【キャンプ場スタッフ監修】キャンプの醍醐味といえば焚き火やキャンプ飯、BBQですよね!グローブ(手袋)はそんな火を扱うシーンに火傷や怪我から手を保護してくれる大事な存在です。
そんなキャンプには必須アイテムグローブのおすすめを今回は有野実苑オートキャンプ場スタッフが素材、選び方からメンテナンス方法まで徹底的に解説します!
いますぐおすすめの耐熱グローブを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
前回のキャンプで焚き火をしていたら火傷してしました。今回のキャンプでは手袋をつけようと思いますが、軍手で大丈夫ですか?耐熱性のあるグローブもあったら教えてください!
まかせて!キャンプ用のグローブだね!薪は250度を超えると引火すると言われていて、メラメラと静かに燃える炭は500度近くになることも。軍手じゃ火傷しちゃうから、耐熱性のグローブが必須!薪割りやブッシュクラフトで怪我の防止にもつながるから、購入は検討しておこうね!今回は素材、選び方からメンテナンス方法まで徹底的に解説しちゃうよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
キャンプで装着するグローブは耐熱グローブを選ぼう!
キャンプに欠かせないのが焚き火やBBQですよね。
火をおこして、焚き火を囲みながら家族や友人達と語り合ったり、お肉や野菜を焼いて外で食べて感じる開放感はキャンプの醍醐味だと思います。
そんな火を使うアクティビティの必須アイテムが「耐熱グローブ」です!
耐熱グローブを使用すれば、火のついた薪を移動したり、熱い鉄板や食材を触ることができるので、安全かつ効率的に作業をすることができます。
耐熱グローブは、生地が厚いものや高性能なものが多く、耐久性にも優れているので怪我や火傷を未然に防ぐこともできます。
とはいえ、油断は禁物!焚き火やBBQの火は1000度以上になることも。
耐熱グローブに頼りつつも、火傷には十分気を付けて火遊びを楽しんでくださいね!
耐熱グローブ(手袋)の選び方のポイント
キャンプで使用するグローブ(手袋)は、焚き火やBBQで火を扱うことを考えて「耐熱」のものを選ぶのが基本です。
もちろん、火を伴わないテントの設置や薪割りなど、キャンプの設営の際にも役立ちますし、寒い時期には防寒具としても利用できる万能アイテム!
そんな耐熱グローブ、素材や種類が豊富でどれを選べばいいかわからない人のために、今回は素材・種類・作業内容の3つの観点から、耐熱グローブの選び方のポイントをご紹介します。
【素材(耐熱性)で選ぶ】
■革製
革製のグローブは、「牛革」でできているものがほとんどです。
牛革の耐熱性は120℃くらいと、他の素材に比べて低いとはいえ、その耐熱性があれば、熱い調理器具を一時的に触ったり、新しい薪を火の中に追加したりすることは可能です。
直接火のついたものに触れたりしなければ、十分に熱に耐えることができます。
「牛革」のグローブは厚みがあり、最初は硬くてなかなか手にフィットしないというデメリットもありますが、使えば使うほど柔らかくなり手に馴染んでくるので育てる楽しみがあり愛着湧くこと間違いなしです。
「豚革」のグローブもありますが、「牛革」に比べて厚みがなく、耐熱性も劣ります。
■アラミド繊維製
アラミド繊維製のグローブは、とにかく耐熱性に優れています。
なんと500℃の高温にも耐えることができるこのアラミド繊維は、消防士の防火服や警察官の防弾服、そして宇宙服にも使われるほど、耐熱性と強度に優れた素材なのです。
しかし、アラミド繊維製は日光に長時間さらすと変色したり、濡れた状態で長時間放置してしまうと色移りの可能性があるので、その点には注意が必要ですね!
【種類で選ぶ】
■ロングタイプ
ひじ上までカバーできるロングタイプのメリットは、なんといっても安全性に優れているところです。火の粉が飛んできても、皮膚や服を守ることができます。
デメリットは、持ち運びの際にかさばるところ、ショートタイプに比べると着脱がしにくいところが挙げられます。
■ショートタイプ
ショートタイプのメリットは、とにかく扱いやすいところです。
ロングタイプに比べて着脱も楽ですし、上着やズボンのポケットに入れて気軽に携帯することができます。
カバー力がロングタイプよりも劣るところはデメリット。火まわりの作業をするときなどは十分な注意が必要です。
焚き火やバーベキューなどの火いじりに使用する耐熱グローブには、圧倒的にロングタイプの方が安全性が高いのでおすすめです。
【作業のしやすさで選ぶ?作業用途で選ぶ?】
■ロープワークや細かい作業におすすめなのは……
フィット感があり、自由自在に5本の指を動かせるのがベスト!
