【キャンプ場スタッフ監修】キャンプでの洗い物は家での洗い物と比べて一層大変なこともあり、げんなりする人も多いでしょう。洗い場が遠かったり、冬場に水が冷たかったりすると洗う意欲も下がりますよね。
今回はそんなキャンプでの洗い物が少しでも楽になるようなコツやアイディア、便利なアイテムなどをベテランキャンパーのAtsuさんが紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプでの洗い物が大変……洗い物をするにあたってなにかいいアイディアやアイテムが知りたいです!
まかせて!キャンプ飯を堪能するのはキャンプの醍醐味だけど、その分後片付けが憂鬱だよね……でも大丈夫!多くのキャンパーたちが試行錯誤してより洗い物がしやすいアイディアやアイテムがたくさんあるよ♪今回は洗い物が少しでも楽にできるコツを紹介してもらうね
キャンプで色々凝ったキャンプ飯を楽しみたいと思っても、洗い物のことを考えると億劫になってしまうことありませんか?少しでも楽に洗い物を済ませるコツをお伝えします。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
まずは実践したい!キャンプで洗い物を減らすアイディア
キャンプで色々な料理を楽しみたい。
だけど洗い物は極力楽にしたい。
筆者はいつもキャンプでご飯を作る時は洗い物の事を考えて作っています。
今回は、キャンプで洗い物を減らすアイディアと、楽に洗い物を済ませるコツを紹介しますね。
【まな板シートを使ったり食材を事前に切って持ってくる】
まな板やナイフは、たくさん料理を作るとどんどん洗わなければならない状況になります。
基本的なことですが、まずはまな板とナイフを汚さない野菜からカットして、最後にお肉をカットすると洗うのは一度で済みますね。
そして、まな板シートがあれば、なお便利です。使い捨てのシートであれば、まな板は洗わずにそのまま持って帰れるという優れもの。
また、使う食材を事前に切って持って行くのも洗い物を減らすには最強な方法です。
着いてからすぐに調理に取り掛かることができるので、できる事なら食材は家で切っておきましょう。
【使い捨ての紙皿や木製フォークなどを使う】
使い捨ての紙皿やフォークなどを使うのもいいですね。
環境への配慮から、なるべく使い捨ての物は控えたいと思う方も多いですが、大人数でのキャンプでは便利さが優先される場面もあるでしょう。
その場合、プラスチック製品を避け、紙や木製など自然に優しい素材を選ぶと、エコな選択となります。少しの工夫で、環境負荷を軽減しつつ快適なキャンプを楽しむことができますね。
【お皿をラップやポリ袋で覆う】
お皿をラップやポリ袋で覆うという手段もあります。
これは、災害時などでも活用されている方法で、水を使えない場合はとても便利。
前の日の夜にはラップで覆って使うと、洗わなくても次の日の朝食の時にお皿が使えます。
あまり使いすぎも良くないですが、便利な方法です。
キャンプでの洗い物にあると便利なアイテム
次に、キャンプで洗い物をするときにあると便利なアイテムを紹介します。
【環境に優しいエコな洗剤】
キャンプに行く時は、環境に優しいエコ洗剤を持って行きましょう。
キャンプ場にもよりますが、合成洗剤の使用が禁止されているところも多くあります。
しかし水洗いだけだと汚れはなかなか落とし切れないので、そんな時はエコ洗剤がおすすめ。
合成洗剤の使用を禁止されているキャンプ場の場合は、エコ洗剤なら使ってよいかどうか必ず確認してから使用しましょう。
【たわし・スポンジ】
たわしやスポンジなども、洗いやすいものを選びましょう。
スキレットやダッチオーブンを洗う場合は、たわしは必須。ゴシゴシ洗ってもタフに使えるたわしはキャンプにひとつは持って行きましょう。
スポンジも、洗剤を使わずに綺麗に洗えるアクリルスポンジなどがあれば便利ですね。
【キッチンペーパー・ウェットティッシュ】
油で汚れた鍋やお皿を洗う時は、油でギトギトな状態でそのまま洗うと油汚れはなかなか落ちてくれません。
まずは洗う前に、キッチンペーパーやウエットティッシュなどで汚れを拭き取ってから洗うと洗いやすくなります。
シンクの流しを汚さないためにも、汚れをあらかじめふき取っておくのは良い方法です。
【水きりネット】
キャンプで洗い物をする場合、我が家では水切りネットは必ず持って行きます。洗うのも面倒なのに、それをまた拭くという作業はもっと面倒なんですよね。
