【キャンプ場スタッフ監修】自然の中でのんびり楽しめるキャンプ!しかしあたたかくなってくると出てくる虫……。残念ながらキャンプと虫は切っても切り離せないものです。
今回は、キャンプ場にはどんな虫がいて、どんな道具が虫除けに効果的なのか、さらに刺された時はどうしたらいいのかまでを紹介します。
虫除け対策は特に初心者キャンパーの人には必ず知っておいて欲しい知識ですので、最後まで読んでみてください。
いますぐおすすめの虫除けグッズを知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
キャンプをしていると虫が出るんですよね?自然は楽しみたいけれど、虫が少し苦手です。どんな虫除けの対策が効果的ですか?おすすめのグッズなんかあれば紹介して欲しいです!
まかせて!キャンプには必須の虫除け対策だね。今回はキャンプにおすすめな虫除けグッズや対策、虫に刺された後の処置の方法などを紹介するね♪
有野実苑オートキャンプ場にも夏になると虫は出ます!自然で楽しむからには虫はどこのキャンプ場でも出てしまうものですよね。効果的な対策をしてキャンプを楽しんでください。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
初心者キャンパー必見!キャンプ場の虫除け対策
春・夏キャンプは気候もよく、キャンプを快適に過ごすのにおすすめの季節です。しかし同時に虫がでてくるシーズンでもあります。
折角の楽しいキャンプ中に虫に刺されたり、気分を害されたりするのは、できれば回避したいところ。
キャンプ場での虫除け対策には、対策したい虫によってさまざまな方法があるので、どんな虫から身を守りたいかわかっていると対策しやすいでしょう。
【キャンプ場でよく見かける虫たち】
虫たちの中には刺されると厄介な虫から、そこまで害はないけど寄ってきてほしくない虫などさまざまな種類がいますが、キャンプ場でよく見かける虫を紹介します。
ここから先はキャンプ場に出やすい虫の写真が出てくるので、苦手な人は注意してスクロールしてね!
■蜂(ハチ)
蜂にも色々な種類がありますが、代表的なもので「ミツバチ」や「スズメバチ」「クマバチ」「アシナガバチ」などがいます。
特に注意してほしいのがスズメバチやオオスズメバチなどの攻撃性の高い蜂で、3月から11月頃までが活動時期と知られています。
特に6月から10月の間は凶暴で攻撃性が高い時期のため、もし見かけた場合は刺激をしないようそっとその場を離れましょう。
食べ物のにおいで寄ってくることも!
●ハチに刺されてしまったらどうなる?対処法
刺されると腫れとともに激しい痛みを感じ、2回以上刺されてしまうと最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので、十分に気を付けてくださいね。
もしキャンプ場で刺されてしまったら、すぐにポイズンリムーバーを使って毒を吸い出す、または傷口を絞りながら清潔な水で洗い流すようにしましょう。刺されて30分以内に処置することが大事です。
2回以上刺されてしまった場合は必ず病院を受診してください。
■蚊(か)
蚊はキャンプなどのアウトドアシーン以外でもよく見かける虫で、蚊のせいで夜よく眠れない……なんて経験をした人も多いのではないでしょうか?
蚊の活動時期は4月から11月頃までとされており、夏だけではなく春や秋にも見かけることがあります。
特に水辺付近に発生しやすく、川や湖など水の溜まっている場所が近い場合は特に注意しましょう。
●蚊に刺されてしまったらどうなる?対処法
刺されるとその部分にかゆみが生じたり、かきむしると腫れあがることもあります。
刺されたことに気がついたら蚊の唾液を石鹸で洗うのも効果的です。
そしてなるべく掻かずに冷やして、痒み止めの薬を塗りましょう。
温めることが良いという情報もあるけど、低音火傷のリスクもあるし、人によっては痒みが増すことも!基本は冷やそう!
