【キャンプ場スタッフ監修】初心者さんでも挑戦しやすい、パラコードの基本的な3つの編み方「フィッシュテール」「コブラステッチ」「スネークノット」をベテランキャンパーHitomiさんがご紹介。
ブレスレットやストラップ、キーホルダーなど、アウトドアシーンでも活躍するアクセサリーを作ってみたい人必見です。パラコードを使ったキャンプギアのアレンジ方法もまとめました。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
パラコードのアクセサリーを作ってみたいんですが、不器用でもできる簡単な編み方はありますか?
まかせて!初心者さんでも簡単にできるパラコードの基本の編み方を3種類紹介するよ!キーホルダーやブレスレットなどのオリジナルアクセサリー作りはもちろん、アウトドアギアのアレンジにも挑戦してみてね!
一度覚えてしまえば、その応用でなんでも作れてしまうパラコード編み!キャンパー仲間へのプレゼントにもピッタリです◎
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
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※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
パラコードは初心者でも簡単に編める!
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アウトドアショップでよく見かけるようになったパラコード編みのアイテム。
実用的かつオシャレなので、使っているキャンパーさんも多いですが、実はこれ意外と簡単に作れるんです。
基本的な編み方さえ覚えてしまえば、あとは全てその応用!
パラコードと100円均一で売っているパーツがあれば始められるので、初心者さんでも気軽にトライできますよ。
【そもそも、パラコードって何?】
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キャンパーなら一度は目にしたことがある『パラコード』。
そもそもパラコードは「パラシュートコード」からきている名称で、人とパラシュートを繋ぐ、耐荷重の強いとても丈夫なロープのことを指します。
アウトドアシーンでは、テントやタープを張るときに欠かせないガイロープとしてよく使われている紐のこと。
多くはナイロンまたはポリプロピレン製でできており、耐水性があり、軽量で、強度抜群と扱いやすいにも関わらず、比較的安価で手に入るところも人気なポイントです。
現在ではアウトドアだけでなく、街中でもパラコードアイテムを身に着けている人を見かけるようになりました。
パラコードでアクセサリーを作るときに必要な道具
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自宅にある道具と簡単に手に入るパーツで、気軽にはじめることができます。
【パラコード】
パラコードはお店によっては1m単位での切り売りも可能。
ネットでは、太さ4mmのものが30mで1000円ちょっとから簡単に手に入ります。
最近では、100円均一に小物作りに便利な少量でのパラコートが販売されてることもあります。
【はさみ】
パラコードの中には芯が7~9本あり頑丈にできているので、噛まずにスパっと切断するために、切れ味がよく刃先が細めのハサミがオススメです。
焼き止めする際に、熱したパラコードの先端を押さえつける役割でも使用します。
【ライター】
パラコード編みに必須な「焼き止め」をするのに使います。
火であぶることができればOKなので、チャッカマンなどでも代用可能ですが、細かい部分の作業になるので、手元に近く熱を入れやすいガスライターが◎
【キーリングやカラビナなどアクセサリー用パーツ】
作りたいものに応じてアクセサリーパーツを用意します。
よく使われるのは、カラビナ、キーフック、キーリングやDカンなど。
こちらもネットや100円均一で簡単に手に入ります。
パラコード1本・2本でできる基本の編み方3種類
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今回は初心者でも扱いやすい「フィッシュテール」「スネークノット」「コブラステッチ」の結び方を紹介していきます。
基本情報として「スネークノット」に関しては、軸なし・あり両方編むことが可能ですが、「フィッシュテール」と「コブラステッチ」には必ず中心の軸が必要になります。
アイテムとしての詳しい作り方は後述しますが、ここではキーホルダーを作る要領で編み方自体の説明を詳しくしていきます。
軸はパラコードを使う他に、ナイフの柄やバックの持ち手など、コード以外を軸にすることもできるんです。
【①:フィッシュテールの作り方】
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魚の尾びれに似ていることから名前がついたフィッシュテールは、中心に2本の軸を作り、その軸を元に編んでいくタイプの編み方です。
シンプルな作りながらも平たく扱いやすいので、ブレスレットや犬用の首輪、キーチェーンなど幅広く応用することができます。
◾️ パラコード1本で作る場合の準備
編み目の軸となるコード2本をつくります。
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①:パラコードをちょうど半分に折ったU字の方をリングに通す。
②:①で通したU字の輪に反対の先端を通し、引っ張って締める。(カウヒッチ結び)
③:反対側のコードはナスカンの穴に上から通しておく(こちら側から編み始める)
④:軸をピンと張り、同じ長さにしたら準備OK。
※ 編み目を作った部分からリングまでの軸の長さが編み込み部分の長さになります。
◾️ 編み方:フィッシュテール
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①:右のコードを軸の真ん中を通し左側にだします。(2本の軸の間を上から通す)
②:左のコードを、① で左に出した紐の上から、軸の間に通し、右にだします。
③:左右に均等にひっぱり、編み目を締めていきます。
④:ひと編み目の完成
⑤:同じように、①~③を繰り返します。
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このような編み目が出てきたらOK!
