【キャンプ場スタッフ監修】キャンプで燻製したおつまみをつまみながら飲むお酒ほど最高なことはありません。
今回は有野実苑オートキャンプ場のスタッフが選ぶおすすめ燻製食材や、燻製の作り方を紹介。
ぜひ次回のキャンプで燻製に挑戦してみてね!
いますぐおすすめの燻製食材を知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプで燻製に挑戦しようと思いますがチーズくらいしか思いつかないので、おすすめの食材を教えてもらえますか?
まかせて!燻製のスモーキーな香りってなんであんなに魅力的なんだろうね?今回は有野実苑スタッフがおすすめするキャンプで燻製にすると美味しい食材を紹介するよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
燻製のやり方は3つのスモーク方法がある!
「燻製」とひとくちに言っても、実は3種類の方法があるのをご存知ですか?
それぞれの料理法によりかかる時間や仕上がりの風味や食感、食品への熱のとおり具合、保存性に違いがあります。
キャンプで燻製調理をするなら数十分ほどで仕上がる「熱燻」が、もしくはじっくり数時間〜半日かける「温燻」がおすすめです。
【熱燻(ねっくん)法】
熱燻は80℃以上の高温で、数十分〜1時間ほどかけて一気に燻す燻製方法です。
食品にもしっかりと火が通るので、生の肉や魚を燻したいときにもおすすめ。水分自体はあまり抜けず、ジューシーに仕上がります。
その分保存性は低いので、さっと燻して調理後すぐに食べたい時にぴったりな方法です。
皆さんが想像する燻製はこちらの方法が多いかなと思います!キャンプでの燻製はこれがベスト!
【温燻(おんくん)法】
温燻は60〜80℃くらいの温度で数時間燻す燻製方法です。
食材の水分は適度に抜けるので、柔らかく旨味の詰まった仕上がりが特徴。
チーズやゆで卵など、火を通さずに食べられる食材を燻すときにおすすめです。
こちらもキャンプやアウトドアで比較的挑戦しやすい燻製方法だと言えるでしょう。
午前中に準備して、夜のキャンプディナー用に仕上げていくのも楽しみの一つになるよ!
【冷燻(れいくん)法】
冷燻は15〜30℃位の温度で2〜4週間かけてじっくり燻す燻製方法です。
生ハムやスモークサーモンを作る時に用いられます。
しっかりと水分が抜けて硬めの食感が特徴で長期保存も可能です。
キャンプやアウトドアで行うことは難しく、自宅で挑戦する場合も湿度の管理が必要なので、上級者向きの燻製方法。
キャンプで作る燻製は熱燻が簡単!燻製(熱燻)の作り方の基本
燻製調理は3ステップでとっても簡単!
しっかりと手順を守ることによって、より美味しく出来上がります。
手順1.味付け
ゆで卵や生肉など、味付けされていない食材を燻す場合は事前に塩や調味料を揉み込んで味付けしておきます。
塩を揉むことで腐敗防止の効果も。
ソミュール液と呼ばれる塩水に食材を漬け込む方法もあります。
チーズやベーコンなど、すでに味の付いている食材は味付けはせずに、そのままで大丈夫です。
手順2.乾燥
食材の表面に水分がついていると燻製器内の温度がうまく上がらなかったり、食材にうまくスモークの風味や色がつかなかったりと、失敗の原因になります。
食材の表面がしっかりと乾くまで、数十分〜数時間ほど、風に当てて乾燥させましょう。
ラップをせず冷蔵庫やクーラーボックスに入れて乾燥させてもOK。
私は面倒くさがりなので、クーラーボックスに入れてほったらかし乾燥です!
手順3.燻製
味付け、乾燥が終わったらいよいよ燻製です。
自分が行いたい燻製法に合わせて、温度や時間を調整しながら燻製します。
熱燻の場合は10分〜長くても1時間ほどで仕上げます。
燻製が終わったあとにもう一度食品を乾燥させると、風味が落ち着いて味が馴染むのでおすすめです。
燻製器によっても相性の良い燻製法が異なるので、目的に合った燻製器を選ぶのも失敗なく美味しい燻製を作るポイント!
キャンプ場スタッフが選ぶおすすめの燻製食材はこれ!
キャンプやアウトドアで燻製を楽しみたい方必見!初心者でも失敗なく美味しく作りやすいおすすめ食材を、定番から変わり種までご紹介します。
【定番!チーズ&ナッツの燻製】
燻製の定番とも言えるチーズやナッツは、水分が少なく初心者さんにも挑戦しやすい食品です。
ナッツは味のついてない素焼きのものを買って、燻製したあとに塩やオイルで味付けするのがおすすめ。チーズはスモークチップによって変化する風味を食べ比べする楽しみがあります。
【箸が止まらない!うずらの卵の燻製】
燻製の王道食品、くんたま。
うずらの卵は一口サイズなので食べやすく、つい箸が止まらなくなります。
普通の卵を燻製してももちろんOK。
その場合、ゆで時間を調整することにより半熟〜固茹でで楽しめます。
卵の半熟感を活かして燻製調理する場合、熱が入りすぎない温燻がおすすめです。
マヨネーズも燻製にして美味しくいただこう!
