燻製器のおすすめ10選！スモーカーの選び方や自作方法も紹介【キャンプやBBQで】

【キャンプ場スタッフ監修】燻製はさまざまな食材を煙で燻し、スモークチップの香りをうつした味わい深い調理方法です。
家ではやりにくい煙を使った燻製も、野外で行うキャンプなら好きなだけ行えおつまみとしても大人気！

今回は、キャンプやBBQでおすすめな燻製器を選び方や自作方法などをキャンパーえどまゆさんに合わせて紹介していただきます！

いますぐおすすめの燻製器を知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね！

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら：https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ！有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

燻製器の魅力

香ばしい煙の風味がたまらない燻製食品は、お酒のお供に最高ですよね。

難しくて時間がかかるイメージの燻製調理ですが、実は意外と簡単に挑戦できちゃいます！
キャンプ中に燻製器があれば、チーズやベーコンなど定番の食材から市販のお菓子まで、様々な食品を自由に燻して楽しめるのが魅力です。

燻製器の選び方

燻製器はサイズや素材など、種類が様々です。

塊肉を吊るして燻せる本格的なものから、チーズやウインナーなど小さい食材を少し燻せる手軽なものまであるので、ぜひご自身の用途にぴったりなものを選んでみてくださいね。

【①素材】

燻製器には素材の種類も多くありますが、アウトドアやキャンプでつかう燻製器を選ぶなら、ステンレス製や鉄製、ダンボール製のものがおすすめ。

各素材の特徴をご紹介します。

■ステンレス製の燻製器

ステンレス製の燻製器はお手入れがしやすく、鉄や金属製のものに比べて軽量です。

丈夫なので野外で使っても錆びたり壊れにくい点もアウトドア向け。
リーズナブルな物も多いので、初めて燻製に挑戦したい初心者キャンパーさんにもぴったりです。

■鉄製の燻製器

鉄製の燻製器は錆びやすいためお手入れこそ大変なものの、使うほどに味がでて長く使えるアイテムです。

熱伝導が良く食材が均一に熱せられるので、より美味しく調理できるのも特徴。
味わいにこだわりたい方はぜひ候補に入れてみてください。

■ダンボール製の燻製器

軽くて持ち運びしやすいダンボールの燻製器は、手軽に燻製調理を楽しみたいアウトドア使いにぴったり！
ダンボール製ですが使い捨てではなく、繰り返し使えるアイテムもあります。
雨や風には弱いので、長時間使う場合は天気に注意しながら調理しましょう。

■陶器（セラミック）の燻製器

陶器の燻製器は、家庭でも燻製調理をしたい方におすすめ。

初心者キャンパーさんでも使いやすく、遠赤外線効果で食材がジューシーに仕上がるのが特徴です。
ステンレスや金属に比べて割れたり壊れたりしやすいので、もしキャンプに持っていく場合は取り扱いに注意が必要。

■ホーローの燻製器

金属にガラスの塗装を施したホーローの燻製器は、熱や煙を逃しにくい密閉性が特徴です。
焦げにくくお手入れしやすいですが、重量感があることや衝撃に弱い点はあまりアウトドア向けではないといえます。

【②容量・サイズ】

 燻製調理は時間がかかる場合も多いので、一度で人数分の食品をしっかり燻せるサイズのものを選びましょう。
網に食品を並べるタイプの燻製器はコンパクトですが、少人数向け。
大人数で楽しみたい場合は、網を二段にできたり食品を吊るすタイプの大きめの燻製器を選ぶのがおすすめです。

【③付属品をチェック】

燻製する食品を吊るすためのフックや置くための網、スモークチップなど、付属品もしっかりと確認してから購入しましょう。

初めて燻製に挑戦される方は、必要な付属品がすべて本体とセットでついてくるものを選ぶと、あとは食材を買うだけでOKなので安心です。

【④熱源をチェック】

怪我や事故を防ぐためにも、熱源は大切なチェックポイントです。

キャンプで使用する場合、焚き火やBBQコンロ、ガスバーナーなど、使用する熱源に燻製器が対応しているか事前にしっかり確認しましょう。

また、ご家庭での使用も検討している場合はIHに対応しているかなど、ご家庭の熱源との相性チェックも必須です。

【⑤燻し方をチェック】

燻製調理の方法には3種類あるのをご存知ですか？

短時間で一気に煙を出して燻す「熱燻」は、食材の水分が飛びすぎないのでジューシーな仕上がりが特徴。
中程度の温度で数時間かけて燻す「温燻」は、程よく水分が抜けてしっかりとした味わいに仕上がります。
低温で数日間かけてじっくり燻す「冷燻」は、より旨味が凝縮された仕上がりになります。

