【キャンプ場スタッフ監修】家族の一員の愛犬を連れて一緒にキャンプを楽しみませんか?キャンプではペットも過ごす環境が変わりますから、準備はしっかりとしておきたいものです。
今回は2匹の愛犬がいるキャンプ歴10年のベテランキャンパーひとみさんに犬連れキャンプに必要な持ち物や、キャンプ場でのマナー、愛犬とキャンプを楽しむために気をつけることを徹底的に教えてもらいます!
この記事を読めば愛犬とのキャンプデビューはバッチリですよ!ぜひ最後まで読んでくださいね。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
愛犬と一緒にはじめてのキャンプを楽しみたいんですが、何を用意したらいいのか、どういう風に過ごしたらいいのかわかりません。愛犬とのキャンプの仕方を教えてください!
まかせて!愛犬とのキャンプの楽しみ方だね!今回は2匹の愛犬と過ごすキャンプ歴10年のベテランキャンパーひとみさんに、愛犬とのキャンプの仕方を徹底的に教えてもらうよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
愛犬と過ごすキャンプの魅力や楽しみ方
いざ愛犬との旅行を計画しても、ペット同伴可の宿が少なかったり、一緒に入れない場所が沢山あったりと、残念な思いをした経験はありませんか?
そんな飼い主さんには断然キャンプがおすすめ!
最近では、設備の整った犬連れokのキャンプ場も増えており、事前準備や下調べさえ怠らなければ、安心して愛犬とのキャンプに挑めます。
大自然の中、同じ時間を共有できるキャンプは、愛犬にとっても飼い主さんにとってもメリットがたくさん。
非日常のキャンプ体験を通し、新しい愛犬の魅力を発見しましょう。
【スキンシップを行うことで愛情や信頼関係が深まる】
普段お留守番することの多い愛犬も、キャンプでは24時間一緒に過ごすことになるため、いつも以上に信頼を築くチャンスです。
犬は人間の言葉を話せないだけで、さまざまなことを理解し、常に私たちに応えようとしてくれています。愛犬に寄り添ったキャンプを楽しむことで、自然と絆は深まるので、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
例えば、テントの設営や料理の最中でも、常に愛犬を気にかけ、アイコンタクトをとりながら話しかけてあげましょう。食材の中から愛犬へのおすそ分けを作ってあげるのもいいですね。
また、初めての場所に不安を感じるワンちゃんも多いので、飼い主さんは愛犬と常に行動を共にし、独りぼっちにさせることがないよう、意識してあげることも大切です。
こまめに、飼い主さんのお膝の上で一緒に休憩をし、安心感を与えてあげるのも効果的です。
【愛犬と自然の中で思いっきり身体を動かして運動不足解消】
ひとたび森の中に入ると、愛犬の表情が変わるのがわかるでしょう。
目をキラキラとさせながら懸命に草花をクンクンしている愛犬との散歩は、飼い主さんも幸せな気持ちになります。
もしキャンプ場の広いスペースが利用できるのであれば、ロングリードなどを活用し、走らせてあげましょう。自由に遊ぶのが大好きなワンコであれば、リフレッシュになり、運動不足の解消にもつながります!
またキャンプ場によっては川や湖が近くにあり、愛犬との水遊びやカヌー、SUPが楽しめたり、トレイルコースを利用できる山がある場合も。
様々なアクティビティを一緒に楽しめるのもキャンプのメリットです。
【ドッグラン付きのキャンプ場なら愛犬のストレス解消に】
ドッグランがあるキャンプ場なら、ノーリードでのびのびと遊ばせることができます。
制限されることなく、広い敷地を思う存分、愛犬のペースで走り回ることができるので、ストレス発散にとても役立つでしょう。
また社会性のあるこなら、他のワンちゃんとの交流もでき、更に楽しい時間に!
しかし、ワンちゃん同士の相性の問題もあるため、安全に遊べるよう、愛犬のコミュニケーションの様子をよく観察し、飼い主さんがリードするようにしてあげましょう。
有野実苑オートキャンプ場にもドッグランがあるのでワンちゃんと一緒に遊びにきてね!
犬連れキャンプに必要な持ち物やアウトドアグッズ
キャンプ用品に加え、愛犬用グッズを持参するとかなりの大荷物になりますが、どれも必要なものばかり!
