金曜日, 5月 3, 2024
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冬キャンプで安眠できる暖かい寝床の作り方を北海道在住キャンパーが伝授!寝る時の防寒対策も解説

※本記事には一部プロモーションが含まれます

【キャンプ場スタッフ監修】冬キャンプは寝る時の防寒対策が甘いと寒すぎで朝まで寝れないなんてことも。冬キャンプにはじめて挑戦したいものの、冬のキャンプをなめてかかると命の危険があると聞くし具体的に何をどう準備したらいいのかわからない人も多いと思います。

今回は北海道在住でベテランキャンパーのマミさんに冬キャンプの暖かい寝床の作り方を教えていただきます!暖房器具を使う際の注意点も教えていただきましたのでぜひ冬キャンプの準備の参考にしてください。

こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!

こないだ友達が初めての冬キャンプで寒くて眠れなかったそうです!僕も冬キャンプに挑戦してみようと思うんですが、寝る時ってどうしたらいいんですか?朝まで暖かく安眠できる方法はありませんか?

まかせて!冬キャンプ、寝るときの防寒対策はとっても大事。今回は朝まで安眠できる寝床の作り方を北海道在住のベテランキャンパーまみさんにノウハウを教えてもらうよ♪

【有野実苑オートキャンプ場】

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。

防寒対策が甘いと冬キャンプの夜は悲惨なことに

キャンパー@xxai_campxx さんの素敵な投稿より

冬キャンプの楽しみは温かな飲み物や食べ物を楽しんだり、きれいな空気や澄んだ夜空を見られること、日暮れが早く夜長を楽しめることなどでしょう。

そんな冬キャンプを楽しんでみたいと思う人も増えてきましたね。

寒い冬も焚き火をしたり、お湯を沸かしたり、温かい服装をしていれば日中は快適で大丈夫。ですが、夜は外の気温とほぼ同じテントの中で眠らなくてはなりません。

春・夏・初秋のキャンプと同じ装備だととても寒くて眠れないのです。

筆者も昔はそういった経験があり、夏用のテント・夏用のシュラフで北海道の初冬にキャンプをしたことがありましたが、震えが止まらずとても眠っていられませんでした。
つま先から頭のてっぺんまで冷え切り、風邪を引かなかったのがラッキーなほど。

北海道は特別寒いかもしれませんが、それでも日本のどの場所でも冬キャンプの夜は寒いので、もしもストーブに対応できるテントを使って薪ストーブなどを焚きながらのキャンプができないのであれば、しっかりとした防寒対策が必要になります。

冬キャンプはテントの中でストーブをつけたまま寝ていいの?

薪ストーブまでは準備できなくても、ガス缶ストーブや石油ストーブなどを持っている方がいるかもしれません。

ガス缶や灯油など、燃料を燃焼して温かくする暖房器具は必ず一酸化炭素が発生します。

そのため、眠らなくても30分〜1時間おきに換気をしなければ一酸化炭素中毒を起こしたり、意識がないまま最悪は亡くなる事故も少なくありません。

また、最近はテントにストーブの火が引火し火災を起こす事故も増えています。

一酸化炭素中毒チェッカーなども販売していますが、うまく作動しなかったり、警告音に気づかず眠ったままになってしまうこともあるかもしれません。

テントの中でストーブ類を付けたまま眠る、換気をせず過ごすのは絶対にやめましょう

冬キャンプで暖をとるのは、衣類や湯たんぽ・カイロ・電気毛布、電気カーペットやこたつなどが安全です。

まずは冬用シュラフ(寝袋)を用意しよう!