燻製器によっては熱燻専用、温燻・冷燻向けなど、対応できる燻製方法に制限がある場合もあるので、ご自身の用途にあったアイテムを選ぶようにしましょう。

燻製チップ（スモークチップ）の種類と味の違い

燻製に欠かせないスモークチップ。種類によって色の付き方や風味に違いがあります。
用意した食品をより美味しく燻せるように、しっかりと相性の良いものを選びたいですね。

【サクラ】

スモークチップの定番として人気の高いサクラは煙が出やすく、短時間で食材に色や香りがしっかり移るので初心者さんにも扱いやすいです。
チーズやマトンなど、クセのある味わいの食材とも合わせやすい風味が人気。

【ヒッコリー】

ヒッコリーも煙が出やすく短時間で風味や色がつくので、初心者さんにおすすめのスモークチップです。北欧でよく使われています。
ベーコンなど、すでにある程度風味の付いている食材と合わせてもしっかりと燻製の風味が楽しめるのが特徴。

【クルミ】

クルミのスモークチップは、クセのない優しい香りが特徴。
卵や鶏肉など、淡白な味わいの食材と合わせるとより風味を楽しめます。

【ブナ】

ブナはヨーロッパでポピュラーなスモークチップです。
ハムやベーコンなど加工肉と合わせるのが定番。
色づきがよく風味も強いので、魚との相性も良いです。

【リンゴ】

リンゴのスモークチップは、色づきは薄めですが甘くフルーティでマイルドな香りなので、クセのない鶏肉や白身魚におすすめです。
上品な味わいを楽しみたい方に！

メスティンやダッチオーブン、フライパンでも代用が可能

実は、メスティンやダッチオーブン、フライパンなどを燻製器として代用することも可能です。
サイズの合った蓋と食材を乗せる網を用意するだけでOKなので、気軽に挑戦できるのが魅力。

汚れたり色が移ってしまう場合もあるので、本体にアルミホイルを巻いておくと後片付けも簡単です。

ロゴスのメスキットを使って燻製に挑戦してみました記事もぜひ読んでみてくださいね！

ロゴス（LOGOS）メスキットが超優秀！メスキット愛用キャンパー直伝のレシピや使用レビューも公開

段ボールで自作燻製器も作れる！

自宅にあるダンボールを使って燻製器を作ることもできちゃいます。

必要な道具は食材を乗せる網や、熱源となるスモークウッドを乗せるトレーなど。
段ボールでは直火を使った熱燻ができないので、温燻専用のスモーカーとして使用します。

その場合、燻す食材を事前にしっかり乾燥させておくとより美味しく仕上がりますよ。
ただ組み立てたり作業が面倒だなと感じる場合は、燻製キットとして売られている段ボールを、熱燻でさっと燻したい方には、上記で紹介したフライパンやメスティンを使った方法がおすすめです。

有野実苑スタッフおすすめ燻製器10選

有野実苑スタッフがおすすめする、キャンプやアウトドアにもおすすめの燻製器をご紹介します。

【コールマン(Coleman) スモーカー コンパクトスモーカー】

コンロを使って家庭でもキャンプ場でも手軽に燻製が楽しめる、ステンレス製のポット型燻製器。
熱燻専用です。
直径が約24cmと、キャンプにも持っていきやすい小さめのサイズ感。
煙が漏れにくい構造なので、煙やにおいの心配なく燻製を楽しみたい方にもおすすめです。
中網2枚と収納袋が付属しています。

【コールマン キャンピングオーブンスモーカー】

コンパクトに折り畳めるスチール製のオーブンです。

オーブンとしてピザを焼いたり、燻製器として食品を燻したりとマルチに使えます。
隙間から煙が漏れやすいので、あまり時間をかけずに仕上げる熱燻に使うのがおすすめです。