人間用のアイテムとは違い忘れてしまった場合、ワンちゃんの物は現地調達しにくいものが多いので事前にしっかり準備をしましょう。
【犬連れキャンプに必須な持ち物やアウトドアグッズ】
☑リードをつないでおく為の器具(ドッグアンカー・係留ペグ)
☑係留リード(汚れても洗える素材が◎)・ケーブル
☑犬用コット(筆者宅は人間用コットやベンチで代用)
☑おもちゃ(洗えるものが◎)
☑寝床(ベッド・簡易クレート・毛布など)
外で使用する係留リードやおもちゃはドロドロになりやすいので、すぐ洗えて乾く素材のものが扱いやすいです。
犬用コットや寝床は、愛犬を落ち着かせる為にも、使い慣れているものを持参しましょう。
キャンプで使うためにおうちで慣れさせるのもいいですね!
とはいえ筆者は毎回愛犬お気に入りのクッションベッドを持参していますが、キャンプに限っては一度もそこで寝たことはなく、いつも私たちのシュラフの中に入ってきます。笑
またキャンプに持っていきたいのが、係留グッズ。
アンカータイプ(重りで)でもいいのですが、360度回転可能な係留ペグ(ドッグポール)があると動き回れてストレスなく過ごせるのでおすすめです。
キャンプ中は日常とは違います。
自然の中で迷子になることも想定し、リードも万が一ちぎれたことを考えワイヤーのものが安心です。
【犬用ウェア】
☑ペットウエア(多めに)※夜間用に蛍光テープが加工があると○
☑レインウエア
☑夜用ペットライト
☑迷子札(首輪に直接書いても◎)
ペットウェアは防寒対策以外にも、洋服は愛犬を泥汚れや害虫から守ってくれる効果があります。
自然の中思いっきり遊ぶので汚れたり濡れたりすることもあり、多めに持っていくと安心です。
そして、夜は真っ暗になるため、明かりが届かない場所では愛犬がどこにいるかわからなくなります。脱走トラブルを未然に防ぐためにも光る首輪やペットライト、蛍光テープを施したウェアなどの装着をし、また万が一の脱走や迷子に備えて必ず迷子札を付けるようにしましょう。
【食事】
☑ドッグフード(2.3日多めに)
☑おやつ(何種類か)
☑エサ皿・水入れ(多めに)
必ず準備するであろうフードですが、滞在日数よりも必ず多めに準備するようにしてください。
筆者は以前、就寝前にしまっておいたはずのドッグフードのほとんどを野良猫ちゃんに食べられてしまった経験があります。保管場所にも気をつけましょう。
また、おやつは食べ終わるまでに時間のかかる種類のものがあると、愛犬の気を長く引いてくれるため、人間が忙しいときに大変便利です。
お水入れは、外用、テント内用とあらかじめ分けてセットしておくと、いちいち移動させる手間が省けるのでおすすめです!
また、人間用とペット用、準備するアイテムも多いので餌入れやお水入れはシリコン製で折りたためコンパクトになるものがあるとなお良いです。
Pawabooのシリコン製のペット用ボウルは、まず蓋付きなのが嬉しいポイント。
野良猫や鳥から餌を食べられたり突かれたりすることがありましたが、簡単には奪われません。カラビナ付きなのでバックパックなどに引っ掛けられ持ち運びに便利。サッと出せます。
【散歩グッズ】
☑いつも使っている首輪、ハーネス、リード
☑ロングリード(ドッグランがない場合に便利)
☑ウンチ袋(匂いもれ防止のものがおススメ)
☑トイレシート
お散歩用品は使い慣れたものが一番。
普段ハーネスを多用し首輪をしていない子も、キャンプの際は万一に備え、常に両方装着しておくと安心です。
ペットOKのキャンプ場で、ドッグランがない場合でも広い芝生や走れそうな場所がある時にはロングリードがあると自由にできるのでおすすめです。
【証明書関係】
☑狂犬病・予防接種証明書
口コミでは不要となっている場合でも、ルールが改定され提示を求められるケースもあります。
常に持参するようにしましょう。
【衛生用品・ケア用品】
☑常備薬
☑ダニのみフィラリア予防薬 (常に服用)
☑お酢または食塩水(ヤマビル対策)
☑ウェットティッシュ/ティッシュ
☑虫よけ、蚊取り線香
☑足ふきタオル(多めに)
タオルは足ふき以外にも使える場面が沢山あるので多めに用意しておくと便利です。
また、自然の中には害虫も沢山いるため、愛犬を感染症から守るためにも事前のダニのみフィラリア予防薬の服用が大切です。
近年、犬用の虫よけグッズも様々な種類がでているので、うまく活用してみましょう。
筆者は以前、愛犬とともにヤマビルに噛まれて以来、常に食塩水とお酢を携帯するようにしてます。
油断すると噛まれていることがあり、いざ見つけると、見た目の気持ち悪さからパニックになるため、用意しておくと安心です。料理用のお塩でも代用できますね!
