【キャンプ場スタッフ監修】紙で簡単作れるブーメランは子供の工作にもおすすめ!キャンプで作っても楽しいですよ。
この記事では、ファミリーキャンパーHitomiさんが回転するブーメランと戻ってくるブーメラン2種類の作り方をまとめました。
うまく作るためのポイントもご紹介します。アウトドアのアクティビティとしても人気のブーメランを手作りしてみましょう!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
子供とアウトドアで遊ぶためにブーメランを作ってみたいのですが、簡単なつくりかたはありますか?
まかせて!ブーメランは厚紙をカットしてホチキスでとめるだけで簡単に手作りできるから、工作にもおすすめだよ♪紙に角度をつけると戻って来るブーメランだって作れちゃう!簡単なブーメランの作り方を紹介するから、ぜひお子さんと作ってみてね♪
材料も少なく簡単に作成できるので、大人がテントを設営している間の子どもたちの暇つぶしにもピッタリ!キャンプ場で自作のブーメランを飛ばしてみよう♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
アウトドアの遊びとしても人気のブーメラン
屋外遊びの定番、ブーメラン!
「どの形だとカーブする?重りをつけたら遠くに飛ぶ?風が強いと飛びにくいね。」
などなど、アウトドアで実体験しながら楽しく学べる最強オモチャです。
そんなブーメラン、実は簡単に手作りできるんです。広いスペースがとれる外遊びの機会に、オリジナルブーメランをぜひ作ってみましょう!
ブーメランを手作りする時に必要なもの
①:厚紙や段ボール
②:ハサミまたはカッター
③:ホチキス
④:ガムテープやビニールテープ
⑤:デコレーション用のカラーペンやシール(なくてもOK)
特別な材料は必要なし!
基本的に家にあるもので、ベースとなる本体が作れるのが手作りブーメランのいいところです。
【①:厚紙や段ボール】
売っている厚紙やお菓子の空箱など、ある程度の厚さのある紙なら何でもOK。
ただし、折り目部分は強度が弱くなるので使わないようにしましょう。
ちなみに牛乳パックは加工しやすいうえに強度もあるのでオススメな材料の1つです。
ペラペラだと空気抵抗に負けて上手くいきません。厚みが心配な場合は、2枚をのりで貼り合わせ、頑丈にしてからカットすればOK!
【②:ハサミまたはカッター】
カッターのほうが測った長さどおりキレイに切ることができますが、お子さんが使用する場合はハサミのほうが安全です。
【③:ホチキス】
厚紙を重ねて留めるので、簡易的なものより大きめのホチキスのほうが◎
【ガムテープやビニールテープ】
ガムテープは布ガムテープがキレイに成形できるのでオススメ。
ビニールテープは重ねて貼ることで羽の重さ調整をするのに使います。
【デコレーション用のカラーペンやシール】
シールやお絵描きで装飾すると、自分だけのオリジナル感がでて可愛く仕上がります!
もちろんなくてもOKです。
子供の工作にもおすすめ!2種類のブーメランの簡単な作り方
準備は完了しましたか?
ここからは子どもでも作れる簡単ペーパーブーメランの作り方を紹介します!
ここからのステップに沿って、一緒に作ってみてくださいね。
【戻ってくるブーメランの作り方】
戻ってくるブーメランを作るには全体のバランスがとても重要!
重さも間隔も、均等を意識して作ると上手くできますよ♪
■ステップ①:長方形の厚紙を3枚作る
17cm×3.5cmの長方形にカットした厚紙を3枚用意します。
長さは目安です。長さは変わっても大丈夫!何センチが飛ぶか研究するのも面白いですね。
■ステップ②:角を丸く落とす
そのままでも大丈夫ですが、万一あたった時のことを考え、角を落としておきます。
※角を落とす方が、羽の先端になります。
なかなかないですが、目に刺さったり、頭に当たったりした時のために丸くしておくと安心ですね。
■ステップ③:羽の元に切り込みを入れる
羽の元となる方の中心に2cmの切れ込みをいれます。
■ステップ④:切り込みを合わせホッチキスで止めテープの重りをつけて完成!
③で作った切れ込みを画像のように重ね合わせ、中心をホッチキスで3ヵ所とめます。
その時に、大体でいいので羽の間隔を均等(120度)にするよう意識しましょう。
最後に羽の先端にビニールテープを巻いて完成です!このテープが重りの役割になり、遠くに飛びやすくなります。
お好みで絵を描いたりシールを貼って装飾してもOK。
【回転するブーメランの作り方】
回転するブーメランのほうが作りがシンプルで簡単です。
細かい調整も必要ないので、小さなお子さん向けのブーメランです!
