【キャンプ場スタッフ監修】タークのフライパンは、ドイツの職人が鍛造した高品質な鉄製フライパンです。その熱伝導性の高さや、使いやすさ、デザイン性でプロの料理人を含めた多くの人から人気を集めています。
今回は、タークのフライパンをキャンプでも日常でも愛用しているベテランキャンパーのAtsuさんにその魅力や使用感などを徹底的にレビューしてもらいます。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
タークのフライパンを購入したいんだけど、シーズニングなどの手入れは大変ですか?
タークのフライパンは鉄製だから、シーズニングは必要不可欠!シーズニング自体は慣れれば簡単な作業なので、ひと手間はかかるけどさぼらずに行おう!今回はタークのフライパンを毎日使うほど愛用しているベテランキャンパーのAtsuさんに、使用レビューからシーズニングなどのお手入れ方法を紹介してもらうよ♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
ターク(Turk)ってどこのブランド?
タークは、ドイツの熟練した鋳治職人のアルバート=カール・タークが1857年にターク社を創業しました。
鉱山のあるルール地方のドイツの鉄製品製造の中心地に工場を構え、代々技術を受け継ぐ職人によりクラシックなフライパンを作り続けています。
タークのフライパンの魅力と選ぶべき理由
タークのフライパンの魅力はどんなところにあるのでしょうか。
一見扱いにくそうな鉄製のフライパンですが、そんなことはありませんよ。
熱した鉄の塊を何度もたたいて形成するという伝統的な作り方で、強靭でつなぎ目のない一体型のクラシックフライパンは、適切なお手入れをすれば半永久的に使えます。
その他にもたくさんあるタークのフライパンの魅力と選ぶべき理由をお伝えします。
【①鉄フライパンならではの熱伝導の良さで焼き料理が更に美味しくなる】
タークのフライパンは鉄製です。鉄ならではの熱伝導の良さで、焼き料理がおどろくほど美味しくなります。
焼き目がパリッとしていて、お肉はもちろんですが、餃子も鉄フライパンの味を覚えてしまうともうテフロンには戻れません。
薄焼き卵も写真の通り、くっつかず綺麗に焼けるんです。
ノンストレス!
私のおすすめはお好み焼き。表面はカリッと、中はふわふわ。タークのフライパンを使うと、誰でもお店で味わうようなお好み焼きが作れてしまいます。
【②使い込めば込むほど自分だけの味がでる】
鉄製のフライパンは、表面には何もコーティングがされていないため、毎日使い込んでいるうちに表面に油膜ができてきます。
使えば使うほど油がフライパンに馴染み、くっつかない最高のフライパンになっていきます。
タークのフライパンはとてもタフな作りなので、キャンプで焚き火や炭火の中で豪快に使うこともできるのも魅力の一つ!
どんな使い方をしても、たわしでゴシゴシ洗う事ができるのでスス汚れもへっちゃらです。
自分だけの味のあるフライパンを育てている感じがして、しっかり育ってきたら愛着もひとしおです。
【③しっかりと手入れすることで半永久的に使える】
鉄製フライパンは、毎日ちょっとしたお手入れが必要です。
使い終わったら、フライパンが熱いうちに洗剤を付けずにたわしで洗います。
汚れが取れると火にかけて水分を飛ばし、表面に薄く油を塗っておきます。
このお手入れを繰り返すことで、常にいい状態が保てます。
焦げ付いてしまったりサビが出てきてしまっても、慌てる必要はありません。
しっかりと錆びを落とし、シーズニング(焼きならし)をすることでリセットされます。
毎日のお手入れやリセット方法もあるので、タークのフライパンは半永久的に使えるフライパンです。
【④シンプルかつおしゃれなデザインに惹かれる】
タークのフライパンは、料理が美味しくできるだけではなく、シンプルでおしゃれなデザインも魅力的です。
そのため、出来上がった料理をフライパンのままテーブルに持って行くことができてテーブルが華やかになります。
また引っ掛けてそのまま見せる収納にしてもおしゃれ。ハンドルの先端がカーブしていて引っ掛けることができるようになっています。
買ったら初めにやる作業!シーズニング(焼きならし)方法
タークのフライパンを購入したらまずはじめにシーズニング(焼きならし)を行います。
それは、表面についている粒上の鉄などを取り除き、表面を滑らかにするためです。
公式サイトを見ると、タークのフライパンは製造後は食用のオリーブオイルを塗って出荷されており、ラッカーコーティング(アルコールやシンナーなどの揮発性有機化合物)は施されていませんのでご安心ください。
- まずはフライパンをクリームクレンザーと金たわしでしっかりと洗い、その後ペーパーで水分をしっかりとふき取ります。
- タークにサラダ油、塩、ジャガイモの皮を入れ、ペーパーでサラダ油を鍋にたっぷりと塗り込みます。
- ここからは弱火でかき混ぜながら火にかけ、ジャガイモの皮が茶色くカリカリになり、塩も茶色くなったら火を止めて冷まします。
- 冷めたらジャガイモの皮を取り除き、サラダ油と塩をペーパーで取り除きます。
- お湯と金たわしできれいに洗い、水気をペーパーでふき取ったら火にかけて水分を飛ばします。
- これでシーズニングは完成です。
シーズニングが終われば、すぐに調理が始められます。
タークのフライパンはサイズが豊富!使用シーンにあわせて選ぼう
タークのフライパンはサイズ種類がとても豊富です。
価格もそれぞれ違っているので、利用シーンにあわせて選ぶことをおすすめします。
【プレスパン】
クラッシックパンと比べて軽量で小回りが効くフライパン。
クラシックパンよりも価格も抑えられていて、鉄フライパンデビューの人たちには丁度いいフライパンです。
サイズ | 浅型20㎝ | 浅型24㎝ | 浅型28㎝ | 浅型32㎝ | 浅型36㎝ | 深型24㎝ | 深型28㎝ |
重量 | 870g | 1150g | 1550g | 2100g | 2500g | 1400g | 1700g |
【クラシックフライパン】
タークと言えばこのクラシックフライパン。
ターク創業当時から動かしている専用の機械と、それを扱える職人しか作れないフライパンです。
100年変わらず作業を受け継ぎ、熟練の職人による手仕事によって作り上げられています。
手仕事のため、厚みがあり非常に重いのも特徴で、大きいものだとフライパンを片手で持ち上げるだけで一苦労です。
サイズ | 1号 18㎝ | 2号 20cm | 3号 22cm | 4号 24cm | 5号 26cm | 6号 28cm | 7号 32cm | 8号 36cm |
重量 | 800g | 1000g | 1200g | 1500g | 1700g | 1900g | 2900g | 3300g |
【ロースト】
焼き料理に特化したフライパン。
表面には薄いスリットがはいっていて油が外側にたまるようになっているため、余分な油が食材に残りにくくなっています。
サイズ | 浅型16㎝ | 浅型20㎝ | 浅型24㎝ | 浅型28㎝ | 浅型32㎝ | 深型24㎝ | 深型28㎝ |
重量 | 600g | 870g | 1150g | 1750g | 2100g | 1400g | 1750g |
サイズ | サポートグリップ付き24㎝深型 | サポートグリップ付き28㎝深型 |
重量 | 1500g | 1900g |
【プレスパンベントハンドル】
折り曲げられたハンドルが特徴のプレスパンベントハンドル。
ハンドルが短いのでオーブンに直接入れたり、焼きあがったものをそのままテーブルに運んでもハンドル部分が邪魔になりません。
サイズ | 浅型20㎝ | 浅型24㎝ | 浅型28㎝ | 深型24㎝ | 深型28㎝ |
重量 | 850g | 1150g | 1500g | 1400g | 1700g |
タークのフライパンお手入れ方法と注意点
タークのフライパンに限らず、鉄製のフライパンは毎日のお手入れは欠かせません。
フライパン使用後は、すぐにお湯で流しながらたわし(ササラ)で汚れをしっかりと落とします。
この時、フライパンの油膜が剥がれ落ちてしまうので洗剤は使用しません。
汚れがしっかり落ちたら、火にかけて水分を飛ばします。
最後に薄く油を塗っておけばできあがり。
長年使用していると、フライパンがしっかり育ってくる(油膜がしっかりとできてくる)ので、毎日油を塗る必要は無くなります。
慣れてくるとこの作業はとても簡単で、テフロンのフライパンのようにギトギト油を洗剤でしっかりと洗い取ることはしなくていいので、私にはこちらの方が楽にできます。
私が使用しているたわしは、パール金属の竹ササラ。
しっかりとコシがあり、長さがあるので手を汚さずに綺麗に洗うことができます。
【焦げつきの対処法】
もし焦げ付いてしまったら、クリームクレンザーと金たわしでゴシゴシと擦りしっかりと焦げを落とします。
ペーパーで水分をふき取り、シーズニングをやり直すことでフライパンがリセットされます。
しかしせっかく自分の味がでてきたのにリセットされてしまうことになるので、なるべく焦げ付かないよう気を付けましょう。
毎日のお手入れで汚れが残っているとそこが焦げ付きの原因となるので、日々のお手入れで汚れが残っていないか確認することが大切です。
リセットした後揚げ物をすると速く油が馴染み、油膜が作られます。
まとめ:タークのフライパンで家庭でもキャンプでも美味しい焼き料理を堪能しよう
最初は価格面で購入をためらったタークのフライパンですが、一度使うともう手放すことができない大切なフライパンです。
かれこれ5年程使用していますが、最初のうちは焦げ付かせてリセットをしたりもしていましたが、ここ2〜3年はリセットすることもなく毎日使っています。
今では、キャンプの時も必ず連れて行く大切な相棒。
一度タークのフライパンで焼き料理を味わってしまうと、もうテフロンのフライパンには戻れません。
家庭でもキャンプでもタークで美味しい焼き料理を堪能しましょう。
ぜひタークのフライパンを手に入れて、自分の味に育ててみてください。