金曜日, 12月 20, 2024
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飯盒炊爨で美味しいご飯を炊く方法!事前準備や失敗しないコツを紹介

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】キャンプや登山、BBQなどのアウトドアシーンで炊き立てのご飯を食べるなら「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」がおすすめ。

使い方もシンプルな上、簡単な工程でお米を炊き上げることができます。

今回は飯盒炊爨に必要なものから、事前にやすべきこと、飯盒を使ったご飯の失敗しない炊き方とコツなどを現役女子ソロキャンパーWAさんに紹介してもらいます。

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

小さな頃に学校のキャンプなどで飯盒炊爨をしたおぼろげな記憶があるんですが、あらためて飯盒をつかったご飯の炊き方が詳しく知りたいです!

まかせて!外で食べる炊き立てのご飯はなによりも美味しいよね♪今回は飯盒炊爨のポイントや失敗しない炊き方のコツについて女子ソロキャンパーのWAさんに紹介してもらうよ

飯盒炊爨で難しいのは文字だけで、やってみると意外とカンタンです!失敗ナシの方法を伝授しますので、まずは1回、チャレンジしてみましょう♩

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

有野実苑キャンパー@nakamuu2019さんの素敵な投稿より

キャンプで炊き立てご飯を楽しむなら「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」

Photo by WA (Arizineライター)

自然の中で食べるご飯は格別ですよね!炊き立てのご飯があると、ますますキャンプが楽しくなっちゃいます。

炊飯器で炊くご飯とは一味違う、飯盒(はんごう)で炊くご飯「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」に挑戦してみませんか?

飯盒といえば、パッと思いつくのが兵式飯盒。扁平型をした定番の飯盒のことです。しかし最近の主流は角型飯盒。いわゆるメスティンです。

飯盒という言葉では、どんなギアなのかパッと思いつかない方も、メスティンといえばイメージしやすいのではないでしょうか。

メスティンとは、アルミ製の角型の飯盒のことで、長方形のお弁当のような形をしています。

わたしがオススメするのは、100円ショップで販売されているメスティンです。

550円商品ではありますが、1合用であればかなりコンパクトなので、収納にも困りません。

メスティンを使うと、白米や、炊き込みご飯を作ってもほとんど失敗知らずです。

飯盒を購入するのは少しハードルが高いという方も、まずはメスティンを使ってみるのも良いでしょう。

飯盒炊爨(はんごうすいさん)と飯盒炊飯(はんごうすいはん)に違いはある?

飯盒炊爨(はんごうすいさん)という言葉は聞きなれない方も多いかもしれません。

飯盒炊飯(はんごうすいはん)の方が聞きなじみのある言葉でしょうか。

しかしこの2つは、どちらもほぼ同じ意味です。

あえていえば、飯盒炊爨(はんごうすいさん)は飯盒で調理すること、飯盒炊飯(はんごうすいはん)は飯盒でご飯を炊くこと、この違いです。

飯盒炊爨の事前準備!必要なものと事前にやるべきこと

飯盒炊爨の事前準備に必要なものは、

  • 飯盒
  • 軽量カップ
  • お米1合
  • お水200cc

この4つです。

事前にやるべきことは、4工程あります。

  1. 計量カップでお米1合を量り飯盒に入れる
  2. 飯盒の中に入れたお米を水で洗う
  3. 計量カップでお水200ccを量り飯盒に入れる
  4. お米を飯盒のまましばらく置いて浸水させる

浸水は30分ほどかかります。

浸水させたお米を炊いて蒸らし、食べるまでには1時間かかります。キャンプでご飯の準備をするときには、1番はじめにお米を準備するのがコツです。

お米を浸水させた後も、お米を炊いたり蒸らしたりと待ち時間が多いので、その間に他の料理を作って、できたての美味しいご飯を楽しみましょう!

