【キャンプ場スタッフ監修】SUP(サップ)はスタンドアップパドルボードの略で、今人気のウォーターアクティビティです。
今回は、マリンアクティビティ初心者でも楽しみやすいSUP(サップ)の魅力や必要な道具、事故を防いで安全に楽しむ方法をキャンプ歴10年以上のベテランキャンパーAtsuさんに解説してもらいます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
最近SUP(サップ)っていうウォータースポーツが人気みたいで気になってます!
僕は泳ぐのが苦手だから遊ぶのは無理でしょうか?
まかせて!SUP(サップ)は『スタンドアップパドルボード』の略なんだけど、その名の通り安定感のあるボードに立って水を漕ぐ遊びだから、泳ぐのが苦手な人でも挑戦できるマリンアクティビティだよ♪
SUPの安全な楽しみ方や、必要な道具について解説するね!
全く泳げない私でも挑戦できるSUP!この楽しさを皆様にお伝えします♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
SAP(サップ)=スタンドアップパドルボードってどんなスポーツ?
SUPとは「スタンドアップパドルボート」の略で、その名の通りボードの上に立って一本のパドルで漕ぎ水面を進むウォーターアクティビティです。
浮力が大きい専用のボードを使うため比較的簡単に立つことができるので、年齢や性別問わず初心者でも楽しむことができます。
全身のバランス感覚や体幹が鍛えられるため、エクササイズ効果も発揮するかもしれません。
最近ではSUPができるキャンプ場も増えてきており、キャンパーにも人気がありますよ!
今人気のマリンアクティビティ!SUP(サップ)の魅力
サーフィンのメッカであるハワイが発祥のSUP。
その魅力は何といっても、日常では味わうことのできない水の上での開放感ではないでしょうか。
SUPはサーフボードよりも少し大きなボードを使うため、浮力も高いので安定感に優れています。
初めての人や運動神経に自信がない人でも、少し練習をすることでボードの上に立つことができますよ
ボードの上で立って漕いでもよし、寝そべってリラックスしてもよし、水上をどんな風にでも体感できることがSUPの魅力です。
【初心者でも気軽に挑戦できる】
SUPのボードは、サーフボードより少し大きめに作られています。
さらに浮力が高く、水面での安定感が抜群。
初心者でも気軽に挑戦できるため、これからウォーターアクティビティを始めたいという人におすすめです。
琵琶湖で初めてSUPに乗りましたが、サーフィンやボディーボードなどのマリンスポーツが全く未経験の筆者でも1回目で立ち上がることができました♪
初心者には、波や流れのない湖が特におすすめ。
水面が穏やかなのでSUPデビューにはうってつけのフィールドです。
【レースからヨガまで!いろんな楽しみ方がある】
SUPには、
- レース
- クルージング
- フィッシング
- サーフィン
- ヨガ
などいろんな楽しみ方があるのも魅力のひとつです。
■SUPレース
SUPマラソンと呼ばれるSUPのレースが全国各地で開催されています。
決められた距離を漕ぎ、速さを競うレースです。
■SUPクルージング
海や川や湖など、SUPに乗ってクルージングを楽しみます。
■SUPフィッシング
SUPに乗りながら釣りを楽しみます。陸や船上からでは届かない穴場ポイントでもSUPボードでアクセス可能です。
■SUPサーフィン
SUPに乗ってパドルで漕ぎながら、本格的な波にのる新感覚のウォータースポーツです。
■SUPヨガ
SUPボードの上でヨガをする、水上エクササイズです。
不安定なSUPボードに乗ってヨガをすることで地上よりも体幹が鍛えられ、高いフィットネス効果が期待できます。
犬と一緒にSUPを楽しむ人もいますよ!
