【キャンプ場スタッフ監修】ヘッドライトは持ち手があくため、キャンプや釣りなどの夜のアウトドア活動・夜間の作業・停電などの災害時に便利です。英語では「ヘッドトーチ(head torch)」とも呼ばれます。
多くのヘッドライトは、明るいLEDライトを備え十分な明かりであたりを照らしてくれるため、キャンプでの料理や夜間のハイキング、テント設営など、さまざまなアクティビティで活躍してくれます。
また、多くのモデルは異なる明るさ設定や防水性を備えており、環境に合わせて調整できるなど、選ぶ際にはこれらの要素に注目しましょう。
今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんにヘッドライトの選び方やおすすめ12選を紹介してもらいます!
いますぐおすすめのヘッドライトを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプをする時にヘッドライトは必ず必要ですか?
キャンプをする時は、ヘッドライトに限らず明かりは必需品だよ!ランタンにも間接照明やメイン照明に適したものがあるように、ヘッドライトは夜中に動き回る時にうってつけのアイテム。今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんにヘッドライトの選び方やおすすめのモデルなどを紹介してもらうね
ヘッドライトは両手がフリーになるのが最大のメリット。手に持って歩く必要がないから、足元が悪い場所でも動き回れて安心!キャンプだけでなく、災害時にも1つあるととても助かるよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ヘッドライトのメリット!こんなシーンにおすすめ
ヘッドライトの最大のメリットは両手があくので、「ながら作業」ができることです。
たとえば夕食を作る時や夜中のトイレ、キャンプ場に遅く到着したときのテント設営などに役立ちます。
つまり両手がふさがっているとき、何か「しながら」手元を照らしたいシーンで活躍します。
また災害時の避難所、停電などの非常時に有用です。
僕は実際に4日間の停電を経験しましたが、その際はランタンよりヘッドライトの方が活躍しました!
ヘッドライトの選び方でチェックしたいポイント
ヘッドライトを選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていきます。
チェックすべきポイントは以下の5つ。
①:明るさ
②:使用時間
③:重量やサイズ
④:電池式か充電式か
⑤:耐久性と機能
詳しく解説していきます。
【①:明るさをチェック】
ヘッドライトの明るさはルーメン(lm)という単位で表されており、選ぶ際はまずルーメンに注目しましょう。
アウトドアシーン | 明るさ(lm) |
---|---|
釣り | 50~100ルーメン |
キャンプ | 100~200ルーメン |
登山 | 200ルーメン以上 |
一般的なアウトドアで使われるヘッドライトのルーメンは50〜100以上。夜間に動き回る行動が多い場合は広範囲に照らす200ルーメン以上が良いとされています。
また、ルーメン(光束)と同時に、照らす範囲や距離も大事です。
いくらルーメンの数値が高く明るくても、「先が真っ暗で見えない!」とならないためにも、照射範囲はワイド+スポットで照らせるもの、照射距離は50mあると安心でしょう。
ルーメン(光束)の他にも、カンデラ(光度)やルクス(照度)という明るさの単位もあります。ルーメンは同じなのになんだか暗い……。と感じる場合は、カンデラの数値が低かったなんてこともあるでしょう。
近い距離を広く照らしたい釣りのシーンでは広く、遠くを見たい暗闇の登山道ではスポットで照らす必要があるので、そういった細かな部分や、実際の口コミも見ておきましょう。
