシートの内側に張るタイプ(吊り下げ式・スリーブ式)とカンガルースタイルなどがあるよ!

■フライシートの内側に張るインナーテント

Photo by MIYA(Arizineライター)

インナーテントは、基本フライシートと合わせてポールを通して組み立てるスリーブ式が代表的。
全体的にメッシュ素材が多く、テント内が蒸れにくくなっています。

そのほかにもテントのポールを組み立て、フックで吊り下げる設営方法の吊り下げ式もあります。
吊り下げ式の方がフックをかけるだけと設営は簡単ですが、室内は狭くなりがちです。

■カンガルースタイル用のインナーテント

カンガルースタイルとは、大型テントなどで中にもう1つテントを設営するスタイルです。

その場合、中にインナーテントを取り付けられ、インナーテント内を寝室にしてわけられます。

フライシート

出典:Amazon

ダブルウォールテントの2層のうちの1つで、テントの外側になる部位。

素材はポリエステルやナイロンが多く、撥水加工・防水加工がされており、強度の確認が必要です。

通常のキャンプでは、耐水圧1500mmあれば十分な耐水圧とされています。
耐水圧が高すぎると通気性が悪くなるデメリットもあるので、注意しましょう。

フライシートにはテント全体を覆う「フルフライ」と、テントの上部のみ覆う「ハーフフライ」の2種類があるよ!

フラップ

Photo by MIYA(Arizineライター)

フラップとはフライシートのファスナーを覆うカバーの部位。

フライシート自体は防水ですがファスナー部は防水でないため、フライシートと同様の生地の「フラップ」がファスナーからの水が染みないよう保護してくれます。

フラップをつけることで、防水性と軽いファスナーの両方の使用が実現します。

トグル

出典:Amazon

インナーテントやフライシートを開いた際に、テントのパネルをまとめる部位。

テントによって金具の種類は異なり、使用頻度も割と高めなので購入時にはチェックしておくのがおすすめです。

スライダー

Photo by MIYA(Arizineライター)

ファスナーを開閉する際に掴む部位。

ファスナーはインナーテント、フライシートともに生地を挟んでしまうことが多いのでテントを長く使うことで破損しやすい部位でもあります。

スライダーを壊さないような工夫が必要だね。

そこでひと手間!スライダーにジップタブをつけることで操作しやすくなり、特に蓄光タイプのものを使うことで暗闇でも見つけやすくなるのでおすすめです。

フロントパネル

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの出入り口の網戸状の部位。

メッシュ素材なので、虫が入る心配もなく風通しも良いです。

夏場テント内はとても蒸すので、テント内のレイアウトや撤収時には必須。

フロア

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの底面部位。

防水素材で、インナーテントやフライシートよりも分厚い生地が使われていることが多いです。
直接上に乗って使うので、テントの部位の中でも1番負担がかかりやすく穴があく可能性もあります。中に物を入れたまま引きずったり、石などの尖った物の上に設営すると破れることがあるので注意しましょう。

また汚れ防止や浸水・破れ防止のため、フロアの下にグランドシートやブルーシートを引いて使う人も多いです。

バスタブ

Photo by MIYA(Arizineライター)

インナーテントの底面の立ち上がり部位。

底面と同じ素材で耐水性があり、雨の侵入を防ぐために作られています。

底面との間に繋ぎ目が少ないことで、大雨でもテント内への浸水が防ぐことが目的です。

テントによってはここから浸水する可能性もあるから、十分にチェックしよう!

ポール(フレーム)

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの骨組みになる金属製の棒。

ポールの素材には3種類あり、それぞれ違う特徴があります。

■アルミニウム合金

テントに1番使われることが多く、強度が高く軽量です。登山用や金額の高いテントにはほぼ使われています。

DAC社やイーストン社のポールが有名で、中でも超々ジュラルミン(アルミニウム合金の一種)は飛行機にも使われるほどの強度があります。

強風などの強い負荷がかかった時には、曲がるか折れるような破損のしかたをします。

■グラスファイバー

ガラス繊維のポールで、FRPと表記されます。

軽量で弾力性もあり、ポールには優れていますがアルミニウム合金と比べると強度が低めです。

縦に亀裂が入ったり、強風に煽られた時に割れるような破損のしかたをします。

■スチール

ワンポールテントの支柱に使われることが多く、曲がらないポールです。

高強度なスチールを使うほど重くなるという特徴があります。
また、鉄なので塗装が剥がれると錆びる可能性があります。

リッジポール

居住性をあげるためにつけるポール。

ドーム型テントによく使われています。長いリッジポールはテントの側面が垂直になるほど広くなるので、フライシートに固定して使われます。

ポールクリップ・ポールスリーブ

出典:Amazon

吊り下げ式テントをポールに吊るす時に使うパーツ。

フック状になっていて、カチッとポールにはめるように装着します。プラスチック製のものが多いです。

ハブ

ポールの連結パーツ。

2本または3本のポールを分岐させるために使うパーツです。

強度を重視して金属を使っていることが多く、接続できるポールは2〜5本などさまざまです。他にも回転するスウィベルハブもあります。

グロメット・スリーブ

出典:Amazon

ポールとテント本体を接続するための穴の部位。

テントによって呼び名が違い、吊り下げ式はグロメット、スリーブ式はスリーブが使われています。

一般的にはスリーブの方が風に強いと言われています。

ガイライン(ガイロープ)