■ステップ①:ダンボールを好みの形にカットする
段ボールをよく見るブーメランの形(+型、V字、シュリケン型など)に切りとります。
大きさはお好みで大丈夫です。
■ステップ②:ガムテープを貼って強度を上げる
強度を上げるため、布ガムテープを全体的に巻きつけます。
軽い場合は二重三重と巻き、重さをプラスさせることで遠くに飛びやすくなります。
■ステップ③:装飾して完成!
最後に絵をかいたりシールを貼ったり装飾したら完成です!
一番楽しいステップですね!
ブーメランを作るときのポイント
作ってすぐはなかなか上手くいかないもの。
ポイントをおさえて、調整しながら飛ぶブーメランを作っていきましょう。
私はよく子供とブーメランを作って遊びますが、その時に掴んだコツやポイントを皆さんにお伝えしますね!
【うまく戻ってこない・回転しないときは角度を変えてみる】
うまく戻ってこなかったり、回転しなかったりする時があります。
そんな時の解決策をお伝えしますね。
■羽の幅が広めのブーメランの場合
①:表面を上にしておく(今回は絵を描いた面を表とします)
②:3枚の羽の先端を画像のように「く」の字に曲げます。
③:羽全体も中心から少し上に浮くように反らします。
■羽の幅が細めのブーメランの場合
①表面を上にしておく
②右手投げする方の場合は、左側に羽を少しひねります。(3枚すべて)
③羽全体も中心から少し上に浮くように反らします。
折ったりひねったり、反らす調整は本当に軽くする程度で大丈夫!やりすぎると空気抵抗が大きくなりすぎて途中で落ちてしまうから注意しよう。
【紙の種類や重さを変えて飛行距離を調整】
あまりにペラペラで軽すぎると空気抵抗に負けてすぐ落ちてしまいます。
遠くに飛ばすために、厚紙を2枚のり付けして重ねたものを使用したり、羽の先にビニールテープを何重か巻き、重さをプラスして調整してみましょう。
遠くに飛ぶようになっているはずです!
自作のブーメランを飛ばしてみた!
回転するブーメランは、小さな子供でも、一投目から比較的うまく投げれていました。
重さが飛距離に比例することがわかったので、途中ガムテープを巻き足しながら、誰が一番遠くに飛ばせるか競い合ったり、キャッチボールのように投げたブーメランを追いかけたり遊び方はさまざまです。
少々乱暴に、力任せに投げてもちゃんと飛んでくれるので、3歳のわが子にはこっちのブーメランの方が合っていたようです。
正直、戻ってくるブーメランは最初まったく上手くいきませんでした(笑)
回転するようにすばやく投げてみたり、羽を曲げてみたり、重りをつけたり…
大人でも、調整しながらコツを掴むまでに時間がかかったので、小学生以下のお子さんには少々ハードルが高いかもしれません。
紙の弱点である軽さが空気抵抗や風の影響をもろに受けるので、風の吹かない天候の良い日を選ぶと成功率が上がります。
繰り返し投げてるうちに突然波に乗る瞬間がくるので、諦めずチャレンジすることが大切です!
何度もトライした分、戻ってきた瞬間はうれしすぎて大興奮。子どもより大きな声を出して喜びました! 多分20回くらいは投げたかな…(笑)
【投げ方】
戻ってくるブーメランは、表が顔側にくるよう縦に持ちます。
今回は絵をつけた方を表面としました。
投げる際は、回転させることを意識し、腕を使うというよりは手首のスナップを利かせ、目線の先より少し上を狙って真っすぐ投げます。
「習うより慣れろ」と言いますよね。どんどん投げてどんな投げ方が一番いいか試してみましょう!
【飛ばすときの注意点】
紙で作っているとはいえ、当たると怪我をする可能性があります。
使うときは下記点を守り、安全に配慮し楽しく遊びましょう!
- 周りに注意し、広い場所で投げましょう。
- 人に当たらないようにしましょう。
- 車が通る道や駐車スペースの近くは避けましょう。
- 強風時や焚き火などの火の近くでは投げないでください。
特にキャンプ場で使用する場合は、広い遊びスペースがあるか、ブーメランを使用していいかなど事前に確認し、混雑時には使用を避けるようにしましょう。
まとめ:手作りブーメランで外遊びを楽しもう!
シンプルな作りのブーメランですが、実際投げてみると、羽の角度やその環境、投げ方によって飛び方が大きく変わることが分かります。
少し難しい揚力や風の抵抗の仕組みを、楽しみながら学ぶきっかけにもなりますよ。
「この形なら戻ってくるかな?」「ココを重くしたらまっすぐ進むかな?」など想像を働かせ、お子さんと一緒にいろいろなブーメランを作ってみましょう。
失敗もいい経験!微調整を繰り返ししながら自分の飛ばしやすいオリジナルブーメランを作ってみてくださいね♪