【キャンプ場スタッフ監修】レトロなデザインが魅力的な薪ストーブは、秋冬キャンプの暖房アイテムとして人気です。
今回は、キャンプ歴10年以上のベテランキャンパーAtsuさんに、キャンプで使う薪ストーブの選び方や、人気ブランドのおすすめ薪ストーブをまとめてもらいました。
ガラス窓から火が燃える様子を楽しんだり、調理をしたり、様々な楽しみ方ができる薪ストーブを、ぜひキャンプに取り入れてみませんか?
※薪ストーブの「テント内」の使用は一酸化炭素中毒の危険性があり、有野実苑オートキャンプ場含む多くのキャンプ場やメーカーは推奨していません。取扱に注意してキャンプを楽しんでくださいね!
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こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
薪ストーブが格好良いのでキャンプで使ってみたいです!おすすめのアイテムがあれば教えてください
まかせて!薪ストーブは暖房機能はもちろん、インテリアにもなるし、調理に使えるアイテムがあるのも魅力的だよね。キャンプで使う薪ストーブを選ぶ時のポイントや、おすすめの薪ストーブを紹介するね!
薪ストーブを持っていくと冬キャンプがもっと楽しくなります。おすすめをと注意点を紹介しますね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
薪ストーブとは?キャンプでも使えるの?
薪ストーブとは、薪を燃焼させて暖をとる暖房器具のことをいいます。
焚き火や暖炉でも薪を燃やして暖を取ることは可能ですが、大きな違いは燃焼室内への燃焼用の空気調節ができるか否かという点です。
焚き火や暖炉では燃焼室が囲われていないので燃焼用空気を調節できませんが、薪ストーブは必要な空気量を制限し、過燃焼を防ぐように設計されているので薪も持ちがよく、低燃費になります。
また、薪ストーブには煙突を設置することができるのでテントの中でも使用することができます。
テント内で薪ストーブを使うと、寒い冬キャンプでも遠赤外線効果でポカポカの室内でくつろげますね。
薪ストーブは危険?!一酸化中毒に注意!!
薪ストーブをテント内で使う時に一番気をつけなければいけないのが一酸化炭素中毒です。
一酸化炭素は、炭素を含む物質が不完全燃焼する際に発生する気体で、人が吸い込むと血液中の酸素濃度が低下します。
これを一酸化炭素中毒といい、頭痛や吐き気などの症状からはじまり、重症になると痙攣や意識障害、最悪死に至ることも少なくありません。
また、一酸化炭素は無色無臭の気体のため、気付かないうちに一酸化炭素中毒になる危険性があります。
だからといって、テント内で薪ストーブを使えないわけではなく、危険性を認識して対策を講じれば安全に使用することができます。
- 煙突付きの薪ストーブを使う
- 定期的に換気をする
- 一酸化炭素警報器を使う
これらの点を守ることで、テント内でも薪ストーブで安全に暖をとり、冬キャンプを楽しむ事ができます。
キャンプで使う薪ストーブを選ぶ時のポイント
薪ストーブをキャンプで使う場合、どのように使うかで選ぶポイントが変わります。
大人数でキャンプするのか、ソロキャンプなのか。
薪ストーブで料理をする場合や、テントの中で使う場合など、使い方によって選び方も変わります。
【サイズと重さ】
まずチェックするのはサイズと重さです。
冬キャンプは、防寒対策が必要なため、何かと荷物が多くなります。
そこに薪ストーブも加わることになるので、サイズはなるべく小さく、重さも軽い方が助かりますね。
しかし、大人数でのキャンプであまり小さい薪ストーブだと皆が暖かく過ごすことはできません。
人数に合わせたサイズを選ぶことが大切です。
見落としがちなのがくべる薪のサイズ!薪の長さは薪ストーブに合わせる必要がありますよ!