■アブ・ブユ(ブヨ)
アブもブユも元を辿ればハエの仲間で、基本的に自然が多くきれいな川や池の周辺に発生する虫です。
都市部ではあまりみかけないのに、キャンプや登山などのアウトドアシーンで出くわして驚いたという人も多いでしょう。
アブは6月から9月頃、ブユは3月から9月頃が活動時期です。
黒などの濃い色に反応し、動くものに寄って来きます。パニックになって動きまくると、かえって寄せ付けることになりかねないので冷静に対処しましょう。
●アブ・ブユ(ブヨ)に刺されてしまったらどうなる?対処法
どちらとも皮膚をかみ切って吸血するタイプの虫です。嚙まれると痛みや出血を伴い、しばらくすると異常なほど痒みを感じるでしょう。ひどい人は発熱することも。
もし刺されたらポイズンリムーバーを使って毒素を絞り、清潔な水で洗ってください。悪化することがあるので、ひどい場合は
アブやブヨは冷やすのではなく温めると痒みが軽減することがあるよ!抗ヒスタミン薬やステロイド薬を塗って治そうね。
■蛾
蛾は不快害虫として知られており、幼虫期には毒針をまとった姿が多いです。刺されると痛みや痒みが伴います。
光に寄ってくるので、キャンプをする時間帯の中でも夕方から夜にかけて発生し、寄ってきます。
●蛾に刺されてしまったらどうなる?対処法
中には成虫でも毒針毛という産毛のようなものがついている蛾もいます。蛾に触れた部分に毒針毛が刺さり痒みが強く残ります。
基本は刺された場合は触ったり擦ったりなどせず、テープなどで毛を取り除くか流水でやさしく洗い流しましょう。
虫寄せのライト(殺虫灯)を効果的に使おう!
■蝿(ハエ)
ハエはアブやブユなどの虫に比べると、刺したり噛んだりすることがないため一見人体には無害に見えます。
ですが、ブンブンと周りを飛んだり食べ物に止まり不快です。さらに動物のフンやトイレなど汚い場所を好むので、病原菌がついた四肢で食べ物や食器に触れられると思うと、考えただけでゾッとします。
ハエは気温が高くなる春から秋初旬にかけて活発に活動します。特に夏場は食材も傷みやすく、少し目を離した隙に寄ってくるので、食べ物を放置せずにすぐに片付けることが大切です。
■カメムシ
カメムシは触ってしまった時のその臭いの強烈さのイメージが強いと思います。
活動期は春から冬近くまでとほぼ1年中です。秋など寒くなってくる季節は日当たりのいい場所にあるもぐりこめそうな部分を好んで狙ってくるため、テントのジッパーの返し口や、外に置いておいた衣服、タオルなどにつくことが多いです。
あわてて払うと強烈な臭いをお見舞いされますし、殺虫剤などをふっても驚いて臭いを噴射します。そのため、カメムシが寄ってこないようにあらかじめ対策することが鍵です。
カメムシにはハッカ油が効果的と言われています。
事前にハッカ油スプレーを作っておくといいですね。
有野実苑オートキャンプ場にも、ハエやカメムシを見かけるよ!身体への物理的な害はないけど、見つけると嫌だよね。でも、あらかじめ対策すれば寄せ付けないようにすることも可能だよ!次に紹介する虫除け対策・グッズを見て参考にしてね!
効果的な虫除け対策!キャンプ時の服装や対策は?
全般的な虫除け対策としては、
- なるべく肌を露出しない
- 虫除けスプレーや線香などの虫除けグッズを使用する
- 虫が好んで集まるランタンをテントから少し離れた場所に設置する
などがあります。
衣服に関しては夏場でも長袖のトップスにしたり、薄手の上着をはおったり、靴下をはくようにしましょう。ボトムは短パンやスカートよりはズボンを履いたほうがいいですね。また、黒や濃い色は虫が寄ってきやすいので、白っぽい服がおすすめです。
タオルなどで首元を覆うのもおすすめです。
蚊取り線香、虫除けもおすすめですが、焚き火の煙なども虫が嫌がるものの1つです。
焚き火をするときは、ほんの少しでも煙を浴びておくと虫除けになるでしょう。
キャンプ時におすすめの虫除けグッズ
虫除けグッズといってもピンからキリまであり、キャンプをするにあたってどの虫除けグッズが効果的なのかいまいちよくわからないですよね。
以下では、実際にキャンパーたちが使っている蚊取り線香からスプレータイプの虫除け、殺虫灯などおすすめのグッズを紹介します。
【蚊取り線香】
■富士錦 パワー森林香(赤色) 30巻入り
防虫線香としておすすめなのがこの「富士錦 パワー森林香」。蚊はもちろん、ハエやアブ、ブユにも効果的です。
他にもいろいろな虫に効くとの口コミもあり、キャンプにいくならまず検討したい商品です。
デメリットとしては匂いがきつく感じたり、苦手に思う人がいるところ。成分にあるメトフルトリンは殺虫効果が高く、人体に影響の少ない成分で安全性が保障されており、大人はもちろん子供も安心して使えます。
森林香使ってるキャンパーは多いねぇ!テントやタープ周りに置いたり、テント内であらかじめ炊いて寝る前に外に出すといいよ!
