【キャンプ場スタッフ監修】冬キャンプで試したい!焚き火で美味しい焼き芋を作るコツをご紹介します。焚き火で焼き芋を作ると焦げやすいので、コツを抑えて失敗なく作りましょう。
焚き火を起こしてからさつまいもを入れるタイミング、芋を焼く時間、新聞紙やアルミホイルを使ってお芋をしっとり甘く仕上げる方法など、ガチキャンパーの沖野隆さんが詳しくまとめました。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
冬のキャンプに行くので、焚き火で焼き芋を作ってみたいです!上手に作るコツってありますか?
まかせて!焚き火で美味しい焼き芋を作る方法を紹介するね!焚き火が上がっているときに芋を入れると焦げちゃうから、熾火でじっくり火を通すと甘くてしっとり仕上がるよ♪他にも美味しく作るためのコツをまとめたから、参考にしてみてね!
寒くなると焼き芋が食べたくなります。石焼き芋もいいですが、焚き火で作る焼き芋も最高ですよ。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
冬キャンプのお楽しみ!焚き火で焼き芋を焼いてみよう
冬キャンプの楽しみといえば焚き火ですが、せっかくなら暖をとるだけでなく調理もしたいものです。
そこでおすすめなのが、焼き芋!
焚き火でじっくりと焼き上げた焼き芋は、ホクホクとした食感と自然な甘みが口いっぱいに広がります。
今回は、焚き火での焼き芋の作り方を紹介。準備するものが少なく気軽にできるので、キャンプでおすすめです。寒空の下で食べる、熱々の焼き芋。絶品ですよ。
焚き火以外のキャンプでの焼き芋の作り方は以下の記事にまとめているのであわせて読んでみてね!
焚き火で焼き芋を作るために必要な道具
まずは、焚き火で焼き芋を作るために必要な道具を、チェックしましょう。
どれもキャンプで使うものや家にあるものなので、すぐに用意できます。
【焚き火台】
キャンプ場ほとんどは直火が禁止されているため、焚き火で焼き芋をする場合には焚き火台が必要です。
焚き火台は、なるべく火床が広く耐荷重に優れたものがおすすめ。火床が広いと、一度に何個もさつまいもを焼くことができます。
薪や炭にくわえさつまいもの重量も加わるため、耐荷重にも注意が必要です。
また、ゴトクが付いていると他の調理が同時にできたり焼けたさつまいもを置いたりなど、あると重宝します。
TOKYO CRAFTS マクライト2
今回はマクライト2を使って作りました!詳しくはマクライトレビュー記事を読んでみてくださいね!
【アルミホイル】
焦げ付き防止のために、アルミホイルは必須アイテムです。
焚き火では火加減の調整がむずかしく、表面だけ焦げて中は生焼けなんてことしばしば。
また、さつまいも全体を包むことで中までしっかり火が通りやすくなり、ムラなく加熱されて美味しく仕上がります。
破れにくい厚手のアルミホイルがおすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) BBQ用 厚手 アルミホイル
【新聞紙(キッチンペーパーでもOK)】
新聞紙は必須アイテムではありませんが、あるとないとでは仕上がりが変わってきます。
さつまいもを濡れた新聞紙で巻くと、水分を閉じ込めしっとりとした食感になります。
たくさん巻すぎると水分量が多くなりすぎ、ベタベタの焼き芋になることもあるので、注意してください。
キッチンペーパーでも代用できますよ。
【火ばさみ】
火ばさみは焚き火のときだけでなく、さつまいもを焚き火台から取り出したり動かしたりする際に使用します。
さつまいもは意外と重いので、しっかりグリップでき滑りにくいものがおすすめです。
また、頻繁にさつまいもを掴んで動かさなくてはならないので、なるべく軽い方が助かりますね。
スノーピーク(snow peak) 火ばさみ
おすすめの火ばさみをまとめているので、以下の記事とあわせて読んでみてね!
【軍手・耐熱グローブ】
火傷防止のために、耐熱グローブは必ず用意しましょう。
耐熱性に優れているのはもちろんですが、滑り止めが付いているとさらにGOOD。
焼き芋をつかむ際に滑りにくく、作業しやすくなります。
DOD(ディーオーディー) アツイノイケルシランケド 耐熱グローブ
【竹串やバーベキュー用の串】
焼け具合を調べるのに、竹串やバーベキュー用の串があると便利です。
竹串を刺して、すっと通れば焼き上がっています。
爪楊枝では短く大きなさつまいもでは中まで届かないので、なるべく竹串やバーベキュー用の串を用意したいですね。
甘くてほっこり!焚き火を使った焼き芋の作り方
それでは、焚き火で焼き芋を作っていきましょう!