大自然の中で一体になって楽しむ時間は愛犬とリラックスするのにおすすめです♪
SUPをする場合は犬用のライフジャケットも忘れずに用意しましょう
不安定なボードの上でバランスを取る感覚や、水面の揺れや風のにおいなど、犬にとって普段の生活では体験できない刺激がいっぱい。
場所によっては犬の入水が禁止されているところもあるので、犬と一緒にSUPを楽しむ場合はあらかじめ確認しておきましょう。
【海でも湖でも遊べる】
SUPは、マリンスポーツのイメージですが、海だけでなく川や湖など、あらゆるウォーターフィールドで楽しむことができるのも大きな魅力。
海では波に乗ってサーフィンをしたり、川ではカヌーのように川下りも体験できます。
湖は湖面がおだやかなので、SUPヨガなどのエクササイズも楽しめます。
SUP(サップ)に必要な道具は?ボードやパドルの選び方も解説
SUPを楽しむために必要な道具は、
- SUPボード
- パドル
- リーシュコード
- ライフジャケット
- 紫外線対策グッズ
の5点です。
まずはSUPを楽しむために必要なボードとパドルです。種類は豊富にあり、どのように選べば良いかは後述しますね。
リーシュコードとは、SUPボードと足をつなぐためのもの。ボードが波や川に流されていかないために使用する大切なものです。
ライフジャケットは、水難事故を防ぐためにも必ず着用しましょう。
紫外線対策グッズも必須です。水面上には、紫外線を遮るものはありません。
全身で紫外線をもろに受けてしまうので、日焼け止めクリームを使用した上で帽子やラッシュガードも着用するとよいでしょう。
【ボードの種類と選び方】
SUPボードは、
- インフレータブルボード
- ハードボード
の2種類に分けられます。
■インフレータブルボード
使用時に空気を入れて膨らませるゴム素材のボードで、電動ポンプでゴムボードのように空気で膨らませて使用します。
空気を抜いて収納することができるので持ち運びや保管には便利ですが、穴が開いてしまうと使えなくなるので取り扱いには注意が必要です。
■ハードボード
木やプラスチックなどの硬い素材で作られている本格的なボードです。
硬く重量があるので水面でも安定性が高い反面、持ち運びの不便さや保管しにくさなどのデメリットもあります。
【パドルの種類と選び方】
パドルにも色々な種類があります。
素材には、
- カーボン
- グラスファイバー
- アルミニウム
があり、重量とコストが大きく異なります。
■カーボン
非常に軽くて丈夫で本格的にSUPを楽しみたい人やレースをする人におすすめ。
他の素材に比べて価格が高価になります。
■アルミニウム
耐久性が高く低価格で初心者にはおすすめですが、重いのが難点です。
■グラスファイバー
重さ・耐久性・コストのいずれにおいてもカーボンとアルミニウムの中間に位置します。初心者から中級者におすすめです。
また、素材だけでなくパドル選びに重要なのは自分にあった長さを選ぶことです。
一般的には身長と同じくらいかやや長めがいいといわれていますよ。
長さを調整できるタイプのパドルもあり、家族で共有する場合などはそれぞれにあわせて使えますね。
【SUP(サップ)で遊ぶ時の服装は?】
SUPで遊ぶ時の服装は、基本的には海水浴や水遊びをする時と同様で大丈夫です。
しかし、直射日光の下で行うため肌を保護するラッシュガードを着用するとよいでしょう。
川でSUPを楽しむ場合は転倒した時に岩でのケガを防ぐため、全身しっかりと覆われている方がベスト。
寒い時期はウエットスーツを着用しましょう。
SUP(サップ)を安全に楽しむための注意点
初心者でも気軽に楽しめるSUPですが、安全に楽しむためには注意しなければならない点がいくつかあります。
ここでは、これからSUPを始めようと考えている人に、安全に楽しむための注意点を説明します。
【SUP(サップ)をしていい場所か確認】
まずは、SUPをしてもいい場所かどうかを事前に確認してから出発しましょう。
場所によっては、SUPが禁止されている所もあります。
また、禁止されていない場所でもしっかりと周りを確認して、危険のない場所で楽しみましょう。
【初めて挑戦する人は体験スクールに申し込んでみよう】
初心者でも比較的簡単に挑戦できるSUPですが、初めての人は体験スクールに申し込むのもおすすめ。
プロのインストラクターにレクチャーしてもらうことで、よりスムーズに乗りこなせること間違いなし!
バランスのとり方や基本の漕ぎ方だけでなく、落水後のリカバリー方法もしっかりと教わることができますよ。
インストラクターと一緒に、自然と一体になってクルージングをしたりボートに寝転んで休憩をしたり、安心して水上を満喫しましょう。
【ライフジャケットを着用して事故を防ごう】
SUPに限らずですが、ウォータースポーツを楽しむ際は、ライフジャケットの着用は必須です。
泳ぎに自信がある人でも、水上では何が起こるか分かりません。
悲しい水難事故を防ぐためにも、ライフジャケットまたはウエットスーツは必ず着用しましょう。
【日焼け対策も忘れずに】
水中のアクティビティとは異なり、SUPは常に全身が水面の上に出ている状態です。
直射日光を遮る物は何もなく、長時間太陽の下にさらされるので紫外線対策はしっかりとしておきましょう。
日焼け止めクリームや、帽子、サングラスは必須アイテムです。
つばの広いハットを使用する場合は、風で飛ばされないようにコード付きがおすすめです。
まとめ:水上アクティビティの新定番!SUP(サップ)を安全に楽しもう!
SUPは高度なスキルやテクニックを求められるわけではなく、年齢性別問わず自分の体力に応じて自由に水上に漕ぎ出すことができる水上アクティビティの新定番です。
少しコツをつかめば、誰もが簡単に楽しむことができるSUP。
キャンプ場でSUPができる場所もあり、アウトドア好きなキャンパーにも人気があります。
クルージングをするもよし、水上でヨガをするもよし、ペットと一緒に楽しむもよし!
SUPという今までになかった新たな水上での楽しみ方を見つけてみませんか?