【キャンプ場スタッフ監修】デイツ(DIETZ)からでているランタン(通称:ハリケーンランタン)は歴史ある老舗ランタンメーカーで、昔から多くのキャンパーたちに愛されてきました。
今ではアンティークで目を惹くデザインやシンプルな構造から、初心者でも取り扱いやすいという魅力が人気を呼んでいます。
今回はデイツのランタンの種類やおすすめのモデル、実際の使い方と注意点などを年間40〜50泊のガチキャンパー沖野隆さんが詳しく解説していきます!
いますぐおすすめのハリケーンランタンを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
デイツのランタンを購入しようか考えているんですが、どのモデルがおすすめですか?ランタンの明るさや、持続時間なども知りたいです
まかせて!デイツのランタンにはいくつかのモデルがあって、タイプによっては調理までできるものもあるよ!本記事は、デイツランタン愛用中のガチキャンパー沖野隆さんに紹介してもらうよ♪
デイツのランタンはまかせてください!用途によってもおすすめできるランタンが違ってくるので、今回はそれぞれのモデルを比較してわかりやすいように紹介しますね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
不動の人気を誇るデイツ(DIETZ)ランタンの魅力とは?
照明器具としてだけでなく、ひとつあるとサイトの雰囲気が格段に良くなるオイルランタン。
なかでもデイツのハリケーンランタンは多くのキャンパーに愛され続け、今もなお不動の人気を誇っています。デザイン性はもちろん機能的にも優れ使いやすく、初めてのオイルランタンを使うという人にもおすすめです。
今回は、デイツのハリケーンランタンの魅力を徹底的にご紹介します。
【アメリカ発の老舗ブランドで長い歴史をもつ照明メーカー】
デイツは、1840年アメリカのニューヨーク州ブルックリンにて誕生しました。
当時は鯨油を使うランタンがほとんどでしたが、石油の採掘が開始され始めたことに伴い、デイツはいち早くオイルランタンの製造を始めます。
創業から180年以上に渡りオイルランタンを作り続ける老舗ブランドであり、今でも多くの人に愛用されてきました。
【ハリケーンランタンの名の通り悪天候にも強い!】
ハリケーンランタンはその名の通り、嵐でも消えないといわれています。
炎が「ホヤ」と呼ばれるガラスで覆われ直接外気に触れることがなく、多少の雨や風では消えません。
LEDランタンなどは防水仕様とはいえ電源部に浸水すれば故障しますが、ハリケーンランタンは浸水による故障がなく安心です。
嵐でも消えないランタンの炎……かっこいい
【つくりがシンプルで初心者にもおすすめ】
燃料を染み込ませた芯に着火するだけで使用できる、シンプルな作りも人気の秘密です。
燃焼による温度差で発生した上昇気流によってランタン内部に空気が送り込まれ、炎が安定する仕組みになっています。
使用時には炎の強さを調整するだけなので、気軽に使えるのもうれしいポイントです。
お手入れが他のブランドのオイルランタンに比べて格段に楽なのもハリケーンランタンの魅力♪
【インテリアにもできるお洒落なデザインが目をひく】
アンティーク風なお洒落なデザインが、キャンプサイトだけでなくインテリアにもぴったりです。
部屋で炎を眺めながら、リラックスする時間を過ごすのもいいかもしれません。
また、大きさや形、カラーバリエーションも豊富なため、オリジナル空間をコーディネイトする楽しみもありますよ。
【オイルランタンならではの燃費のよさ】
ハリケーンランタンは燃料タンクの大きさにもよりますが、20時間から長いものでは25時間以上持ち燃費がいいのも魅力です。
そのため、ひとつ持っていればキャンプだけでなく災害時にも活躍します。
また、パラフィンオイルではなく防虫オイルを使うと虫除け効果もあり、夏場のキャンプにおすすめです。
明かりも防虫対策もデイツのランタンでばっちりですよ!
