【キャンプ場スタッフ監修】ファミリーキャンプなどの大人数キャンプで活躍するサバティカルのアルニカ。
大型テントの中でも価格も良心的で、使い勝手のいい機能が盛りだくさんなので今注目のテントのひとつです。
今回はアルニカの魅力から、実際に使用した感想などをファミリーキャンパーのMIYAさんが詳しく紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
大型テントを購入したいんですが、実際サバティカルのアルニカテントってどうなんですか?
サバティカルのアルニカテントは魅力満載の大型テントのひとつ!使いやすく、機能も多彩なので初心者キャンパーからベテランキャンパーまでおすすめできる商品だよ!今回はファミリーキャンパーMIYAさんが実際の使用レビューもするから購入までの参考にしてね♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
SABBATICAL(サバティカル)ってどんなブランド?
近年入手困難なキャンプアイテムを続々と出しているブランド「サバティカル」。
サバティカルは、自然とのつながりを大切にし、アウトドアでの体験をより深めるためのアイテムを提供するA&F(株式会社エーアンドエフ)が展開しているオリジナルブランドです。
サバティカルの製品は高い機能性と耐久性を兼ね備え、環境問題にも取り組んでおり、サステイナブルな生産に努めています。
自然を愛する人々に向けて、サバティカルのアウトドアギアは最高のパートナーと言えます。
サバティカルは「地球の道具」をブランドテーマにしているよ!
「A&F」はYETIやベアボーンズなどの有名キャンプブランドも数多く取り扱っている日本の代理店で、キャンプ好きなら1度は行っておきたいお店です。
そのA&Fが2019年にオリジナルブランドサバティカルを発表し、公開時から予約が殺到。
テントやギアは抽選での販売を行うほどの人気を集めています。
アルニカはなんでこんなに人気なの?ファミリー向け最強テント
サバティカルの第2弾のテントとして発売されたアルニカは、4〜5人向けのリビングスペースと寝室を1つで作れる2ルームテントです。
「何回も抽選をしてまで買う理由は?」「他の2ルームテントとどう違うの?」と思いますよね。
ここで、アルニカの特徴を細かく解説していきます!
【①オールシーズン対応で全ての面がメッシュになる嬉しい機能付き!】
1つのテントで春夏秋冬、全てのシーズンで使うことが可能です。両サイド6面と前後のパネルは2重構造になっていて、メッシュにすることができます。全面解放することで、風の通りが良く、暑い夏もテント内でも快適に過ごせます。
裾にはスカートがついているので、寒い冬や風の強い日にも侵入を防いでくれます。
また、メッシュにできることで虫の侵入も防げて、小さいお子さんがいる家庭でも安心してテント内でお子さんのお昼寝タイムを確保できるのもファミリーに人気な特徴です。
【②シェルターとしても利用でき大人数向き】
フライシートの大きさは高さ620×320cmで、インナーテントを使わなければ大人8〜10人入っても過ごせるスペースがあります。
インナーテントを入れても4人家族の我が家では、ゆとりを持ってお籠りキャンプができました。
キャンプでは急な天気の変化もあるので、雨でもテント内で快適に過ごせる空間があるだけで、キャンプのしやすさが変わってきます。
【③ドアパネルを広げることで日よけタープのようにも出来る】
アルニカはドアパネルが跳ね上げられるようになっていて、タープがなくても日陰を作ることができます。3枚のドアパネルを繋げて跳ね上げられるので、かなりの大きさになり、テントとも繋がっているのでかなり快適です。
実際に我が家はアルニカでキャンプへ行く時にはタープを使っていません。
跳ね上げ用にポールはついてこないので、別で用意するのを忘れずに。160cm〜180cmあるといいですね。
ちなみにアルニカのポールはブラックと濃いめのグレーなので、新しく購入する場合には色を合わせるのがおすすめです。
DODのポールがおすすめ!正面の跳ね上げは180cm〜190cmはあるといいかな!サイドは170でも良いね。
【④出入口が多く広いスペースが取れるのでテント内でも移動しやすい】
メッシュになる部分(両サイド6面&前後)は全て出入り口にすることが可能です。どの面もドアパネルをまとめられるようになっています。
出入り口が多いのでテント内の移動も楽で、いろいろなレイアウトに挑戦できるし、その日の風向きや隣のサイトとの兼ね合いもあまり気にせずに過ごせます。
【⑤遮光PU加工や耐水性など機能性が良いのに高コスパ】
フライシートには耐水圧3,000mmで大雨にも対応できる素材が使われていて、撥水加工やUV加工もされています。特に日差しを軽減してくれるのは夏キャンプには必須!涼しく過ごせるのはポイント高いです。
前後のパネルは下部にベンチレーションがついていて、換気ができるようになっています!
