人気のアルコールストーブおすすめ6選|特徴・使い方・炊飯のコツまで徹底解説!
【キャンプ場スタッフ監修】アルコールストーブ(アルコールバーナー)は、静かに揺れる炎と、手のひらサイズのコンパクトさが魅力のキャンプギア。
シングルバーナーほどの火力はありませんが、ゆったりとした調理や湯沸かしにぴったりで、キャンプ時間をより味わい深いものにしてくれます。
この記事では、そんなアルコールストーブの基本的な使い方・炊飯のコツ・おすすめモデル6選を紹介。
さらに、風防やゴトクなど便利な周辺アクセサリーもあわせて解説します!
「すぐにおすすめモデルをチェックしたい!」という方は、以下のボタンから一覧へジャンプしてくださいね。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
最近アルコールストーブが気になるのですが、シングルバーナーとの違いや、メリットデメリットが知りたいです!またおすすめのアルコールストーブも教えてください!
まかせて!ソロキャンパーにも大人気なアルコールストーブ!とてもシンプルな使い方で極寒でも火がつく優れもの!今回はそんなアルコールストーブについて解説しちゃうね!自分だけのお気に入りもGETしちゃおう♪
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/

※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
アルコールストーブとは?

アルコールストーブ(アルコールバーナー)とは、燃料用アルコールを使って火を起こすシンプルなアウトドア用バーナーです。
手のひらサイズの軽量ギアで、バックパックキャンプやソロキャンプ、登山などでも人気があります。
燃料には、薬局やホームセンターで手軽に手に入る「燃料用アルコール(エタノール系)」を使用。
ライターなどで点火するだけで、静かでゆらめくような炎を楽しめます。
フライパンやシェラカップを乗せることができる五徳がついているタイプが一般的。
【シングルバーナーとアルコールストーブの違い】

アウトドアで使うバーナーにはさまざまな種類がありますが、特に人気なのが「シングルバーナー」と「アルコールストーブ」。
どちらもお湯を沸かしたり、簡単な調理に使える便利なギアですが、構造や使い勝手、燃料などに明確な違いがあります。
以下の表で、主な違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | シングルバーナー | アルコールストーブ |
|---|---|---|
| 燃料 | OD缶・CB缶(ガス缶) | 燃料用アルコール |
| 火力 | 強い(調理にも◎) | 弱め(湯沸かし・炊飯向け) |
| 点火方法 | 自動点火 or ライター | ライターやマッチで点火 |
| 音 | 「ゴーッ」という燃焼音がある | 非常に静かで癒される |
| 重さ・サイズ | やや大きめ・重め | 超軽量・コンパクト(手のひらサイズ) |
| 燃料の入手性 | コンビニ・アウトドアショップで購入可能 | ドラッグストアやホームセンターで購入可能 |
| メンテナンス性 | 定期的な掃除が必要 | 構造がシンプルで壊れにくい |
| 向いている用途 | 本格的な調理・時短調理 | 湯沸かし・ソロキャンプ・静かな時間を楽しむ |
◾️ どっちを選ぶべき?
・調理メイン・火力重視・初心者でも安心 → シングルバーナー
・荷物を軽くしたい・静かにゆったり焚き火気分 → アルコールストーブ
シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
例えば、メインはシングルバーナー、癒しのコーヒータイムにはアルコールストーブなど、2つ持ちも人気ですよ。
アルコールストーブの使い方!付け方から消し方まで

アルコールバーナーの使い方はかなり簡単です。
まず、用意するものは以下の3つ。
①:アルコールストーブ本体
②:燃料用アルコール
③:マッチやライターなどの火種
※用途によっては、ゴトクや風防などの用意も必要です。
【手順1:燃料を注ぐ】

まず燃料用アルコールを本体であるタンクに注ぎます。
この時にタンクの容量をしっかりと確認して量っていれる、もしくはタンクに目盛りがある場合はそちらに沿って注いでいきましょう。
【手順2:火をアルコールに近づけて点火】

