【キャンプ場スタッフ監修】ガソリンランタンには憧れるけどなんだか扱いが難しそう、ガソリンが燃料ってなんだか危なそうと思って避けていませんか?
今回はコールマンの歴史あるガソリンランタンの使い方やメンテナンス方法まで有野実苑オートキャンプ場スタッフ兼キャンパーのKATSUKIくんがワンマントルランタン286Aをつかって徹底解説しちゃいます!
初心者でもコツや注意点を押さえればちゃんと使うことができますよ!
いますぐおすすめのランタンを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
ランタンを探していたらガソリンランタンという種類のランタンをみつけました。素人には扱いにくそうですが、ぼくにも使えますか?おすすめのブランドはありますか?人気のガソリンランタンも教えてほしいです。
ガソリンランタンの使い方だね!実はガソリンランタンを製作してるのはコールマンだけなんだよ!有野実苑のスタッフたちはコールマンのガソリンランタンの 「メンテナンスライセンス」を取得してるので使い方には自信あり!今回はスタッフKATSUKIくんがメンテナンス方法も徹底的に教えちゃうね♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
キャンパーの憧れ!コールマンのガソリンランタンとは?
キャンパーなら、一度は手に入れたいと憧れるコールマンのガソリンランタン!
その歴史は100年以上昔に遡ります。
コールマンは1914年に最初の屋外用全天候型ガソリンランタンを発売。
現在は、コールマンヴィンテージランタンや自分の誕生日の年に製造されたランタンを探す人なども増え、世界中で愛され続けているのがコールマンのガソリンランタンなんです。
コールマンの120年の歴史の中で様々なタイプのランタンが発売されてきましたが、今現在ショップで手に入るランタンは3種類のみ。
有野実苑スタッフも愛用中の定番中の定番、ワンマントルランタンの「286A」。
286Aよりも明るく大きいツーマントルの「290A」、チューブ型マントルで大光量の「ノーススター(R) チューブマントルランタン」の3種類です。
ガソリンランタンと聞くと、使い方が難しく扱いづらいイメージや手入れが大変と思うかもしれませんが、ランタンの構造はシンプルで、メンテナンスをしながら大事に使っていただければ一生使っていくことができるランタンです。
焚火やバーナーの近くに置かないなどの注意点を守ればとても簡単に使えて、テント周りを明るく照らしてくれる相棒になること間違いなしです。
今回は、コールマンガソリンランタンの魅力について有野実苑オートキャンプ場のスタッフが徹底的に紹介していきます!
ガソリンランタンはテント内で使用するのは危険なので、テントの外で使用するようにしましょう!!
ガソリンランタンの魅力
ガソリンランタンの魅力は夜でも周りを照らしてくれる安定した明るさや、メンテナンス次第で一生もの、そしておしゃれなデザインにあります。
ガソリンランタンの魅力について詳しく語らせてください。
【①安定した明るさ】
コールマンガソリンランタンの一番の魅力といえば、やはり「明るさ」です。
約130W相当の明るさでテントサイトを明るく照らしてくれます。
LEDランタンが出せる眩しいくらいの強い光はないものの、ガソリンランタンに火が灯った時のなんともいえない惹きつけるゆらめきも心を掴んで離しません。
燃焼時間は約7時間から15時間もあり、夜の暗い時間を照らすにも十分な燃焼時間があります。
ガソリンランタンだからこそでるこの明るさは魅力の1つです。
【②独特な雰囲気がかっこいい】
昔からあるデザインで、コールマンのランタンは独特な雰囲気があり、無骨なフォルムがかっこよさを醸し出します。
長年使い続けていくものなので、使い込んでいくうちについた傷一つも愛おしくなってくるんです。
アメリカでは、古くから農作業や生活の明かりとして親しまれてきました。
何より、キャンプでさっとガソリンランタンが出てきたら、「このキャンパー、できるな……!」と思いますし、何よりガソリンランタンを使いこなすキャンパーを見るとかっこいいなと思います。
ガソリンランタンはキャンパーの憧れですね!
【③燃料が手に入れやすくランニングコストが安い】
コールマンガソリンランタンの燃料は、エコクリーンと言われる有害物質が発生しにくいものを使用しています。
エコクリーンのメリットは、燃焼効率・安全の向上や自然環境にも優しくジェネレーター内の洗浄力も強化されています。燃料類特有の匂いもカット!
有野実苑オートキャンプ場でも販売してるよ!
また、値段は4Lで約2600円ほど。
286Aで約590ccのガソリンが必要なんですが、4Lあれば単純計算で6.7回分。
1回388円で満タンに!
燃焼時間が約7.5(全開)~15時間ということで、間をとって10時間とすれば1時間約38円!
思ってるよりも安くないですか?