アラミド繊維性のグローブは伸縮性もあり、革製よりも柔らかいので、間違いなく作業性に優れています。
■薪割りやブッシュクラフトでナイフを扱うときにおすすめなのは……
厚みが圧倒的に優れている革製のグローブは、ナイフや鋭利なものから手を守ってくれます。
革製のグローブは生地が硬くてフィット感が乏しいことが多いので、なるべく自分の手のサイズに合ったものを選んだ方がよいでしょう。
■高温になる調理器具を扱うときにおすすめなのは……
とにかく耐熱性を重視するなら、アラミド繊維製のグローブがオススメです。
特に熱いスキレットやダッチオーブンを扱うには、二重構造になっている分厚いものを使用するのが安心ですよ。
グローブのメンテナンス時の注意点
【革製品のメンテナンスの注意点】
「革製品」は、水に非常に弱いので、濡らすのは厳禁です。
万が一濡れてしまった場合にはカビ発生や型くずれを引き起こしてしまうので、しっかり乾燥させることを心がけましょう。
革製品の汚れは、ブラシや布を使ってはらい落としましょう。
その後にレザーオイルを使用することで、革が柔らかくなるのはもちろん、撥水効果も現れます。
【アラミド繊維製のメンテナンスの注意点】
革製品と違って、洗濯機で洗濯できるアラミド繊維製。
汚れてしまってもすぐに洗えるので清潔に保てるのは嬉しいですね。
【メーカーの修理サービスをうまく利用しよう】
メーカーによっては、メーカー直の修理サポートを利用することができます。
中には無料で修理対応してくれるところまで!
グリップスワニーは縫い糸(ケブラ)がほつれなどで切れた場合に対し使用年数を問わず革が破けるまで、無料で修理してくれるよ!
物によっては高い買い物になるので、メンテナンスやサポート体制もしっかり把握したうえで選んでいきたいですね。
キャンプ場スタッフがおすすめする耐熱グローブ14選
【コールマン ソリッドレザーグリルグローブII】
キャンプといえばの有名ブランド「コールマン」の牛革製のグローブ は、手首までしっかりカバーしてくれて、スキレットを掴んでも熱くないという耐熱性に優れたアイテム!
大きめのサイズフリーなので、仲間たちと使いまわすことができるのも嬉しいポイントです。
フリーサイズのため少し大きく、手が小さめの女性や子供には扱いが難しい印象。
お値段は高めですが、その分こだわり抜かれ安心して使用できるおすすめのグローブです。
・材質:牛革
・サイズ:フリー(長さ34cm)
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ソフト レザーグローブ】
表が牛革製で柔らかく、裏布がポリエステルなのでスッと入り肌触りがいいと定評があります。
サイズもS/M/Lの3展開なので、手の小さい女性から、男性まで自分に合ったサイズのアイテムを選択できますよ。
焚き火の準備や、鍋つかみとしても利用できるくらいの耐熱性はありますが、製品自体の耐久性は弱い印象があるため、消耗品と思って使うのがオススメです。
・材質:牛革
・サイズ:S/M/L
【Naturehike ネイチャーハイク 耐熱グローブ】
牛革・難燃性素材・綿布の三層構造で耐熱温度は500℃と高品質なアイテム!
高い防火性があるので、火回りの作業にもってこいのグローブです。
手首まで覆う長めの丈で安心感とフィット感もあるため、細かい作業や薪の扱いにも便利。
MサイズとLサイズの2展開でコスパもよく人気です。
・材質:牛革
・サイズ:M(長さ30cm)/L(長さ35cm)
【Barebones Living ベアボーンズ リビング オープンファイヤーグローブ】
ベアボーンズのグローブは天然フルグレイン牛革のため、丈夫で長持ちします。
長めのデザインで手首までカバーできるので、安全性も兼ね揃えた優れもの。
ブラックのカラーはおしゃれで、汚れも目立ちにくいです!
革製は水洗いできないので、汚れが目立たないのは嬉しいポイントですね。
・素材 : 天然フルグレイン牛革
【ワークマンフィールドグローブ】
500円以下で購入できる、リーズナブルな価格設定で大人気のワークマンのグローブ。
サイズ展開も豊富で、ジュニアサイズがあるのは嬉しいポイント。とくに女性や子供にもフィットします。明るいイエローカラーも目立ちますね。
その安さから汚れポケットにもラクラク入るサイズなので、扱いやすさは抜群です!
・素材:牛床革
▶︎ワークマン公式サイトより購入する
【ワークマンEXTRAGUARD TAKIBI 牛床革手袋】
表面は牛革、内側には綿素材が使われており、汗の吸収はもちろん、革特有のニオイが手にうつってしまうことを防ぐことができます。
劣化しやすい部分には、黒銀(表革)当付き加工がされており、耐久性が強化。
セミロングタイプなので、手首周りの安全性も確保。この性能で980円は、コスパが良すぎます!
