【キャンプ場スタッフ監修】冬キャンプのキャンプ飯といえば鍋がおすすめ!
アウトドアで使う鍋を選ぶときは、焚き火でも使える直火OKの鍋を選ぶのが重要です。
今回は、キャンプで簡単に作れる鍋料理レシピ、キャンプで使う鍋を選ぶ時のポイントや、おすすめの鍋もサイズ・素材別に紹介します。
キャンプ歴10年以上、ファミリーキャンパーのAtsuさんの絶品鍋レシピも必見です!
いますぐおすすめの鍋を知りたい人は、以下のボタンからジャンプしてくださいね!
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
寒い日といえば鍋料理ですよね!キャンプでも鍋がしたいんですが、何を準備したら良いんでしょう?家で使ってる鍋を持っていても大丈夫ですか?
まかせて!体が温まる鍋料理は冬のキャンプにぴったりだよね!キャンプで鍋料理を作るときは、直火加熱OKな鍋を選ぶのがポイントだよ♪アウトドアでも使えるおすすめの鍋や、簡単に作れるレシピを紹介するね!
冬キャンプのご飯は鍋で決まり。心も身体も温めてくれる鍋料理のおすすめ鍋と、簡単なおすすめレシピを紹介します。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
寒い日のキャンプ飯には手軽に作れる鍋料理がおすすめ
寒い冬のキャンプには欠かせないのが鍋料理です。
鍋料理は、身体が温まるだけではなく、手軽に作れるということもポイントが高いところ。
キャンプ場での調理は、寒いと手がかじかんでうまく動いてくれないことはありませんか?
そんな時は、とにかく鍋に食材を入れて煮込むだけの鍋料理が最高なんです。
焚き火・直火でも使えるアウトドア向けの鍋5種類
キャンプで鍋料理をするときに使う鍋は、焚き火や直火で使えるというのが絶対条件になります。
アウトドアで使える鍋は大きく分けて5種類。
- クッカー(コッヘル)
- メスティン
- ダッチオーブン
- シェラカップ
- 土鍋やホーロー鍋などの家庭用鍋
それぞれの特徴を説明していきます。
【クッカー(コッヘル)】
クッカー(コッヘル)は、アウトドアで使うことを目的として作られた鍋です。
そのため、軽量でコンパクトに収納できることが特徴で、複数のクッカーを入れ子にして収納できるものもあります。
軽量化を図るため、アルミで作られているものが多く、少しの衝撃でも変形しやすいというデメリットもあります。
【メスティン】
長方形でお弁当箱のような形をしているのが特徴で、煮る・炊く・焼く・蒸すなどあらゆる調理に対応している万能なアイテムです。
サイズ展開も豊富で、ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広いキャンパーに人気です。
【ダッチオーブン】
主に鋳鉄製やステンレス製などの蓋つきの鍋です。
焚き火の中に入れたり炭火を蓋の上に置いたりとオーブン料理や煮込み料理が得意な鍋ですが、「煮る・炊く・焼く・蒸す」などさまざまな調理に対応しています。
厚手で蓄熱性が高く料理が冷めにくいという冬キャンプには抜群の鍋ですが、非常に重いというデメリットもあり。
中には10キロ前後の重さのものもあり、オートキャンプに適した鍋になります。
【シェラカップ】
小型でカップのような形の調理器具です。
持ち手があり、お鍋を取り分ける器に使うことが多いですが、実は火にもかけられ、大きめサイズであればちょっとした鍋料理も作れます。
大人数やファミリーでの鍋には向きませんが、ソロやデュオキャンプには重宝します。
【土鍋やホーロー鍋などの家庭用鍋】
直火OKの鍋であれば、家庭用の鍋をキャンプで使用することもできます。
いつも使っている鍋なので、調味料の分量は目分量でも失敗することはないでしょう。
しかし家庭用の鍋は携帯することを考えて作られていないため、取っ手や蓋などが場所を取ったり、衝撃で破損してしまうこともあるので、携帯には注意が必要です。
キャンプで使う鍋を選ぶ時のポイント
キャンプで鍋料理をする時は、どのような鍋を選べばよいでしょうか。
鍋選びを間違えるとせっかくの美味しい鍋がしっかりと味わえなくなってしまいます。
キャンプで使う鍋を選ぶ時のポイントを説明します。
【鍋のサイズは人数にあっているか】
はじめに考えるのは、鍋のサイズです。
家庭で鍋料理をする時のことを考えて、人数にあった鍋を選ぶようにしましょう。
一般的には、
7号鍋(約1.5L)で2〜3人分
9号鍋(約3.2L)で4〜5人分
11号鍋(約6L)で6〜7人分
と言われています。
ソロで鍋をする場合はメスティンなどでも十分ですが、人数が多くなる場合は大きめの鍋を選びましょう。
しかし、人数が多いからといって大きすぎる鍋を購入しても、ほかに使い道がなくなってしまいます。
大人数の場合は、鍋を複数準備して分けて料理をするのをおすすめします。
その方がとりわけしやすく、味を変えて数種類の鍋料理を味わうこともできます。