ランニングコストが安いことも魅力の一つです。
純正以外のホワイトガソリンでも使用は可能ですが、不完全燃焼や異常燃焼によりパーツが破損する場合があるようで、自己責任で使用しましょう。
できるだけコールマンガソリンランタン専用のエコクリーンを使用した方がいいですね。
【④メンテナンスがしやすく一生もの】
コールマンのガソリンランタンは、メンテナンスをしっかりと行えば一生使うことができます。
各パーツも簡単に取り外しすることができ、コールマンでメンテナンス用の部品や商品も販売しています。
また有野実苑オートキャンプ場には、コールマン認定の「メンテナンス・ライセンス」を持ったスタッフが常駐しているので、ガソリンランタンのメンテナンスでお悩みの方はキャンプにお越しの際にお気軽にご相談ください!
ほとんどの有野実苑スタッフがコールマン認定のメンテナンスライセンスを持っているよ♪
キャンプ場スタッフおすすめのランタン3選
有野実苑オートキャンプ場のスタッフがおすすめするコールマンのガソリンランタンは3つ。
【①コールマン Coleman ワンマントルランタン】
コールマンのランタンといえば「ワンマントルランタン286A」を思い浮かべるキャンパーが多いほど有名なランタンです。
実は、私も愛用しています。
2010年にはロングライフデザイン賞を受賞。ロングライフデザイン賞とは長年にわたりスタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。
明るさも130W相当あり、テントサイトを明るく照らしてくれます。メンテナンスしながら使用することで一生物のランタンになります。
・明るさ:約200 CP/ 130 W 相当
・燃料タンク容量:約590cc
・使用燃料:ホワイトガソリン
・燃焼時間:約7.5~15時間
・本体サイズ:約16×31(h)cm
・重量:約1・4kg
【②コールマン Coleman ノーススターチューブマントルランタン】
チューブ型マントルで大光量を放つガソリンランタン。
ワンマントルランタンより明るく、230W相当の明るさがあるランタンです。ちなみにコールマンのガソリンランタンの中でノーススターが1番明るいです。
ライター不要の自動点火装置付なので楽々点火ができるため初心者にもおすすめ!
燃焼時間も7時間から14時間と1泊のキャンプであればこのランタン1台あれば大丈夫です。
・明るさ: 約360CP/230W相当
・燃料タンク容量: 約940cc
・燃焼時間: 約7~14時間
・サイズ: 約直径17.3×34.3(h)cm
・材質: ABS樹脂他
・本体重量: 約1.8kg
【③コールマン Coleman パワーハウスツーマントルランタン 290A】
190W相当の明るさがあるツーマントルのガソリンランタンです。
ワンマントルの286Aでは光量が物足りないなというキャンパーにおすすめ。
夜のディナータイムにテーブルに置いておくと、食卓を明るく照らしてくれる強い味方!
2022年は新型が出ていて、旧型はメタルポンプキャップ、火力コントロールノブ採用のため、在庫がなくなり次第廃盤とのことです。デザインに入っていた290Aの表記がなくなっていますね。
・明るさ: 約300CP/190W相当
・燃料タンク容量: 約940cc
・燃焼時間: 約7~14時間
・サイズ: 約直径18×35(h)cm
・材質: ABS樹脂他
・本体重量: 約1.8kg
【↓旧型】
【↓新型】
ガソリンランタンの使い方
コールマンガソリンランタンは、使い方を覚えると扱いやすくテントサイトを明るく照らしてくれるランタンです。
ここからはガソリンランタンの使い方を説明していきます!
【ガソリンランタンに必要な準備物】
ランタンを点火させるのに、必要なものは5種類です。
- ワンマントルランタン (通称286A)
- 燃料(ホワイトガソリン)
- フューエルファネル or ガソリンフィラー
- マントル
- チャッカマン
【使い方①ケースからランタンを出す】
まずは、コールマンランタン専用のケースよりランタンを取り出します。
【使い方②燃料(ホワイトガソリン)をタンクに入れる】
燃料を給油する際は、フューエルファネルまたはガソリンフィラーを使用して給油します。
写真はフィラー!
フィラーキャップを外し、給油口に差し込み押し付けることで給油が開始されます。満タンになると自動で給油がストップされる仕組みになっていますので溢れることがなくて安心!
【使い方③ポンピングをおこなう】
①燃料バルブを右に回して【OFF】の位置にセットします。
②ポンプノブを左に2回転させます。
エアーシステムとチェックバルブの間に空気が通る隙間が生まれます。
③親指でポンプノブ中央の穴を押さえながらしっかりとポンピングします。
④ポンプノブが全く押せなくなったらポンピング終了です。
ポンビングはガソリンランタンで1番楽しいところ!
人差し指と中指でポンプノブを挟み、親指で奥までしっかりと押し込み、手前にひく!
ポンピングによって燃料タンク内の圧力を高め、圧縮され霧状になったガソリンがジェネレーター内に送られます。
加圧していくことで煤が出ない綺麗な炎となる仕組みなんですね。
なので頑張って燃料タンクにしっかりと空気圧を送り込みましょう!