【ストーブ本体の素材】
ストーブ本体の素材で多いのは、「ステンレス製」と「鉄製」です。
ステンレス製のストーブは、錆びにくくお手入れが簡単。
しかし鉄製より価格が高く、熱伝導率が低いので暖まるまで時間がかかります。
一方鉄製のストーブは、熱伝導率が高いので速く暖まり、値段もお手頃です。
しかし定期的なサビ対策として日頃のメンテナンスが必要になります。
最近では、ツーリングキャンプにも持っていけるような、チタン製で超軽量な薪ストーブも販売されています。
【テント内で使うなら煙突付きを】
テント内で薪ストーブを使う場合は、煙突付を選びましょう。
薪ストーブをテント内で使用することで、寒さが一気に解消され、ポカポカの冬キャンプが実現します。
しかし、密閉されたテント内での薪ストーブの使用は注意することがたくさんあります。
後述しますが、一酸化炭素中毒になる危険性を避けるためにも必ず煙突から煙を出さなければなりません。
また、テントも薪ストーブに対応している必要があります。
薪ストーブの煙突は非常に高温になるので、少しでも触れるとテントが溶けてしまい、場合によっては燃えてしまう危険性もあります。
【料理に使うなら専用のアイテムを】
薪ストーブは、天板でお湯を沸かしたり、直火で調理したりとさまざまな使用方法があります。
また、薪ストーブによっては網を乗せてバーベキューをしたりダッチオーブン料理に対応しているものもあり、活用の幅が広がりますよ。
薪ストーブで料理も楽しみたい人は、それぞれの調理方法に対応しているタイプを検討しましょう。
【ガラス窓つきのアイテムは雰囲気作りにおすすめ】
薪ストーブには、ガラス窓付きのアイテムがあるのをご存じでしょうか。
ガラス窓がついていることで、薪のゆらゆらと揺れる炎を眺めることができます。
炎のゆらぎを眺めることで、リラックス効果が高まり、自然と見とれてしまうでしょう。
また、炎のあかりがサイトを温かく照らしてくれて、雰囲気作りにもおすすめです。
【二次燃焼タイプは煙が少ない!】
最近は、二次燃焼タイプの薪ストーブが注目されています。
二次燃焼とは、薪を燃やして発生した煙に高温の空気を送り込んでさらに燃焼させること。
ストーブの側面に空気の通る空間があり、下から取り込んだ空気が一次燃焼の炎によって暖められて上昇し、一次燃焼で燃え残った可燃ガスに吹き付けられてさらに燃焼するという仕組みです。
二次燃焼タイプを使用するメリットは、煙が少なく、段違いの温かさであることです。
また、使用する薪の量も少なく、残り灰も少なくゴミも減らせます。
キャンプにおすすめの薪ストーブ16選
キャンプに持っていく薪ストーブのおすすめ16選を紹介します。
有野実苑オートキャンプ場では、テント内の薪ストーブや石油ストーブの使用は推奨していません。換気・取扱に注意して楽しんでくださいね!
【TACO STOVE(タコストーブ)※AD】
タコストーブは、明治中期から昭和40年頃まで国鉄の客車や車掌室で使われた石炭ストーブのデザインを復刻したもので、重量10kgまで軽量化したことにより持ち運びも簡単です。
薪での使用はもちろん可能ですが、燃料をバイオエタノールにすることで、煙や煤を排出せず一酸化炭素の発生もないため、テント内での使用が可能になります。
しかし、二酸化炭素は発生するため、1~2時間ごとの換気が必要です。
一酸化炭素を出さないのは、燃料をバイオエタノールにした場合に限りです。
燃料を薪や炭にすると一酸化炭素が発生するためテント内では使用できません。
購入はECサイトからできるので、気になった方はぜひ公式サイトへ飛んでみてくださいね。
【薪ストーブの定番ブランド!ホンマ製作所のおすすめ薪ストーブ】
ホンマ製作所は、ストーブに関する製品を専門に販売している新潟のメーカーです。
会社設立以来「環境・自然との調和」を最重要テーマにかかげ、地球にやさしい製品を提供し続けています。
30万円を超える高価なものも販売されていますが、1万円台で購入できる安価なアイテムもあり、キャンプとは相性抜群。
薪ストーブの定番ブランドであるホンマ製作所の薪ストーブを紹介します。
■ホンマ製作所 クッキングストーブ
ミリタリーグリーンの本体がおしゃれなアウトドア用ストーブです。
持ち運びしやすい取っ手つきで、組み立ててからでも簡単に移動させることが可能。
別売りの煙突を購入すれば、手持ちのテントに合わせて煙突の長さを延長できます。
■ホンマ製作所 レジャーカマド
アウトドア用のハンディカマドです。
コンパクトで軽量。
底板付きなので、地面に燃え跡を残さず使用できます。
■ホンマ製作所 ステンレス 丸カマド AMS-41
サビに強いステンレス製のカマドです。
こちらも軽量コンパクト。高さが低いので安定感抜群です。
■ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット
昔の壁掛け時計のような形状の「時計型ストーブ」
暖房、野外調理、防災用品と様々な用途で使える薪ストーブです。