Photo by MIYA(Arizineライター)

フライシートから繋ぎ、ペグで固定するロープ。

ポールを動かなくするための役割があり、ガイラインをしっかり張ることで風の影響を最小限にすることが出来ます。

緩んでいると、特に雨の日はフライシートとインナーテントの間に隙間ができ、通気性が上がることやテントの見た目にも変化がおこるため、事情がない限りはしっかりと張るのをおすすめします。

子供や夜の時間帯はつまづきやすいので注意も必要です。

見えやすいように夜間反射材が入っているものを使うとケガ防止になるかも!

ガイラインアタッチメント

Photo by MIYA(Arizineライター)

フライシートについたガイラインをつけるためのループ。

ナイロンを使っていることが多く、バンド型になっています。ガイラインアタッチメントの裏にはテントとポールを固定するためのベルクロや紐があり、ガイラインの負担がポールに直接かかるようになっています。

耐風性の高いテントはアタッチメントが多くなります。

自在金具

出典:Amazon

ガイラインの長さを調整する金具。ロープアジャスターやロープストッパーとも呼ばれます。

さまざまな形状があり、テントやタープ、ポールとの相性を考慮して購入するのがおすすめです。

ペグ・ペグループ】

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントが風で飛ばないよう地面に固定するための杭。

テントに付属されていることが多いですが、サイトによっては付属のペグでは固定できないこともあるので注意が必要です。

MIYA家では、ゼインアーツ・村の鍛冶屋をメインに使っています。あまり使うことはないけど、テント付属でついてきたペグも予備に持っていっています。

鍛造 チタンペグ 20cm 30cm 40cm ペグソリッド スームルームペグ テント ペグ 村の鍛冶屋 ペグ (Color : B, Size : 20CM)
Lei Dei WEQA

ペグループとはフライシートについているループのこと。
そのままペグ固定することができます。

パネル

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの出入り口にする部位。

メッシュと生地の二重構造になっていることが多いです。日中はメッシュのみにして通気性を重視し、夜は生地も閉めて保温性を確保できます。

キャノピー

テントの天蓋(ひさし)部位。

フライシートとインナーテントの隙間を利用した、入口の小さな屋根のことです。

キャノピーは主に2種類に分けられます。

■メッシュキャノピー

通気性が高く、夏キャンプに向いています。カンガルースタイルでインナーテントを入れる場合はメッシュタイプが使いやすくておすすめ。

ただ、雨や雪が強い時にはフライシートの下からテント内に雨や雪が入る心配もあります。

■ファブリックキャノピー

適度な耐風性があり、基本的にはオールシーズンに向いています。入口はメッシュと二重構造になっていることが多く、虫除けも出来ます。

防水性はなく、通気性を重視したタイプです。

前室

自宅でいう玄関のようなもので、フライシートとインナーテントの間で靴を脱いだり履いたりするスペースのことです。特に子連れの場合は前室の広さでテントの快適さがかなり変わってくるので、必ずチェックすることをおすすめします。

前室があるかないかでは雲泥の差!テントを広く使いたいなら前室は要チェックだよ!

ベンチレーション

換気口のこと。

テント内は狭い空間なため、ベンチレーションで換気しないと酸欠になる危険性があります。また空気の循環を促すためにも必要です。

インナーシートにはメッシュにできる窓などがついていて、フライシートには雨が入らないように下向きについていることが多いです。

テント内で調理する場合や、テント内で暖房器具を使うときには、しっかりとベンチレーションを開けて使いましょう。

一酸化中毒にも注意して、作業中はできるだけ閉め切らないようにしよう!

テントポケット(ロフトポケット)

Photo by MIYA(Arizineライター)

テント内にあるポケット部位。

インナーテント内にあり、携帯などの小物が入れられるようになっています。テントによって配置はさまざまで、テントポケットの位置を考えてテント内をレイアウトすると、テントポケットも有効に使うことが出来ます。

まとめ:テントの名称と役割を覚えればいざという時に便利!

Photo by MIYA(Arizineライター)

テントの種類や名称についていかがでしたか?
テントの部位や役割を知ることで「自分に向いたテントはこれだ!」となったでしょうか?

またテントの名称や役割を覚えておくことで、テント選びの時だけでなく、キャンプ場で何か困った時にも機能に応じて対応できるかもしれません。

キャンプを始めるこの機会に、テントの知識もつけて色んな楽しみ方ができると良いですね。

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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