【燻製の王道!ハム&ベーコンの燻製】
市販のハムやベーコンをさっと熱燻すれば、手軽にワンランク上のおつまみが出来上がり!
他にも豚バラ肉を使って自家製ベーコンを作るのもおすすめです。
長時間味付けをして塩抜きをしたり、乾燥させたりと手間はかかりますが、たっぷり時間がある時に挑戦してみてはいかがでしょうか?
【オイル漬けが最高!牡蠣の燻製】
そのまま食べてもお酒のあてにぴったりな牡蠣のオイル漬けですが、燻製することによりさらに凝縮された旨味を楽しむことができます。
オイルを軽く拭き取って、30分〜しっかり表面を乾燥させてから燻りましょう。
ちょっと変わり種のおつまみをお探しの方におすすめ。
オイル漬けされた牡蠣を買って燻製しても時短になっていいですね!
【しっとりやわらか!鶏ささみの燻製】
調理するとぱさつきがちな鶏ささみですが、燻製にすればふっくらジューシーに仕上がりますよ。
塩を揉み込むか、ソミュール液やめんつゆなどに数時間〜一晩漬け込んでしっかり味付けしておき、燻す前には表面をしっかりと乾燥させるのが美味しく作るポイント。
肉自体は淡白なので、味付けやスモーク材の種類で味わいの変化を楽しめる食材です。
【味噌がいい味わいに!木綿豆腐の燻製】
水切りした木綿豆腐を2日ほど味噌ダレに漬け込んだ木綿豆腐の味噌づけは、燻製するとまるでチーズのような濃厚な味わいに!
豆腐はそのままだと水分が多く燻製には向かないので、しっかり水切り&乾燥も時間をかけるのが美味しく仕上げるポイント。
【プチプチと楽しい!明太子の燻製】
しっかりと味の付いている明太子は、味付け無しですぐに燻製できるお手軽メニュー。
熱燻でさっと燻して中をジューシーに仕上げたり、温燻で中をねっとり柔らかく仕上げたりと、調理法で食感の変化も楽しめます。
そのままはもちろん、おにぎりやお茶漬け、パスタにしても美味しいですよ!
【味わい深い!ホタテの燻製】
高級感のある磯の風味を楽しめるホタテの燻製は、お酒のお供に最高です!
日本酒を軽くまぶしてから乾燥させ、温燻で程よく水分を抜いてあげると、まるで市販のおつまみのように仕上がりますよ。
味付けの際に塩だけでなくスパイスやハーブを加えて味変するのもおすすめです。
【まるでビーフジャーキー!牛肉の燻製】
BBQ用に準備した牛肉を少し取り分けて、塩やスパイスに漬け込んでおきましょう。
現地で乾燥させて燻せば、まるでソフトジャーキーのような旨みたっぷりのおつまみができあがり!
温かいままでも冷めても美味しいです。
ビールはもちろん、赤ワインにもぴったりな味わい。
【おつまみに最高!タコの燻製】
お刺身用のタコをそのまま1本燻せば、コンビニなどでも人気の珍味を手作りできちゃいます。
もちろん薄く切って燻しても早く仕上がります!
温燻でほどよく水分を抜きながら仕上げるのがおすすめ。
噛めば噛むほど旨味が広がり、ついつい手が止まらなくなります!
【すぐなくなる!手羽先の燻製】
ボリュームたっぷりな手羽先の燻製は、おつまみとしてもおかずとしても人気の一品です。
お子様からも喜ばれること間違いなし!
味付けはシンプルな塩コショウのほか、アウトドアの定番・スパイスミックスを使うのもおすすめです!
強火で燻して予熱で中まで火を通すとふっくら仕上がります。
キャンプスパイスといえば、有野実苑オートキャンプ場のちこりこMAX!みんな試してみてね♪
【燻で作るレアスモークサーモン!サーモンの燻製】
少し時間と手間はかかりますが、お刺身用のサーモンで手作りレアスモークサーモンも作れます。
サーモンをソミュール液に1日つけてしっかり味付けし、その後1時間ほど塩抜き。
スパイスをかけてしっかり乾燥させてから熱燻で燻します。
燻した後はしっかりと冷やしてから食べるとしっとり味が落ち着いて美味しいです。
【おまけ:燻製マヨネーズ】
食材だけでなく調味料だって燻製できちゃいますよ!
特にマヨネーズは燻製するとスモーキーな香ばしい風味が加わり、野菜のディップによく合います。
プラスチップの容器は燻製に使えないので、調味料を燻製するときはアルミホイルの上に少量出して燻すのがおすすめです。
まとめ:好きな食材を使って美味しい燻製を作ってキャンプを楽しもう!
意外と簡単にできる燻製調理は、キャンプで普段とちょっぴり違うご飯やおつまみを味わいたい時にぴったり!
初めて燻製に挑戦される方は、チーズやミックスナッツ、明太子など、もともと味のついている食材を燻せば、味付けの失敗がないのでおすすめです。
他にも枝豆やちくわ、市販のポテチやスナック菓子などを燻しても手軽に味変できて楽しいですよ!
燻製に適した食品選びのポイントは、水分の少ないものを選ぶこと。
野菜やくだものは燻製にはむいていません。
ぜひお気に入りのレシピや食材を探してみてくださいね。