【①:さつまいもを濡れた新聞紙とアルミホイルで包んでおく】
まずは、さつまいもの準備から。
さつまいもを濡れた新聞紙とアルミホイルで包んでおきます。
さつまいもが土で汚れている場合は、水で洗い流しましょう。洗ったさつまいもは、拭かなくてもOKですよ。
濡れた新聞紙は巻きにくいので、先に新聞紙をさつまいもに巻いてから濡らすとやりやすいです。
アルミホイルは、2〜3層に巻いておきましょう。1層だと焼いてるときに、剥がれたり破れたりすることがあります。そうすると表面が焦げ、水分がすぐに飛んでしまいます。
ちょっと面倒ですが、ここは丁寧にやっておきましょう。
【②:火起こしの準備をして焚き火を起こす】
続いて、焚き火台を組み立て薪をセットし、火を起こしていきます。
普段通りの焚き火で問題ないので、焚き火を楽しみながら薪を入れていきましょう。
乾燥した落ち葉を焚き付けに使うと、雰囲気もアップしますよ。
【③:熾火(おきび)の状態になったらさつまいもをならべる】
しばらく焚き火を楽しんだら、熾火(おきび)になるまで待ちましょう。
熾火とは、薪が炭化し赤くなった状態のこと。炎が上がっている状態だと火力が強すぎるうえに温度が安定せず、焼きムラができやすくなります。
熾火の状態になったら、さつまいもをならべていきます。
【④:向きを変えながらじっくり火を通す】
全体に熱が通るようにマメに向きを変えながら、じっくり火を通していきます。
放置すると焼きムラができてしまうので、注意してください。
さつまいもが小さいときは、熾火の端において焼けすぎないよう調整しましょう。
熾火がたくさんある場合は、熾火の中に埋めてしまうのもアリですよ。
【⑤:串がすっと通るくらい柔らかくなったら出来上がり!】
ある程度焼いたら、火から取り出します。
少し冷めたら串を刺し、すっと通るくらい柔らかくなっていれば完成!
しっかり焼けていると触っても柔らかく、簡単に折れるのですぐに分かります。
さつまいも大きさにもよりますが、大体30〜40分くらいで焼き上がります。
焚き火で焦がさずに美味しい焼き芋を作るコツ
焚き火は火力調整が難しく、焦がさず美味しく焼くにはちょっとコツが必要。
手間をかけた分だけ、美味しくなります。
【さつまいもを濡れた新聞紙とアルミホイルで包むとしっとり仕上がる】
さつまいもを新聞紙とアルミホイルで包んで焼くと、しっとりして食感も柔らかく甘さがしっかり感じられます。
また、表面が焦げにくく、焼きムラもできにくくなります。
もちろん、アルミホイルだけで焼くことも可能。しっかりとした食感が残り、軽く焦げた香ばしい仕上がりになります。
お好みで、試してみてくださいね。
【熾火の状態で時間をかけてじっくり火を通す】
熾火でじっくり焼くと、甘味が増し美味しく仕上がります。
強火で焼くと短時間でできますが、さつまいもの甘味が引き出される前に焼けてしまい、さつまいも本来の甘味を感じることができません。
根気よく時間をかけ、じっくり焼いていきましょう。
寒いなか焚き火ができないのは痛いですが、しばし辛抱です。
【芋を動かして焼きムラがないように仕上げる】
さつまいもを動かし、焼きムラができなように注意しましょう。
さつまいもの大きさにもよりますが、10〜15分に一回程度は動かしてください。
熾火の強さを見ながら、さつまいもの置く位置を変えていくのも大切です。
まとめ:あつあつの焼き芋を焚き火で作ってみよう!
焚き火で焼き芋を作るときは、火力調整がとても大切です。
さつまいもの大きさや品種によっても変わってきますが、熾火でじっくり時間をかけて焼くことで、甘くしっとりとした焼き芋になります。
手間をかければかけるほど美味しくなるので、ぜひ焚き火で焼き芋作りに挑戦してください。
寒空の下で食べる熱々の焼き芋は、格別の美味しさですよ。