その後マッチやライターを使って燃焼に近づけて点火をし、アルコールが気化して本燃焼に入るまで待ちましょう。

本燃焼が始まると炎が激しく燃え始めます。
火力の調整をしたい場合は消化蓋をつかって調節しましょう。蓋をしない場合が強火、半分が中火、3分の1閉じたら弱火といったイメージです。
【手順3:消化蓋を被せて消化】

火を消す際は、火消し蓋を使って消します。
こちらをかぶせることで酸素と火を遮り、火を鎮めて消します。
中には火消し蓋がないアルコールストーブもあります。例えばエバニューのアルコールバーナーは火消し蓋がないのですが、基本はアルコールも使い切りなので30CCくらいの燃料だとお湯を沸かすくらいで燃え尽き、自然と消えるものです。
どうしても途中で消したい場合は放置したままで消えるのを待つか、アルミホイルをかぶせたり、空の缶詰やチタンのシェラカップをかぶせて鎮火させている人も見かけます。
片付ける際は、容器がしっかりと冷めたあとに触れましょう。使った直後だとかなり熱く、火傷をする恐れがあります。
また、燃料が減ってきたからといって火がついたまま燃料の継ぎ足しは厳禁です!気をつけましょう。
燃料が残ってしまうと、とっておくのが難しいため使いきれる分だけ調整していれるといいよ!
アルコールストーブの燃料は何?
アルコールストーブにつかう燃料は、「燃料用アルコール」でメタノールとエタノールを組み合わせてできたものです。
ホームセンターや薬局、オンラインなどで購入することができ、500ml単位が多く、値段も比較的安価に手に入れることができます。
ただしメタノールは毒性があるため、触ったり誤飲しないように取り扱いには気を付けましょう。
また、使用の際は換気の十分できる場所で使わないと、気化したアルコールが充満してしまい体に影響がでる可能性があります。
燃料用アルコールを持ち歩く際は、燃料用アルコール専用のボトルが売っているので、そういったものに移してコンパクトにして持ち歩くのがおすすめ。
ボトル型、パウチ型などいろいろあるよ!基本的に1泊なら300mlあれば十分!持ち物をコンパクトにするためにも専用の入れ物があるといいかも。
アルコールストーブで炊飯も簡単!

アルコールストーブの炊飯方法は、メスティンとアルコールストーブで炊く「ほったらかし炊飯」が1番オススメです!
- お米を研ぐ
- 30分以上浸水(お米に水を吸わせる)
- 火にかけて炊飯スタートする
- 25分ほどほったらかす
- 火から下ろして10分蒸らす
- 出来上がり!
詳しくはこちらの「メスティン炊飯の方法!初心者でもおいしくご飯を炊くコツを熟練キャンパーが伝授【トランギア・ダイソー】」を読んでみてください!
有野実苑スタッフおすすめのアルコールストーブ6選

アルコールストーブを選ぶ際にみてほしいポイントとしては、容量や燃焼時間、付属にゴトクや風防がついているかや、火力調整したり火を消す蓋などがあります。
アルコールバーナーを探すときに一緒にチェックしてみてください。
それではおすすめのアルコールバーナー5選を紹介します。
【trangia(トランギア) アルコールバーナー 【日本正規品】TRB25-QJ】

スウェーデンのブランド、Trangia(トランギア)からでている「アルコールバーナー TRB25」には長い歴史があり、その燃焼効率の高さから多くのファンに支持されています。
バーナーには消火用の蓋もついており、スライドすれば火力の調整にも使えるすぐれもの。低気温や風の強い場所でも使えて、冬のキャンプでも利用できるところもおすすめです。
初心者はまずトランギアのアルコールバーナーでチャレンジしておくと間違いないです。
トランギアはメスティンも有名だから、揃えて購入するのもいいね!
総重量:110g
素材:真鍮
サイズ:10.4×7.9×5.1cm
収納サイズ:直径7.5×4.5cm
容量:50ml
燃焼時間:約25分(約70ml、燃料タンク2/3)

