【キャンプ場スタッフ監修】おうちでもアウトドアでも楽しめるポップコーン作り。アレンジ方法も豊富で、作るさまは実験のようで子供にも楽しんでもらえるおやつ作りにピッタリです。
電子レンジはもちろん、鍋やフライパンでもできるのでアウトドアシーンでも大活躍。味付けも簡単です。
今回はポップコーンの基本の作り方からアレンジ方法、アウトドアでつくる際におすすめのアイテムまで、ベテランファミリーキャンパーのMIYAさんに実際に作ってもらったものを紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプでポップコーンを作りたいんですが、キャンプでおすすめのアレンジレシピやつくる時に必要な道具などが知りたいです!
まかせて!どこでもお手軽に作れるポップコーンはおやつやデザート、おつまみへと味付けによって変わる最強スナック♪今回はファミリーキャンパーのMIYAさんに実際に作ってもらったアレンジレシピと、キャンプでつくる時に使える道具を一緒に紹介するね!
キャンプでポップコーン!ファミリーキャンプでもグループキャンプでも大盛り上がりになること間違いなしですよ♪子供達も大喜びでした!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ポップコーンって実は品種の名前
ポップコーンとは、実はとうもろこしの品種の名前です。
とうもろこしにはさまざまな品種がありますが、大きく分けると6種類の品種に分類できます。
そしてポップコーンは「ポップコーン」という品種のみで、できるんです。
ポップコーンはとうもろこしから作られていることは誰でも知っていますよね!しかし品種があることは知らない人も多いのでは?
【ポップコーン】
お菓子のポップコーンを作るのに使う品種で、「爆裂種」とも呼ばれています。
粒の皮が硬く、乾燥させるとより硬さが増します。
他のとうもろこしの粒は、乾燥させてもそれほど硬くならず、ポップコーン作りには向いていません。
【スイートコーン】
主に一般的に食用とされているスーパーなどでも売られている1番私たちに馴染みのある品種です。
甘味種とも呼ばれています。最近では生で食べられるものも流通していますね。
【デントコーン】
コーンスターチの原料や乾燥させて家畜の飼料として使われ、馬歯種とも呼ばれています。
【フリントコーン】
メキシコ料理のタコスのトルティーヤの原料や加工食品、家畜の飼料、工業用の原料に使われています。硬粒種とも呼ばれています。
【ワキシーコーン】
デンプンを多く含みもち質で、若いうちに収穫して蒸すともちもちの食感が味わえます。
もち種とも呼ばれています。
【ソフトコーン】
軟らかいデンプンで粉にしやすい特徴があり、軟粒種とも呼ばれています。
以上がポップコーンを含めたとうもろこしの品種6種類です。
ちなみにスーパーで売られているとうもろこし(スイートコーン)ではポップコーンはできません。
私は実際にポップコーンを作るまで知りませんでした……(笑)
ポップコーンにも「マッシュルーム型」と「バタフライ型」がある
更にポップコーンには、「マッシュルーム型」と「バタフライ型」の2種類があります。
【マッシュルーム型】
形がキノコのように丸みがあり、いろいろな味付けに向いています。粒の形状は下の方が丸く、ぽっちゃり型。調理時にはポンポンとなりつつ、モコモコと粒が膨らむ音も聞こえます。
【バタフライ型】
ちょうちょが羽を開いたように大きく広がる形です。粒はほっそりとしていて、少し縦長。調理時にはポップコーンらしいポンポンっといったはじける音が軽快になります。
2つのポップコーンの粒は購入前から形状が違い、選ぶことができるので、使うシーンにあった選び方をするとよりポップコーン作りが楽しめます。
ポップコーンの作り方【基本】
基本のポップコーンの作り方を覚えておくと、アレンジがたくさんあるのでいろいろな種類の手作りポップコーンが味わえます。
基本のポップコーンの作り方、自宅やアウトドアでの作り方をご紹介します。
【家で作れる電子レンジを使ったポップコーンの作り方】
1.耐熱容器にポップコーンの粒を入れてラップをする
(ポップコーンが膨らんでもいいように大きめサイズを選びましょう)
2.600Wで約3分加熱
電子レンジで作ると失敗知らず!また、フライパンで作る時に使う油を使わずにできるのでヘルシーです。
小さい子どもと一緒に作る時も安全で嬉しいですよね!
【アウトドアでもお手軽フライパン・メスティンなどのポップコーンの作り方】
- 蓋付きのフライパンを中火にかける
- 油を大さじ2、ポップコーンの粒を入れる
- 蓋をして、ポップコーンのはじける音が聞こえなくなるまで加熱(約3分)
- 時々フライパンをゆすりながら全体を加熱しましょう
- 完成!
大きめのフライパンや調理器具がおすすめ!粒の状態は少ないですが、ポップコーンになると3倍くらいの量になるので注意しましょう。
おすすめフライパンはマルチグリドルです!
入れすぎると炒った際に大量にできて溢れてしまうことも!大量につくる時は何回かに分けて作ると安全♪
バラエティー豊富!ポップコーンのアレンジ方法
基本のポップコーンができたら、ここからがお楽しみのフレーバーアレンジタイム!
一昔前まではポップコーンといえば「塩味」が定番でした。しかし最近では映画館でお馴染み「キャラメル味」やおつまみに相性抜群な「ブラックペッパー味」、さらに子どもも大人も大好きな「カレー味」などにアレンジするのも主流になってきています。
せっかく自分で作るなら、自分や家族が好きなポップコーンアレンジを楽しみましょう!