【芯の形が炎の形に?細部まで楽しめるユニークなオイルランタン】
炎の形が芯をカットした形になるのも、オイルランタンならではの楽しみです。
芯を尖らせれば尖った炎に、芯を丸くすれば丸い炎になるので好みの形にしてはいかがでしょうか?
ちなみに、丸い炎がススが出にくく炎の面積が大きくなるようです。
デイツ(DIETZ)ランタンの種類を比較してみた
デイツにはサイズやタンク容量、芯の種類や明るさなど、スペックが違う何種類ものハリケーンランタンがあります。
それぞれの違いをまとめたので、購入の際に参考にしてください。
モデル | 高さ(約) | 重量(約) | タンク容量(約) | 対応芯 | 明るさ(約) | 燃焼時間(約) |
---|---|---|---|---|---|---|
DIETZ D76 | 24.5cm | 440g | 240cc | 4分芯 | 7cp | 11時間 |
DIETZ D78 | 26.5cm | 470g | 340cc | 4分芯 | 7cp | 20時間 |
DIETZ D30 | 30cm | 650g | 510cc | 5分芯 | 9cp | 23時間 |
DIETZ D01 | 30.5cm | 790g | 930cc | 5分芯 | 9cp | 45時間 |
DIETZ D20 | 30.5cm | 610g | 260cc | 5分芯 | 9cp | 23時間 |
DIETZ D08 | 34cm | 930g | 930cc | 7分芯 | 12cp | 27時間 |
DIETZ D90 | 35cm | 920g | 930cc | 7分芯 | 12cp | 25時間 |
DIETZ D80 | 38cm | 920g | 930cc | 7分芯 | 12cp | 26時間 |
DIETZ D2500 | 38cm | 1200g | 2500cc | 7分芯 | 12cp | 75時間 |
高さ:本体の高さ
重量:本体の重さ
タンク容量:燃料タンクの容量
対応芯:使用する芯の幅【4分芯=12mm、5分芯=15mm、7分芯=21mm】
*幅が広い方が明るくなります
明るさ:ランタンの明るさ【1cp(キャンドルパワー)は、ロウソク1本程度の明るさ】
燃焼時間:タンクが満タンの状態での継続燃焼時間
デイツ(DIETZ)ハリケーンランタンの使い方と注意点
デイツのハリケーンランタンの使い方と注意点を解説します。
【デイツハリケーンランタンの各名称】
使い方はとても簡単なデイツのハリケーンランタンですが、火を扱うため使用時には注意が必要です。
各部の名称を覚えて、使い方や注意点を見ていきましょう。
【DIETZ (デイツ)ハリケーンランタンの使い方】
まずは「給油口キャップ」を外し、燃料を入れます。
「レバー」を下げ「切り欠き」に引っ掛け、「ホヤガラス」を上げた状態にします。
「火力調整つまみ」を回し「芯」を出し、「芯」に火をつけます。
「レバー」を「切り欠き」から外し、「ホヤガラス」を下げればオッケーです。
「火力調整つまみ」で明るさを調整してください。
【芯の交換方法】
ハリケーンランタンは使用していると芯が短くなり、タンク内の燃料に届かず火がつかなくなります。
芯が残っていても火がつかなくなったら、芯の交換をしましょう。
まず、「トップリング」を引き上げ「ホヤガラス」を倒します。
「バーナー」を外し、古い「芯」を取ります。
「火力調整つまみ」を左にスライドすると「バーナー」は外れます。
「バーナー」に新しい「芯」をつけ、「バーナー」をセットし「ホヤガラス」を元に戻せば完了です。
【使用する燃料は何がおすすめ?】
オイルランタンは灯油でも使用できますが、パラフィンオイルを使うのが断然おすすめです。
パラフィンオイルは灯油に比べ煤が出にくく匂いも少ないので、扱いやすく手入れも簡単。
灯油に比べ少々高価ですが、メリットを考えると納得です。
【注意点】