スカートもしっかりついているので寒い時期も冷気対策ができるのは安心ですね。
そんな機能もたくさん備わっているのに10万円以下というコスパの良さがなんといっても魅力的です。2023年1月に値段改定があり少し値上がりしましたが、それでも同等の他ブランドテントと比べるとかなりお手頃です。
アルニカの基本情報
アルニカはサバティカルも謳っているように、「確かな安心感が備わった全部入りのファミリーテント」です。
【アルニカの購入方法や抽選方法は?】
購入方法は基本的には直営店(A&F)での抽選販売で、WEBエントリーでの抽選や店舗限定での抽選会となります。
日程や場所など、詳しくは随時更新される公式サイトのNEWSを確認してください。
ちなみに当選した場合には、基本的に店頭での入金受け渡しのため実店舗へ行く必要があります。
入金は店頭へ行く必要がありますが、商品自体は発送してもらえます。
20kgあるので料金がかかるけど郵送がおすすめです。
我が家は3回目での当選で、嬉しすぎて入金へ行った際にその足で主人が背負って持って帰りました!(笑)
【スペック】
現在2023年3月の値段は¥99,800 (税込)です。
転売ヤーが正規の1.5倍や2倍と高価格で販売している場合もあるのでネットから購入する場合は注意してくださいね!
値段 | ¥99,800 (税込) |
収納サイズ | L81cm×W42cm×H35cm |
重量 | 総重量20.5㎏(ポール5.8㎏、ペグ1.9㎏) |
本体素材 | ルーフ 210Dポリエステルオックス 遮光PU加工(耐水圧3,000mm)・撥水加工・UV加工、ウォール 75Dポリエステルタフタ・PU加工・撥水加工・UV加工 |
インナーテント | ウォール 68Dポリエステルタフタ/ボトム 210DポリエステルオックスPU加工(耐水圧1,800mm) |
メインポール(長) 2本 | A6061 Φ17.5mm |
メインフレーム(短) 2本 | A6061 Φ16mm |
ブリッジポール 2本 | A6061 Φ13mm |
ペグ 24本 | スチール 20cm |
3.5mロープ 4本 | ポリプロピレン Φ4mm |
2.5mロープ 8本 | ポリプロピレン Φ4mm |
収納用袋 | 210Dポリエステルオックス |
アルニカの設営方法
アルニカは構造がシンプルなので、部品も少なく初心者にも比較的設営しやすいです。
サイズが大きいので1人で建てるには少し大変ですが、我が家は主人メイン、私は子供たちの相手をしながらのお手伝い程度でも、約30分ほどで設営が完了しました。
基本の建て方を紹介していきます。
【①フライシート(本体)を広げる】
袋からフライシートを取り出し、サバティカルの文字が上になるように広げます。
この時テントはどっち向きに建てたいのか、どこの面を入り口にするのか、大まかに決めていて、形を整えるとペグを打つ時に移動が少なくてすみます。
【②メインフレームにポールを通す(4本)】
メインフレームは4本あります。
- メインフレーム短(全部がブラック):2本
- メインフレーム長(両サイドがグレー):2本
メインフレームの差し込み口に色の印のテープがついていますが、順番は「短長長短」と覚えておくとスムーズに差し込みができます。
フレームのセットの仕方は
①メインフレームをスリーブに通す
スリーブ反対側から出てくるまで差し込みます。どちらから差し込んでも大丈夫です。
②フレーム両端にテントのクリップを差し込む
フレーム本体にフライシートについているクリップを差し込みます。
この作業が一番大変。フレームがかなり固く、「壊れるのではないか」「間違っているのではないか」と思うほど固いです。
我が家ではこんな力技じゃないんじゃない?と夫婦2人で迷いながらも、最後にはやはり力技でなんとか差し込めました!