フィッシュテール編みの完成です。
◾️ 応用:パラコード2本で作る場合
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パラコード2本で作る場合、編んでいくコードの色が同色か2色かで、完成のイメージがだいぶ変わります。
【スネークノット(つゆ結び)】
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名前のとおり、見た目がヘビに似ていることからスネークノット(別名つゆ結び)と呼ばれているこの編み方。ブレスレットやキーチェーン、犬用の首輪の他にもナイフのランヤード(安全帯として手からナイフがすっぽ抜けるのを防止するストラップ)としてもよく用いられます。
しっかり結び目を締めると解けないのが特徴です。
◾️ 編み方:スネークノット(つゆ結び)
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①:左のコードを右コードの上を通り、右側にだします。
②:次に、①で右に出したコードを全体の下を通して左側に出します。
(このとき、☆の空間の輪をきちんと残しておくのがポイント!)
③:真っすぐ下にのびているもう一方のコードを、左側に出したコードの下を通し上に出します。
④:次に、③のコードを上から右側に持っていき、さっき残しておいた☆の輪に上から通します。
⑤:左右均等に編み目を引き締めます。
⑥:ひと編み目の完成です。あとは、この①~⑤の工程をひたすら繰り返します。
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こんな感じでヘビのような編み目が出てきたらスネークノットの完成です。
結び目を作るとき、締め方を均等に(強すぎず弱すぎず)上の結び目に合わせるのが上手につくるポイントです。
◾️ 応用:軸あり(2本)で作る場合
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基本は軸なしで編めるスネークノットですが、
軸の周りを巻くように編んでいくこともできます。
軸ありのスネークノットは後述するキーホルダーの作り方のパートで詳しく解説しているので見てください。
【コブラステッチ(平編み)】
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コブラのような平たい編み目なので、コブラステッチやコブラノット、平編みと呼ばれているこの結び方は、ブレスレットやキーホルダー、犬用の首輪、犬用リードなど様々なアイテム作りに応用できます。
編むとき軸は必要ですが、1本でも問題ないため、水筒の柄やナイフの柄、カバンの取っ手などにもアクセントとして巻くことが可能です。
しっかり結び目を締めると解けないのが特徴です。
◾️ 編み方:コブラステッチ(平編み)
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(パラコード1本で作る場合の準備は省略します。詳しくはフィッシュテールの欄を参考にしてください。)
①:左のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し右側に持ってきます。
②:次に、右のコードを①のコードの上から下に下ろします。その後、下ろしたコードを軸の下を通して左の輪に下から通します。
③:左右対称に編み目を引き締めます。
④:今度は、右のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し左側に持ってきます。
⑤:次に、左のコードを④のコードの上から下に下ろします。その後、下ろしたコードを軸の下を通して右の輪に下から通します。
⑥:左右対称に編み目を引き締めます。
※この①~③の左コードスタート、④~⑥の右コードスタートの結び目を合わせたものがひと編み目になります。この流れを繰り返します。
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平たい四角模様の結び目が出てきたら、コブラステッチの完成です。
◾️ 応用:パラコード2本で作る場合
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同じ編み方でも、配色を工夫するだけでイメージがガラッと変わります!
2色のパラコードを焼き繋げて1本として作ってもOKです!
