【キャンプ場スタッフ監修】雨キャンプの楽しみ方を知っていますか?ジメジメとして濡れたり汚れたりするイメージがあり、「雨の日のキャンプは嫌だな、やめておこうかな」と思っているキャンパーもいるでしょう。
でも、雨の日のキャンプだからこそコツや注意点を守れば楽しく過ごせるんです。
今回は、生粋のソロキャンパー佐々木さんが、雨の日の楽しみ方をみなさんに伝授してくれます!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
今週末のキャンプが雨です!自信がないのでキャンセルするか迷っています。初心者の僕にもキャンプできますかね?
まかせて!雨の日こそキャンプを楽しめる魅力はあるよ!今回は、生粋のソロキャンパー佐々木さんに、雨キャンプの楽しみ方を教えてもらおう♪
雨だからといってキャンプをキャンセルするのはもったいない!雨キャンプの魅力を知って、逆境も楽しめるキャンパーになりましょう!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
雨キャンプの楽しみ方や魅力って?
ここでは、雨キャンプの楽しみ方と魅力について解説。
- 静かな時間をのんびり楽しめる
- 雨の中の散策が意外と楽しい
- いつもより時間をかけた料理を作れる
- 雨の日の焚き火がオツ
- いつもと違った景色が楽しめる
- 蚊やブヨなどの虫がいないのが魅力
- キャンプのスキルがレベルアップする
どうですか?気になる魅力はありますか?
それでは、順番に解説していきます!
【静かな時間をのんびり楽しめる】
雨キャンプでは、静かな時間をのんびり楽しめます。
筆者の場合、雨キャンプでは読書をしながらのんびり過ごすのが好きです。テントに当たる雨の音がなんとも心地よくて読書に集中できるんですよ。
グループやファミリーでのキャンプなら、テントの中でトランプやUNOなどのカードゲームをしたり映画を見て過ごすのもいいと思います。
テントの中で遊ぶトランプって、なぜか盛り上がるので大切な人との絆が深まるチャンスになるでしょう。
映画鑑賞するなら、キャンプやアウトドアに関した映画をみてアウトドアの世界に胸躍らせるのもいいですね!
キャンパーにおすすめの映画:「ゆるキャン△」や「岳」、「スタンドバイミー」など
キャンプ場で映画を見るときは、音量に注意!禁止しているキャンプ場もあるから、イヤホンして視聴するといいね!
Amazonプライムなら、ダウンロードも可能!事前にタブレットやスマホに落としておいて、キャンプ場でゆっくり見ることができますよ。
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【雨の中の散策が意外と楽しい】
お子さま連れなら、思いきって雨の中を散歩するのもアリ。雨の日でしか出会えない生き物を見れたり触ったりと、普段できない体験ができます。
雨の日にしかできない経験は、子供にとって忘れることのできない思い出になるはずです。
シンプルに子供って雨とか水たまり好きだよね!有野実苑オートキャンプ場でも雨の中でじゃぶじゃぶと遊んでいる子を見かけるよ♪
【いつもより時間をかけた料理を作れる】
雨キャンプでは、いつもより時間をかけて料理を作れます。
例えば、ダッチオーブンやスキレットを使った煮込み料理なんかがおすすめ。
キャンプ料理の定番カレーなんかもスパイスを調合するところから始めたりと、料理好きにはたまらない時間になるでしょう。
【雨の日の焚き火がオツ】
雨の日の焚き火ってオツだと思いませんか?
耳をすますと、雨が焚き火に当たって消える音が聞こえてきて、その音がなんとも心地がよい音色なんですよ。
それに、雨の日の焚き火の暖かさと優しさは普段のキャンプではなかなか感じることができません。
雨で冷えた身体に焚き火の暖かさは身にしみます……。
【いつもと違った景色を楽しめる】
雨キャンプでは、いつもと違った景色を楽しむことができます。行き慣れて最近マンネリを感じてきたキャンプ場も、雨の日に行けばいつもと違った景色に出会えるかも?
個人的に雨キャンプにいったら、雨が上がって晴れていく景色を楽しんで欲しいです。
太陽が出てきて青空が広がってく瞬間を見れるのは、雨キャンプ最高のご褒美ではないでしょうか?
【蚊やブヨなどの虫がいないのが魅力】
雨キャンプでは、蚊やブヨなどの虫を気にせずにキャンプを楽しめます。
雨は蚊やブヨにとって大敵なので、エンカウント率がグッと下がるのです!
虫が苦手な方や、虫が気になってキャンプを楽しめない方は、雨キャンプでなら虫を気にせず快適に過ごすことができますよ♪
【キャンプのスキルがレベルアップする】
雨キャンプをすると、キャンプスキルがレベルアップします。
しっかり雨が流れ落ちるように設営したり、できるだけ濡れないように撤収をしたりと、考えるだけでもスキルが上がる気がしませんか?
