【キャンプ場スタッフ監修】キャンプ泊に必須の寝袋。汗をかいたり汚れたりするので洗濯したいですよね。
難しそうに感じるけれど、寝袋は自宅で洗っても大丈夫なんです。
今回はキャンプ歴10年以上のアウトドア大好きケイスケさんに、寝袋（シュラフ）のメンテナンス方法を教えてもらいます！
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こんにちは！有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ！
キャンプのことはなんでも聞いてね！
キャンプで使用した寝袋、たくさん汗をかいたので洗濯したいのですが、普段の衣服同様洗濯機で洗濯しても大丈夫なんですか？それとも手洗い？洗濯方法を教えてください！
まかせて！寝袋の洗濯方法だね。自宅でも簡単に洗濯できるんだよ！シュラフの種類によっても洗濯方法は異なるので、自分の持っているシュラフの種類を確認しよう！今回はシュラフのメンテナンス方法をキャンプ歴10年以上の大ベテランケイスケさんにノウハウをしっかり教えてもらおう！
有野実苑（ありのみえん）オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら：https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ！有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
寝袋はシーズンオフに入るタイミングで洗濯するのがベスト
寝袋はかなり大きく、素材を痛めないか、クリーニングがいいのか迷い自宅で洗濯するのに少し抵抗感があるかも知れません。
実際、寝袋のメンテナンスは少し手間はかかりますが、作業自体は難しいことはありませんよ。
ちょっと使ったくらいであれば、洗濯せずに日常のメンテナンスでOKです。
洗濯をする目安は、シーズンが切り変わるタイミングですが、汗や汚れ、寝袋がヘタッてきて快適に使えないのであれば、そのタイミングで洗濯してリフレッシュしてあげましょう。
日常のメンテナンス方法と洗濯方法を解説していきますね！
寝袋（シュラフ）の日常のメンテナンス方法
寝袋は毎回洗濯する必要はありませんが、日常のメンテナンスを行うことで寝袋の快適性が持続します。
収納方法以外はダウンも化繊も同じなので、ぜひ習慣にしてくださいね。
①キャンプ撤収時に干す
晴れた日なら撤収前に寝袋を干しましょう。
裏返して寝袋に溜まった湿気を抜くようにして干します。
もし雨であればお家に帰ってからエアコンを除湿にして室内で干してあげてください。
②除菌／消臭スプレーを吹きかける
干した状態で除菌消臭スプレーを吹きかけてあげればニオイや雑菌を軽減できます。
内側の特に頭皮、首周り、足先の汗をかきやすい箇所に吹きかけてあげしょう。
③汚れをとる
もし皮脂汚れが目立つのであれば、薄めた洗剤で拭き取ったり、シミ抜きスプレーをかけて対応しましょう。
④収納する
■ダウンの場合
ダウンの寝袋は、収納袋にずっと入れておくとダウンがヘタりやすくなるので、家での保管は収納袋に詰めずに、大きい袋に入れでフワッとした状態で保管するのがポイント。
キャンプに行く前に収納袋に入れます。
入れるときはダウンが偏らないように！
クルクル丸めないで、畳んだりせずクシャクシャの状態でそのまま押し込みながら収納袋に入れて持っていきましょう。
きっちりぎゅっと綺麗に丸めたくなるけれど、ダウンに均等に圧力がかかるようそのままクシャクシャの状態で入れるのがいいんだね！
■化繊の場合
化繊の寝袋は、化繊が絡み合ってロフト(寝袋の膨らみ具合)を出しているため、絡みを断ち切らないように端から空気を抜くように巻いて収納袋に入れます。