パラコードの焼き止め方法
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そして、パラコード編みの先端処理で必要なのが「焼き止め」。
また、応用として1本で作る編み方でも、ライターで炙って2色のコードを1本に繋げて使用することも可能です。
慣れれば簡単なので、事前にやり方を覚えておきましょう♪
【焼きどめ①:パラコードの繋げ方】
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①:繋げたい両端を焦げない程度に軽くあぶります。
②:固まらないうちに先端をしっかりくっ付けます。
③:3秒ほどおき、触れるようになったら指でクリクリとジョイント部分の形を整えます。
④:しっかり固まるまで冷ましたら準備OKです。
【焼きどめ②:パラコード先端の焼き止め】
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①:焼き止めしたい先端を焦げない程度に軽くあぶります。
②:固まらないうちにハサミの先端で2秒程押さえつけます。
③:そのあとすぐ指でクリクリと形を整えます。
④:しっかり冷ましたらOK。
【焼きどめ③:編み終わり部分の焼き止め】
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①:編み終わり部分のコードを短めにカットします。
②焦げない程度に軽くあぶります。
③:固まらないうちにハサミの先端で冷めるまでグッと押さえつけます。
④:このような感じでしっかり固まればOK。
あぶるときは、炎が当たるか当たらないかのスレスレで熱していくと焦げずに上手く焼き止めできます。
基本の編み方で作れるパラコードのアクセサリー
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ここまでに紹介した3種類の編み方を応用したパラコードアイテムの作り方を詳しく紹介していきます。
今回作成するアクセサリーは全て4mmのパラコードを使用しています。
自分の好みの色を組み合わせ、オリジナルアイテムを作ってみましょう!
【ブレスレット】
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パラコードのみで作れる「スネークノット編みのストッパーノット式ブレスレット」と、バックルパーツを使った「平編みのバックルブレスレット」の2種類の作り方です。
◾️ スネークノット編みのストッパーノット式ブレスレット
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スネークノットの立体的な編み目が手元をスタイリッシュに演出し、カラーバリエーションも自由自在。初心者でも挑戦しやすい編み方で、世界に一つだけのアクセサリーを作れます。
<準備するもの>
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・2色のパラコード:各120cm
(1色で作る場合は、240cmを1本用意すればOK)
<作り方:事前準備>
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2色のパラコードを焼いて繋げ、つなぎ目を隠すために少しずらした位置で半分に折り返しておきます。
<作り方:本体部分>
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①:左のコードを右コードの上を通り、右に出します。
②:右に移動させたコードを全体の裏を通し、左側に出します。
③:下のコードを左に出したコードの下を通し上に持ってきます。
④:次に、そのコードをそのまま上を通して右側に移動させ、②で作った輪に上から通します。
⑤:左右対象に編み目を引き締めます。
⑥:この過程を繰り返し、ご自身の手首に合う長さまで編みこんでいきます。
(写真の編みこみ部分は約18cm)
<作り方:ストッパー部分>
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ストッパーノットという結び方で留め具の代わりを作ります。
①:ブレスレット部分の余ったコードをそのまま使用します。右のコードで輪を作り、裏側を通し右に出します。
②:左のコードでも同じく輪を作り、表側(上)を通して右に出します。
③:そのまま②で右に出したコードを右の輪に下から(裏から表に出すように)通します。
④:反対も同様、左に出ているコードを左の輪に上から(表から裏に出すように)通します。
⑤:左右対称にひっぱり、結び目を締めます。
⑥:ここで余分なコードをすぐに切らず、長さや位置に問題がないか実際に手首に着けてサイズ確認をします。
⑦:最後に余分なコード部分をカットし焼き止めをして完成です。
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最後のカット前に、一度身に着けてからほつれ止め処理をするというのがポイント。切ってからでは調整がきかないため、長さ調節は慎重に!
【平編みのバックルブレスレット】
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平編み(コブラステッチ)のブレスレットは頑丈でアウトドアや日常使いにぴったり。
バックル式なので着脱が簡単で、サイズ調整も可能です。色や模様を自由に組み合わせることで、自分だけのオリジナルデザインを楽しめます。
<準備するもの>
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・パラコード:1本290cm
・バックル:2cm×4cmのもの1つ(パラコードが通ればひと回り小さいサイズでもOK)
<作り方:ベース部分>
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①:パラコードを半分に折り、折ったU字部分をバックルの挿し口側に通しておきます。
②:①で通した輪に、元の軸部分を通し、カウヒッチ結びを作ります。
③:反対側のコードは、バックルの受け身部分の穴にナスカンの穴に通しておきます。この時の※部分の長さがブレスレットの編み目の長さになります。
④:編み始める前に手首に巻いて長さ確認をしておきましょう。
ここで軸がねじれない様、まっすぐに伸ばしておくのと、バックルの挿し口・受け口の表裏が装着時に合致するかの再確認がとても重要!間違えると完成したときに悲しみに暮れることになります…(笑)
<作り方:本体部分>
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①:左のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し右側に持ってきます。
②:次に、右のコードを①のコードの上から下に下ろします。その後、下ろしたコードを軸の下(裏)を通して左の輪に下から通します。
③:左右対称に引きます。
④:ここまででひと編み目の半分です。
⑤:今度は、右のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し左側に持ってきます。
⑥:次に、左のコードを⑤のコードの上から下に下ろします。その後、下ろしたコードを軸の下(裏)を通して右の輪に下から通します。
⑦:左右対称に編み目を引き締めます。
⑧:これでひと編み目の完成です。この過程を繰り返します。
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⑨芯となる軸めいっぱい平編みをしました。(今回結び目部分は15cmで作っています)
⑩最後に余ったパラコードをカットし焼き止めをして完成です!
