金曜日, 12月 20, 2024
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テントの結露対策!テントが濡れる原因や対策と乾燥方法、結露予防や効果的なグッズも紹介

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】寒くなり始める頃にキャンプをしたら、朝起きてテントがビショビショに濡れていた経験をした人はいませんか?夏キャンプでは起きなかったことも、気温が変化すると出てくる問題は出てきます。

そのうちの一つがテントの「結露」。

今回はキャンプ歴10年のベテランキャンパーケイスケさんに、テントに結露が起きる原因やその対策、テントの乾かし方から結露予防に効果的なグッズを徹底的に紹介していただきますので、テントの結露問題に困っているキャンパーの皆さん必見です!

いますぐおすすめの結露しにくいテントを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

こないだキャンプした時に、朝起きたらテントがびしょ濡れでびっくりしました!次回のキャンプに向けて対策をしたいのですがいい方法ありますか?

まかせて!寒暖差があったり、冬のキャンプなど、テントの中と外の気温差があるときに起こる結露。今回はそんな結露の原因や結露を極力抑える方法、おすすめのグッズやテントをキャンプ歴10年のケイスケさんに徹底解説してもらうね!

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

春冬キャンプのトラブル「結露」。その原因とは?

爽やかなキャンプの朝、気持ちよくテントから出ようとしたら結露で体が濡れてちょっとブルーな気持ちになる……。キャンパーなら一度は遭遇するキャンプあるあるですね。

誰でも結露は嫌なものです。拭くのがめんどくさいですし、すぐに乾けばいいですけど曇りの日は乾かないまま持ち帰って後日に再度乾燥。そんな経験のある人は結構多いのでは?

結論から言ってしまうと、残念ながら結露を完全に防ぐことはできません。
しかし、結露を軽減させることは可能です。

【テントが結露する原因とは】

結露は外気とテント内側の温度の差が原因で起こります。
テント内側の暖かい空気が外の冷たい空気に冷やされ、フライシートの内側に水滴が付く、これが結露です。

ちなみにフライシートの表面に着くのは夜露です。

冬の自宅で朝起きて窓に水滴がたくさん!あれも温度差で起きた結露。みんなも体験したことあるよね。

また、よくインナーテントに水滴が付くと思っている方がおられますが、インナーテントは通常、湿気が抜けるようにできていますので、インナーテントに結露ができることはあまりないことなんです。

インナーテントが濡れてしまうのは、ガイロープを張らないで設営し、フライシートとインナーテントがくっついていた場合や、フライシートに覆われていないインナーテントの底の部分に結露が発生する場合が多いですね。

テントが濡れたら何が悪いの?デメリットを解説

Photo by Arizine編集部

テントは雨が降ることを前提に作っているので、濡れることは問題ありませんが、もし濡れてしまったテントをそのまま畳んで片付けてしまうのは絶対にNGです。

濡れたままにして片付けてしまうと、テントにカビが発生してしまいます。
しかもカビはコットンの生地でも、化繊の生地でもテント生地に関係なく発生してしまうんです。

さらに悲しいことは、一度カビが発生してしまうと完全にカビを除去するのは非常に難しいことです。もしカビが発生しなかったとしても、生乾きのような臭いがついてしまうこともあります。生乾きの臭いがするテントで寝るのはちょっと辛いですよね。

そして湿気はテント内の道具にも影響を与えてしまいます。
もしダウンの寝袋を使っていた場合、テント内の湿度が高くなると寝袋が湿気を吸ってしまい保温力が低下してしまうことがあります。
ダウンの寝袋を使用する場合はシュラフカバーか防水生地のダウンシュラフを合わせて用意するといいですよ。

どんなテントが結露しやすい?

どんなテントでも結露は発生しますが、その中でもとくに前室の広いテントは、前室部分の生地が1枚であることと地面からの湿気の影響を受けやすいので結露が起きやすいと言えます。

そしてベンチレーション(通気口)が小さかったり、少なかったり、配置が効率的でないテントも換気がうまくできないために結露が起きやすい傾向にあります。

また、隙間風や雨の侵入を防ぐためにフライシートにスカートがついているテントも、テント内の湿気が抜けにくくなるためやはり結露が起こりやすいです。

結露させない!キャンプでできる対策とは?

結露は完全に防ぐことはできませんが、軽減させることはできます。

軽減するだけでも片付けが楽になって撤収時間が短縮されますよ。

ここでは4つ結露を軽減する対策・方法をご紹介します!

