【キャンプ場スタッフ監修】キャンピングトレーラーは普通免許でも牽引できる小型タイプもあり、比較的手に入れやすいため初心者の方にも人気があります。
キャンピングカーのように使えながらも車と一体化していないというメリットが大きく、条件さえそろっていればより気軽に購入できるでしょう。
この記事ではキャンピングトレーラーの魅力や注意点、おすすめのキャンピングトレーラー6選を紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンピングトレーラーはキャンピングカーに比べて手をだしやすそうなイメージがあるけど、実際の維持やメリット・デメリットはどうですか?
キャンピングトレーラーはキャンピングカーと違って車で牽引するからその分価格をおさえて購入することができるよ♪今回はキャンパーのAtsuさんに、維持にかかる費用やトレーラーを購入するメリット・デメリット、おすすめ6選などをあわせて紹介してもらうね!
キャンピングトレーラーに憧れている人も多いのでは?今回はキャンピングトレーラーについて紹介します!車中泊が好きな人は要チェックです♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
キャンピングトレーラーとは?
キャンピングトレーラーとは、ひと言で表すと「移動する部屋」。
トレーラーの中が居住空間となっていて、それを別の車で牽引することで走行します。
運転席やエンジンはなく居住に特化した空間なので、広々と居室内を使用することができ、海外ではキャンピングトレーラーで生活する人もいるほどです。
有野実苑オートキャンプ場には、キャンピングトレーラー(トラベルトレーラー)の最高峰、エアストリームがありますよ。
キャンピングトレーラーでキャンプすることができる数少ないキャンプ場の一つなので、ぜひ有野実苑オートキャンプ場まで遊びにきてくださいね!
また、現在は満車ですが、月極料金でキャンピングトレーラー専用のモータープール(駐車場)もあります。
新規受付はやってないんだけど、空きが出れば入れるかも!問い合わせてみてね!
【よく間違われるキャンピングカーとの違い】
キャンピングカーとキャンピングトレーラーの違いは、「運転席があるかないか」です。
キャンピングカーは、車と居住空間の機能が一体になっていますが、キャンピングトレーラーは、居住空間のみとなっていてエンジンや運転席などの車の機能は備わっていません。
そのためキャンピングトレーラーは、それだけでは自走することができず、移動するにはトレーラーを牽引する車(ヘッド車)が必要となります。
【中古購入でも状態がいいものが多く問題はない】
キャンピングトレーラーは、エンジンなどは搭載されていないので、中古でも状態がよいものが多く出回っています。
新車で買うよりも価格を安く抑える事ができて、エアコンなどオプションでつけなくてはならない装備もすでに付いている場合が多いです。
キャンピングトレーラーの購入を考えている人は、状態のよい中古を探してみるのもよいでしょう。
車中泊キャンパーにおすすめ!キャンピングトレーラーの魅力
車中泊を楽しむキャンパーにとっては、キャンピングトレーラーはとても魅力的。
次に、キャンピングトレーラーの魅力とメリットを紹介します。
【①部屋まるごと一緒に旅する感覚で移動できて快適】
キャンピングトレーラーを利用する最大の魅力の一つは、まるで自宅の部屋をそのまま連れて旅するような快適さです。
通常の車中泊と比較して、キャンピングトレーラーではより広い空間でリラックスすることができます。ベッド、キッチン、時にはシャワールームやトイレまで備えているため、長距離の移動も疲れを感じにくいことも特徴。
自然の中でも日常生活に近い環境を保ちながら、さまざまな場所を訪れることができるため、家族旅行にも最適です。
【②小型のキャンピングトレーラーは牽引免許なしでもOK】
総重量750㎏以下のトレーラーであれば、牽引免許は不要で普通免許だけで牽引が可能です。
750㎏以下クラスのキャンピングトレーラーでも、大人2人子ども2人であれば十分な広さで就寝できるモデルも多数あります。
【③大きさによっては軽自動車や普通車でも牽引可能】
牽引というと、パワーのある四輪駆動の車が必要であると考えている人も多いのではないでしょうか。
総重量750㎏以下の小型のキャンピングトレーラーであれば、軽自動車や普通車でも牽引可能なものがたくさんあります。
今乗っている愛車を買い替えなくてもキャンピングトレーラーを牽引することが可能なのです。
【④キャンピングカーを買うよりも値段を抑えることができる】
キャンピングカーと比較すると、キャンピングトレーラーは大幅に購入価格を抑えることができます。
また車検などのランニングコストも、キャンピングカーよりもキャンピングトレーラーのほうが安く抑えられます。
イニシャルコスト・ランニングコストともにキャンピングトレーラーの方が価格を抑えられるということになりますね。
気になるキャンピングトレーラーの維持費はいくらくらい?