【キーホルダー(スネークノット編み)】
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スネークノットの独特な編み目がデザインのポイントで、カラーバリエーションや長さを自由にアレンジ可能。初心者でも簡単に作れるので、手軽にハンドメイドを楽しみたい方にもおすすめです。
バッグや鍵のアクセントにぴったり!
<準備するもの>
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・パラコード:1本140cm
・お好みの金具:カラビナやナスカン、キーリングなど用途に応じて2種類用意
<作り方:ベース部分>
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①:パラコードを半分に折り、折ったU字部分をカラビナに通します。
②:①で通した輪の部分に、元の軸コード2本を通し、カウヒッチ結びを作ります。
③:反対側のコードは、キーリングの穴に上から通しておきます。
④:この時の※部分の長さがキーホルダの編み目の長さになります。今回は約6cmの編み目で作ります。
<作り方:本体部分>
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芯ありバージョンのスネークノットで編んでいきます。
真ん中の軸を巻き込みながら結んでいくので混乱しがちですが、コードの運びは基本と全く同じです。
①:左のコードを軸と右コードの上を通り、右側に持っていきます。
②:↑で右に移動させたコードを全体の裏を通し、左側に出します。
③:もう片方のコードを軸の後ろを通し左側に出し、②で左に出したコードの下を通して上に持ってきます。
④:次に、そのコードをそのまま全体の上を通して右側に移動させ、②で作った輪に上から通します。
⑤:左右対象に編み目を引き締めます。
⑥:この過程を繰り返し、カラビナギリギリまで結んでいきます。
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最後に余ったコードを焼き止めしたら完成です。
軸ありのスネークノットなので強度抜群!
【スマホストラップ(コブラステッチ)】
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コブラステッチで作るスマホストラップは、丈夫でデザイン性に優れたハンドメイドアイテムです。合体部分で長さ調節が可能なので、使い勝手も抜群!
<準備するもの>
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・パラコード:330cmが4本(2色を2本づつでも、全て同色でもOK)、60cmが1本
・金具:ナスカン2個、キーリング1個
<作り方:事前準備>
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内側の軸となるコードが約85cmになるようにカウヒッチ結びで金具(1セットはナスカンに、もう1セットはナスカンとリングを合わせたリング部分に)に取り付けます。
右の写真のものが2セットできます!このあと両方とも同じように編んでいきます。
<作り方:本体べ-ス部分>
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①:左のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し右側に持ってきます。
②:右のコードを①のコードの上から下に下ろし、軸の下(裏)を通して左の輪に下から通します。そして左右均等に引っ張り、結び目を締めます。
③:今度は、右のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し左側に持ってきます。
④:左のコードを③のコードの上から下に下ろし、軸の下(裏)を通して右の輪に下から通します。そして左右均等に引っ張り、結び目を締めます。
⑤:これでひと編み目ができました。これを編む側のコードがなくなるまで続けます。
⑥:用意した2セット全て編み終えました。編み部分の長さは約52cmになります。(結ぶ強さによって長さが多少変わりますが問題ありません)
⑦:軸部分のパラコードの長さを揃え、ひとつ結びをし先端を焼き止めしておきます。
⑧:編み終わり部分のコードもしっかり焼き止めをし、解けないようにしておきます。
<作り方:本体合体パート>
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①:編みこんだ2本を上下反対向きに置き、軸のパラコード部分を合わせて結んでいきます。
②:60cmのパラコードを使い、ここでもコブラステッチをしていきます。軸の下に置き、左のコードで輪を作った後、軸の上を通し右側に持ってきます。
③:右のコードを②のコードの上から下に下ろし、軸の下(裏)を通して左の輪に下から通します。そして左右均等に引っ張り、結び目を締めます。
④:今度は、右のコードで輪を作った後、そのまま軸の上を通し左側に持ってきます。
⑤:左のコードを④のコードの上から下に下ろし、軸の下(裏)を通して右の輪に下から通します。そして左右均等に引っ張り、結び目を締めます。
⑥:ひと編み目ができました。
⑦:同じ手順で、パラコードが短くなるまで編み進めます。
⑧:最後にコードの焼き止め処理をして完成です!
