【キャンプ場スタッフ監修】キューバサンドはサンドイッチの一種で、キューバ発祥の料理です。
簡単に作れる手軽さと美味しさから世界中で人気があり、近年ではサンドイッチの一種としてアウトドアシーンで作る人が増えています!
今回はそんなキューバサンドが有名になったきっかけや、絶品レシピをキャンプ歴10年以上のベテランキャンパーのHITOMIさんに紹介してもらいます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
今話題のキューバサンドってどんな料理?簡単に作れるけど本格的なレシピあれば知りたいです
まかせて♪キューバンブレッドを使えば本格的な味が楽しめるけど、バゲットでも美味しく作れるよ♪今回はキューバサンドの絶品レシピやおすすめのホットサンドメーカーをベテランキャンパーHITOMIさんが紹介していくね!
基本のキューバサンドはハム、ローストポーク、チーズ、ピクルスなどが使われた食べ応えのあるサンドイッチ。具材の組み合わせや作る工程によってさまざまな味わいが楽しめるからアウトドアで料理するのもおすすめですよ!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
キューバサンドってどんな料理?
キューバサンドはキューバ系移民がアメリカのフロリダ州で広め、独自に進化させたサンドイッチのこと。キューバンブレッドといわれる細長く白いバゲットのようなパンに、一般的にローストポークやハム、チーズ、ピクルスをはさんで焼いたホットサンドの一種です。
日本ではなかなかキューバンブレッドが手に入らないため、形や食感が似ているバゲットで代用して作ることが多いよ!
パンの内側と外側にバターを塗ってしっかりプレスし焼いているので、香ばしいかおりとカリカリとした食感がたまらない一品。
また、中のトロトロチーズにボリューム満点なローストポークがとても合い、それだけでお腹にずっしりたまる満足感高いホットサンドです。
焼く前は一見、サブウェイにありそうなサンドイッチですが、表面にバターを塗ってしっかり潰し焼きしているのがキューバサンドのポイントです!
【映画「シェフ」で一躍有名に】
他民族の国アメリカで、もともとキューバ人やその他の移民労働者たちがフロリダ州のマイアミに持ちこんだとされるローカルフードのキューバサンド(サンドウイッチ・クバーノ)。
そんなキューバサンドが世界から注目されることとなった火付け役ともいえる映画、それが『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』です。
アメリカで大ヒットした本作は、日本では2015年に公開。
公開後、あまりの人気から日本のカフェなどでもキューバサンドを出すお店が増えたといわれてるほどです。
簡単なあらすじを説明すると……
ロサンゼルスの一流有名レストランの総料理長だったシェフ、カールがレストランの経営方針に合わないことからクビに。
そんな彼が再起をかけ、「これは絶対に売れる!」と作り始めたのが、別れた元妻の故郷キューバの名物のクバーノ(キューバサンド)。
中古のキッチンカーに夢と希望を詰め込み、自身の息子とともにクバーノを売りながらアメリカ横断の旅をする、料理と家族愛があふれる心温まるハートフルロード&フードムービーです。
とにかく映画を見ていただければわかるのですが、調理シーンがとにかくおいしそう!
なかでもとりわけ印象に残るのがキューバサンドというわけです。
画面の中から匂いまで感じ取れてしまいそうな魅力的な調理シーンは必見ですよ。
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』を見たら、絶対にキューバサンドが食べたくなること間違いなし!
キャンプの夜に自然を満喫しながらムービーナイトを過ごすのもおすすめ。
電子機器を使わず、自然と向き合うキャンプも日ごろの疲れをリフレッシュできるので素敵ですが、自然の中だからこそいつもと違った環境で観る映画も新鮮な気持ちで観れますよ♪
絶品キューバサンドの作り方
調べれば調べるほどどんな味か気になるキューバサンド。
それでは早速作ってみましょう!
【王道!キューバサンド作り方手順】
・バゲット 20cm程にカットしたもの(本場はキューバンブレッドを使用)
・バター 適量
・マスタード 適量
・ピクルス スライスしたもの2~3枚
・チェダーチーズ 1枚
・ハム 2枚
・ローストポーク スライスしたもの2~3枚
ローストポークはコストコなどにある市販のものでも大丈夫です!
しかし、キューバサンドの要ともいえる食材なので、「本場の味に近づけたい、映画のサンドを再現したい!」という方は、ぜひご自身で1から調理してみてくださいね♪
■手順1:メイン具材の1つ、ローストポークを作る
・豚肩ロースブロック400g
・塩 小さじ1
・胡椒 少々
・ニンニク 1~2かけ
・オレンジジュース 170ml
・オリーブオイル 大1
・はちみつ 大1
・ローズマリー 適量
・タイム 適量
※ローズマリーやタイムは風味づけのため、なくてもOK
1.豚肩ロースにフォークなどで全体的に穴を開け、塩胡椒を全体にすりこみます。
2.ニンニクはスライスし、その他の材料全てと工程1の豚肉をジップロックに入れ丸1日冷蔵庫で漬け込みます。
3.火の入りをよくするため、冷蔵庫からだして30分ほどおき常温に戻します。
4.フライパンに油をしき、豚肉の表面に焼き色をつけていきます。
5.焼き色が付いた豚肉を180℃に余熱したオーブンで20分~30分焼いて中まで火を通していきます。
6.オーブンから取り出したらアルミホイルで全体をしっかり包み、そのまま余熱で寝かせてさらに火を通します。
7.お好みの厚さにスライスしたら完成!
