【キャンプ場スタッフ監修】岩や障害物の間に潜む魚を釣って楽しむ穴釣りは、比較的初心者にもやさしい釣りでこれから釣りをはじめてみたい人にもおすすめです。
今回は穴釣りの基本から必要アイテム、釣りの手順や注意点などをベテランキャンパーZenさんがくわしく紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
釣りをはじめたいと思っているんですが、穴釣りは初心者にむいていますか?釣りのコツなども知りたいです
まかせて!穴釣りは釣り方もシンプルで難しいテクニックもほとんど必要ないから初心者におすすめの釣りだと言われているよ♪今回は穴釣りについて紹介してもらうね
穴釣りは比較的新しい釣りです。道具も揃えやすいので初心者にもおすすめ。釣り方や必要な道具を紹介するので参考にしてくださいね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
穴釣りとは?シーズンはあるのか
穴釣りは、堤防や岩場、テトラポッドの隙間などにいる根魚を狙う釣り方です。
カサゴやメバル、アイナメなど、隠れた場所にいる魚をターゲットにします。シンプルな仕掛けで簡単に釣れるため初心者にも人気がある釣り方です。
岩や海底の障害物、海藻などに引っかかって根掛かりしやすいので注意が必要です。
【穴釣りができるスポットはどこ?】
穴釣りに適したスポットは、テトラポッド周辺、防波堤・堤防、岩場、漁港などです。
特にテトラポッドの隙間では面白いほど簡単に魚が釣れますよ。
足場の安全性や潮の満ち引きに注意し、ライフジャケットを着用して楽しみましょう。地元の釣具店や情報を活用するとさらに良いポイントが見つかりますよ。
【穴釣りで釣れる主な魚】
穴釣りで釣れる魚は、カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚が中心です。
漁港やテトラポット周辺ではハゼやウツボが釣れることもあります。季節や場所によって釣れる魚が変わり、美味しい魚が多いのも魅力です。
【穴釣りのシーズン】
穴釣りのシーズンは地域やターゲット魚種によりますが、一年中楽しめます。
春から秋は魚が活発に動く時期で、特に初心者におすすめです。冬でも一部の魚種は深場に移動するため釣果が減ることもありますが、寒い時期でも釣れる魚はいます。特にカサゴは冬が狙い目!
時間帯は他の釣り同様「朝夕マズメ」と呼ばれるまだ薄暗い時間帯が狙い目です。
穴釣りに行く前に準備したい必要アイテム
穴釣りに必要なアイテムをピックアップしました。
以下の記事にも詳しくまとめているので合わせてみてくださいね!
【ロッド】
穴釣りに適したロッドは、主に短めで強度があり、感度の良いものが求められます。理想的な長さは1.2m〜1.8m程度で、狭い場所でも操作しやすいです。
ロッドは根魚の強い引きに耐えられるよう、適度な硬さを持ちながら、アタリを感じやすい繊細な穂先も重要です。
また、スピニングリールや小型ベイトリールと組み合わせることを前提に選ぶと良いでしょう。素材としては、軽量で感度の良いカーボン製や、丈夫で扱いやすいグラスファイバー製が一般的です。専用の穴釣りロッドも販売されており、初心者にも使いやすい設計となっています。
【リール】
穴釣りに適したリールは、コンパクトで扱いやすいものが最適です。特に、スピニングリールが一般的に使われます。
スピニングリールは、軽量で操作が簡単で、感度も良いため、アタリを逃さずしっかりと釣り上げることができます。また、リールのドラグ性能が重要で、根魚の強い引きに対応できる十分な調整が可能なものを選びましょう。
さらに、リールのギア比が高すぎると早すぎる巻き取りになるため、穴釣りには中程度のギア比(5:1〜6:1程度)が適しています。耐久性や防水性が高いリールを選ぶことで、海水に触れることが多い環境でも長持ちします。
【ライン】
穴釣りに使うラインは、ナイロンラインとPEラインが一般的です。ナイロンラインは伸びがあり、衝撃吸収性が高く、初心者にも扱いやすいです。
一方、PEラインは強度が高く、感度が良いためアタリを捉えやすいですが、伸びが少なくバラシが起きやすいこともあります。
ラインの太さは1.0号〜2.0号が一般的で、釣り場の状況に合わせて選びます。
【ブラクリ】
穴釣りで使う「ブラクリ」は、根魚を狙うための仕掛けで、針と錘が一体化したシンプルな形状です。
テトラポッドや岩場など障害物が多い場所で効果的で、根掛かりしにくく、小さなアタリも捉えやすいです。軽量で扱いやすく、短竿でも使用可能です。
【餌】
穴釣りで使う餌は、イソメ、エビ、貝類(イガイやサザエの身)などが効果的です。
また、ソフトルアーやワームを使うこともあります。餌の種類は釣る場所やターゲットの魚によって選びましょう。
【ライフジャケット】
穴釣りでは、ライフジャケットの着用が非常に重要です。テトラポッドや岩場など不安定な場所で釣りをする際、足元を滑らせて落水する危険性があります。
ライフジャケットは、万が一の落水時に命を守るために必須です。特に波や風の影響を受けやすい場所では、安全対策として必ず着用しましょう。また、浮力が高く、動きやすいタイプを選ぶと快適に釣りを楽しめます。
【クーラーボックス】
穴釣りでは、魚を新鮮に保つためにクーラーボックスが必要です。
サイズは釣る魚に合わせ、保冷性能が高いものを選びましょう。耐久性があり、持ち運びやすいクーラーボックスを選ぶと便利です。また、氷や保冷剤と一緒に使用することで、さらに効果的に冷却できます。
釣りには保冷力の高いダイワのクーラーがおすすめ!