化繊の寝袋は収納袋に入れて自宅保管しても大丈夫ですよ。
寝袋（シュラフ）の洗濯方法
寝袋はシーズンチェンジのタイミングで洗濯して、しっかり汚れを落としてあげましょう。
ダウンの寝袋も洗濯機で洗うことは可能ですが、手洗いで優しく洗ってあげた方がダメージは少なくおすすめです。
化繊の寝袋は丈夫なので、洗濯機でも踏み洗いでも大丈夫ですよ。
ファミリータイプの寝袋は大きいのでコインランドリーを利用すると便利です。
【ダウンシュラフの洗濯方法】
①洗濯水を用意する
浴槽や大きめの桶に寝袋が十分浸るくらいの水を入れ、洗剤を適量入れます。
洗剤はダウン専用の洗剤がベストですが、なければ洗濯用の中性洗剤でもいいですよ。
②寝袋の準備
よく洗えるように寝袋のファスナーをオープンにしたら、洗濯水を吸収させやすくするために圧縮して空気を抜いてあげましょう。
洗濯機を使う場合は、ファスナーを閉めた状態で裏返して大きめのネットに入れて圧縮してあげましょうね。
③手洗い開始
洗濯水に入れたら、一生懸命に押し洗いしてあげましょう。
ひねったりして洗うとダウンが外に出てくる原因になるので注意してください。
④すすぐ
洗い終わったら、水を入れ替えてすすいでいこう！
押しながら洗剤を出していき濁りがなくなるまで続けましょう。
⑤脱水
すすぎが終わったらギュッと押して脱水します。脱水は押すことを繰り返してしっかり水を脱水します。
雑巾を絞るように脱水するのは絶対にやめてください！
ダウンが偏って保温力の低下につながってしまいますよ。
⑥追い脱水と乾燥
押し脱水が終わったら、バスタオルに包んでさらに押して脱水してあげよう。追い脱水してあげることで乾きが早くなるんですよ。
追い脱水が終わったら干してあげます。
ダウンの寝袋は日陰の風通しの良い場所で平干してあげましょう。
もし物干し竿で干す場合は、上の写真のようにハンガーをいくつか用意して平らになるようにかけて干してあげるとダウンが偏りにくいですよ！
中のダウンがしっかり乾かないとカビやニオイの原因になりますので乾燥は念入りに行いましょうね。
天候がよくない場合は乾燥機を使っても大丈夫！温度は低温設定を忘れずに！
⑦撥水剤をかける
何回か洗っていると撥水力が落ちてきますので撥水スプレーをかけてあげましょう。
特に縫い目にかけてあげると目止めになってダウンの抜けを防止できますよ。
【化繊シュラフの洗濯方法】
①寝袋の準備
寝袋を裏返して大きめのネットに入れて圧縮して空気を抜きます。
絡み防止のために必ずネットに入れて洗濯しましょう！
②洗濯機に入れて洗濯
洗濯機のコースは「毛布」や「手洗い」に設定します。
洗剤は自宅にある中性液体洗剤でOKです。
③乾燥
乾燥温度を低温設定にして乾燥させましょう。
乾燥したと思っても中はまだ湿っている可能性があるので、数日は干しておくといいですよ。
④撥水剤をかける
何回か洗っていると撥水力が落ちてきますので撥水スプレーをかけます。
撥水力が落ちると内部に水分を含みやすくなってニオイが出やすくなってしまいますよ。
メンテナンスにおすすめなケアグッズ
ダウンの寝袋の洗濯は、やはりダウン専用の洗剤が撥水効果も追加されていておすすめです。
ニクワックスの洗剤は大体のアウトドアショップで取り扱っていますよ。
衣服用の撥水スプレーもおすすめ！
まとめ：快適な睡眠は綺麗な寝袋から！
快適な睡眠は清潔な寝袋があってこそですよね。
ダウンの寝袋は温かく、コンパクトになりメリットが多いですが、その快適性を維持するにはやはりメンテナンスが必要です。
キャンプにいって寝袋のメンテナンス不足でよく眠れなかった……なんてことにならないためにも、日常の保管から洗濯までしっかりケアしてあげましょう。
楽しい思い出は残して、汚れはしっかり落としてあげてキャンプを楽しみましょう！