キャンピングトレーラーに必要な年間の平均維持費は以下の通りです。
- 自動車税:10,200円程度(都道府県により異なる)
- 自賠責保険料:5,140円程度
- 車検費用:30,000円程度(2年ごとに60,000円程度)
トータルすると年間の維持費は50,000円弱です。
維持費にプラスして駐車スペースがない場合は駐車場代、修理やタイヤ交換などのタイミングでメンテナンス費用も必要になります。
任意保険については、走行中の事故は牽引車の任意保険が適用になりますが、キャンピングトレーラーに車両保険は適用されません。
車両保険が必要な場合は別途キャンピングトレーラーに任意保険が必要になります。
キャンピングカーの場合は年間維持費が30万〜60万程度と言われているので、キャンピングトレーラーの方が大幅に安くなるでしょう。
キャンピングトレーラーを利用する際の注意点と知っておきたいこと
キャンピングトレーラーを利用する際は次の注意点を守りましょう。
また購入前に知っておきたいことも説明します。
【運転中はトレーラー内に人が乗るのは違反行為】
走行中はトレーラー内に人が乗るのは違反行為になります。
キャンピングカーであれば、走行中であっても居室空間に乗ることは可能ですが、キャンピングトレーラーではそれはできません。
とはいえ、キャンピングカーでも走行中はシートベルト着用で座っていなければならず、立って移動したりベッドで寝ることはできないのであまり変わりないですね。
【高速料金などが高くなる】
高速道路を走る場合、キャンピングカーであれば車両の料金だけで済みますが、キャンピングトレーラーは牽引区分の料金がかかるため割高になります。
有料道路がどのような区分を設定しているかによって変わりますが、場合によってはふたつ上の区分の料金が発生することもあり、大きな出費になります。
【大型駐車場がないと停められない可能性がある】
キャンピングトレーラーを駐車しようすとする場合、大型駐車場がないと停められない可能性があります。
キャンピングトレーラーでの旅で一番困るのは、この駐車スペースの確保問題ではないでしょうか。
飲食店も入れないところが多く、コンビニにも駐車スペースがなく入れない場合があります。
大型駐車場がない場合は、縦に駐車スペースが2台分繋がっていてタイヤ止めがない駐車場があれば駐車可能です。
僕がいる「有野実苑オートキャンプ場」ならキャンピングトレーラーを駐める場所があるよ!ぜひ空きがあるか問い合わせてみてね!