熱源はツーバーナーストーブに対応。
中敷き網が2枚と収納袋、蓋に温度計が付属しています。

【ユニフレーム インスタントスモーカー】

ガルバリウム鋼板製の燻製器です。抜群の耐久性がありながら約1.7kgと重すぎないのが特徴。

熱燻や温燻での燻製調理におすすめです。
ウッドチップを置く皿と中網が付属しています。
フックを別途購入すれば食品を吊るして燻すことも可能。
収納袋が別売りなので、使用後の燻製器をそのまま持って帰って家で洗いたい場合は、あわせて購入しておくと良いかもしれません。

【ソト(SOTO) いぶし処 スモークスターターキット ST-124SK】

初心者さんでも使いやすく、本格的な燻製調理の入門機として人気のスモーカー。

収納時はコンパクトに折り畳めます。本体は鉄製で、熱燻・温燻に対応可能。
前面の蓋が大きく食材の出し入れがしやすい点が人気です。

中網とフック、チップ用皿、スモークチップ4種が付属しているので、あとは食材を買うだけですぐに使えるのも魅力！

【ドウシシャ クッカー ブラック 直径12cm LivE もくもくクイックスモーカー S LCQS-S-02】

本体内に設置した固形燃焼でスモークチップを熱して燻す、超お手軽スモーカー。

食卓の上で燻製調理できるので、キャンプはもちろん、宅飲みにもおすすめです。
直径は約12cmと、1〜2人のおつまみ作りにぴったりなコンパクトサイズ。
食材を置くお皿は付属していますが網は付いていないので、直径12cm程度の網を別途購入されると良いでしょう。（なくても作れます。）

【ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス】

繰り返し使えるダンボール製の燻製器。超軽量＆薄く折り畳めるので、手軽に燻製に挑戦してみたい方にぴったりです。
直火で一気に加熱する熱燻には使えませんが、温燻でじっくり香り付けする温燻調理ができます。

ミニサイズのスモークウッド、網、ウッド用のアルミ皿、金棒、フックが付属しているので、すぐに調理可能。

【ロゴス(LOGOS) スモーカー LOGOSの森林 スモークタワー】

直火で加熱する熱燻から熱源なしの温燻まで、幅広い用途に対応できる燻製器です。ステンレス銅製。

解体して洗えるので手入れしやすいのが特徴です。
本体が180度開くので大きめの食材も出し入れしやすく、スモーク剤も下のケースから継ぎ足せるこだわりの設計。
お値段は少し高めですが、本格的な燻製に挑戦したい方におすすめです。

【スノーピーク(snow peak) スモークマイスター モクーモ】

スマートな見た目で本格的な燻製が楽しめる、ステンレス銅製のスモーカー。

網はそのまま自立するので、出来上がった燻製をそのままテーブルにサーブできます。
熱燻にも温燻にも使用可能。独自の2重構造により、側面から煙が漏れにくい設計。
上から下までまんべんなく煙が循環するので、ムラなく美味しく仕上がります。

【スノーピーク(snow peak) コンパクトスモーカー】

内側の網を2段で取り付けられるので、一度にたくさんの食材を燻せる3〜4人向けの燻製器。
ステンレス製です。スモークチップを熱して短時間で燻す熱燻向け。

密封性が高いので煙がもれにくく、自宅でも使いやすいです。
燻製器だけでなく、小さめのBBQコンロとしても使用できます。

【キャメロンズ ミニスモーカー】

アメリカのメーカー、キャメロンズの燻製器。ステンレス銅製です。

取っ手は折りたたんでコンパクトに収納できます。
受け皿と網、スモークチップがセット担っているのですぐに調理可能。
マルチ熱源対応なので、ガスや炭火、IHでの使用もOKです。シンプルな構造なので、お手入れが簡単なのも嬉しいポイント。

まとめ：スモーカーを使ってワンランク上の極上燻製おつまみを楽しもう！

キャンプでワンランク上のおつまみを楽しみたい方におすすめな、燻製調理。

直火で燻す熱燻なら数十分で出来上がるので、意外と簡単に楽しめます。
初挑戦の方はまずお手持ちのメスティンなどを使って手軽に試してみてはいかがでしょうか？

より味わいにこだわりたい方やご自宅でも燻製を楽しみたい方には、やっぱり燻製器での調理がおすすめ。燻製方法やスモーク材の種類を変えて、ぜひ自分好みの燻し方を探してみてくださいね！