恐怖!ヤマビルは吸い付いたらなかなか離れないんだよ!そこで塩やお酢をかけると簡単に取れるんだ。ただ、無理にはがすと皮膚に傷が残ることになるから気をつけてね。
キャンプ場で愛犬と過ごすマナーや気をつけたい注意点
キャンプ場を利用する全てのキャンパーが犬好きとは限りませんし、中には犬アレルギーであったり、過去の経験から近くをすれ違うことさえ難しい方もいるでしょう。
せっかくのキャンプですから、愛犬が周りのキャンパーに迷惑をかけずに過ごせるように。また、愛犬自身もキャンプが楽しかった思い出になるよう、皆さんに守っていただきたいマナーと注意点を紹介します。
【犬連れキャンプのマナー】
■隣近所にご挨拶
自分たちの両隣にキャンパーさんがいる場合は「犬が少しご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」と予め一言お伝えしておくと、少し印象が良くなるでしょう。
■無駄吠え対策
慣れない環境への不安からや、野生動物に反応し吠えてしまうことも。特に夜中の無駄吠えは大変迷惑になるので、すぐに起きて静かにさせましょう。
■トイレの始末
キャンプサイトは、座ったり寝そべったり、みんなが利用する場所です。粗相をしないよう、こまめにフィールド外へ散歩に連れ出してあげてください。
もちろん、用を足した後の始末は忘れずに!
■他の区画・犬立入禁止エリアへ入らない
立ち入り禁止の場所へは愛犬を近づけないようにしましょう。
■リードは常につないでおく
ドッグラン・ドッグフリーサイト以外では常にリードを使用し愛犬をすぐ制御できるようにしておきましょう。
■最低限のしつけ
呼び戻しやハウスなどのコマンドは、万一愛犬が逃げ出してしまった場合にも有効です。日頃から教えていると安心ですね。
■犬同士の挨拶
ドッグラン内でも、散歩の最中でも、ワンちゃん同士を挨拶させたい(近づける)場合は、必ず飼い主さんに断りをいれてから行いましょう。動物なので、相性次第では喧嘩に繋がってしまうケースも。
【犬連れキャンプの注意点】
■暑さ寒さ対策
犬は人間よりも体温が高く、熱中症になりやすいため無理は禁物です。
夏の場合は標高が高い避暑地のキャンプ場を選んだり、思い切ってその時期のキャンプは控えるという決断も。
また反対に、冬の場合は、愛犬用の防寒着が足りないことのないよう、多めに持参しましょう。
■拾い食い、つまみ食い
森林の中は、ワンちゃんの興味を引く物であふれています。毒キノコや誰かの食べ残しが落ちている場合もあるので、拾い食いはさせないよう注意してください。
■近隣の獣医
健康にキャンプを終えれるのが一番ですが、突然のケガや病気に対応できるよう、キャンプ場近隣の獣医を事前にリストアップしておくと安心です。
■脱走
キャンプ場で一番避けなければいけないトラブルが愛犬の脱走です。
近所の打ち上げ花火や、猟銃の大きな音に驚いて脱走し、そのまま行方不明というケースも見受けられるので、想定外の大きな音には特に気を付けましょう。
また、リードにつないでおいても、ハーネスをすっぽ抜ける形で逃げてしまったり、係留ペグごと力ずくで引き抜いてしまうケースもあるため、常に確認は怠らないようにしましょう。
犬連れOKのキャンプ場を選ぶポイント
周りに気を使いすぎるような環境では、飼い主さんも愛犬もリラックスできないため、ペットフレンドリーなキャンプ場を選ぶことが重要です。
ただホームページからだけではなかなか詳細が見えにくいため、筆者はよく、実際にワンちゃん連れで行った方の口コミやインスタグラムをみて候補をあげるようにしています。