クリップの差し込みができたら、片方にアジャスターがついているので調整してください。
③フレームにフックをかける
フライシートとフレームが安定するようにフックをかけます。
立ち上げてからだと女性は手が届かないこともあるので、この時にやっておくのがおすすめです。
①②③をフレーム分4回行います。
1人の場合は短長長短の順番で、2人の場合は2人とも短長、もしくは長短の順番でセットしてください。
(クリップをセットするとフレームが曲がっていくので、順番が大切)
【③コーナーにペグダウン後立ち上げる】
テントをしっかり張るのに大事な工程です。
①フレームが同方向に重なるように倒す
フレームを同じ方向に重ね倒します。
②フレーム末端のコーナーにペグを打ち込む
ビルディングテープをしっかり伸ばし、1番下にあるフレーム端末(メインフレーム短)のコーナーにペグを打ち込む
ペグが打てたら、テントを立ち上げます。(2人で行うのがおすすめです)
③前後のコーナーにペグを打ち込む
片方を打ち込んだら、反対側のフレームを引っ張り、反対側もペグで打ち込みます。
【④ブリッジフレームのセット(両側2本)】
テントに強度を持たせるフレームを取り付けます。
①グロメットにポール先端を差し込む
メインフレーム短のスリーブについているグロメットに先端を差し込む
抜けないように反対側も差し込む(反対側もメインフレーム短についています)
③5ヶ所のフックをかける
フレームと本体をフックで固定します。
【⑤ボトム全てのペグ打ち込み(6ヶ所)】
残り全てのペグダウンを行います。
片側から順番に3ヶ所打ち込み、次に反対側のペグを打ち込みます。
反対側を打ち込む時には、ビルディングテープがしっかりと張るように引っ張ってください。
【⑥張り網の取り付けとペグの打ち込み(12ヶ所)】
張り網は風で飛ばされないようにロープで固定することです。
①各フレーム(4本)に2.5mのロープを取り付ける(両側8ヶ所)
②メインフレーム短の上部に3.5mのロープを取り付ける(前後4ヶ所)
③全てをペグダウン
④自在を調整する
ロープは全て張らなくてはいけない訳ではありません。
天気によって、また慣れてきたら調整してみると設営がより簡単になります。
インナーテントを使わない場合にはここで設営完成です!
【⑦インナーの吊り下げ】
インナーテントを使用するときは、インナーの吊り下げが必要になります。
①フライシートの天井とインナーテントを固定する
フライシートの天井部にあるリングに、インナーテントフックを引っ掛ける
(サバティカルのロゴがある面が正面になります)
②インナーテントを広げる
手前にあるボトムコーナーフック(4ヶ所)を本体のリングに引っ掛け、アジャスターで調整します。
後ろはテープループ(2ヶ所)になっていて、本体を固定したペグに引っ掛け、アジャスターで調整します。
【⑧パネルの跳ね上げ】
ポールを使うことでキャノピーにすることができます。
①側面中央のパネルにある接続部分を出し、上部フックをリングに引っ掛ける
②接続部分と左右のパネルのグロメットを合わせてポールで跳ね上げる
③ロープとペグで固定する
前後のパネルも両サイドにグロメットがあるので、跳ね上げることが可能です。
我が家は別のテントのポール(DODワンポールテント)で使っているポールを使っています!
公式YOUTUBE
まとめ:初心者にもベテランキャンパーにもおすすめのアルニカで快適キャンプライフを送ろう
いかがでしたか?
アルニカの魅力は伝わったでしょうか。
テント選びで迷っている人にぜひ検討してみてもらいたいサバティカルの「アルニカ」。
抽選で手に入りにくいのがネックではありますが、1度使ったら快適さやデザイン性、機能性で買ってよかったと感じること間違いないです。
初心者にもベテランさんにも相性のよい2ルームテントで、快適なキャンプライフを送りましょう。