しかも、実際のキャンプでは予想ができないことの連続。雨キャンプでの成功や失敗は、キャンパーのレベルアップに大きくつながることでしょう。
雨キャンプで失敗しても、「次はこうしよう!」と思えるようになれば一人前キャンパーの仲間入り!
雨キャンプに必須なアイテム
ここでは、雨キャンプに必須なアイテムの紹介と理由を解説。
アイテム名 | 理由 |
---|---|
タープ | 雨対策 |
長めのペグ | ぬかるみ対策 |
グランドシート、ビニールシート | 浸水対策 |
ビニール袋 | 汚れ対策 |
雨具(レインウエア) | 雨対策 |
長靴 | 雨対策 |
タオル | 寒さ対策 |
着替え、防寒具 | 寒さ対策 |
ガスバーナー | 調理用 |
【タープ】
タープは雨キャンプのマストアイテムです。タープをテントより先に張れば、家族や仲間はもちろん、キャンプアイテムを雨から守ることができます。
【長めのペグ】
雨キャンプの時は、普段のキャンプより長めのペグを持っていきましょう。雨が降ると地面が柔らかくなり、ペグが抜けやすくなります。筆者の経験的に40㎝以上の長さのペグが用意できれば安心です。
【グランドシート、ビニールシート】
グランドシート、ブルーシートはインナーテントの下に敷くとテント内への浸水を防いでくれます。また、道具などの上にかけて簡易的な雨よけにしてもOK。
【ビニール袋】
ビニール袋は撤収の時に役に立ちます。フライシートをビニール袋に突っ込むだけで、素早く撤収が完了!
【雨具(レインウエア)】
雨具(レインウェア)を着れば、設営・撤収の時に両手を使うことができます。ベテランキャンパーの方でもカサを差しながらの設営・撤収はむずかしいですよね?
【長靴】
長靴は雨キャンプの快適性にモロに影響します。誰でも靴がぬれるとテンションが下がるので、耐水圧が高い長靴を選びましょう。
【タオル】
雨キャンプは当たり前ですが、ぬれるし汚れます。
身体を拭く用・道具を拭く用とタオルを多めに持っていくと安心です。
【着替え、防寒具】
雨で服がぬれると、身体が底冷えしてしまいます。着替えや防寒着はお忘れなく。
雨の中での焚き火は難しい場合もあるので、調理用にガスバーナーを持っていきましょう。
ただし、テント内でのガスバーナーの使用は厳禁です。使う時はタープの下で。
雨キャンプの気をつけるポイント(設営・キャンプ中・撤収)
ここからは、雨キャンプで気をつけるポイントを設営・キャンプ中・撤収の時に分けて解説します。
■STEP1:キャンプ前
・天気予報は事前にチェック(キャンプ前)
■STEP2:設営
・地面のぬかるみや傾斜をチェック
・テントよりもタープを先に張る
・テントよりもタープを先に張る
・テントのフライシートは緩みなくピンと張る
■STEP3:キャンプ中
・荷物の置き場所には気をつける
・キャノピーは閉めておく
・いつもより多めの灯りを意識
・防寒対策はしておく
・焚き火の炎は小さく保つ
■STEP4:撤収
・撤収時間に余裕を持つ
・テント→タープの順で撤収
あらかじめ雨キャンプで気をつけるポイントがわかっていれば、キャンプ場で予想外の出来事が起きても対応できるようになります。
気をつけるポイントをしっかり確認して雨キャンプに備えましょう!
【天気予報は事前にチェック(キャンプ前)】
キャンプに行く前の天気予報は事前にチェックしておきましょう。
特に山の天気は変わりやすく、いきなり大雨が降ることも。事前に雨雲の動きや、注意報・警報を確認して少しでも不安を感じたらキャンプをキャンセルするのをおすすめします。
【川沿いには設営しない(設営)】
雨キャンプで川沿いに設営するのは絶対NG!