【使い方④マントルを装着する】
①マントルに付いているひもをを2重に仮結びします。
②バーナーチューブ先端にある溝に引っ掛けるように取り付けて、ひもを引いてマントルを固定します。
③マントルにしわができないように優しく整えます。
④余ったひもは切り取りましょう。
【使い方⑤カラヤキを行う】
取り付けたマントルは、点火する前に燃やし灰状にします。これを「カラヤキ」と言います。
チャッカマンなどの火を近づけ下部からまんべんなく燃やします。
燃料は出しちゃダメだよ!!
均一に火を入れることで明かりムラを防ぎます。
すべてが白く灰状になればカラヤキ終了です。
この状態のマントルはとても繊細で、触れただけでも破れるので取り扱い注意です!
軽い振動などでも破れやすいです。
【使い方⑥点火】
①柄の長いチャッカマンなどで、火を近づけてから燃料バルブを左に回して開きます。
②マントルに火が着いたら追加でポンピングをしてジェネレーターに追加で燃料を送り込みます。
【使い方⑦消化】
燃料バルブをOFFにするだけで火は消えます。
ただし、ジェネレーター内の燃料が尽きるまでは数分燃え続ける場合がありますので、ちゃんと火が消えたかどうかは目視で確認しましょう。
ガソリンランタンのメンテナンス方法
ガソリンランタンの基本のメンテナンスは、ポンプカップに専用オイルを注油して点検をこまめに行うこと。
軽くポンピング操作を行ってポンプノブの抵抗感をチェックします。
引っかかるような感じやスカスカと抵抗力がない場合は、ポンプカップが乾燥しているのでリュブリカントをポンプキャップのOILの表示の穴に2~3滴注入します。
定期的にメンテナンスしましょう。
詳しいメンテナンス記事はこちらからどうぞ。
コールマン認定!ガソリンランタンの「メンテナンス・ライセンス」とは?
コールマン直営店や販売店、Colemanパートナーフィードのキャンプ場など限られたスタッフのみが取得できるライセンスになります。
コールマン商品のメンテナンスの方法はもちろん、使い方などを熟知しているスタッフになります。
有野実苑オートキャンプ場のスタッフは、メンテナンスライセンスを取得したスタッフが常駐しております。
売店では、コールマン商品も販売しており使い方などのレクチャーも受けられます。ご希望の方はお気軽にスタッフにお声かけください。
有野実苑オートキャンプ場は、コールマンのランタンやガソリンなど消耗品も取り扱っています!
有野実苑オートキャンプ場に来ればもう大丈夫!はじめてでも安心してガソリンランタンを使ってみてくださいね!
【Q&A】ガソリンランタンのよくある質問
【Q:使い終わって燃料タンクに残ったガソリンはどうしたらいいですか?】
短期間であればタンク内に保存して問題ありませんが、タンク内の結露による錆や燃料の漏れを避けるためにも余った燃料は抜き取るか使い切ることをオススメしています。
燃料を入れたままの移動はガソリンがこぼれる可能性があるので、燃料キャップやバルブをしっかりと閉めて、空気圧を抜いてから移動しましょう。
【Q:黒煙がでます。何が原因ですか?】
黒煙がでる1つの原因として、オイルが古いことが考えられます。
ホワイトガソリンの寿命は特にないのですが、一度容器を開栓すると容器の中に空気がはいり、気温差などで結露し容器内部がサビてしまいます。
そうなったら使用はしない方がいいでしょう。未開封の場合は特に気にしなくて大丈夫です。
【Q:ポンピングができなくなりました。どうしたらいいですか?】
2点確認していただきたい点があります。
①ポンプノブの穴を押さえてポンピングしていますか?
穴を押さえないと、穴から空気が逃げてタンク内に圧力がかからないのでポンプノブの穴を押さえポンピングするのを意識しましょう。
②または、ポンププランジャー先端のポンプカップが乾燥していたり、摩擦している可能性があります。
ポンプカップが乾燥していると隙間から空気が漏れてタンク内に入りません。
ポンプカップ専用の特殊オイル『リュブリカント』をポンプキャップの穴に2~3滴注入してください。
【Q:ガソリンランタンの近くで焚き火をしても平気ですか?】
ガソリンランタンの近くで焚火は絶対に行わないでください。
ランタンは火の側に置くと爆発する危険性がありますので火から離した場所にランタンは設置するようにしましょう。
まとめ:コールマンのガソリンランタンで魅力あふれるキャンプの夜を!
コールマンのガソリンランタンは、メンテナンス次第では一生使うことができるランタンです。
近年、ヴィンテージランタンとしてコールマンのランタンが人気ですがシンプルで飽きのこないデザインと耐久性からで多くのキャンパーに愛されています。
コールマンのランタンを片手に、テントサイトを明るく照らしキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?