人気のため売り切れ店舗続出です。
・素材:牛床革/裏:綿/当て:表革
▶︎ワークマン公式サイトより購入する
【スノーピーク(snow peak) ファイヤーサイドグローブ】
キャンプギアの王道スノーピークのスエード製の耐熱グローブ。
二重構造になっているので、耐熱性もバッチリです。ダッチオーブンやスキレットの持ち運びや、焚き火作業にも使える便利品。
インナーグローブは取り外せて洗濯も簡単なので、清潔に保管できるのもポイントです。
・アウターグローブ:スエード革(ケブラー糸使用)
・インナーグローブ:ポリエステル×コットン(表地難燃繊維使用)
【ファイヤーサイド] キャンプ アウトドア & ストーブグローブ】
ブラウンとブラックのツートーンカラーが特徴的!手のひら部分が黒いので、汚れが目立ちません。
また、革製品によくある独特なニオイが比較的少ないのもポイントです。
長さが35cmあるので手首周りも保護されます。
サイズがフリーで大きめのため、フィット感は他製品よりは劣りますがカラーや袖口のチャームもおしゃれで、差をつけられるアイテムです!
ファイヤーサイドのケトルと合わせてもおしゃれですね♪
・材質:牛皮、裏打ち/コットン100%
・サイズ:長さ35cm
【ユニフレーム(UNIFLAME) キャンプグローブロング】
牛革製で厚みのあるアイテムなので、耐久性はバツグン!
長さが45cmあり、大人の男性でも肘まで覆える超ロングタイプなので、腕周りの安全性も確保できます。
厚みがあるので持ち運びには嵩張りますが、とにかく丈夫なので安心できます!
カバー力が高いと、不意打ちの火傷なども防止できるので、焚き火に薪をくべる時などにはマストアイテムですね!
・材質:牛革
・サイズ:45cm
【GRIP SWANY グリップスワニー 焚火グローブ G-80】
グローブといえばグリップスワニー!
焚き火に特化して作られた焚き火グローブ。表面は牛革製、内側はコットン素材が使われているので汗をかいても吸収してくれます。
劣化しやすい部分が黒色の革で補強されたデザインなので長い間使うことができるアイテムですね!。
革製なので、使えば使うほど手に馴染むのもポイントです。
・素材:表/牛革100% 裏側/綿60%、ポリエステル40% 中綿/綿50%、ポリエステル50%
・サイズ:フリー(長さ26cm)
【PETROMAX(ペトロマックス) 防火手袋 アラミドプロ 300 グローブ 12611】
外側が革、内側がアラミド繊維製のグローブで、耐熱は300℃まで対応しています。加熱した調理器具や、焚き火の中の薪を直接触るなど10秒ほど可能。
また手のひら部分が黒色なので、汚れが目立たないのは嬉しいですね!
サイズが若干大きく、生地に厚みがあるため細かい作業には向いていませんが、耐熱性は抜群です。
・素材:レザー、アラミド繊維
【THE NORTH FACE(ザノースフェイス)フィルデンスファイヤーフライグローブ】
耐久性の高いレザーと、熱に強いアラミド素材からできたハイブリッド型のグローブです。
指先は熱伝導率が低いエアロゲルと難燃素材を組み合わせた4レイヤー構造を採用し素材を使っていて、保護力をアップしています。
吊り下げ可能なループ付きで、使用していない時もおしゃれにサイトを飾ってくれます!
他の製品に比べ値段は少しお高めですが、いいものを長く使いたいならコレはおすすめです。
・素材:天然皮革ヤギ革、Fire Resistant Ripstop Clothアクリル55%、綿45%、アラミド、PLIMALOFTR GOLD Insulation AEROGEL
【DOD(ディーオーディー) アツイノイケルシランケド】
アラミド繊維製で、耐熱500℃かつ35cmとロングタイプで手首周りも保護できる耐熱性最強のアイテムです。
色合いは2種類、どちらもアースカラーで、特に女性に人気。
内側は肌触りのいい素材になっているのと、簡単に洗濯もできるのでいつでも清潔に使えるのはとっても嬉しいですね!
滑り止め加工もされているので、ギアを持ち運ぶにときも安心です。
・素材:外生地:アラミド、内生地:コットン
【TARAS BOULBA (タラスブルバ)ファイアシールド アラミドニットグローブ】
アラミド繊維使用で、手のひら部分にシリコンでタラスブルバのロゴが施されつかみやすい、二重構造のグローブ。
260度の耐熱性があるグローブです。
内側についたループでカナビラに引っ掛けられるのもポイント。
アラミド繊維製なので、軽くて持ち運びしやすいのはもちろん、フィット感もあるので作業効率が上がりますね!
・素材:素材:外側-アラミド繊維、シリコン 内側-コットン
まとめ:キャンプの薪割りや焚き火に耐熱グローブで手を保護しよう!
キャンプ用のグローブを選ぼうと思っても、本当に種類がたくさんあって悩んでしまいますね。
そんなときは、素材や作業用途から選んでみてください。
あとは、予算が許す方や家族連れなら複数持ちで楽しむのもいいかもしれません。
耐熱グローブを選ぶときの第一条件は、とにかく安全にキャンプを楽しむための道具であるということです。
自分に合った「耐熱グローブ」を見つけて、とにかく怪我や火傷のないキャンプを楽しんでくださいね!