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合体した部分で、スマホストラップ自体の長さ調節が可能です。
最長にした状態で約147cm、最短で約110cmのものができました!
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身長158cmが最短・最長を着用するとこんな感じになります。
金具部分を変えてカメラストラップとしても使えますよ。
【シェラカップなどキャンプギアのアレンジにも使える!】
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グリップ部分など、編む場所さえあればどんなキャンプギアでもパラコードでアレンジすることができます。
今回は、「フィッシュテール編みのシェラカップハンドルカバー」と「コブラステッチ編みの水筒ハンドルカバー」を紹介します。
◾️ フィッシュテール編みのシェラカップハンドルカバー
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フィッシュテール編みのシェラカップハンドルカバーは、キャンプシーンで活躍するおしゃれで実用的なアイテムです。
パラコードを使用して編むため、耐久性が高く、熱いハンドルを持つ際の安全性もアップ。フィッシュテール編みの美しい編み目がアクセントになり、キャンプギアをさらにスタイリッシュに演出します。
<準備するもの>
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・パラコード:1本150cm (シェラカップの柄の長さ8.5cmの場合)
・シェラカップ:ハンドルが付いてればなんでもOK
<作り方>
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①:パラコードの中心をシェラカップハンドルの下に通します。
②:右のコードを上からハンドルの真ん中に通し、左側に出します。(2本の軸の間を上から通す)
③:ハンドの右上にしっかりそわせる。
④:次に、左のコードを② で左に出した紐の上を通り、上からハンドルの間に入れ右側に出します。
⑤:左右に均等にひっぱり、しっかり上に編み目を締めていきます。(ひと編み目の完成)
⑥:以後同様に、②~⑤を繰り返していきます。
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⑦:編み進めるたびに、緩くならないよう少しずつ上に詰めていきましょう。
⑧:編み目がズレなくなるまで、先端ギリギリまで巻くのがポイントです。
⑨:最後に余ったコードの好きな位置で結び目を作ります。
⑩:余分なコードをカットし先端を焼きほつれ止めをしたら完成です!
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速乾性があるパラコードですが、臭いやカビの発生を防ぐためにも、洗って濡れた場合はよく乾かすようにしましょう!
◾️ コブラステッチ編みの水筒ハンドルカバー
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コブラステッチ編みの水筒ハンドルカバーは、アウトドアや日常使いに便利なアイテムです。ハンドルの持ちやすさが格段にアップします。シンプルながら存在感のある編み目は、見た目にもおしゃれで、さりげなく個性を演出。
オリジナルのボトルを作ってみませんか?
<準備するもの>
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・パラコード:1本260cm (編んでいく水筒の柄の長さ13.5cm、幅3cm、奥行き2.5cm)
・水筒:ハンドルが付いているもの
<作り方>
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①:パラコードの中心をハンドルの後ろに合わせます。
②:左のコードで輪を作った後、そのままハンドル上を通し右側に持ってきます。
③:次に、右のコードを②のコードの上から下に下ろし、ハンドルの下(裏)を通して左の輪に下から通します。
④:左右対称に引きます。
⑤:今度は、右のコードで輪を作った後、そのままハンドル上を通し左側に持ってきます。
⑥:次に、左のコードを⑤のコード上から下に下ろします。その後、下ろしたコードをハンドル下(裏)を通して右の輪に下から通します。
⑦:左右対称に編み目を引き締めます。
⑧:ハンドルの一番下まで②~⑦の過程を繰り返し、最後に余ったコードと切って焼き止めしたら完成です!
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アクセサリーとしてだけではなく、凹凸ができるので握った時に滑りにくくなる利点もあり実用的です!
まとめ:パラコードでオリジナルアクセサリーを作ってみよう
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パラコード編みのレクチャー、いかがでしたでしょうか?
多様な柄やカラーが揃うパラコードの組み合わせは無限大!
1本または2本で作るかでも色の出方が変わってくるので、基本的な編み方さえマスターしてしまえば、自分で本格的かつ個性的なキャンプギアカスタムが簡単にできます。
見ているだけより実践あるのみ。繰り返し結んでいくので、コードの流れのコツがつかめ、指先が勝手にで覚えていくはず♪
この機会にぜひパラコードを手に取ってみてくださいね!