手作りのローストポークは美味しい分少し手間がかかるので、キャンプでキューバサンドを作るときは、あらかじめ自宅で仕込んだものを持っていくのがおすすめ!
■手順2:バゲット下準備
バゲットが開くよう間に切り込みを入れ、中にバターをぬっていきます。
バターをぬったパンの内側を、1度フライパンなどで軽く焼きます。
バターのかおりで強くなり軽く焦げ目が付いたところで、内側にさらにマスタードを塗ります。
■手順3:サンドの具材をつめる
半分に切ったチェダーチーズを並べ、その上にハム、ローストポーク、ピクルスを重ねていきます。(並び順は好みで変えてOK )
■手順4:焼く
具をサンドしたバゲットの外側両面にバターをぬっていきます。
キューバサンドメーカーにそのまま挟み、しっかりプレスし両面を焼いていきます。
バターが染み込み、焼き目がくっきりついたら完成です!
そのまま丸々かぶりつくもよし、ハム×ローストポークでボリュームが結構あるので、切り分けて仲間とシェアするのもよし。
トロトロのチェダーチーズに食欲をそそるバターの焦げた香ばしいかおり。
アツアツのうちに食べるのがおすすめです!
キューバサンドメーカーをお持ちでない場合は、フライパンでも代用できます。焼いている間は、フライ返しでバゲットを上からしっかりと押さえつけ、焼き色をつけていくのがポイントです!
キューバサンド用のホットサンドメーカーがおすすめ!
キューバサンドはフライパンやグリルなどの調理器具でも作ることができますが、せっかくならキューバサンド用で作ってみませんか?
キューバサンド専用の横に長いホットサンドメーカーなら、簡単かつ綺麗に焼き目がついたキューバサンドが完成します。
また、その大きさから横に2枚食パンを並べることができるため、一気に2つのホットサンドを作ることも可能。
家族が多かったりグループキャンプの時はとても便利ですよ。
キューバサンドのパン部分を食パンで代用し作ってみました。本場の見た目とは少しかけ離れていますが、パンの部分がバゲットより柔らかいので、小さなお子さんは食べやすいかもしれません。
その他、お肉や魚、野菜などの食材も美味しく焼けるのがキューバサンドメーカーの魅力のひとつ。
プレートを外せるタイプはそれぞれがフライパンのように使え、焼き目をつけるための波状の溝の部分に余分な油が落ちるので、お肉をグリルするのにも最適です。
いろいろな用途に使えるので、1つ持っておくととても便利なアイテム。
【HIGHMOUNT キューバサンドメーカー】
筆者も愛用しているHIGHMOUNTのキューバサンドメーカー!
今回紹介するなかでも重量がありますが、その分耐久性もあり、キューバサンド以外にもいろいろな食材を焼くのにもおすすめ!
・サイズ:約245×350×35mm(IH版:約250×360×40mm)
・重量:約810g(IH版:約1,100g)
・材質:本体/アルミダイキャスト(フッ素樹脂加工) 柄/ステンレススチール、フェノール樹脂
【キャプテンスタッグ キャストアルミ ホットサンドトースター】
キャプテンスタッグからでた「キャストアルミホットサンドトースター」は、斜めじゃなく縦に焼き目がつくスタイル。
ホットサンド2枚焼きが可能で、フッ素加工がされているため他の食材を焼いてもくっつきにくいのが魅力。
・サイズ:約245×360×35mm
・重量:約630g
・材質:アルミニウム合金、表面加工/ふっ素樹脂塗膜加工、取っ手/フェノール樹脂(耐熱温度150度)、取っ手金具/ステンレス鋼
【Perminia ホットサンドメーカー 直火 2枚焼き】
軽量で手入れがしやすいため、持ち運びにもおすすめの2枚焼きホットサンドメーカー。
直火にあてて焼き上げるホットサンドはもちろん、キューバサンドやソーセージを焼いてキャンプ飯を楽しもう!
・サイズ:約355×242×30mm
・重量:約585g
・材質:アルミニウム合金
他にもおすすめのホットサンドメーカーが知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:キューバサンドでキャンプ飯のホットサンドレパートリーを増やそう
ホットサンドは朝食によく作っていても、キューバサンドはまだ未経験というキャンパーさんは多いのではないでしょうか。
それぞれの素材のうま味がギュッと濃縮され、お腹にしっかりたまるボリューミーなキューバサンドは、1度食べれば必ずハマるアメリカの味です!
ご自身でアレンジしてもいいですし、ローストポークさえクリアすれば、普通のホットサンドを作る要領であっという間に完成するので、気軽にトライできますよ。
キャンプ飯のレパートリーにキューバサンドを取り入れて、ぜひ次のキャンプで作ってみてくださいね♪
キューバサンド、今僕が1番食べてみたいキャンプ飯だよ〜!!みんな作ってみて♪