【キャンプ場スタッフ監修】キャンプで焚き火をしていると、薪割りにもこだわりたくなるもの。
今回はそんな薪割りについて、初心者におすすめな薪割り方法とおすすめの道具を紹介します!ソロでもファミリーでも誰でも簡単にできるので怪我には気をつけて、ぜひ挑戦してみてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
最近焚き火にハマっています!薪割りにも初めて挑戦してみたいのですが、斧やナタどちらが薪割りにいいですか?それかほかに適した道具や簡単な薪割りの方法ありますか?教えてください!
まかせて!焚き火に慣れてきたら薪を買うだけじゃなくて薪割りにも挑戦してみたくなるよね!自分にあった薪割り道具を選んでこだわりの焚き火をしよう♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
キャンプの薪割りの魅力って?
キャンプの醍醐味のひとつ「焚き火」。ここ数年のキャンプブームでは「焚き火」を楽しみたいためにキャンプをする人も増えてきていますね。
焚火台も様々な形やサイズがあり、ホームセンターなどでも手軽な価格で入手できるようになりました。
焚き火と言えば「薪」が必要です。キャンプ場やホームセンターなどで販売していますが、木の幹を大きいままにカットしただけの薪は、なかなか燃えず、煙ばかりが出てしまいます。
上手く楽しく温かな焚火にするためには、薪を適当な大きさにする「薪割り」をしなければなりません。この「薪割り」もキャンプの楽しみのひとつとして、道具を揃える人も増えてきました。
「薪割り」の方法はさまざま。お好きな方法でトライしてOKですが、そのためにはどのうような道具が必要なのでしょうか。
薪割りに使う道具は大きく4つ
薪割りには様々な道具と使う方法があります。
一般的には、手斧・バトニングナイフ・クラフトナイフ・鉈(なた)などを使うことが多いでしょう。
手斧にも様々なものがありますが、ホームセンターなどで格安で購入したのことある筆者は、斧の刃が全くないことに気づかず購入し、薪に斧をあてても全く割ることができないという苦い経験をしました。
斧は自分で研いで、切れ味を調整してから使うタイプのもの多くあります。
薪ストーブ専門店やアウトドアショップなどはスタッフの方も詳しいのでよく質問してみると良いでしょう。
バトニングナイフやクラフトナイフは、大きく太い薪を割るのは大変なので、慣れるまでは手斧での薪割をおすすめします。
【手斧を使って薪割り】
手斧を使っての薪割りは、「薪を割っている!」という実感を得られるとても楽しい時間。慣れると子どもでもできますよ。大人がしっかりとそばにつき、目を離さないようにしましょう。少し丈夫な手袋をして、長靴などを履いておくとより安心ですね。
手斧を薪に少し当て、後はそのまま薪の底を地面にトントンと当てていれば、斧が薪の中にどんどん入り込み、自然と割れていきます。
上から思い切り振り下ろしたり、力を入れる必要はほとんどありません。
また、下まで斧を入れなくても、途中まで割れれば、あとは手でも割くことができます。
手斧はまみさんも言っているように刃がついてないものが多いので、刃の研磨は必須だね!
【鉈を使って薪割り】
鉈(なた)を使っての薪割も可能です。
鉈も手斧と同じ要領で、薪に少し刃を入れたら、とんとんと地面に当てて刃を薪の中へ導きます。薪の向こう側へ出ている刃の背を、違う薪でとんとんと下に押し当て叩くことでも薪割ができますよ。
鉈は歯の面が広いので、十分注意して行いましょう。
【ナイフを使って薪割り】
バトニングナイフは、薪を割るために少し刃が大きなナイフ。
鉈で薪を割る要領で、薪割りを進めていきます。
小さな力で薪を割ることができるので、初心者でも簡単にできますよ。
ナイフもさまざまで、先ほどの筆者の斧のように刃のないものもあります。
すぐに使えるのか、研がないと使用できないのか、購入前はよく確認しておきましょう。
【キンドリングクラッカーを使って薪割り】
「キンドリングクラッカー」とは、安心で素早く、小さな力で薪割ができる薪割り器。
薪をセットしてハンマーでたたき、薪割りをします。女性や小さなお子さんでも楽しく簡単にできますよ。
キャンプ場によっては、自由に使えるように置いてあることも。
土などの柔らかな地面だと、薪にハンマーの力が伝わりにくく割れないこともあるので、薪割り台を置くなどの工夫をしてみましょう。
キャンプ場によっては貸出してくれてるところもあるよ!
