【キャンプ場スタッフ監修】キャンピングカーをはじめとした車中泊キャンパーが増えるにあたって、2012年に日本で第一号のRVパークが開設されました。
キャンプ場に行かなくても公的に車中泊ができる施設のため、RVパークを利用することによってもっと気軽にキャンプが楽しめるのも魅力です。
今回はRVパークの利用メリット・デメリットから、利用方法、注意点などを紹介していきます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
車中泊キャンプをするのが好きなんですが、RVパークってどんな施設なんですか?キャンプ場との違いも知りたいです
まかせて!RVパークは10年以上前からある施設だけど、最近より注目されるようになったよね♪車中泊を楽しむ人たちがより快適に過ごせる施設として年々利用可能なRVパークも増えていってるよ!今回はRVパークについてキャンパーのZenさんに詳しく紹介してもらうね
車中泊が注目されていますが、RVパークを利用する人も増えています。しかし、RVパークという名前は知っているが、どういった施設なのか知らない人も多いのではないでしょうか?今回はそんな人のためにRVパークを紹介します。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
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※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
RVパークとは?安心して車中泊ができる専用施設
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RVパークとは、一般社団法人日本RV協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設のことです。
道の駅や温泉施設などでRVパークの設置が進んでおり、2024年1月現在で全国で400件以上あります。
これからもどんどん増えていきそうですね!
キャンピングカーだけでなく、普通車の利用も可能です。
RVパークの施設リストは以下の「くるま旅クラブ」のホームページから検索できます。
車中泊を楽しみたい人は、ぜひ目的地のRVパークを検索してみてください。
【RVパークは日本RV協会の設定した条件を満たしている必要がある】
施設の要件として、以下の条件を満たしている施設がRVパークとなります。
①ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)
②24時間利用が可能なトイレ
③100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)
④入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
⑤ごみ処理が可能
⑥入退場制限が緩やか(いつでも出入り可)
⑦看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
⑧複数日の利用が可能
引用:日本RV協会認定車中泊施設「RVパーク」|一般社団法人 日本RV協会
上記の条件の他に、申請料30,000円と年間登録料10,000円/年の登録料がかかります。
日本RV協会について、取り組みやイベントについて詳しくは、「一般社団法人日本RV協会公式サイト」をご覧ください。
【RVパークとキャンプ場との違い】
利用目的の違いになります。
キャンプ場は、テントを張ってキャンプをする人向けで、RVパークは車中泊を目的とした人専用になります。
キャンプ場ではありませんので、ほとんどが、火気厳禁です。
【RVパークの利用は無料?】
RVパークの利用が無料かどうかは、場所によって異なります。
一部のRVパークは無料で利用できるものの、多くの施設では利用料が発生します。
施設によっては、予約が必要であったり、特定のサービスに対してのみ料金がかかる場合もあります。
行きたいエリアのRVパークについて、事前にリサーチしておきましょう。
【RVパークの利用には会員登録が必要?非会員でもOK?】
RVパークの利用には会員登録は必要ではありません。
一部のRVパークでは、会員限定の施設や特典が用意されていますが、RVパーク自体は非会員でも利用可能です。
RVパークを利用する際によく聞く会員名で「くるま旅クラブ会員」があります。
「くるま旅クラブ会員」とは、一般社団法人日本RV協会(JRVA)の子会社である「くるま旅クラブ株式会社」によって運営されているキャンピングカーのオーナー向けのクラブ会員制度です。
たとえば、非会員でも利用できるRVパークに加えて、会員限定で利用できる車中泊施設「湯YOUパーク」の使用が可能です。
また、キャンプ場の利用料割引、イベント入場券や割引券の提供、フェリー利用割引、提携レンタカー会社によるキャンピングカーレンタルの割引など、さまざまな特典があります。
会員になるためには、公式サイトでのオンライン登録が必要です。
会員の種類は3つあり、それぞれのタイプに応じた年会費と特典内容が設定されています。
加入は任意であり、キャンピングカーを最大限に活用したい方にとっては、加入を検討する価値があるでしょう。
「くるま旅クラブ会員」について詳しくは「くるま旅クラブ」のホームページをご覧ください。
RVパーク利用のメリット・デメリットは?