また、専用ゴトクもでており、3枚のプレートを組み立てることで簡単にゴトクが完成します。
見た目よりも頑丈で、ヤカンや小さめの鍋なども問題なく乗せることができます。
専用の収納ケースもついているので、持ち運びの際も簡単コンパクトに収納して持っていけて便利!
総重量:58g
素材:ステンレス
サイズ:14.5×6.5cm
付属品:収納ケース
【エバニュー(EVERNEW) チタンアルコールストーブ EBY254】

日本発祥ブランド、EVERNEW(エバニュー)の「チタンアルコールストーブ EBY254」は、34gとかなり軽量のアルコールバーナーで、中心・側面の両方から火がでるようできているため、火力もあり短時間での調理なら申し分ない機能を持っています。
燃料部分は30mlと60mlのメモリがついているので、調整して燃料をいれられます。
火消し蓋はついていないので、燃料は調整して入れて使いましょう。
アルコールバーナーの中でも群を抜いた軽量が売りのモデル!火力もあるから荷物をできるだけ軽くしたい人におすすめ
総重量:34g
材質:チタン
サイズ:直径7.1×4.2cm、内径3.9cm
収納サイズ:直径7.5×4.5cm
容量:70ml
燃焼時間:30ml/約5分、60ml/約10分

エバニューからでてるチタン専用ゴトクは、2枚のプレートをクロスするようにしてバーナーの上部にとりつけるタイプで、安定性もあり、鍋などの調理器具も安定して乗せることができます。
ただし風防がないため風に左右されやすいので、使う際は別途風防や専用スタンドなどをあわせて使うことをおすすめします。
総重量:13g
素材:チタン
サイズ:14.5×6.5cm
付属品:収納ケース
【ソロストーブ(solostove)ソロアルコールバーナー】

アメリカ発のSolo stove(ソロストーブ)からでている「ソロアルコールバーナー」は黄金色の美しい見た目をしており、使い込むほどに味の出るアルコールバーナーです。
火力調整と火消しに使う蓋にはハンドルがついており、使いたての熱い状態でも持つことができるのが嬉しいポイント。
総重量:100g
材質:真ちゅう
サイズ:直径7.4×4.6cm
容量:100ml
燃焼時間:30ml/約8分
【ボンドレス ボヤージュ(Boundless Voyage)アルコールストーブ】

Boundless Voyage(ボンドレス ボヤージュ)のアルコールストーブは240gと他のアルコールストーブに比べて少し重め。しかし筒状で蓋つきの形をしているため、中にパウチやミニボトルに入れ替えたアルコールなどをしまえる構造になっており、比較的コンパクトにできるようにできています。
アルコールを半分ほどいれて点火後、気化すると周りの穴からも炎がでるため燃焼効率の高いつくりになっています。
バーナーを囲う形のゴトクもついてるから、安定して調理器具を使うことができるよ!お湯がすぐ沸くと評判!
総重量:240g
材質:ステンレス鋼
サイズ:直径15.4×9.3cm
収納サイズ:9×8cm
容量:100ml
燃焼時間:30ml/約10分
付属品:ゴトク
【Tatonkaステンレススチールアルコールバーナーby Tatonka】

ドイツの有名ブランド、Tatonka(タトンカ)の「ステンレススチールアルコールバーナー」は、軽量かつ耐久力のあるバーナーです。
タープなどが有名なメーカーですが、アウトドアでつかうギアや調理道具なども販売しています。
アルコールバーナーは途中で燃料を継ぎ足すことが難しいので、アルコール容量が120mlと多めなのもいいですよね。
容量が多い分燃焼時間も長めだから、キャンプで主にどんな料理をするかなども考慮して選ぶといいかも。
総重量:95g
材質:ステンレス
サイズ:直径7.5×5.5cm
容量:120ml
燃焼時間:約30分
【コールマン(Coleman) コンパクトアルコールバーナー&クッカーセット】