【季節にあわせた釣りの服装】
穴釣りの服装は季節に合わせて選びましょう。
春・秋は軽量の防風ジャケットと重ね着、夏は通気性の良い服とUVカット機能がついたアイテム、冬は防寒ジャケットやフリース、防水性のあるウェアを着用します。
長時間野外にいるので帽子やサングラス、怪我防止のために厚手のグローブや防寒靴も必要です。
穴釣りの流れと釣り方のコツ
面白いほど簡単に釣れる穴釣りですが、より楽しめるよう最低限知っておきたい穴釣りの方法とコツを紹介します。
【①穴釣りに適した餌を用意しよう】
穴釣りのエサは、ゴカイやイソメなどの生きエサ、シラサエビやキビナゴの切り身などが定番です。
また、ワームも扱いやすく人気があります。狙う魚に合わせて使い分けると効果的です。
【②まずはブラクリと餌をセットしてすきまに落とす】
リールを釣り竿に装着し、ラインをガイドに通します。ラインの先端にブラクリを結び、針に餌を付けたら準備完了です。テトラポッドの隙間にブラクリを落とし、上下に動かして魚を誘います。
【③アタリがあったらすばやく引き上げる】
魚が掛かったら、一気に抜き上げましょう。短竿で引きを楽しみたくなりますが、手返し良く釣るのがコツです。根魚の口は硬いため、多少強引に引いてもバラしは少ないので安心です。
【④少し待ってもアタリがなければ移動するを繰り返す】
仕掛けが底に到達したら、少し底から浮かせて5〜10秒ステイさせましょう。アタリが無ければ、すぐに次の穴に移動します。
危険が伴う?!穴釣りで注意したいこと
誤ってしまうと危険が伴うのが穴釣り。
これだけは注意してください。
【テトラポットには絶対に乗らない】
テトラポッドの上に立つのは、隙間に体が挟まれて溺れたり、頭を打って大怪我をしたりと、重大な事故につながる可能性があるため避けましょう。
どのような場所であれ、海で釣りをする際には少なからず危険が伴います。
重要なのは、状況ごとに起こり得る危険を予測し、安全を確保することです。
【万が一に備えてライフジャケットをつけると安心】
近年、穴釣りの普及に伴い落水事故が増加しています。テトラポッドは表面が滑りやすく、角度がついているため、少しバランスを崩すだけで落水や打撲など重大な事故につながる危険性があります。
特に潮通しの良い場所では、波や風の影響でテトラポッド内部に潮が流れ込むことがあり、落水すると吸い込まれてしまい、脱出が極めて困難です。
安全確保のためにも、ライフジャケットを必ず着用しましょう。
【釣りのルールは必ず守る】
穴釣りでは、環境保護とマナーを守りましょう。
ゴミは必ず持ち帰り、必要以上の採取を避けます。立ち入り禁止エリアや漁業権のルールを確認し、他の釣り人と譲り合いながら静かに楽しむことが大切です。
これらを守ることで、安全で快適な釣りが可能になります。
まとめ:穴釣りのコツを掴んで岩場に潜んでいる魚をゲットしよう
穴釣りは障害物に身を隠す魚を狙うシンプルな釣り方で、難しいテクニックは不要なため、初心者にもおすすめです。
釣り道具が揃えやすく、今後さらに人気が高まる釣りです。この機会にぜひ穴釣りにチャレンジしてみましょう!