【バターソルトポップコーンの作り方】
<材料>
*バター
*塩
基本のポップコーンを作る時に油をバターに変更し、完成したら塩をふりかけるだけ!
簡単なアレンジでもバターを加えるだけで、バターの香りがお店のポップコーンのような味わいになります。
【チョコレートポップコーンの作り方】
<材料>
*チョコレート
大きめの耐熱容器にチョコレートを砕いていれ、湯煎やレンジ、火にかけてチョコレートを溶かします。
そこへポップコーンを入れて、アルミホイルに広げながらチョコレートがかたまったら完成!
チョコレートをホワイトチョコにしたら白、イチゴチョコを使えばピンクに。
いろいろなチョコレートを使い味変やカラフルなポップコーンが作れるので盛り上がります。
【キャラメルポップコーンの作り方】
<材料>
*バター
*砂糖
*水
上記の3つを火にかけ、きつね色になったら火を止め、ポップコーンに絡めてキャラメルがかたまったら完成。
キャラメルは焦げやすいので火加減に注意しながら作りましょう!
甘いポップコーンの定番といえば、やっぱりキャラメル味♪キャラメルの量を調節して好みの甘さに仕上げられるのも手作りならではだね。
【チーズポップコーンの作り方】
<材料>
*とろけるチーズ
チーズを加熱して溶かし、ポップコーンに絡めてかためます。
チーズが固まる前に、チーズフォンデュ風に食べるのもおすすめです。
【カレーポップコーンの作り方】
<材料>
*カレー粉
*塩こしょう
シェラカップにポップコーン、上記2つを入れてシャカシャカ!
スパイシーなポップコーンや少しお腹を満たしたい時にはカレーがおすすめ!
粉タイプのカレー粉はスパイス的な要素が強いので、塩味を感じられる塩こしょうと一緒に使うとよりおつまみ感覚で美味しくなります。
【コーンポタージュポップコーンの作り方】
<材料>
*コンポタの素
ポップコーンをシェラカップに入れ、その上からコンポタの素をかけて、カップをシャカシャカ。
こぼす心配もなく子どもと一緒に作れ、子供の大好きなコーンポタージュ味。簡単に味変したいならこれがおすすめです。
ポップコーンにかけるだけ!ポップコーン用ふりかけもおすすめ
いろいろな味変が楽しめるポップコーン。
今ではこんなポップコーン専用ふりかけまで発売されています。基本のポップコーンを作り、この専用ふりかけをかけるだけで、いろいろな味のポップコーンがたべられます。
子どもも大人も盛り上がること間違いなし!
ポップコーン用ふりかけですが、フライドポテトにかけても相性よし。
味の馴染みが悪い時には、油を数滴一緒に混ぜると馴染みやすくなります。
アウトドアでポップコーンならこの器具がおすすめ!
アウトドアでポップコーンを作るなら、下記のギアが大活躍!MIYA家はマルチグリドルを使いましたが、メスティンや専用メーカーなど自分の持っているギアを使って作ることも可能です。
ポイントは蓋がついているか!蓋がないとポップコーンは四方八方に飛び散ってしまいます。
蓋はとても重要なので、しっかりと準備しましょう。
【メスティンでポップコーン】
アウトドアの定番メスティン。
キャンプに行かれる方はすでに持っている人も多いのではないでしょうか?メスティンでもポップコーンも作れます。またポップコーンのために買ったとしても、他の料理にも大活躍なメスティンはアウトドア調理に必須です!
【マルチグリドルでポップコーン】
近年人気のマルチグリドル。私もこれでポップコーンをつくりました。大きさは家族の人数で決めるのがおすすめ。4人家族のMIYA家は33センチの大きいサイズを使っています。ポップコーンを作るには、蓋が必要なので、下記のザルも必須です!
【蓋にはザルを活用!】
コーンが弾けたポップコーンが飛ばないように必要な蓋。
そんな時に活躍するのがザルです♪
ザルで網目状になっているので、中の弾けた様子が見れるのがおすすめポイント!子どもと一緒に作る人は、ぜひザルを用意してください。
【ロゴス(LOGOS) 炭火もも焼き器でポップコーン】
ほかにも焼き鳥用に作られたこちらの商品でもポップコーンが作れます。
全体が網目調になっています。ロゴスの専用のポップコーン豆を使うのが安全です。弾けているところが全体から見れるので面白いですよ。
ロゴスで出ているポップコーン豆を使えば、コーンが落ちることなく作れます。この豆はマッシュルーム型なので、チョコやチーズなどいろいろな味付けをしてみるのもおすすめです。
【ポップコーンポッパーで本格的に!】
本格的に楽しみたい方にはポップコーンポッパーがおすすめ。
お店屋さんのような見た目が雰囲気があり、楽しさが倍増!子供達も大喜びです。
キャラメルポップコーンもこれなら失敗なく作れます。
【味付けにはシェラカップを使おう】
また基本のポップコーンを作ったら、味付けで役に立つのがシェラカップです。
できれば大きめのものがあるとこぼさずできて安心。
シェラカップを2つ合わせて使うことで、袋を使わなくてもフリフリするだけで簡単に味付けができます。
まとめ:子供も大人も一緒にポップコーン作りを楽しもう
一昔前までは「塩味」が主だったポップコーン。
今ではいろいろな味や色味で楽しめるおやつになっています。
自宅ではもちろん、アウトドアでも簡単に作れるのがおすすめポイント。
火の扱いだけ注意すれば、子どもと一緒に楽しめるのも思い出になりますね。
令和の時代にあったポップコーン作り。一度試してみませんか?