飯盒炊爨の失敗しないやり方とポイントを紹介

飯盒炊爨で失敗しないやり方、ここではメスティンを使う飯盒炊爨のポイントですが、

  • お米を30分以上きちんと浸水させること
  • 30gの固形燃料を使うこと

この2点です。

お米に水をしっかり浸水させることによって、ご飯の炊き上がりがまったく違います。

浸水させなくても炊けますが、できれば30分は浸水させたいところです。

きちんと浸水させると、失敗も少ないような気がします。

固形燃料についても、100円ショップで買うことができるので便利です。

火力は調整できませんが、燃え尽きるまで放置しておくだけで、不思議なほど上手にご飯が炊けちゃいます。

1合炊きだったら、30gの固形燃料を使用しましょう。

野外で調理する場合は、風で火力が安定しないこともあるので、固形燃料の周りを囲うような小さな風よけもあれば安心です。

米・水を計量して飯盒にセット

お米とお水を計量カップで量ることも、飯盒炊爨のポイントです。

慣れてくると目で見て適量が分かるようになりますが、慣れたころに失敗はやってきます。

確実に美味しいご飯を食べるために、きちんと計量カップで量りましょう。

ボウルやザルを使ってお米を準備しても良いですが、わたしは初めから飯盒にお米を入れて洗ってしまいます。この方が洗い物も減るので楽です。

ガスコンロや固形燃料を使用する方は、すぐに着火できますので心配いりませんが、焚き火を使用する方は、火の準備も必要ですね。

焚き火で飯盒炊爨する場合、飯盒の周りについたすすが取れにくくなってしまうことがあります。

お米とお水を計って蓋を閉めたら、飯盒の側面や外側の底に、食器用洗剤を塗っておくとすすが取れやすく、洗うときにかなり楽です。

飯盒を火にかけ弱火~中火で炊きはじめる

お米を浸水させ終わったら、いよいよ飯盒炊爨の開始です。

焚き火や薪ストーブを使う場合は、1番火力のある場所よりも少しそらした場所に置き、弱火から中火の状態で炊きはじめます。

メスティンと固形燃料を使う場合であれば、火をつけて、火が消えるまで放置するだけです。

だるまストーブを使う場合、ストーブの上に火バサミを挟み、飯盒を少し浮かせます。こうすることによって、火力を調整できます。

待っている間、何か別の料理を作るなどして、15分ほど放置しましょう。

案外、キャンプでの15分間はあっという間なので、なるべく飯盒の近くで過ごしてくださいね。

沸騰したらとろ火でしばらく放置

飯盒の中が沸騰し始めると、蓋がカタカタして、蓋の隙間から水分がぶくぶくと出てきます。

この状態になったら火を弱め、弱火よりも弱いとろ火にしてまたしばらく放置です。

焚き火や薪ストーブで、これ以上、火の弱そうな置き場がなければ、薪を何本か抜きましょう。

抜いた薪をおいておく別の場所や、炭ポット、革手袋、火バサミなども近くに準備しておくと良いですね。

とろ火にしたら、香りを嗅ぎながら、また様子を見ます。

およそ5〜10分ほど放置する必要がありますが、このときもなるべく飯盒から離れないで過ごしましょう。

水分が飛んできたと思ったら蓋を少し開けて確認

沸騰が終わると、ご飯の炊ける香りがしてきます。

蓋がカタカタしなくなったと思ったら少しだけ開き、ご飯の状態を確認してみましょう。

表面のご飯の粒が、いつも食べているようなご飯の状態であれば、火から下ろします。まだ水分が残っていて、お粥のような状態であれば、弱火でもう少し時間をおいて待ちます。

基本的に炊飯中は蓋を開けませんが、炊き終わったところで確認程度ならOKです。

もう少し、もう少しと放置しすぎると、底の方のお米が焦げてしまう場合もあります。最後の確認では、蓋を取って目で確認しましょう。

蓋はとても熱いので、軍手や革手袋、タオルなどを使って開けてくださいね。飯盒から出てくる湯気もとても熱いので要注意です。

ご飯が炊けていたら火からおろして飯盒を逆さにして蒸らす

ご飯が炊けていたら、飯盒を火からおろして15分ほど蒸らします。

火からおろした飯盒は全体が大変熱いです。火傷に気をつけながら、飯盒をタオルや少し厚手の布で包みます。

タオルで包むのは保温することが目的なので、タオルがなければ布製の袋などでも代用可能です。

タオルで包んだら、包んだ飯盒ごと、上下を逆さにして、さらに15分ほど待ちます。

飯盒を逆さにすることで、底に溜まっていた水分が飯盒全体に染みわたり、蒸らし終わるとふっくらご飯の完成です!

この工程も実はすごく大事なポイントで、蒸らしの時間があるかないかではご飯の仕上がりが格別に違います!

シャリ切りをして仕上げ

蒸らしが終わったら、蓋を開け、シャリ切りをして仕上げましょう。

シャリ切りとは、しゃもじやスプーンを使い、蒸らしおわったご飯をまぜて、ご飯同士に全体の水分をなじませることです。

まずはしゃもじを少しだけ水で濡らし、垂直に飯盒に入れて、底のほうからご飯を返して、全体をなじませるようにほぐします。

このとき、ご飯は潰さないように、さっくりと、手早くまぜることがポイントです。

シャリ切りをしなくても食べられますが、この一手間でますます美味しいご飯が食べられますよ!

ご飯を炊くだけじゃない!飯盒を使って作れる料理

Photo by WA (Arizineライター)

ここまで、飯盒でご飯を炊く方法について紹介しましたが、飯盒を使うと色々な料理を作ることができます。

わたしは、白米に醤油、酒、みりんで味をつけ、鮭やキノコを使って炊き込みご飯を作ることが多いです。

飯盒を鍋のように使って、カレーやシチュー、スープを作っても良いですね。

ご飯を炊くときのようにずっと様子を見ていなくても、材料を切って煮込むだけなのでお手軽です。

ホットケーキミックスと牛乳、玉子を使って、蒸しパンを作ることもできます。飯盒の内蓋に材料を入れ、飯盒を蒸し器のようにして使いましょう。

メスティンの大きさに合わせた底網があればそれを中に入れ、チップを燻すと燻製器にもなります。うずらの玉子や、プロセスチーズを燻製させるのが簡単でおススメです。

ただし、アルミホイルで本体をカバーしても、本体ごと燻製され、香りや色がついてしまいます。燻製したメスティンは、燻製専用にしてしまいましょう。

まとめ:アウトドアシーンでも大活躍!飯盒炊爨で美味しいご飯を炊こう

Photo by WA (Arizineライター)

アウトドアでの食事は、BBQするだけでも最高ですが、炊き立てのご飯もあったらな〜なんてときもありますよね。

飯盒やメスティンを使うことによって、キャンプ飯のバリエーションがますます広まり、アウトドアシーンで大活躍です。

たとえ少し失敗しても、大自然の中で食べると美味しいような気もしませんか?

まだ飯盒炊爨に挑戦したことのない方は、物は試しです。ぜひチャレンジしてみましょう!

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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