しかしキャンプ場ではそんなに洗った食器を広げておく場所はありません。
水切りネットは何段かにわかれている物が多く、ハンキングしておけるのでたくさんの食器を乾かして置くことができます。
コンパクトに畳めるので置き場所も取らないし、屋外だと風にあたって良く乾きます。
【ウォータージャグ】
洗い物は、時間がたつと汚れがこびりついて洗いにくくなりますよね。
とはいえ、洗い場が遠い場合はすぐに洗いに行くことは出来ません。
そんな時に役立つのがウォータージャグです。
洗いたい食器をサッと水で流しておけば後で洗うのがかなり簡単になります。
【シンク】
キャンプ場では、シンクが無い場合も多くあります。
シンクの代わりとなる洗い桶を準備しておきましょう。バケツなどでも代用できます。
前述したウォータージャグを使う場合、水を受けるのに洗い桶を置いておきましょう。
その洗い桶にウォータージャグで使った水の受け皿となって水が溜まります。
使用済みの食器をその洗い桶に入れておくと、そこでつけ置きすることができるので水も無駄になりませんね。
【洗い物カゴ】
バスケットやコンテナなど、洗い終わった食器を運ぶ手段として洗い物カゴがあれば便利です。
洗い場で洗った食器を水を切りながら一度にたくさん運ぶことができます。
水切りネットがある場合でもいったん水を切る場所として洗い物カゴはあった方が使いやすいですね。
【ゴム手袋】
洗い物をする時の必須アイテムがゴム手袋。
手荒れ防止の役目はもちろんですが、ゴム手袋をするメリットは他にもあります。
ゴム手袋をして洗い物をすると手に泡や水がつかないので、洗い物の途中でやめて違う事をするのにいちいち手を洗って拭くという作業が省かれます。
これは家でもキャンプでも同じ。
洗い物の途中で他の事をしなくてはならなくなっても、毎回手を洗って拭かずに手袋を外すだけでサッと別の事ができるのでかなり時短になります。
キャンプで洗い物をするときのコツと注意点
筆者は家族5人や友人家族とグループで、数えきれないほどキャンプに行っています。
子供とキャンプをすると、洗い物はとても多くなるので、試行錯誤をして少しでも楽に洗い物ができる方法を考えてきました。
キャンプ場で楽に洗い物をするコツと注意点をお伝えします。
【水につけ置きしておく】
もう使わない食器は水に漬けておきましょう。
置きっぱなしで乾いてしまうと汚れが落としにくくなります。
ウォータージャグを使っている場合は、水受けのバケツをつけ置きの場所にしておくといいですね。
【とれにくい汚れはお湯でふやかす】
取れにくい油汚れなどは、お湯でふやかすとスルッとおちます。
炊事棟でお湯が使える場合はいいですが、水しか使えないキャンプ場も多くあります。
そんな時はケトルでお湯を沸かし、フライパンや特に油汚れがひどい食器を熱湯で洗い流すと楽に汚れが落とせます。
くれぐれも火傷には注意しましょう。
【思い切って洗わないという選択も!】
目からうろこかもしれませんが、思い切って洗わないという選択もあり。
後に食器や器具を使わない場合は、キッチンペーパーで軽く拭いてそのまま家に持ち帰って一気に洗ってしまうのです。
家庭にもよりますが、最近は食洗機がある家庭も多いですよね。我が家にも大型の食洗機があるので、キャンプで使用した食器は全て持ち帰って食洗機に入れてしまいます。
食洗機に入れることのできない食器は手洗いしますが、それでも使い慣れた家のキッチンで洗うと簡単に洗えます。
この方法はデイキャンプで思いついたのですが、宿泊のキャンプでも使える方法なのでぜひ試してみてくださいね。
【注意!油やゴミは流しに捨てない】
食器や鍋を洗う時、油は絶対に流しに捨ててはいけません。
新聞紙などに吸わせてゴミとして処理してください。残飯も同じ。
流しに流さずに生ごみとして処理しましょう。
キャンプ場に訪れた人皆が使う流しです。排水口の網に、自分たちの食べ残しが残っていたら次に使う人が良い気分では使えないですよね。
みんなが使う炊事棟なので、綺麗に使うよう心がけましょう。
まとめ:洗い方や処理をしっかりすることでキャンプでも洗い物が楽になる
キャンプで楽しく食事をした後に、汚れた食器や鍋を洗うのはかなり億劫な作業だと思います。
少しでも楽に洗い物ができるように、洗い方や処理の方法を考えましょう。
とはいえ、みんなでワイワイとする洗い物なら、それだけで楽しいものだったりします。
楽に楽しく洗い物ができるよう、今回の記事も参考にしながら自分にあったやり方を見つけてくださいね。