【鍋の素材は直火加熱OKか】
キャンプで鍋をする場合は、必ず直火OKの素材の鍋を選びましょう。
家庭用の鍋を持っていく場合は、IH専用ではないかしっかりと確認してから持っていく必要があります。
焚き火の炎で調理をする場合は、鍋にススがついて真っ黒になってしまいます。
また、持ち手の素材によっては溶けてしまうことも。
キャンプ用の鍋であればそれも味があってよいのですが、家庭用の鍋を使う場合は注意してください。
【持ち運びや手入れはしやすいか】
キャンプに持っていく鍋は、持ち運びや手入れがしやすいかを考えましょう。
クッカー(コッヘル)やメスティンはキャンプ用に作られているため、非常に持ち運びがしやすく、ツーリングキャンプにも持っていくことができるでしょう。
ダッチオーブンや土鍋などは重いのでオートキャンプ向き(車でキャンプ)です。
また、鍋の素材によってお手入れの方法が変わります。
ダッチオーブンに多い鋳鉄製の鍋は、使い終わったらすぐに洗ってしっかりと乾燥させ、オイルを塗っておく必要があります。
キャンプの鍋が残ったら次の日の朝に雑炊を……と考えている人は、鋳鉄製は選んではいけません。
ステンレスやアルミなど、錆びない素材の鍋を選びましょう。
【種類別】キャンプにおすすめの鍋15選
キャンプに持っていく鍋は、大きさも形状もさまざま。
おすすめの鍋を種類別に紹介します。
【おすすめのクッカー(コッヘル)】
■スノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020R
優れたデザイン性が生む、究極のスタッキングシステムが完成されたスノーピークのクッカーセット。
開口部が広い浅型クッカーで調理がしやすく、煮込み料理にも対応しています。
底までが浅いのでカトラリーが底まで届きやすく、食器として使用することにも適しています。
■WEWSTOUN mont-bell(モンベル) アルパインクッカー 14+16 パンセット
軽量で調理が素早く行えるモンベルのアルミ製クッカーセット。
調理がしやすい広口タイプで、熱くなりにくいハンドルや掴みやすい取っ手など使いやすさにこだわった機能が搭載されています。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ バーベキュー用 フライパン アルミ クッカー
キャプテンスタッグから発売されているアルミ製のクッカーセット。
表面は硬質アルマイト加工で耐食性にすぐれていて、内面はふっ素樹脂加工が施されているためこびりつきにくくお手入れ簡単です。
【おすすめのメスティン】
■trangia(トランギア) メスティン TR-210
メスティンブームの火付け役となったトランギアのメスティンTR-210。
容量は750mlとコンパクトサイズなので、ソロキャンプでひとり鍋に最適です。
アルコールバーナーや固形燃料でもご飯が美味しく炊けるこのサイズのメスティンは、キャンパーならひとつ持っておいて損はないでしょう。
■trangia トランギア ラージメスティン
トランギアのメスティンのラージサイズ。
トウモロコシやさつまいもをまるごと茹でたり、ご飯も3合炊くことができたりするのでファミリーにも最適です。
■スケーター メスティン シーズニング不要 飯盒 飯ごう アウトドア 850ml
シーズニング不要なので、購入してすぐに使えるアルマイト加工のメスティン。
カラーバリエーションも豊富で、キャンプ飯のテーブルにカラフルな彩りを添えてくれます。
【おすすめのダッチオーブン】
■ロゴス(LOGOS) SLダッチオーブン
シーズニング不要で購入してすぐに使えるロゴスのダッチオーブン。
使用後は乾燥させてオイルを塗るという作業が必要です。
コスパも良く、鋳鉄に刻印されているロゴスのマークがカッコイイですね。
■コールマン ダッチオーブンSF(12インチ)
こちらもシーズニング不要のコールマンのダッチオーブン。
リッドリフター(蓋を持ち上げる棒)付きで、蓋の上に炭を乗せたまま蓋を持ち上げることができます。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ バーベキュー ダッチオーブン 鉄鋳物 20cm シーズニング不要
キャプテンスタッグから販売されているコスパ最強のダッチオーブン。
こちらもシーズニング不要で購入後すぐに使うことができます。
低価格で本格的なダッチオーブンを求めている人にはピッタリです。
【おすすめのシェラカップ】
■PEAKS&TREES シェラカップ ステンレス 日本製 直火ok 目盛り付き 燕三条製 くま柄 330ml
ピークス&ツリーズの熊柄がかわいいステンレス製のシェラカップ。
カラーはブラックでかっこよく作られています。
信頼品質の燕三条の職人によって作られた高品質なシェラカップです。