本体はステンレス製で錆びにくく、天板には鍋ややかんを一緒に置いて調理できるので、時短にも。
26、28、30㎝の羽釜がセットできます。
■ホンマ製作所(Honma Seisakusyo) ステンレス ストーブコンロセット 三面ガラス窓 APS-48DX
三面ガラス窓が施された時計型薪ストーブ。
高温でガラスがクリーニングされるフレイム効果により、綺麗なガラス窓から揺らぐ炎を眺められます。
時計型薪ストーブでは最小サイズで、コンパクトに持ち運ぶことができます。
■ホンマ製作所 フォールディングキャンプストーブ HS-440 日本製 薪ストーブ
大きなガラス窓、美しい炎を演出する二次燃焼機能、料理に役立つ極厚鉄板を備えた、アウトドア用薪ストーブの最上級モデルです。
本体は折りたたむと非常にコンパクトで、収納にも場所をとりません。
【キャプテンスタッグ・テンマクデザイン】その他ブランドのおすすめ薪ストーブ
キャプテンスタッグやテンマクデザイン、その他さまざまなアウトドアブランドからも薪ストーブが販売されています。
それぞれのおすすめを紹介します。
■キャプテンスタッグ KAMADO (釜戸) 煙突ストーブ UG-0011
薪ストーブ・焚き火・バーベキュー・かまど・ダッチオーブンと、アウトドアシーンに合わせた5つの用途に使えるかまど型煙突ストーブです。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) KAMADO(かまど)煙突ガラス窓付角型ストーブ
アウトドアシーンに合わせた角型のかまどガラス窓付煙突ストーブ。
薪ストーブ・ダッチオーブン・バーベキュー・かまどと4つの用途に使用できます。
脚はハイ・ロー2段階高さ調節可能で、ハイは腰をかがめずに調理できる高さ、ローはゆったり座ってくつろぐ高さになっています。
■テンマクデザイン ウッドストーブ【S】
ソロキャンプを極めたコンパクトウッドストーブです。
天板の丸フタを外せば直火調理が可能。空気調整が容易で火力コントロールがしやすくなっています。
バタフライ型ステンレス棚付きで、料理の保温や焚火ツールの吊るし収納に便利です。
高品質ステンレス304使用で耐久性も抜群です。
■テンマクデザイン ウッドストーブ 【L】ケース付き2点セット
組立・手入れが簡単で調理もできる携帯薪ストーブ。
耐久性抜群の高品質ステンレス304を使用。
Lサイズは、ファミリーやグループにおすすめのスタンダードサイズです。
■テンマクデザイン フォールディングチタンストーブ改
ツーリングにも持っていける超軽量&コンパクト薪ストーブ。
軽量チタン素材で組み立て式。厚み11㎝の収納ケースに入り、これひとつで暖房と調理が両方まかなえます。
■ogawa(オガワ) ちびストーブ
煙突や台座が分解でき、本体に全てのパーツが収納可能。収納袋も付属されているので持ち運びも簡単です。
天板の蓋は3段階で外れ、調理器具の大きさに合わせて直火調理を行うこともできます。
中籠には炭を入れると、火力を安定させた熾火調理も可能です。
■PETROMAX(ペトロマックス) キャンピングストーブ LOKI2/キャリングケース
灯油ランタンで有名なペトロマックスから出ている薪ストーブLoki2(ロキ)。
手軽に移動できるよう作られたロキ2は、折り畳みのできる脚、5本に分解できる煙突はストーブ内に収納できるため極力コンパクトにまとまります。
本体胴体の中に煙突や3本脚を収納してからコンパクトにバックに入れて運搬できる強度の高いキャリングバックは、女性でも持ち運びが可能です。。
耐熱性のガラス窓からは火の様子を見ながらの調整ができ、灰の掃除も簡単!使いやすさは抜群です。
■ロゴス(LOGOS) 六角薪だんろストーブ
斜めに傾斜したガラス窓が特徴の小型薪ストーブ。
傾斜したガラス窓が、暖炉のように座って炎を眺めるのに理想的な角度です。
煙突口にゴトクをセットすれば調理も可能。
組立も足を引き出し煙突をセットするだけと非常に簡単です。
■BUNDOK(バンドック) マキスト BD-501 薪 ストーブ 煙突 焚火 簡単組立 キャンプ 耐熱ガラス窓 ブラック 小型
脚は広げるだけで組み立て簡単。調理も可能な煙突ストーブです。
排気調節ダンパーと吸気調節口付きで火力調節が簡単にできます。
煙突のメッシュガード付きで、用途に応じてメッシュガードの位置を調節できるので、手持ちのテントにも合わせられます。
まとめ:デザイン性もバツグンの暖房器具!薪ストーブで寒い日もキャンプを楽しもう
冬キャンプを楽しみたいけど、寒そうで無理……と考えている人も多いと思います。
そんな人は薪ストーブの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
安全対策をしっかり守ることでテント内でも使用可能。
テント内で、薪ストーブを炊くと、ポカポカあたたかな家のリビングの様に過ごすことができます。
ぜひ自分のキャンプスタイルにあう薪ストーブを手に入れて、冬キャンプを存分に楽しみましょう。