【使用可能時間(バッテリー)をチェック】
使用可能時間は使用状況(モード)やバッテリーの残量によって変わります。
ホームページやパッケージに書かれている使用時間は、一定のモードで使用し続けた場合の時間を指し、もっともバッテリーが長持ちする条件が基準です。
そのため、実際に使ってみると表記されている時間よりもバッテリーが持たなかったなんてことも。
気温の低い状況下だとよりバッテリーの持ちが悪かったりするので、自分の行動範囲をしっかりと把握して使用可能時間をチェックしよう。
また、バッテリーのタイプによって使用特性が違うことも覚えておきましょう。
充電式は一定の残量まで光量を維持しますが、電池式は使用直後から徐々に光量が落ちます。どちらも1~2泊のキャンプでは問題なく使用できるので、こちらは好みの問題ですね。
充電式は電力がなくなればモバイルバッテリーで充電できますし、電池式は予備の乾電池さえ用意できればずっと使えます。
自分がどのようなシーンで道具を使うのかをイメージすることが購入する時の目安になるでしょう。
どちらが優れているかは賛否ありますが、個人的には電池式より軽い充電式が好みです。
【重量や大きさをチェック】
重量はおよそ80gのモデルが多いです。ただ電池式のモデルは電池抜きの表記の場合が多いので、注意が必要です。だいたい電池を含めるとおよそ40gプラスされます。
大きさに関しては、基本的には手のひらに収まるサイズが多いです。大きく分けて2種類を比較すると、電池式は充電式よりも電池の分一回り大きくなります。
軽量、コンパクトにしたい場合は、充電式を選びましょう。
【電池式か充電式かをチェック】
先ほども触れていますが、ヘッドライトには充電式と電池式があります。
■ 充電式と電池式の違い
- 充電式:ランニングコストが低い、多少軽い
- 電池式:本体価格が安い
また、充電でも電池でもどちらも使えるハイブリッド型もあり、そちらは高出力のモデルが多いです。
どれがおすすめということはなく、「充電式なら繰り返し使えて軽い」「電池式はいざというときにコンビニでも電池が手に入る」など、どのタイプを選んでも現在発売されているモデルなら過不足なく使えます。
【耐久性や機能をチェック】
次に耐久性と機能をチェックしていきましょう。
■耐久性
■照射モード
■防水・防じん性能
■モーションセンサー
耐久性と機能はあればあるほど良いと思いがちですが、それらが多ければ必然的に価格も高くなり、キャンプ初心者には手の出しにくい価格になる場合も。
また耐久性がかなり高いモデルを買ったとしても、通常のキャンプ生活では性能をフルに発揮することはほぼないでしょう。これは機能についても同じことが言えます。
そうであれば、最低限の耐久性と機能を備えた手頃なモデルを手にした方が賢い買い物ができます。
自分がどんなシーンで使うかを考えて、必要最低限の機能があればいいってこと?
そういうこと!登山や仕事で使うなどシーンにあわせて耐久性や機能を選べばいいよ。
ヘッドランプにおいての機能と言えば照射モードのことを指すことが多いです。
ほかにもスイッチに触れずにon・offができるモーションセンサーがあります。どれも使いこなすと便利な機能です。
■耐久性
まれに落としてしまった場合に壊れてしまうこともあります。そのため、耐久性も考慮するポイント
2m下に落下しても壊れない耐久性を持つヘッドライトのモデルもあります。
■照射モード
照射モードは、光の強さをHigh・Lowに切り替えられるモードです。中間のMiddleを備えたモデルもありますが、基本はHighとLowで十分でしょう。
くわえて周囲を必要以上に照らさない赤色モードもあります。赤色モードは目にやさしいので、テントの中で本を読む場合にも活躍間違いなし!
