【キャンプ場スタッフ監修】空前のキャンプブームのさなか、キャンプ中の盗難被害の件数も上昇傾向にあるこの頃。キャンプで楽しく過ごすためにも、防犯対策をしっかりとしていきたいところ。
今回はキャンプ歴10年の凸キャンプさんにキャンプ中の基本の防犯対策から、盗難対策におすすめの防犯グッズを紹介してもらいます。
楽しいキャンプが嫌な思い出にならないよう、しっかりと防犯対策をしてキャンプを楽しみましょう!
いますぐおすすめの盗難防止アイテムを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
今度ソロキャンプをしようと考えているんですが、キャンプでの防犯対策は具体的にどんなものがあるんですか?防犯に効果的な対策が知りたいです!
まかせて!キャンプ場での防犯対策は主に盗難に対するものが多いよ。「大事にしていたギアが盗まれてしまった!」なんて話もよく聞くから、準備をしっかりして行こう。今回はキャンプ歴10年の凸キャンプさんに基本の防犯対策を教えてもらいながら、おすすめの防犯グッズも紹介するよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ソロキャンプは特に注意!近頃増えているキャンプ中の盗難被害
自然の中で楽しく非日常が味わえるキャンプ、防犯対策が必要なことを初めて知った人もいるでしょう。
日本では新型コロナウイルス感染症の流行も重なり、密を避けるアクティビティとしてキャンプブームを巻き起こしています。
そのブームからキャンプを始めるハードルはガクっと下がり、今まではアウトドアの世界に興味を持たなかった層までも、すぐに始められる遊びとして始める方々も少なくありません。
そのせいか、キャンプ場にきているキャンパーたちの防犯なども疎かになっているようで、貴重品がテントの外に出したままだったり、高価なギアを外に出したまま就寝したりしている場面もしばしば見受けられます。
本来キャンプは、自分たちの身を守る方法を身につけなければならず、決して安全な遊びではないんです。
現在はこのキャンプブームに伴い、たくさんの高価なキャンプブランドも販売されています。
その中でも、ガレージブランドによる限定品やなかなか手に入りにくいレアものは特に目に付きやすく、こうした高価なキャンプ道具の転売を目的とした盗難が相次いでおりキャンパーたちの間でも問題になっています。
特にソロキャンプでは、良くも悪くも一人のためサイトから離れてしまうと、サイトが野放しになってしまいますので防犯対策は必須です。
すぐに始められる!キャンプでの防犯対策
キャンプの防犯対策は、お金をかけるちょっとハードルの高いものから、自らの行動を意識する簡単な方法などさまざまです。
ファミリーキャンパーの方も、お子さんにその方法を伝えながら、家族全員のセキュリティに対する意識を上げることが大切です。
ここではお子さんにも、そしてソロキャンパーの方にも出来る「行動を意識する」ポイントをシェアしていきます。
【①防犯対策はキャンプ場選びから始まる!】
まずはキャンプ場選びです。
キャンプ場には野営場と言われる管理人不在タイプの場所から、今は高規格な24時間管理人が滞在しているキャンプ場も増えてきました。
オートキャンプ場ではあるけれど、夜は管理人が不在なキャンプ場も。
ソロキャンパーは高規格なファミリーキャンプ場より、人が少なくて静かな場所を選ぶ傾向にあります。防犯面でキャンプ場をチョイスするならば、管理人が常駐している場所を選ぶという選択肢もあるでしょう。
ファミリーキャンパーも、子連れで何かと不安がたくさんあると思いますので、氏名や住所、連絡先を確認するキャンプ場や24時間スタッフが駐在している場所を選ぶと心配や不安を解消することができます。
【②テントを離れるときはキャンプギアをしまう】
すごくシンプルですが、「盗まれたくないものは隠す」です。
特にファミリーキャンパーはシャワーや日帰り温泉に出かけたりする方が多いと思います。
お風呂や買い出し、その他テントサイトを離れるときは、パパかママのどちらかがサイトに残る。
もしくは全員で離れる時はテントや車の中にギアをしまいましょう。
ソロキャンパーは軽量コンパクトをテーマにしている人も多く、タープと、寝室となるテントだけだと、ギアをしまう場所がなかったりします。
物をしまえるスペースも考慮した上でテントを選ぶのも防犯対策の1つですよ。
テントから離れるときはテントの前やスカート部分からダミーの靴を覗かせたり、テントの中でランタンをつけっぱなしにして「テントの中に人がいますよ〜」と見せるのも有効な防犯対策の一つですよ。
【③周囲のキャンパーさんたちに挨拶】
少し恥ずかしいかもしれませんが、とっても大切なこの「挨拶」。
ファミリーなら、できれば全員で挨拶に行き顔を覚えてもらいましょう。
実は、この挨拶には防犯対策の意味合いが含まれています。