容量:30巻入り
燃焼時間:約5時間 適用害虫:ユスリカ、チョウバエ、アブ【ランタン・殺虫灯】
■カメヤマオイルランタン「灯匠(とうしょう)
カメヤマオイルランタン「灯匠(とうしょう)」は、照明器具としてだけでなく、専用のウォーマーと虫除けマットを使うと虫除けができる便利なオイルランタンです。
虫除けマットは、人体に安全性の高いピレスロイド系薬剤(メトフルトリン)を使用しているので、安心して使用できます。
電源を必要としないので、キャンプやガーデニングでも便利。煙が出ないのも特徴です。
■MAGNA(マグナ) 電撃殺虫器 LEDライト ランタン 充電式 大容量 2000mAh
殺虫灯は、光に寄ってくる蛾や羽虫などを寄せ付けて電気で退治するアイテムで、夜にテントや人のいる場所に群がるのを防ぎます。
MAGNAからでている電撃殺虫器は、LEDライトと低電圧の電撃殺虫グリッドがあわさっており、LED部分のシェードはシリコン製でフニフニと柔らかいので割れたりせず、殺虫グリッドの部分は低電圧のおかげで虫が感電するバチッという音もなく静かに撃退できるのでおすすめです。
完全防水なので水洗いできるものポイント。
懐中電灯やテーブルライト、収納型のフックやカナビラで吊り下げるなどさまざまな用途で使えるよ!それと、一応ガードはあるけれど殺虫グリッド部分は小さい子の指はスッと入ってしまうので、触れないように大人が気をつけておこう!
バッテリー:ランタン/20時間、電撃グリッド/15時間
重量:204g サイズ:8.8×8.8×13 cm その他:充電式、IPX6防水機能搭載【虫除けスプレー】
■フマキラー 虫除け スプレー ヤブ蚊バリア 480ml
フマキラーの虫除けスプレー「ヤブ蚊バリア」は、体ではなく地面や茂みに噴射するタイプの虫除けです。
作業スペースや、テントの周りに散布しておくと虫が寄ってこなくなる優れもの。蚊のみならずダニやブユなどにも効果があります。
効果持続時間が最大8時間ですが、風が強い日などは効果が薄れるのでこまめに使いましょう。
水性タイプの成分だから、キャンプ場の植物や地面に使っても影響が少ないから安心して使えるね。
効果時間:約8時間
内容量:480mL サイズ:6.6cm×6.6cm×23.8cm■天使のスキンベープ 虫除けスプレー イカリジン ミストタイプ 200ml
フマキラーの「天使のスキンベープ」は、肌につけるタイプの虫よけスプレーです。
ヒアルロン酸配合だったり、香りがベビーソープの香りだったりと従来の虫よけスプレー独特の香りが苦手な人にもおすすめのアイテムです。
子供から大人まで使うことができるので、ファミリーキャンプなどにはこれを持っていくといいでしょう。蚊やマダニに効果があります。
紹介したミストタイプのほかに、エアゾールやジェルタイプもあるよ!
効果時間:6~8時間
内容量:200mL 適用害虫:蚊成虫、ブユ、アブ、マダニ■パーフェクトポーション(perfectpotion) アウトドアボディスプレー エクストラ125ml
オーガニックアロマのオーストラリア発のブランドperfectpotion(パーフェクトポーション)からでている「アウトドアボディスプレー エクストラ」は天然素材で作られたボディスプレーで、虫が嫌うミントやユーカリオイル、シトロネラなどを配合しています。
香りも爽やかで、6か月以上の子供に使用することができます。
天然素材100パーセントだから、敏感肌の人にもおすすめできるよ!