アルコールストーブデビューに、コールマンのアルコールバーナー、五徳、クッカー、燃料ボトル、キャリーケースが一つになったセットがオススメです。
燃料ボトルは300mlサイズなので、連泊にも対応できますよ。
五徳部分の風防としての役割は弱いので、風防はあった方がいいでしょう。
とはいえ、コールマンのロゴ入りでカラーもカッコよく、キャンプ場でも使用している人をちらほら見かけます!
かっこいいし、使いやすいとの声はよく聞くよ!付属のケースにはシェラカップやカトラリーも入る余裕あり♪
収納サイズ:約 18 × 14 × 21(h)cm
総重量:約640g
素材:真鍮、ステンレス、アルミニウム他
バーナー容量:約120ml
クッカー容量:約800ml + 300ml
燃料ボトル容量:約300ml
燃焼時間 約80分(アルコール燃料約100ml使用の場合)
付属品:メッシュバック、キャリーケース(コットンキャンバス)
五徳や風防はセットで買っておこう!

アルコールバーナーによってはゴトクや風防がついているものもありますが、基本的には個別で買って後付けすることが多いです。
料理をしたり、風の影響がでやすいキャンプで使う場合は、こういったアイテムも一緒に探すといいでしょう。
ゴトクは、バーナーで料理をするなら必須アイテムで、バーナーの周りを囲むように設置するタイプと、バーナーに直接とりつけ、その上に置くものとゴトクによってもデザインやつくりが変わってきます。
基本的にどんなバーナーでも対応できるものが多いですが、サイズがあわずに併用できないものもあるので、購入前にしっかりと確認しましょう。
風防は風を遮る役割をになうアイテムで、火を扱う際に影響がでないように1つはもっておきたいギアです。
【trangia(トランギア) TR-B25用トライアングルグリッド2型 TRP302】
上記でも紹介しました、トランギアのゴトク「トライアングルグリッド2型」。こちらは、3枚のプレートを組み立てて使うタイプで、収納の面でかなりおすすめの商品です。
持ち運びしやすく、重さもそこまでないのでアルコールバーナーのゴトクにぴったり。
【エバニュー(EVERNEW) アルコールストーブ用スタンドDX EBY257】
エバニューのアルコールストーブ用スタンドは、上下が取り外しできるタイプなので、組み合わせて使ったり、取り外して使うことができます。
ゴトク本体も52gと軽めですが、折りたたんだりなどはできないので、持っていく際に少しかさばるかもしれません。そんなときはアルコールストーブと重ねて持っていくと場所をとらないでしょう。
エバニューのアルコールバーナー用のスタンドはウッドストーブにもなるし、おすすめ!
【バーゴ チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415】
こちらバーゴからでている「チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ」は、何枚かのプレートで成り立っているため、収納時はかなりコンパクトにすることができます。

アルコールバーナーを置いてのゴトクとしても、風防としても使え、他にも写真のように落ち葉や木の枝を置いて小さな焚き火台としても使える優れもの。
【バーゴ ウインドスクリーンT-420】
ポケットストーブやアルコールストーブにぴったりのサイズで、風から炎を守ってくれます。
軽めの調理器具をつかうゴトクにすることもできるので、この上に網(別途用意)などを置き、安定させてからポットなどを置けます。
収納時も折りたためるので、簡単に持ち歩けますよ。
まとめ:アルコールストーブに挑戦してワンランク上のキャンプをしてみよう

アルコールストーブは、シングルバーナーに比べて扱いにくいと感じる人もいますが、シングルバーナーにはないどこかアンティーク調な雰囲気に、キャンプなどのアウトドアシーンで使用しているとお洒落で上級者なイメージが持たれます。
火力はそこまでないですが、シンプルな調理は可能ですし、メンテナンスもほぼ必要なく使えるので用途にあわせて使用してもいいでしょう。
着火、消火の際も火の扱いは難しくなく、ストーブと燃料用アルコール、着火する火種さえあればすぐに使えるのでちいさな焚き火として使うのもありですよ。
各メーカーからいろいろな大きさのものがでているので、自分に合ったアルコールストーブを探し、ワンランク上のキャンプを楽しんでくださいね。