①フライシートとインナーシートの間に距離を作る
②こまめに換気する
③結露の時期はテントの素材を変える
④防水性の高いシートを敷く

すぐに対応可能な対策も入っていますので、みなさんよかったら実践してみてくださいね。

①フライシートとインナーシートの間に距離を作る

ガイロープとペグ(ロープを地面に固定する杭のようなもの)を使ってテントにテンションをかけることで、フライシートとインナーテントの間に適切な空気層ができ断熱することができますよ。

風がない日にテントにロープを張って設営するのは面倒だと思う方もいるかもしれませんが、耐風性、断熱、換気などのテントの持つさまざまな機能を最大限に引き出すために絶対に必要なことなので頑張って設営しましょうね。

キレイに張ったテントは見ていて気持ちいいですし、快適性が全く違います。

また、ガイロープとペグはテントに付属しているものが多いですが、ペグを固定するハンマーは付属していないテントもありますので注意して下さい。

②こまめに換気する

通常のキャンプで使うテントのフライシートは防水処理がされているため、湿気を外に逃すことはできません。
ですのでベンチレーション(換気口)を開けてテント内の湿気や空気を逃すのですが、テントによってはベンチレーションの数が少なかったり、小さかったりします。
そんな時はこまめにフライシートの出入口を開けて外気をたくさん取り入れて換気しましょう。

うまく換気できないなという場合は、サーキュレーターを使ってテント内の空気を循環させ温度の差をなくすことでも結露を軽減できるのでおすすめですよ。

③結露の時期はテントの素材を変える

コットンやポリコットンの素材を使ったテントは吸湿性と通気性があり、ポリエステル化繊のテントに比べると結露はしにくいのが特徴です。
雰囲気もナチュラルで暖かみがあるので寒暖の差がある時期のキャンプはテントそのものを変えてみるのも方法の一つですね。

注意点はコットン、ポリコットン素材のテントは乾くのが遅いので片付けには十分な時間をとりましょう。
湿ったまま片付けてしまうとカビが発生してしまいますよ。

④防水性の高いシートを敷く

地面からの冷気によるボトム(テントの底面)の結露対策には防水性の高いシート(グランドシート)を敷いてから、テントを設営してみましょう。
さらにテントの中にシートやマットを敷けば冷気も防いでくれますよ。シートがずれてしまうと効果がなくなってしまいますのでペグでテントとシートを固定しましょうね。

他にもシートを敷くのはテントの底面を保護する役割もありますので大切なテントを永く使用するためにも忘れないようにしましょう。

結露でテントが濡れた時の乾かし方のコツや便利なアイテム

テントが結露で濡れてしまった時の対応は、すごく単純ですが「拭く」ことが一番確実で早いです。

テントの外側に付く夜露は日が登れば比較的早く乾きます。
テント内側に付いた結露はフライシートが防水ということもあり乾きにくく、チェックアウトの時間が刻々と迫ってきます。

ホームセンターなどで販売している吸水性のいいセルロースシートなどを使えばより作業しやすいですよ。拭いた後は、なるべく早く乾かすために出入り口を全開にして、とにかく風を通してあげましょう。

寝袋などの湿気を吸いやすい道具もテントから出して乾かしてあげると時短になっていいですね。

もしブロワー(モーターで強い風を送る道具)があれば、水滴を吹き飛ばしてから拭くことができるので、より一層スピーディーに乾かすことができます。

テント清掃サービスを利用するのも一つ!

時間がなくて、キャンプ場でのお手入れがむずかしかったり、自宅での乾燥場所がなくてお手入れできないという場合は、「ソトリスト」などのテント乾燥サービスを利用するのも一つです。

キャンプ帰りに予約して、ヤマト営業所から送るだけで清掃したテントが自宅に届くという素敵サービス!おすすめです。

ベテランキャンパーが選ぶ結露しにくいテント3選

snow peak(スノーピーク) ランドブリーズPro. 

出典:Amazon

1996年に発売されたスノーピークの高性能テントです。
2020年にモデルチェンジしてさらに通気性がアップし居住性が良くなりました。ライナーシートが付属しており、前室天井の結露を軽減してくれます。

耐風性、居住性、通気性、テントに妥協したくない人におすすめです。

2人、4人、6人用と3サイズを展開しておりソロからファミリーまで幅広く対応していますよ。

スノーピーク(snow peak) テント ランドブリーズPro.3 SD-643 4人用
スノーピーク(snow peak)

【DOD(ディーオーディー) わがやのテント】 

出典:DOD

5人対応で初めてのファミリーテントに最適です。
フライシートはコットン素材で結露に強く、ワンタッチでインナーテントが設営できます。
またグランドシートが付属されているのも安心です。落ち着きのあるタンカラーは、自然に溶け込むようなナチュラルな雰囲気でどこのキャンプ場でも似合いますね。

S’more(スモア) Rooflet

出典:Amazon

ユーモラスなシルエットの1〜3人用のポリコットンテントです。
生地はUVカット、防水、防カビ、難燃性があり、初めての方にも安心して使用できます。

広い前室も圧迫感が少なく使いやすいですよ。

まとめ:結露を少なくして快適なテントで過ごそう!

自然の中で遊ぶキャンプでは結露は起こってしまう現象ですが、原因と対策を知っておけば結露を軽減させ、テントの寿命も延ばすことができます。

爽やかな朝を迎えるためにも結露の対策はしっかり押さえておきたいですね。

せっかくのキャンプです、結露も笑顔で対処できるよう余裕を持った行動で楽しみましょう!

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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