私は身体にはパーフェクトポーションのボディスプレーをよく使ってます!子供にも使えて、家族みんなで使えるからビックサイズをいつも購入してます。ハッカタイプもおすすめ♪
内容量:125mL
【ハッカ油】
■日本製 天然ハッカ油(ハッカオイル) 200ml
天然ハッカ油は虫が嫌うペパーミントの香りです。
ブユやアブ、ヤスデなどの虫に効果的で、ハッカ油をつかった虫除けレシピもいろいろとでているので、自作でスプレーを作ることもできます。キャンプ場でミントの香りのするキャンパーはとても多いですよ!
他にも消臭効果などあるため、キャンプで出たゴミに少量垂らしておくのにも使えます。
天然成分とはいえハッカ油の原液は刺激が強いため、油のついた手で目をこすったりしないよう気を付けよう。皮膚トラブルも起こるし、服につくとシミなることも!
内容量:200mL
有野実苑スタッフのおすすめは赤ちゃんにも使えるハッカ油!
有野実苑オートキャンプ場にもさまざまな虫がいますが、ハッカ油は多くの虫を寄せ付けない効果があるようで、ゴキブリやムカデ、ヤスデ、ブユをはじめとしたさまざまな虫に効くと言われています。
そのため多くのキャンパーがハッカ油を好んで使っているので、暖かくなってくると、すれ違うキャンパーたちからもミントの香りがします。
ハッカ油スプレーをみなさん作って使ってるんですね♪
ハッカ油は特にカメムシに効いているように感じています!ハッカ油スプレーは、カメムシがよく出る有野実苑のキャンプ場でも大活躍!
虫除けスプレーは赤ちゃんや子供に使うには強すぎて心配という人には、ハッカ油で虫除け対策をするのをおすすめします。
ハッカ油スプレーもいいですが、おすすめなのはハッカ油とワセリンを混ぜた塗るハッカ油バーム。小分け容器に移したワセリンに数滴ハッカ油を垂らして混ぜるだけなので、作るのも簡単です。
作り方は簡単!詳しくは以下の記事を読んでみてね!
アブやブヨの天敵?!おにやんま君
「おにやんま君」とは、電池や薬品を使用しないためエコで安全な虫除けグッズとして注目されています。
アブやブヨ、スズメバチにとってはオニヤンマは天敵であり、虫たちはオニヤンマを認識し警戒しています。そのため、オニヤンマにそっくりな「おにやんま君」を見ると逃げるようです。
また、身に付けているだけで効果があるため、キャンプや釣り、登山などにぴったりな虫除けグッズです。
詳しくはおにやんま君の記事をチェックしてみてくださいね!
痒い!痛い!キャンプ場で虫に刺されてしまったら?
もしもキャンプ場で虫に刺されたり、噛まれた場合はすぐに対処をすることで悪化を防ぐことができます。
蚊の場合は、ムヒなどのかゆみや湿疹にきく塗薬を塗りましょう。アブやブユの場合はかゆみとともに痛みも感じるため、刺された部分を水で洗い流し、ステロイド系の塗薬を塗りましょう。
やってはいけないこととして挙げられるのは、傷口を強くかいたり、不用意に触ることです。
そうすることで、傷口がさらに傷ついたり、ついている毒が広がる可能性があるので、刺された場合はすぐに洗い流し、患部が腫れるなどした場合は十分に冷やしましょう。
また、蜂やムカデなど強力な毒をもった虫に刺された場合は、ポイズンリムーバーを使いましょう。
ポイズンリムーバーの使い方としては、先端部分を虫に刺された箇所にあて、取っ手を引くことで皮膚にはいっている毒を吸い出します。そのあとは清潔な水で絞り洗いするとより効果的です。
噛まれた場合はもちろん、毛虫などに刺されたあとにも効くので万が一のためにも1つは用意しておくといいでしょう。
まとめ:虫除け対策万全でキャンプを快適に楽しみましょう!
これから暖かくなっていきキャンプシーズンが訪れるにつれ、過ごしやすい気候とともにキャンプ場にはいろいろな種類の虫がでてくるでしょう。
虫除け対策をしていても、100パーセント虫が寄ってこなかったり噛まれたり刺されたりしない保証はありませんが、何もしない無防備な状態に比べれば確実にいいのは間違いありません。
どんな虫を防ぎたいのか、場面や場所によっても変わってきますが、それぞれにあった虫除け対策をしてキャンプを楽しく過ごしてくださいね。
以上、おすすめの虫除け道具や対策方法、虫刺されの処置の紹介でした。