【ヒッチメンバーという牽引装置が必要】
ヒッチメンバーとは、トレーラーを牽引するために取り付ける装置のことで、それぞれ垂直耐荷重が定められています。
アウトドアを意識した車の場合は、専用設計のヒッチメンバーが販売されている場合があります。
しかし、専用ヒッチメンバーがない車両の場合はオーダーして制作してもらう必要があるのであらかじめ確認しておきましょう。
キャンプ場スタッフおすすめキャンピングトレーラー6選
有野実苑オートキャンプ場スタッフがおすすめするキャンピングトレーラー6選を紹介します。
【バンショップミカミ「CORO」】
キャンピングトレーラー初心者でも安心して運転できるコンパクトなサイズ感が魅力です。
ポップアップルーフや広々としたベッドなど車内設備も充実していて、オプションを活用すればカスタマイズも可能。
大きな荷物を運んだり、移動販売車などのアウトドア以外の使い方もできます。
車両重量 | 450~550kg |
サイズ | 全長3,400mm全幅1,470mm全高1,905mm |
就寝定員 | 2~4名(2段ベッド使用時) |
牽引免許 | 不要 |
【HappierCamper「HC1」】
レトロなカラーリングにコロンとした丸い形状がかわいいキャンピングトレーラー。
車両重量は499㎏と軽量で初心者や女性でも運転しやすいです。
車内のインテリアや装備はパッケージで用意されていて、レイアウトは自由に変更可能。
最大5名まで就寝できる車内空間も魅力です。
車両重量 | 499kg |
サイズ | 全長4,200mm全幅2,140mm全高2,270mm |
就寝定員 | 5名 |
牽引免許 | 不要 |
【MYSミスティック「Registro Cuco」】
MYSミスティックの「レジストロ クコ」は、2020年度にグッドデザイン賞を受賞。
軽自動車でも牽引できます。
最新モデルは更に機能が充実し、ゆったりした居住スペースやクイーンサイズベッドを備え、海外を思わせるデザインがおしゃれで、快適なキャンプライフを実現しますよ。
車両重量 | 不明 |
サイズ | 全長3,525mm全幅1,700mm全高2,240mm |
就寝定員 | 3名 |
牽引免許 | 不要 |
【インディアナRV「エメロード406Vエディション プレミアム」】
キャンピングトレーラーの第一人者とも言えるインディアナRVが手がけるキャンピングトレーラーです。
日本の道路事情に合わせて左エントランスを採用。また断熱効果の高い素材を使用したりと利便性や機能性に優れています。
バッテリーやソーラーパネル、ポータブル電源なども標準装備で、アウトドア以外の利用にもおすすめです。
車両重量 | 750kg |
サイズ | 全長5,500mm全幅2,100mm全高2,580mm |
就寝定員 | 4~5名 |
牽引免許 | 不要 |
【ADRIA「Aviva 360 DD」】
スロベニアにあるADRIA社が手がけるキャンピングトレーラーで、車内には2口コンロやシンク、冷蔵庫に加えトイレやシャワーなども装備されています。
天井付近にある収納スペースには、マットを敷くことで2段ベッドとして使えるのも特徴。
利用人数に合わせて就寝スペースを変えられるのが魅力です。
車両重量 | 715kg |
サイズ | 全長5,530mm全幅2,090mm全高2,490mm |
就寝定員 | 4名 |
牽引免許 | 不要 |
【エアストリームBasecamp ベースキャンプ】
エアストリームは、その特徴的な流線型のデザインと高品質な造りで知られるアメリカ製のキャンピングトレーラーブランドです。
1930年代に設立されたこのブランドは、キャンピングトレーラーの世界で長い歴史を持ち、その名前は高級キャンプトレーラーの代名詞となっています。
数あるエアストリームの中でも今回おすすめしたいのが小型・軽量となった身軽なボディのベースキャンプ。エアストリームならではのアルミ製のボディと、宇宙船のようなワクワクするフォルムに心打たれます。
収納力、家電、シャワールームやトイレも完備で文句の付けようがありません。
価格は約1,000万円と決して安くはないですが、親から子へ、孫までも受け継がれるクオリティです。
さすがキャンピングトレーラーの最高峰!憧れます。このハイクオリティさは興奮しますね。欲しすぎる!!
車両重量 | 1580㎏ |
サイズ | 全長4940mm、全幅2140mm、全高2750mm |
就寝定員 | 4名 |
牽引免許 | 必要 |
まとめ:キャンピングトレーラーで気軽にいろいろな形のキャンプを楽しもう
キャンピングトレーラーは、アウトドア好きで旅に出ることが多い人は一度は憧れるのではないでしょうか。
しかし牽引運転の難しさや駐車スペース問題など、ハードルが高いと諦めている人も多いと思います。
キャンピングトレーラーは「旅する部屋」。
居住空間の広さから、快適な車中泊の手段であることは間違いありません。
今回紹介したメリットや注意点を踏まえて、キャンピングトレーラーで旅している姿をイメージしてみてくださいね。