寒い冬キャンプの夜、眠る際の圧倒的な味方は寝袋です。春夏用の中綿が少ない寝袋は寒くて夜を過ごせません。

寝袋は、販売されているときに耐寒温度が表示されているので予想される最低気温を下回ることも予想し、温かなもの、中綿の多いもの、羽毛のものを購入しましょう。
今は化繊であっても軽く暖かなものは開発されており、それぞれのメリットデメリット、扱いやすさ、コストで自分にあったものを選びましょう。

冬キャンプを楽しみ続けるのであれば、季節によって寝袋を使い分けることは寒さ対策には必要なこと。たとえ夏用の寝袋を重ねても寒さを防ぐことはできません。

冬用の寝袋は、極寒でも耐えられるように中綿が工夫されていたりファスナーからの風を防ぐ防風が施されていたり、内側がフリース素材であったりと寒さを防ぐ工夫があります。

また、ミイラのような形のマミータイプは体と寝袋の間に余計なすき間を作らず温かく眠ることができ、封筒型と呼ばれる長方形のタイプは足元に湯たんぽを入れてもゆったりと眠ることができます。

どちらも頭の部分を覆うフードや、冷気を防ぐドローコードが付いているとさらに温かいですね。

筆者の冬用のシュラフは封筒型ですが、ドローコードのついたフードがあり顔まわりの隙間をなくしてくれます。中綿は増量タイプで1500グラム入っているので、北海道の初冬キャンプでもあたたか。

さらに、インナーシュラフという薄いフリース素材のシュラフを入れ、そのシュラフの上にはUSBバッテリーで温かくなるひざ掛けブランケットを首回りにかけ、湯たんぽも入れています。

【シュラフの中に湯たんぽやカイロを入れるとホカホカ】

湯たんぽやカイロは冬キャンプの夜の必須アイテム。

眠る前から足元に忍ばせ、寝袋の中を温かく保っておきましょう。

おすすめの湯たんぽは金属製タイプ。中に水を入れたら直火で温めることができ、プラスチック製湯たんぽよりも温かさが長持ちし、朝もほんのり温か。

また、最近はスマートフォンのミニバッテリーなどをつなぐことで暖かさを持続させられる湯たんぽや、充電式の湯たんぽもありますね。

寒さに弱い方は、そういったものをいくつか用意し駆使してみましょう!

テント内で寝る時の防寒対策

冬キャンプの際、テント内でのストーブの焚きっぱなしは危険だと言うことをお伝えしました。
コットンテントなど火に強い難燃性素材のテントを持っていて、薪ストーブや煙突などに対応するのであれば、温かく過ごせるでしょう。けれどそこまでの装備をいきなり整えるのは難しいものですよね。

そこで、ストーブを使わなくても暖を採れる方法をいくつかご紹介しましょう。

【底冷え防止のためのマットにこだわる】

テントの下にはブルーシートや銀マット、グランドシートなどを敷いてからテントを立てるだけでも、地面からの湿気や雨や雪の際の水気を防ぐことができます。

テントの中にも銀マットや毛布、電気カーペット、インフレーターマットを敷くと冷気を感じず温かいですね。
眠る際はコットがあると更に地面からの冷気を感じにくく快適でしょう。

温かな冬用の寝袋を用意しても、マットがなければ冷気や寒さを感じやすくなるもの。

できればマットを購入する際は、熱気を逃さない「R値」(熱抵抗値)の高いマットを選ぶことをおすすめします。

マット自体が発熱するわけではないのですが、熱を逃さない機能があるので、冬キャンプのマットとしてはR値の高いものを選びたいですね。

冬キャンプではR値が3~6のマットを選ぶといいね!

■コットとインフレーターマットどっちが最強?