あると便利な薪割り道具
【薪割り台】
薪を割る時は、「キンドリングクラッカー」に限らず、「薪割り台」があると非常に安定して薪割ができます。
コンクリートブロックなどではすぐに割れてしまいますし、キャンプ場のアスファルトなどでは傷がついたりへこませてしまうことがあるのでやめておきましょう。
薪割り台は様々なものがありますが、天然の木が一番丈夫でしょう。ですが、薪割り台用に販売されている切り株も、何度か使うと割れてしまうことも多いようです。
慣れてくれば丸い切り株タイプのものではなくても、薪の上で薪割をできるようになりますよ。
【手袋や厚手のグローブ】
また、大人も子どもも薪割りをするときは必ず手袋を身につけましょう。軍手のようなものでも良いのですが、初心者や子どもの場合はケガが心配なので、少し厚みのある手袋が良いですね。
ホームセンターやアウトドアショップにも色々なものがあるので、用意しておきましょう。
【薪スタンド】
薪スタンドを焚き火の傍に用意しておくと、一気に焚き火の雰囲気が上がります!
また地面に置いたままにしておくと地面のコンディションによっては薪が湿ってしまったり、置きっぱなしは見栄えも良くなかったりします。
余った薪はそのまま包んで保管も可能ですし、持ち運びも便利なタイプも多く出ていますよ。
【シャープナー・研ぎ石】
意外と見落としがちなのが、シャープナーや研ぎ石です!
安価な斧やナイフは刃がついていないものが多く、刃物というよりは鈍器です。
このままでは薪は割れませんので、刃のないものは手入れが必要になります。
せっかくお気に入りの薪割りツールを手に入れたのに、使ってみようとしたら刃がなくて薪が割れない!なんて残念なことにならないためにも研ぎ石やシャープナーを持っておくと良いでしょう。
アウトドア用のコンパクトで持ち運びが便利な研ぎ石やシャープナーもあります。一緒に持っておくと安心です。
初心者にはシャープナーが簡単でおすすめ!刃物を研ぐときは怪我防止のためにグローブをしておこうね。
薪割り初心者にはナイフを使った「バトニング」がおすすめ!
薪割りはキャンプならではの楽しい作業。大人も子どもも薪割は本当に楽しい仕事になることでしょう。
初めのうちは、少し重みものある手斧はちょっと怖いかもしれません。
そんなときはバトニングナイフでの薪割りがおすすめ。意外と簡単で、さほど力をこめなくてもできますよ。
筆者は初めての薪割で、コンクリートブロックを薪割り台の代わりにしていましたが、写真のように数回薪を割っただけで刃が割れてしまいました。
薪割り台を用意したほうがいいなと思った瞬間です……。
バトニングナイフを持っていると焚き火の着火剤代わりになるフェザースティックも作れますよ!
薪割りに慣れてきたら手斧や鉈に挑戦してみよう!
バトニングナイフでの薪割りは実はちょっと時間がかかることも。
やはり手斧の切れ味には適いません。小学生の子どもであれば、慣れてくれば手斧で薪割を楽しめるようになります。
刃の小さなタイプの手斧なら、ちょっと安心。アウトドアに慣れてきたらトライしてみませんか?手斧での薪割はやっぱりとってもカッコいい!
小型の手斧もたくさんあるよ!刃はついてないものが多いから研ぎは必須!
まとめ:薪割りに挑戦してワンランク上の焚き火を楽しもう!
最近はすぐに焚火に使えるようなサイズの薪も多く販売されるようになりました。
それでもまだ武骨なサイズの薪しかないこともありますね。そんな時はぜひ薪割りに挑戦してみませんか。細すぎるとすぐに燃え尽きてしまいますが直径10センチ程度の太さが丁度いいかな?という気がします。
注意点としては、ケガに気を付けること、子どもが薪割をするときは必ずそばにつき目を離さないこと、キャンプ場で薪を割る際は音が響くので夜遅くの時間帯は避けることなど。
ぜひキャンプの醍醐味、「薪割」を楽しみましょう!
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