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RVパークの利用には、メリットだけでなくデメリットもあります。
キャンプ場とは違いますので、参考にしてください。
【メリット|設備が整っており専用の施設だから安全面もランダムな車中泊にくらべ安心】
RVパークの規定で、電源やトイレなどの設置が義務付けられているので、車中泊が快適にできる設備は整っています。
ランダムな車中泊に比べると安全で、電源もあるので安心です。
快適な車中泊が楽しめるため、車中泊初心者は積極的にRVパークを利用するのをおすすめします。
全国にRVパークは点在しているので、場所に制限がなく利用しやすいのもメリットですよ!
【デメリット|基本的に料理や焚き火など禁止でキャンプの醍醐味が楽しめない】
焚き火を目的にキャンプをする人は多いと思いますが、RVパークでは基本的に焚き火や車外での調理は禁止です。
キャンプが好きで車中泊をする人には、少し物足りないかもしれません。バーベキューもできないので料理は楽しめないと考えておきましょう。
とはいえ、RVパークによっては焚き火がOKな場所もあります。
どうしても焚き火がしたい場合は、事前に焚き火がOKかリサーチしておきましょう。
RVパークの利用方法
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RVパークの利用方法はあらかじめ理解しておきましょう。
【一般的には予約なしでOK】
一部のRVパークは予約が必要ですが、ほとんどが予約なしで利用できます。
しかし、繁忙期では、事前に予約しておくことがおすすめです。
利用できる限度がありますので、予約しておくほうが安心できます。
【到着したら受付をして支払いをしよう】
RVパークに到着したらまず受付を済ませましょう。
支払いは受付時にすることが多いので、準備しておいてください。
【マナーを守っておのおの楽しい時間を過ごす】
利用するときは、マナーを守って楽しく過ごしましょう。
駐車中は、アイドリング禁止、ドアの開閉音は静かにするなど、周囲に迷惑にならないようにしてください。
ゴミの後始末など節度ある行動を心がけましょう。
RVパークを利用する際の注意点
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RVパークを利用する際に、注意すべき点をピックアップしましたので、チェックしてみてください。
【利用規約や設備などは事前に確認する】
受付時に利用規約の確認はしておきましょう。
RVパークごとに利用方法が異なりますので、事前に調べておいたり、聞いておくと困りません。
ゴミ処理が有料のこともありますので注意が必要です。
【防犯対策は万全に!】
RVパークでも防犯対策はしっかりとしておきましょう。
寝るときは、必ずドアのカギは閉めてください。
また、トイレなどで車から離れるときは、貴重品は携帯したほうが安全かもしれません。
【周りの人に迷惑がかからない楽しみ方で過ごす】
音はトラブルの1番の原因となりますので、周囲に迷惑にならないようにしましょう。
大きい声での会話や、音楽、ドアの開閉音など、不快に感じる音は出さないように注意してください。
RVパークで車中泊をするときにあると便利なアイテム
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RVパークを利用するときにあると便利なアイテムを紹介します。
【延長コード】
駐車スペースに電源がありますので、利用するときに延長コートがあれば便利です。
複数の電気製品を使用するときは延長コードを準備しておきましょう。
【エアーマット】
車中泊をするときに、エアーマットがあれば睡眠の質は高まります。
車の座席は凸凹が多いので、気持ちよく寝るのは難しいでしょう。
エアーマットがあれば、快適に寝れますのでストレスを軽減してくれます。
【アウトドアチェア・テーブル】
車内にずっといると疲れますので、外でくつろぐのにテーブルやチェアが役立ちます。
気持ちのいい日は、外で食事をするときにも用意しておけば活躍してくるでしょう。
他にも車中泊については「車中泊キャンプの魅力は?車中泊のルール・マナー、注意点やRVパークなど知っておきたいポイントも紹介!」で解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
まとめ:RVパークで気軽に車中泊を楽しもう
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今注目されている車中泊ができるRVパークを紹介しました。
快適に過ごすための装備が充実しており、入浴施設が併設されている施設もあります。
キャンピングカーだけでなく、普通車の利用も可能なので、積極的に利用してもいいでしょう。
今回紹介したことを参考にしていただき、ぜひ利用してみてくださいね。