冬キャンプの底冷えから体を守る「コット」と「インフレーターマット」。

コットは床から低ければ5センチ程度、高ければ20センチ〜50センチ程度の折り畳み式の簡易ベッドです。コットのみだと床からの隙間で寒く感じることも。荷物をコット下に収納して隙間を埋めておくのも手です。

インフレーターマットは、スポンジ状のウレタンを内蔵したマットで空気を入れることで膨らみを維持でき、収納時は空気を抜いてコンパクトに畳むことができます。

筆者はどちらも使ったことがありますが、寒さに関してはどちらも変わりなく感じました。

例えばコットにも中綿が含まれているタイプがあったり、コットの上にインフレーターマットを敷き、その上で寝袋に入って眠るなどの対策をすれば、寒さを感じにくいかもしれませんね。

結局筆者は軽自動車での移動のため、大きさを考えインフレーターマットで冬キャンプをしています。どちらが寒くないかというと、個人差や使い方の工夫で変わってくるかもしれません。

【寝る時の服装を考える】

温かい寝袋がある場合、よほど気温が低くなく寒く感じなければ軽装で大丈夫でしょう。
性能の良い冬用シュラフだと汗びっしょりになって暑くて目が覚めるなんてこともあります。

気温が一桁以下になるような低温の場合は、しっかり衣類とフリースなどのアウター、温かい靴下などを着込んで眠った方が寒さで目覚めることなく快適です。

夜のテント内では、一度体が冷え切ってしまうと再度温まることは難しいので、冷え切らないように着込みながらも、また汗をかいて冷えてしまわないように調節することが大切です。

ダウンジャケットを着たり、2枚も3枚もレギンスを履いたりはしなくてOKだよ!

【電源があれば電気毛布(カーペット)も視野に入れる】

出典:PowerArQ

キャンプサイトに電源があるのなら、電気カーペットと延長コードを持って行けば、足元が温かく快適でしょう。または、電気毛布を寝袋の上にかけたり、低温にして中に入れたりすれば温かく過ごせますね。

コンセントが無くても、スマートフォン用の携帯バッテリーなどで温まるひざ掛けサイズのブランケットもあります。小さなサイズでもあたたかければ寒さは全く違います。

そういった商品も念のため用意しておくと良いですね。

冬に使うテントは、スカート付きのものを選ぶ

もしも冬キャンプをするかも!?と思っていながらテントを新調するのなら、できるだけテントのフライシートに「スカート」がついているテントを選びましょう。

出典:Amazon

「スカート」とは、インナーシートの上にかけるフライシートの裾に、雨や風、冷気が侵入しにくいよう地面に沿うように付いているテント生地を言います。

この「スカート」があるのとないのとでは、寒い季節のキャンプは全く違ってきます。

アウトドアで一夜を過ごすと、意外と風が吹いているのを感じます。その風は夏は快適なのですが、冬は大敵。

「スカート」が付いているだけで、風の侵入を防ぐのでテント内の室温は全く違ってきます。

もしも既にテントを持っているけれど「スカート」がない場合は、ブルーシートなどを20センチ程度の幅にカットし、フライシートの裾に洗濯ばさみなどで付けるだけでも全く違ってきますよ。

【寝る前に暖かい飲み物を飲んでホッと一息】

眠る前は温かい飲み物を飲んで体の芯から温めましょう。

熱燗やホットワインなども良いのですが、酔いが覚める時に体温が下がり寒気をもよおす人もいるので、飲み過ぎには気をつけましょう。

温かい紅茶に生姜を入れたジンジャーティーやホットミルクなどはいかがでしょうか。

まとめ:雪中キャンプも寒さ対策をしっかりすれば朝まで暖かく安眠できる!

冬キャンプは楽しいことやメリットがたくさんありますが、夜の寒さ対策をしっかりしておかなければ寒さに耐えながら朝を待つ辛いキャンプにもなってしまいます。

あたたかな衣類の用意はもちろん、燃料を使わなくても暖をとれる方法を駆使したり、季節に対応したテントや寝袋を用意して出かけましょう。

寒い中温かく眠るのはとても気持ちがよく、冬キャンプの寒さも楽しい思い出の1つになりますよ!

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Arizine編集部
有野実苑オートキャンプ場が監修するアウトドアメディア「Arizine」 キャンプ用品、料理、キャンプのコツから最新スタイルまでキャンプ情報はArizineにお任せ! あなたに合った素敵な記事がきっと見つかります!
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