■スノーピーク(snow peak) チタン シェラカップ
軽量で持ち運びに優れたチタン製のシェラカップです。
チタンは、金属の中でもトップクラスの耐久性があり、海水に落としても錆びない高い耐食性があるといわれています。
使い込むことで味の出る「チタンブルー」という変色がキャンパーにも人気です。
■キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シェラカップ 目盛り付き
丈夫でさびにくく、衛生面でも安心なステンレス製のシェラカップです。
こちらも燕三条で生産されていて、安心安全な日本製。
コスパ重視でたくさんそろえるにはピッタリなシェラカップです。
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【おすすめの家庭用鍋(ホーロー鍋・土鍋)】
■ロゴス(LOGOS) LOGOS 吊り土鍋
ありそうでなかった吊れる土鍋。
中身が見えるガラス製の蓋で、アウトドアでも家庭でも重宝する土鍋です。
■BRUNO ミトン付き IH 直火 アウトドア 21cm キャンプ 取っ手 無水調理 ピコ グレージュ ブルーノ 鋳物ホーローポット
蓄熱性・保温性に優れた鋳物ホーロー鍋。
蓋裏のピコという突起が水分を循環させるため無水調理が可能で、蓋を外せばオーブン料理もできる優れものです。
きれいなカラーがキャンプ飯のテーブルを彩ってくれることでしょう。
■staub ストウブ 「 ピコ ココット ラウンド グレー 22cm 」
お料理をもっと美味しくする魔法のお鍋といわれる、ストウブのホーロー鍋。
ストウブ独自のセルフペインティングシステムで、食材の旨味を逃さず閉じ込めて調理ができます。
テーブルにそのまま出しても遜色ないシャープなデザインは、フランス料理界のシェフたちも魅了してきたといわれています。
キャンプで簡単に作れるおすすめ鍋料理6選
キャンプで鍋を作る場合は簡単にできることがいちばん。
おすすめの鍋料理6選を紹介します。
【冬の定番をアウトドアでも!豚のしゃぶしゃぶ鍋】
昆布でだしを取り、たくさんの野菜と豚をしゃぶしゃぶして食べる豚のしゃぶしゃぶ鍋。
だしは昆布だけで、つけダレはたくさん準備して好みの味でいただくのが最高です。
ポン酢・ごまダレ・めんつゆ・柚子胡椒タレ・レモンタレと、色々なつけタレを持っていきます。
野菜は、白菜・長ネギ・ニンジン・水菜などを全て千切りにして混ぜるという少し面倒な工程あり。
もちろんザク切りでもOK!好みの野菜を入れましょう!
昆布だしに野菜をさっとくぐらせて、豚肉を巻いて、好みのつけダレでいただきます。
締めは、あっさり雑炊で決まり。
【締めはパスタで洋風に!コンソメ味のトマト鍋】
オリーブオイルでニンニクをいため、鶏肉を炒めます。
鶏肉に焼き色がついたら、火の通りにくい野菜(人参・ジャガイモなど)から炒めます。
野菜にある程度火が通ったら、水・酒・コンソメ・トマト缶をいれ、ひと煮立ちさせます。
根菜にしっかりと火が通ったら、きのこ・水菜などの火が通りやすい野菜を入れるとできあがり。
締めはパスタで洋風鍋が完成。
バケットもあると最高です。
【味噌が決め手!鮭の石狩鍋】
石狩鍋は味噌が決め手。鮭のダシが味噌スープと野菜にしっかりと浸み込んで、とてもおいしいキャンプ鍋です。
昆布でダシを取り、酒・みりん・しょうゆ・味噌を入れてスープを作ります。
お好みの野菜と鮭をいれ、最後にバターを入れることでコクが出て美味。
スープにしっかりと味が付いているので、締めはうどんがおすすめです。
【朝食にもおすすめ!たっぷり野菜のポトフ】
野菜たっぷりのポトフは、野菜嫌いな小さな子どもも大好きな鍋料理です。
ダッチオーブンに、カブ(大根でもOK)・ニンジン・きのこ・トマト・ベーコン・ウインナーを・炒め、水・コンソメを入れてコトコト煮込みます。
塩コショウで味を調えれば完成。
締めはご飯とチーズでリゾット風に。
【ボリュームたっぷり!煮込みラーメン】
がっつりと食べたい時におすすめの煮込みラーメン。
我が家の味付けは、ウェイパーと塩コショウだけで、ウェイパー鍋と呼んでいます。
葉物の野菜ときのこ、豚肉を麺と一緒にいただくと止まらない美味しさです。
水餃子も入れるとさらにボリュームアップで美味しくなりますよ。
【牡蠣鍋】
我が家は、冬キャンプではいつも牡蠣鍋を作ります。
スープは、市販のとり野菜みそ。
あとは、お好みの野菜と、近くの市場で購入した牡蠣をふんだんに入れるだけ。
簡単で贅沢な牡蠣鍋の出来上がりです。
こちらも締めはうどんがおすすめです。
寒い日のキャンプは美味しい鍋料理で温まろう
寒い日のキャンプ飯といえば鍋。
家で食材をカットして準備して行ってもよし、道の駅や市場などで地元の食材を買ってもよし。
鍋に決まりはありません。
美味しい鍋を心許せる仲間と食べ、焚き火の炎を見ながら語らう。
それだけで心も身体も十分に温めてくれますね。