雨で増水した川にテントごと流されたり、周りが浸水して取り残される、さらに土砂崩れの被害に遭う可能性があります。
そもそも雨キャンプの時は、川が近くにあるキャンプ場を選ばないようにしましょう。
【地面のぬかるみや傾斜をチェック(設営)】
キャンプ場についたら、地面のぬかるみや傾斜をチェック。地面がぬかるんでいるところはペグが抜けやすく、水はけも悪いので設営するのにおすすめできません。
地面に傾斜がついている時は、できるだけ傾斜の上の方に設営しましょう。
傾斜の下の方に設営すると雨水が流れてきてテントが浸水する可能性があります。
【テントよりもタープを先に張る(設営)】
設営の手順はタープからおこなうのがマスト。タープを最初に設営すれば、人はもちろん道具を雨風から守ることができます。
タープは傾斜をつけて張るようにしましょう。平行に張ってしまうと水溜りができてタープが倒壊して、タープやポールが壊れる可能性があります。
タープはテントと連結させるように張る、いわゆる「小川張り」にするのがコツ。タープからテントへの移動で雨にぬれる可能性が低くなります。
こちらのアイテムは誰でも小川張りができるように、テントとタープがセットになっていますよ♪
【テントのフライシートは緩みなくピンと張る(設営)】
テントのフライシートは、いつも以上にピンと張りましょう。
フライシートをシワ無く張ることができれば雨がしっかり流れていくので、テント内の結露や雨の侵入を防ぐことができます。
雨の中での設営は大変ですが、手を抜かないのが雨キャンプを快適に過ごすための秘訣です。
【荷物の置き場所には気をつける(キャンプ中)】
雨キャンプでは荷物を置く場所に気をつけましょう。
水が流れたような跡がある場所に荷物を置くと、雨が強くなった時に水が流れてきて荷物に直撃します。
また、ブルーシートなどを使って荷物を地面に直接置かないようにすると汚れにくくなるのでおすすめ。
【キャノピーは閉めておく(キャンプ中)】
雨キャンプ中はテントのキャノピーは閉めておくことを心がけましょう。
トイレなどに行く時に「ちょっとぐらいいいか」とキャノピーを開けたままにしていると、戻ってきた時に思いのほかテント内に雨が侵入している場合があります。
ちょっとめんどくさいですが、雨キャンプの時はキャノピーはこまめに閉めるのがおすすめ。
【いつもより多めの灯りを意識(キャンプ中)】
雨が降ると暗くなるのが早くなるので、普段のキャンプよりも灯りには気を配りましょう。
ちなみに、明るくても白い光だと雨が反射して視界が悪くなります。
雨キャンプの時は、いつもより一つ多めに、さらにオレンジ系の光の照明器具を持っていくのがおすすめです。
【防寒対策はしておく(キャンプ中)】
雨キャンプでは防寒対策は必須。雨に打たれるとどんどん体温を奪われて寒い思いをします。
防水性の高いアウター、保温性の高いミドル、速乾性の高いインナーを重ね着して防寒対策をするのがポイントです。
【焚き火の炎は小さく保つ(キャンプ中)】
雨キャンプでの焚き火は、基本タープの下ですることになると思います。そのため、焚き火の炎は小さく保ちましょう。
ないとは思いますが、火柱が立つくらいの炎を上げると、火に強い生地を使っているタープでも燃える可能性があります。
薪の量を調整するなどをして、常に炎を小さく保つ工夫が大切です。
【撤収時間に余裕を持つ(撤収)】
撤収時間は余裕を持つことがおすすめ。
雨キャンプの撤収は水滴を拭いたり、ペグについた泥を拭いたりと、ひと手間が増えます。
チェックアウトの時間に余裕のあるキャンプ場や、レイトチェックアウトサービスがあるキャンプ場を選ぶのも選択肢の1つです。
ササッと水滴と泥が拭けるタオルを用意しておきましょう!
【テント→タープの順で撤収(撤収)】
雨キャンプの撤収はテントから先にするのが鉄則。タープの下で撤収作業ができます。
撤収はとにかく素早さ勝負です。何をやってもぬれてしまうので、ササッとたたんでブルーシートに包んだり、ビニール袋に突っ込んで持って帰りましょう。
あとはカビないように家でのメンテナンスをお忘れなく。
コールマンのドライバックなら、ぬれたテントやタープをササッと入れて持って帰れるのでおすすめ!
濡れたテントやタープを乾かす方法
ぬれたテントやタープは乾かさないとカビが発生するので、雨キャンプ後には必ず乾かしましょう!
おすすめの乾燥方法は「家に着いたらもう一度設営する」です。
この方法は最強の乾燥方法ですが、家にテントやタープを設営するスペースがない場合がほとんどだと思います。
そんな時には「テントの乾燥サービス」を利用するのがおすすめ。
キャンプ場によってはその場でぬれたテントを受け取ってもらえるので、メンテナンスの手間をかけたくない人にはおすすめの選択肢です。
ソトリストさんならキャンプの帰りに近くのコンビニから送るだけで乾燥と清掃を行ってくれます!
疲れたキャンプの後、自宅で再度広げるのは一苦労ですよね。なのでこういった乾燥サービスを使うのも一つですよ!
まとめ:雨の日だってキャンプは楽しい!コツを掴んで楽しもう
今回は、雨キャンプの楽しみ方と必須アイテムや過ごし方・注意点、テントタープの乾かし方を解説しました。
キャンパーなら雨キャンプをしないのはもったいない!しっかり対策をすれば、誰でも雨キャンプを楽しむことができます。
雨の日だけにしか体験できない魅力を探しに、雨キャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか?