【キャンプ場スタッフ監修】冬のキャンプで作りたいあったかいキャンプ飯!今回は人気のキャンプ飯レシピ12選を紹介します。
寒い冬のアウトドアでは、体が温まる美味しい料理を楽しみましょう。定番の鍋やスープから、スパイスを使った料理、デザートやドリンクなど、冬キャンプにぴったりなレシピをベテランキャンパーatsuさんがまとめました。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!キャンプのことはなんでも聞いてね!
冬キャンプに挑戦しようと思っています。冬におすすめのキャンプ飯はありますか?
任せて!寒い冬のアウトドアで食べるご飯は、やっぱり体が温まるメニューがおすすめだよ。鍋やスープは定番だし、スパイスの効いた料理も体が芯から温まるよ!冬に楽しみたいドリンクやデザートのレシピも教えるから、ぜひ参考にしてみてね♪
冬こそキャンプの季節。我が家のおすすめあったか冬キャンプ飯を紹介しますね。
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
冬のアウトドアはキャンプ飯で体を芯から温めよう!
冬は空気が澄んでいて、虫も出ないのでキャンプをするには最高の季節です。
寒空の下でたべる温かい料理は最高。
冬こそ食べてほしいキャンプ飯や、身体が温まるキャンプ飯。
寒い中で作る時のポイントなどをお伝えしていきます。
冬のキャンプ飯を作るときの3つのポイント
寒い日に、キャンプ場に到着してから暖かい日と同じように調理を始めると、寒くて料理なんかしたくない!という状態になってしまいます。
そうならないためにも、冬の寒い時期に外で料理をする時に3つのポイントを押さえておきましょう。
【寒い冬は焚き火で暖をとりながら料理しよう】
まず到着したら、調理の準備をする前に火起こしです。
焚き火の火を起こすことで、サイト内の温度は全く違います。
まずは火起こし。
そして焚き火で暖をとりながら料理をしてください。
【家で下ごしらえを済ませて洗い物を減らそう】
ふたつめのポイントは、家でできる下ごしらえは済ませておくことです。
冷たい水で野菜を洗ったり米を洗ったりという所から調理をはじめると、手がかじかんでしまいうまく調理ができません。
野菜を洗ったりカットしたりするのはできるだけ家で済ませ、到着したら鍋に入れて煮込むだけの常態にしておけば手が冷たくなることはありませんね。
また料理が終わってからまな板や包丁などの洗い物も減らせるでしょう。
ちなみに根菜類は、カットして冷凍して持って行き、そのまま鍋に入れて煮込むと味が染み込みやすくなるので一石二鳥です。
【スパイスを活用すれば体が芯から温まる】
香辛料などのスパイスは、身体を芯から温めてくれます。
焚き火とスパイスで、体の外側と内側の両方から温めましょう。
免疫力もUPし、風邪もひきにくくなるかもしれませんね。
冬キャンプにおすすめの鍋料理3選
冬キャンプといえばやはり鍋!
調理も簡単で、家で下ごしらえをしていけば、もうあとは鍋に具材を入れるだけであっという間にできあがります。
お水の量は、お手持ちの鍋に合わせて変更してくださいね!
【締めはラーメンがおすすめ!鶏の水炊き】
大人も子どもも大好きな鶏の水炊き。
鶏の水炊きといっても、鶏だけじゃなくてもいいんです。お好きな肉をどんどん入れてお好みの水炊きにしてもいいですね。
締めはラーメンで決まり!
【材料2人前】
<具材(お好みで)>
鶏モモ肉 300g
白菜 300g
長ネギ 1本
にんじん 100g
舞茸 100g
春菊 100g
豆腐 半丁
ポン酢 適量
柚子胡椒 適量
ネギ 適量
ラーメン 1袋
<スープ>
水 1000ml
料理酒 100ml
鶏ガラスープの素 大さじ2
【作り方】
①野菜を食べやすい大きさにカットする。
②にんじんは、ピーラーで薄くしておくと火が通りやすい。
③鶏モモ肉はひと口大にカットする。
④鍋にスープの材料と③を入れて煮立たせ、あくを取りながら10分ほど煮込む。
⑤鶏モモ肉に火が通ったら、野菜や豆腐を投入してお好みの常態になったら薬味やポン酢をつけて召し上がれ。
【ピリ辛で体もぽかぽか!キムチ鍋】
香辛料とニンニクの効果で体の芯から温まるキムチ鍋。
お子様と一緒に食べる場合は、豆乳を入れると辛さがマイルドになります。
【材料2人前】
<具材(お好みで)>
豚バラ肉 150g
木綿豆腐 1/2丁
キムチ 150g
長ネギ 1/2本
しめじ 1/2袋
豆もやし 1/2袋
ニラ 1/2束
ごま油 大さじ1
<スープ>
水 600cc
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
みそ 大さじ1
和風だし 小さじ1
ニンニク 1カケ
【作り方】
①豚肉は食べやすい大きさにカットする。
②野菜もお好みの大きさにカットする。
③鍋にごま油を入れて加熱し、豚肉を加えて炒めて色が変わってきたらキムチを加えて炒める。
④スープの材料を加えて混ぜ、ニラ以外の野菜を入れて熱し、煮立ったらアクをとり蓋をして3分程煮る。
⑤豆腐をスプーンですくって入れ、ニラを上に乗せてサッと煮たらできあがり。
【魚介を楽しむ!石狩鍋】
魚介を存分に楽しめる石狩鍋もキャンプにはとてもおすすめ。
海の近くのキャンプ場なら、漁港で新鮮な魚を調達してもいいですね。
【材料2人前】
<具材(お好みで)>
鮭 2切れ
その他魚介類(エビ、牡蠣、ホタテなど)
白菜 1/8個
春菊 100g
しいたけ 大2個
木綿豆腐 1/2丁
有塩バター20g
黒コショウ適量
<スープ>
水 800ml
みそ 大さじ3弱
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
和風だし 大さじ1
【作り方】
①野菜はお好みの大きさにカットする。
②鮭は4等分にし、その他の魚介類もカットしておく。
③鍋にスープの具材を入れて熱し、煮立ってきたら鮭や魚介類を入れて蓋をして3分ほど煮る。
④鮭や魚介類に火が通ったら、野菜を入れてしんなりお好みの硬さまで加熱する。
⑤仕上げに有塩バターと黒コショウを入れたら完成。
冬キャンプにおすすめのスープ料理3選
次に、キャンプで作っておくとみんなが喜ぶスープ料理を紹介します。
大きな鍋にスープがあれば、多めに作っておいて次の日の朝に雑炊やうどんなどのアレンジをして食べても美味しいですね。
お水の量は、お手持ちの鍋に合わせて変更してくださいね!
【ほっと落ち着く!具だくさんの豚汁】
具沢山の豚汁は栄養満点。
焚き火の前で豚汁をすするとほっと落ち着きます。
翌朝、白米と卵焼きに豚汁があれば最高の朝ごはんが出来上がります。
うどんを入れて朝ごはんを簡単に済ませるのもおすすめ。
【材料2〜3人前】
豚バラ肉 150g
大根 1/4
にんじん 半分
こんにゃく 1/2丁
しめじ 1パック
油あげ 30g
味噌 大さじ5~6ほど
水 1L
【作り方】
①具材を食べやすい大きさにカットする。
②野菜を鍋に入れ、水を注いで火にかける。
③4沸騰したらアクを取り、油あげとこんにやく、木綿豆腐を入れて煮込む。
④野菜(大根とにんじん)に火が通ったら豚肉をほぐしながら加えます。
⑤味噌を溶いたら完成。お好みで七味を加えて召し上がれ。
【トマトジュースで簡単に!野菜たっぷりミネストローネ】
野菜がたっぷり摂取できて、大人も子どもも大好きなミネストローネをキャンプで作ってみませんか?
トマトジュースで作るととても簡単。
締めや翌朝には、パスタを入れたり、ご飯とチーズを加えてトマトリゾットにしても最高です。
【材料2〜3人前】
ベーコン 50g
キャベツ 1/6玉
にんじん 1/4本
じゃがいも 1個
玉ねぎ 1/2玉
にんにく 1片
(☆)水 300ml
(☆)トマトジュース200ml
(☆)コンソメ 小さじ1
ケチャップ 大さじ1
塩こしょう 適量
オレガノ 適量
オリーブオイル大さじ1
【作り方】
①ベーコン・キャベツ、にんじん、じゃがいもを1㎝角程にカットする。
②にんにく、玉ねぎは薄切りにする。
③鍋にオリーブオイルを入れて熱したら②を入れて炒める。
④ベーコンを入れて炒めたら、残りの野菜と(A)を入れて野菜がしんなりするまで15分ほど煮込む。
⑤最後に塩コショウとオレガノで味を調えたらできあがり。
【ほったらかしでOK!じっくり煮込んだポトフ】
キャンプでは、ポトフをほったらかしで作れます。
今回は、メスティンと固形燃料でつくるほったらかしポトフの紹介です。
たくさん作りたい場合は大きな鍋で分量を増やし、焚き火やコンロで煮込んで作りましょう。
【材料2人前】
ウインナー 2本
キャベツ 1/8個
じゃがいも 小1個
玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/4本
しめじ 1/8株
水 300ml
コンソメ 1個
塩コショウ 適量
【作り方】
①野菜を食べやすい大きさにカットする
②ウインナーは半分にカットする
③切った食材をメスティンに入れていく
④水・コンソメ・塩コショウを入れて蓋をする
⑤固形燃料の上にメスティンを置き、吹きこぼれないように石などのおもりを置く
⑥固形燃料の火が消えたらできあがり。
スパイスを活用した冬キャンプにおすすめの料理3選
キャンプ飯にはスパイス!
パンチの効いたスパイスで体を芯から温めましょう。
次は、スパイスを活用した冬キャンプにおすすめの料理を紹介します。
【スキレットで作る!焼きチーズカレー】
焼きチーズカレーを、レトルトを使って簡単にスキレットで作ってみましょう。
パックご飯に、レトルトカレーがあれば本格的でおしゃれな焼きチーズカレーが出来ちゃいます。
パックご飯は、フライパンで炒めることで手軽にパラパラにしあげることができます。
ちなみに今回は焼きチーズカレーにしましたが、パックご飯をこの方法で使うと美味しくチャーハンも作れますよ。
【材料1人前】
パックご飯 1パック
お好きなレトルトカレー
ピザ用チーズ 25g
卵 1個
バター 10g
【作り方】
①パックご飯をほぐしておく。
②スキレットをあたためてバターを入れ、パックご飯を炒める。
③全体的に炒められたらレトルトカレーを半量入れて混ぜる。
④平にしたら上から残りのレトルトカレーをかけ、ピザ用チーズをのせたら中心に卵を落とす。
⑤弱火にしてフタをし、チーズが溶けて卵が半熟になったらできあがり。
⑥バーナーがあれば表面を軽く炙り、チーズにこんがり焼き目がつくとより一層美味しく頂けます。
【ご飯にもパンにも合う!チリコンカン】
チリコンカンとは、ひき肉と豆をお好みのスパイスで煮込んだメキシコ料理です。
スパイスに詳しい人は、お好みのスパイスを色々混ぜて作ってください。
どんなスパイスを使ったらいいのかわからない場合は、市販のスパイスミックスを使ってもいいですね。
【材料1人前】
ミックススパイス(デッシュシンフォニー№1) 大さじ2
ホールトマト 1缶
玉ねぎ 1個
パプリカ(ピーマン)1.5個
レモン 1個
ローリエ 2枚
ニンニク 1~2片
合いびき肉 300g
豆(キドニービーンズやひよこ豆など) 300g
粉チーズ 30g
塩 小さじ2
ケチャップ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ5
水 100ml
【作り方】
①にんにく・玉ねぎはみじん切りにする。
②パプリカを1㎝角に切る。
③レモンを串切りにする
④鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける
⑤玉ねぎを入れて透明になるまで炒める。
⑥合いびき肉を加えて炒めて塩をふり、肉に火が通ったらホールトマトを加えて混ぜ合わせて煮込む。
⑦お好みのスパイス(今回はデッシュシンフォニーNo.1)を加えて煮込み、粉チーズ・ケチャップ・水を加えて煮込む。
⑧パプリカと豆を加えて蓋をし、20分ほどしっかりと煮込むと出来あがり
⑨お皿に盛り付けたらレモンを絞って召し上がれ。
【焦げ目が美味しい!タンドリーチキン】
キャンプではぜひとも食べてほしいタンドリーチキン。
作るのは一見難しそうに思われますが、実はとても簡単です。
家にある調味料に漬けこんで行き、キャンプ場に着いたらあとは焼くだけ。
寒いキャンプ場で豪快にタンドリーチキンを頬張りましょう。
【材料1人前】
鶏もも肉 2枚
無糖ヨーグルト 大さじ3
ケチャップ 大さじ2
中濃ソース 大さじ1
カレー粉 大さじ1
すりおろしにんにく 1片
おろししょうが 1片
【作り方】
①鶏もも肉にフォークなどで穴をあけて塩コショウを揉みこむ。
②保存袋の中に調味料をすべて入れて混ぜ、①を入れて揉みこんで一晩おく。
③キャンプ場で、フライパンや炭火で焼いたらできあがり。
冬キャンプにおすすめのデザート・ドリンク3選
最後に、冬キャンプには欠かせないホットなデザートやドリンクを紹介します。
【定番だけど外せない!とろとろマシュマロのスモア】
もはやBBQのデザートの定番となったマシュマロのスモア。
トロトロに焼けたマシュマロを板チョコと一緒にクラッカーにサンドしたデザートは特に寒い時期には最高なスイーツです。
【材料】
マシュマロ
板チョコ
クラッカー
【作り方】
①長い串に大きめのマシュマロを刺して焼く。(熾火で焼くのがベスト)
②焼けたら板チョコと一緒にクラッカーに挟むとできあがり。
スモアには色々なアレンジ方法があるよ♪こちらの「絶品スモアの作り方とアレンジレシピを紹介!キャンプデザートはこれで決まり」記事も参考にしてね!
【シナモン香る!焼きリンゴ】
甘くておいしい焼きリンゴは、アップルパイにも負けない美味しさ!
簡単に作れて見栄えもいい焼きリンゴは、ひと手間加えるとより甘くたべやすくなります。
【材料】
りんご 中1個
スティックシュガー(グラニュー糖)適量
バター 10g
シナモンパウダー 適量
【作り方】
①リンゴを輪切りに、3等分程度にスライスする。
②リンゴの芯をくり抜く
③スライスしたリンゴを重ねて元通りの形にし、グラニュー糖を満タンになるまで入れる
④スライスしたリンゴの一つ一つにバターをぎゅっと押し込んで詰め、シナモンパウダーもかける
⑤再度リンゴを元の状態に戻したら、アルミホイルで3重にくるんで炭火の中に投入。
⑥弱火で、まんべんなく焼けるようにコロコロ転がしながら15分ほど焼き、竹串がスーッと通ればできあがり。ダッチオーブンで焼くのも美味。
⑦クリームチーズをトッピングすると最高です。
【お好きなフルーツで!ホットワイン】
ヨーロッパでは冬の定番ドリンクになっているホットワイン。
お好きなフルーツと一緒にワインを煮込むことで甘くて飲みやすくなり、ほっこり身体を温めてくれるドリンクです。
フレッシュなフルーツでも、ドライフルーツを使っても美味しくできあがります。
キャンプではゴミの問題もあるのでドライフルーツのほうが持って行きやすいですね。
【材料】
お好きなワイン 300ml
お好きなフルーツ(ドライフルーツ) お好みで
シナモンなどのスパイス(あれば) お好みで
【作り方】
①鍋にワインとフルーツとスパイスを入れて沸騰しないように注意しながら20分煮込むとできあがり
甘さが足りない場合は砂糖を加えてください。
色々なホットワインについてくわしくはこの「ホットワインで温まる!冬キャンプでも自宅でも楽しめるおすすめレシピを紹介」記事も参考にしてね♪
まとめ:冬は美味しいキャンプ飯で体も心もほっこり
冬こそキャンプの季節。
焚き火の炎をながめながら、仲間と囲む温かいキャンプ飯は体も心もほっこりと温めてくれます。
鍋を囲んだり、スパイスを効かせて代謝アップをしたり……。澄んだ星空を見上げながらホットワインで乾杯。
寒さなんて忘れて、美味しく暖かいひと時を送れるでしょう。
冬キャンプ飯、ぜひ参考にしてくださいね。