ハリケーンランタンを安全に使うためにも、注意する点をチェックしましょう。
火傷に注意
ハリケーンランタンは使用中、「トップフード」が非常に高温になります。
触れると火傷するので、持ち運ぶときは必ず「キャリングハンドル」を持ちましょう。
オイル漏れに注意
ランタンを横にすると、「給油口キャップ」や「芯」の横からオイルが漏れてきます。
オイルは漏れを防ぐためにも、満タンには入れずに3分の2程度の分量を給油するようにするといいです。
持ち運ぶ際には、縦置きにするか燃料を使い切り空にしましょう。
ホヤガラスが割れないように注意
「ホヤガラス」はガラス製のため割れやすく、使用中だけでなく持ち運びの際にも注意が必要です。
ランタンカバーやランタンケースがあると安心ですよ。
有野実苑スタッフが選ぶデイツのおすすめランタン7選
デイツにはさまざまなタイプのランタンがありますが、なかでもおすすめの商品を紹介します。
これを参考にお気に入りのランタンが見つかるといいですね。
【DIETZ JUNIOR NO.20】
タンク容量は小さめですが、明るく本体がやや大きめなのが特徴。
容量の関係で何泊も使うにはオイルの入れ替えをしなくてはいけないので、一晩使えれば十分という方におすすめです。
・サイズ:30.5cm x 17.4cm
・重量:620g
・タンク容量:260ml
【DIETZ No.30 LITTLE WIZARD】
普通サイズのランタンです。No.20に比べるとオイル容量が2倍ほどになるので燃焼持続時間も長くとれます。
5分芯を使っているため、定番のDIETZ D78より明るいランタンがほしい方にはピッタリです。
・サイズ:30cm x 18cm
・重量:660g
・タンク容量:500ml
【DIETZ D78】
筆者も愛用する、デイツのハリケーンランタンの中で最もメジャーなD78。
サイズ・タンク容量・明るさ、すべてにおいてバランスが取れており使いやすいランタンです。
・サイズ:26.5cm x 15cm
・重量:500g
・タンク容量:340ml
【DIETZ D80】
使えば使い込むほど味が出る、真鍮メッキ仕様のハリケーンランタンです。
他のハリケーンランタンに比べ、本体サイズも大きく明るさも燃焼時間もワンランク上。
サイトでの存在感は抜群です。
・サイズ:38 x 20.4cm
・重量:1㎏
・タンク容量:930ml
【DIETZ D90】
ハリケーンランタンのなかでも、ホヤガラスの口が広くメンテナンスしやすのが特徴。
7分芯を使用しているため明るさは申し分なく、タンク容量も大きいので2泊3日のキャンプでも安心です。
・サイズ:35 × 20.5cm
・重量:950g
・タンク容量:930ml
【Dietz Monarch Lantern No.10】
こちらは日本未発売品の「デイツ モナーク No.10」で、他のランタンとは違った独特な形をしているモデルです。
Monarch(モナーク)は君主という意味で、美しいフォルムがひときわ目を惹きます。
他の人と被りたくない方や、部屋のインテリアにおすすめです。
・サイズ:34cm x 20cm
・重量:700g
【Dietz Millennium Lantern/Cooker 2000】
ハリケーンランタンとクッカーがセットになっており、ランタンの熱を利用し調理や保温ができる優れもの。
卓上で使えば、一台何役にもなるありがたいランタンです。
・サイズ:29.5cm x 18.1cm
・重量:950g
・タンク容量:510ml
まとめ:初心者でも扱いやすいザ・アウトドアなデイツのランタンでキャンプを楽しもう
オイルランタンは、LEDランタンにくらべ取り扱いやメンテナンスに少々手間がかかりますが、慣れてしまえば簡単です。
何よりも、オイルランタンにはオイルランタンにしかない雰囲気と癒しがあります。
デイツのランタンで、極上のリラックスタイムを楽しんでみてはいかがですか。