赤色モードは夜の山小屋で使うことが多いよ。
■防水性能
ヘッドランプにおいて気になる性能は防水性です。防水性はIPからはじまるIPコードで表されます(例:IPX〇)
〇には数字が入り、うしろの数字が大きくなるほど防水機能が高くなります。
ただ、大きくなればいいわけでもなく、キャンプで使う場合はIPX4の表記があるモデルを選べれば十分です。
■モーションセンサー
モーションセンサーはライトに手をかざすだけでスイッチのon・offができる機能。
手に物を持っていたり、グローブを履いている時、料理中など手が離せない時にあると便利ですよ。
有野実苑スタッフおすすめヘッドライト12選!子供も使える軽量タイプから多機能搭載型まで紹介
【Cocdov LED アウトドア用ヘッドライト 40g】
ヘッドライトは両手が自由になるので、キャンプでは欠かせないアイテムです。
この商品は40gと軽量なので、はじめてヘッドライトを使う人でも首が痛くなりにくくおすすめです。
さらに通気性のよいバンドを使用しているので、長く装着していても不快感がありません。
・重さ:40g
・光量:200ルーメン
・モード:高、中、低、赤色、点滅
・電源タイプ:充電式
【Lepro LED ヘッドライト】
照射モードは高と低。中はありませんが、光量が100ルーメンなので必要ないでしょう。
光量100ルーメンはキャンプでの使用に十分で、夜間の作業やトイレに行くときの使用に適しています。
また、IPX4なので十分な防水機能を備えています。
・重さ:50g
・光量:100ルーメン
・モード:高、低、赤色(赤色点滅)
・電源タイプ:電池
【WAQ LED ヘッドライト】
光量300ルーメンで照射距離72m。真っ暗なキャンプ場でも遠くまで照らせます。300ルーメンあれば夜間の登山でも十分使えるので、アウトドア全般が好きない人におすすめです。
「光量が大きすぎる」と感じる人も最小10ルーメンのモードもあるので安心です。
くわえてスイッチを押さずに手をかざすだけでスイッチを入れられるモーションセンサーを搭載しています。
モーションセンサーと通常の操作はボタンで選択できるので誤動作はありません。
・重さ:70g
・光量:300ルーメン
・モード:5段階
・電源タイプ:電池式
【WUBEN(ウーベン) H3 ヘッドライト】
光量120ルーメンで必要十分でかつ、キャンプで使いやすい光量です。
このヘッドライトのセールスポイントはライト部分が360度回ること。
ライト部分が旋回しつつ、軸回転します。
そのため真下や真上、さらに真横まで照らせるので、両手をフリーにしながら照らしたい方向を照らしたい人におすすめです。
・重さ:44g
・光量:120ルーメン
・モード:高、中、低、赤色、青色、点滅
・電源タイプ:ハイブリッド
【PETZL – Bindi 200ルーメン】
ペツルはヘッドライトを多く展開するメーカーです。
このモデルの特徴は見た目で分かる、細長いバンドです。バンドを極限まで細くすることで極限まで軽量化され、その重さは僅か35g。
頭に装着するだけでなく、ペンダントの様に首から下げても使えます。
照射モードはワイドのみですが、キャンプ場でスポットで照らすことは少ないので問題ありません。かえって操作が簡単になり使う時に迷わないというメリットにもなります。
・重さ:35g
・光量:200ルーメン
・モード:ワイド
・電源タイプ:充電式
【PETZL(ペツル) E093HA タクティカ】
タクティカの名前の通り、迷彩色が格好いいペツルのヘッドライト。
機能はシンプルなワイドのみ。操作もボタン1つで迷わず使え、シンプルな分壊れにくい仕様になっています。この辺りがタクティカの由縁なのでしょう。
電源は、バッテリーと電池両方を使えるハイブリッド式。長時間使ってバッテリーがなくなってもバックアップが簡単にできます。
・重さ:82g
・光量:300ルーメン
・モード:ワイド
・電源タイプ:ハイブリッド
【GENTOS(ジェントス) 120ルーメン CP-195DB】
ヘッドライトやランタンを中心に販売活動をしているジェントスの商品です。
機能はシンプルに、High・Low(Eco)と赤色の3つ。3つ機能をさらにシンプルに1ボタンで操作できる優れもの。