そうすることにより、そこのキャンプ場がどれくらい犬連れキャンパーさんに利用されているか(まれにペット可としているだけであまり歓迎されない雰囲気のキャンプ場もあり)、またどの位置のサイトが愛犬にとって負担なく利用できるかなどが自然と見えてきます。
では、どんなサイトがあるキャンプ場が自分たちに合っているのか、詳しく見ていきましょう。
【1. ドッグランサイト】
愛犬とのキャンプもテント設営も初めてなキャンパーさんにおすすめなのがドッグランサイト(ドッグフリーサイト)。
キャンプ初心者さんは、特に設営・撤収に時間がかかり、愛犬を構ってあげられる余裕がなかなかありません。その間、ずっと繋がれっぱなしでは愛犬も退屈になり吠えてしまうかも。
サイトが柵で囲われたドッグランサイトでは、愛犬をノーリードで自由に遊ばせている間に設営に取り掛かれるため、両者ともストレスなく楽しめます。
【2. オートサイト+ドッグラン】
少し愛犬とのキャンプに慣れてきたら、ドッグランを利用できるオートサイトを選んでみましょう。
区画はありますが、柵での囲いがないため、愛犬はドッグアンカーや犬用のペグにリードでつないでおく必要があります。暑い日差しが気になる時期は、先にタープを設営しその下に愛犬を待機させておいたり、森林の中にあるサイトを選ぶと安心ですね。
設営を早めに終わらせた後は、いい子にしていた愛犬と、ドッグランで思いっきり遊んであげましょう!
また、車を横付けできるため、雨など、いざという時の愛犬の一時避難場所として重宝します。
【3.フリーサイト】
景色やロケーションにこだわりたい時は、フリーサイトのみのキャンプ場に挑戦してみましょう。
愛犬を自由にすることができない分、常に気を配っておく必要はありますが、キャンプ慣れしてきたワンちゃんであれば、その大自然を飼い主さんと一緒に楽しめるはずです。
ペットOKなキャンプ場でも、ワンちゃんのサイズや頭数に制限があったり、立ち入り不可なエリアが決まっていたりとルールが必ずあります。
犬連れのキャンパーもそうでない人も、皆が気持ちよく施設を利用するために、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
そして、必ず各キャンプ場の指示にしたがった上で愛犬とのキャンプを楽しんでください。
有野実苑オートキャンプ場はペットと一緒にキャンプOK!
犬連れキャンパーにも優しいのが有野実苑オートキャンプ場!
ペット(犬) 1匹 600円、2匹目以降 1匹 300円で一緒に自然を感じながらキャンプが楽しめます。
施設内には小、中型犬用のドッグラン(10m×15m・フェンス高さ1.5m)もあるので、中ではリードを外し、自由に走らせることもできますよ。
ワンちゃんのお友達と、中で一緒に遊ぶことが出来たら、初キャンプに緊張気味の愛犬のリフレッシュになるかもしれません。
また、併設されているレストランではテラス席でれば愛犬と一緒に食事を楽しむことができます。自分で作るキャンプ飯もいいけど、たまにはレストランで贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか♪
まとめ:愛犬とのキャンプは最高に楽しい思い出に!
想像してみてください。
「大自然の中、美味しいご飯とお酒を楽しみ、そして隣には大好きな愛犬」
ワンちゃんは大切な家族の一員であり、パートナーです。
キャンプを通して、同じ時間を一緒に楽しむことで絆がさらに深まるでしょう。自然ゆたかな環境に身を置くことは、愛犬にとっても刺激的な体験になるはずです♪
もちろん事前準備も忘れずに、飼い主さんが愛犬の体調や天候を考慮した上で無理のないキャンプスケジュールをたてることが大切です。
これらのポイントをおさえて、ぜひ愛犬とのキャンプデビュー、楽しんでください!