周囲に挨拶をして顔を覚えてもらうことで、テントサイトを離れている時にもしも自分たち以外の誰かがサイトに侵入していた場合、「あれ?この人挨拶の時にいなかったな?誰だろう?」と不信感を持ってもらえます。
まさに盗まれそうな時に声をかけてもらえたり、戻ってきた時にもし何か盗まれてしまっていても、周囲の目撃者が証人になってくれるケースも少なくありません。
【④貴重品は肌身離さず持ち歩こう】
これは暗黙のルールでもありますが、貴著品は肌見放さず持ち歩きましょう。
今はコンパクトな小さいLEDランタンも狙われやすいです。
カバンの中にしまえるサイズなので、サイトから離れるときは持ち歩くのもいいでしょう。
【⑤唯一無二のキャンプギアにする】
とくに大切なものは、自分だけの「唯一無二のギア」にしてしまうという手もあります。
ステッカーや自分にしかわからない飾りをつけ、転売の価値を下げるのも1つの手段です。
たまたまフリマサイトを見ていたら、「あれ?このステッカーの張り方、盗まれたあの道具だ……。」と気づいて犯人逮捕までたどり着いたケースがニュースになったりもしています。
【⑥人が多いところや管理棟前にテントを張る】
人目につきやすい場所は狙われにくい傾向にあります。
静かな場所でのんびりキャンプをすることも醍醐味ですよね。
ですが端っこや管理棟から遠く離れた静かな場所よりも、トイレの近く、共有の炊事場から近いところなど、人の出入りが多く人目があるところの方が防犯的には安心安全です。
また女性のソロキャンパーも増えてきました。
鍵のかからないテントで一人で寝るリスクを考えても、暗く誰もいないサイトより、人が多いところを選ぶようにしましょう。
盗難防止アイテムも積極的に使っていこう
ここからは、キャンプに使える盗難防止アイテムも紹介していきます。
【セキュリティセンサーライト】
盗難目的でテントのそばに寄った時にライトが点灯することで犯人がびっくりして逃げていくこともあります。
人が近づくとセンサーで感知し、瞬時に点灯してくれるライトはサイトを離れる時や就寝時など、テントのそばや車の近くにつけておくと不審者が入り込んだ時の防犯対策になりますよ。また、ゴミを漁る動物対策にもなります。
キャンプにおすすめなセキュリティセンサーライトはムサシ RITEX どこでもセンサーライトです。
自由自在に曲げられる三脚なので、フックやポール、近くの木の枝などどんな場所でも絡めることもでき、自立して立てることも可能。またマグネットがついているので、磁石がくっつく場所でもOK。
防水仕様ではないため、浸水するような水場では使用できませんが雨くらいなら問題なく使えます。
【防犯ブザー】
ギアにつけ、ペグダウンしておくと持ち上げたり引っ張ったりされた時にブザーがなります。
夜間こっそりと近づいてきて盗もうとしてもブザーがなるので、自分も気がつくし周りのキャンパーたちも起きてきて、焦った犯人は逃げていくことが予想されます。
外でつけたままにできるように防水タイプを選びましょう。
【南京錠】
貴重品などをテントの中など一つの場所にしまい、鍵をかけておくことでしっかりとした防犯対策ができます。
例えばソロキャンパーの中でもバックパックひとつでキャンプをする人もいるでしょう。
その場合はワイヤーがメッシュ状になったものでバックパックをまるっと包み込み鍵をかけて近くの木や柱などにくくりつけておくのも一つの手です。
【ポータブルラジオ】
テントから離れる時、テントの中から音楽やラジオをかけておくと人がいるんだなと思わせることができます。
夜間の使用は周りの迷惑になることもあるから音量には気をつけようね!
特に気を付けたい!盗難にあいやすいタイミング
上記でもお伝えしましたが、お風呂や買い出し、トイレやキャンプ場での散策。
寝静まった頃を見計らって外に出してあるギアの窃盗。
その他にも、他キャンパーの方と話し込んでいる隙に盗難の被害に遭うこともあります。
そもそも盗む側は、キャンプではなく盗みが目的としてキャンプ場に来ているので、サイトから人がいなくなるのを目を光らせて待っています。ちょっとのスキも狙ってきますので、常に意識しておくことが大切です。
まとめ:できる限り防犯対策をして被害から身を守ろう!
以上、キャンプ場での防犯対策でした。
忘れがちな防犯対策。そして慣れてくると緩みがちなセキュリティ。
自分たちだけが気をつけるだけではなく、怪しい人がいないか周りにもたまには目を向け、キャンパー皆で防犯に取り組み、初心に返った気持ちでお互いを守り合いましょう。
それでも心配な方は今回ご紹介したようなアイテムにお金をかけて、テントに鍵をかけたり、防犯ブザーを購入したり、自分なりの対策方法を取り入れてみてください。
防犯対策をしっかりして、大事なキャンプ道具を守り、安心安全なキャンプを楽しみましょう!
すぐに試せることばかりなので、次のキャンプで早速実践してみてくださいね。