赤色はLowでも眩しく感じるような時に使用すると、周囲にも不快な思いをさせずに使えますよ。
ヘッドライト本体が90度下向きになるので、足元だけを照らしたいときに首を動かさず照らすことができます。
・重さ:69g
・光量:120ルーメン
・モード:High Eco 赤色
・電源タイプ:電池式
【GENTOS(ジェントス) 450ルーメン GH-110RG】
最高450ルーメンの強力な光量を発揮するハイパワーなヘッドライト。
ハイパワーを維持する電源は後頭部に設置されたバッテリーボックスです。
重さが176gと重く感じますが、ライト部とバッテリーボックスのバランスが良いのにくわえ、頭頂部にもバンドが通っているので、重さは感じにくくずり落ちてくることはありません。
軽量性よりもハイパワーなヘッドライトを求めているならこの商品をおすすめします。
・重さ:176g
・光量:450ルーメン
・モード:High、Middle、Low
・電源タイプ:充電式
【GENTOS(ジェントス) 500ルーメン SDH-333H】
最大500ルーメンの超強力な光量のヘッドライトです。
最大500ルーメンは人の顔に当てると目を傷める危険がありますが、使い道を間違えなければいざという時の安心感は大きいです。
重さは183gと重量級ですが、機能を考えると納得できる重さです。
高出力を発揮するバッテリーはハイブリッド。電池も使用できるので、バックアップが容易です。
・重さ:183g
・光量:500ルーメン
・モード:全点灯、白色、暖色、各High、Middle、eco
・電源タイプ:ハイブリッド
【LOGOS(ロゴス) neos ノンタッチヘッドライト】
手頃な価格で初心者キャンパーに人気の商品を展開するロゴスのヘッドライトです。
手頃な価格ですが、モーションセンサーを備える本格派。スイッチで操作する場合はHigh・Lowにくわえ点滅モードもあるので、夜間にトイレに行った家族にテントの場所を教えるなど使い道が拡がります。
赤色モードもあるので、子どもが寝てから使いたい時にも眩しくて起こしてしまう心配がありません。
・重さ:50g
・光量:100ルーメン
・モード:モーションセンサー(High、Low)スイッチ(High、Low、点滅)赤色(点灯、点滅)
・電源タイプ:電池式
【Black Diamond(ブラックダイヤモンド) BD81300】
シンプルな見た目とは裏腹に、最高出力は350ルーメンと強力。重さも86gと比較的軽めなのキャンプだけでなく、夜の散歩やランニングにも使いやすいです。
操作はシンプルな1ボタンですが、前に使用したモードを記憶しているので、ワンタップで欲しい光量に調整できます。
・重さ:86g
・光量:350ルーメン
・モード:High、Low、赤色、点滅
・電源タイプ:電池式
【Black Diamond(ブラックダイヤモンド) フレアー BD81099】
見た目通り極めて軽量な重さ27gのヘッドライトです。
軽量性とあわせ、バンドをレースにすることで、場所を選ばず収納できるコンパクト性も実現しました。
装着感は高くありませんが40ルーメンは手元を照らすのに十分な光量なので、キャンプで夜に料理をしたり読書をしたりするには十分です。機能も多彩なモードを搭載しているので、使い勝手は良好です。
・重さ:27g
・光量:40ルーメン
・モード:High、Low、赤色、ストロボ、SOSモード
・電源タイプ:電池式
まとめ:1台あればアウトドアシーンだけじゃなく災害時や緊急でも使えて安心!
ヘッドライトは両手をフリーにして見たい方向を照らしてくれる、便利なアイテムです。
調理や設営などキャンプ場での夜間の作業だけでなく、夜のジョギングや散歩にも使えます。
また災害時に使用すると、不自由な環境での生活や、子供やお年寄りを誘導する際にも威力を発揮します。SOS機能や点滅機能があるモデルは、緊急時に救助を呼んだり合図に使えるなど、用途の広いアイテムです。
ヘッドライトは1つあれば、キャンプだけでなく登山などアウトドアや緊急時など、さまざまなシーンで広く使える持っていて損のないアイテムです。
この機会にぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。