【キャンプ場スタッフ監修】せっかく登山をしたなら、山でコーヒーを飲んでホッとリラックスしたいですよね!そもそも山でコーヒーを飲んでいいのか、何を持っていけばいいかわからない人もいますよね。
そんな人のために、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんが、「山コーヒー」の飲み方を教えてくれます!
山でコーヒーを飲んでみたい人必見です。
こんにちは!有野実苑オートキャンプ場の妖精、コッフェルくんだよ!
キャンプのことはなんでも聞いてね!
山でコーヒーを飲んでみたいですが、何を持っていけばいいか分かりません。登山者としてマナーなどあれば、合わせて教えて欲しいです!
まかせて!山コーヒーについてだね。今回は、キャンプ歴5年の山好きソロキャンパーおとうさんが山でのコーヒーの飲み方を伝授してくれるよ♪
山で至福の一杯を楽しむコツや必要な道具を紹介しますので、最後まで読んでみてくださいね!
有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場は千葉県山武市にある緑豊かな森と農園に囲まれたキャンプ場。 関東近郊で都心から90分というアクセスのいい立地にありながら、きれいな空気と新鮮な産物に恵まれ、四季折々のキャンプを気軽にお楽しみいただけます。 木々に囲まれて区画されたサイトと、充実した設備、各種クラフト体験や収穫体験など様々なイベントをご用意し、 スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
有野実苑オートキャンプ場公式サイトはこちら:https://arinomi.co.jp/
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※本記事はキャンプのプロ!有野実苑オートキャンプ場のスタッフをはじめ、有野実苑を愛してくださるキャンパーのみなさま・全国のキャンパーのみなさまのお声、口コミを参考に制作しています。
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登山をしたら「山コーヒー」!至福の一杯を楽しもう
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苦しい坂道を登って辿り着いた山頂。
そこでベテラン登山者と思しき人が優雅にコーヒーを飲んでいるのを見たことはありませんか?
登山をしない人も想像するだけで「素敵だな」と思ってしまうシーンですね。
実は僕もその姿に憧れて登山にコーヒー道具を持って行くようになりました。
苦しい登山に重たいコーヒー道具を持って行くのは大変ですが、それ以上の魅力があるんです。
ここでは山で楽しむコーヒーのスタイルと、必要な道具について詳しく解説します。
どうぞ最後までご覧ください。
コーヒーの淹れ方は?スタイルに合わせて選ぼう
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一般的にコーヒーといえばインスタントコーヒーをイメージしますね。
実はコーヒーの淹れ方は手軽に淹れられるものから、手間はかかるけど深い味わいを楽しめるものまでいくつかあります。
ここでは山でも淹れやすく美味しいコーヒーを楽しめる淹れ方を紹介します。
【豆の香りを楽しむ「ハンドドリップ」】
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ハンドドリップはいわゆる喫茶店で淹れられる方法です。
喫茶店ではマスターが腰に手をあてて淹れてくれますね。
ドリッパーにセットしたフィルターに挽いたコーヒー豆をセットし、お湯を注ぐ。
片づけはフィルターをごみ入れに捨てるだけ。
準備も片付けも簡単です。
豆は飲む直前に挽くのが理想です。
登山に適した小型の出挽きミルがあるので記事の後半で紹介します。
「ミルを持って行くのは大変そう」という人は、粉で持って行くのもアリです。
最近は流通がしっかりしているので、市販の粉でも鮮度の高い粉が手に入りますよ。
「ミルも、粉も持って行くのがイヤ!」という人にはドリップバッグがあります。
ドリップバッグはカップにセットしてお湯を注ぐだけです。
限りなくインスタントコーヒーに近い淹れ方で、ハンドドリップに近い味わいが楽しめます。
【手軽にサッと飲める「インスタント」】
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皆さんご存知のインスタントコーヒー。
「なんだインスタントか」と思わずに、ぜひ山頂の景色を見ながらインスタントコーヒーを飲んでみてください。
自宅で飲むインスタントコーヒーとはまったく違う味に感じられるはずです。
またちょっとイイ粉を持って行くのも楽しいですよ。
■インスタントコーヒー詰め替えセット
【安定した味が楽しめる「フレンチプレス」】
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挽いた豆で本格的な味のコーヒーが飲みたい!でも淹れ方がむずかしそう。
そのような人にはフレンチプレスがおすすめです。
フレンチプレスは挽いた豆にお湯を注いで3分ほど待てば出来上がる、お手軽な抽出方法です。
味の変化は付けにくいですが、逆に安定した味のコーヒーが淹れられるので、コーヒー初心者でも安心してコーヒーが淹れられます。
フレンチプレスの容器はガラスとプラスチック、ステンレスがありますが、山に持って行くならプラスチック製やステンレス製がおすすめです。
ガラス製に比べ軽く割れにくいので、安心して持ち運ぶことができます。
【パーコレーターやマキネッタも選択肢の一つ!】
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パーコレーターも、マキネッタも、使い方としては挽いた豆の粉をやかんの様な器具にセットし、直接火にかける点では同じです。
バーナーを持って行けるなら手軽に熱々のコーヒーを飲めるのでファンが多い淹れかたです。
パーコレーターとマキネッタの違いは?というと、マキネッタで抽出されるコーヒーは濃いめ(エスプレッソやモカの様な)コーヒーになります。
対してパーコレーターは、マキネッタに比べ、スッキリしたコーヒーになります。
どちらも好みで選んでみてもよいでしょう。
山コーヒーにおすすめな淹れ方は「Aeropress GO(エアロプレスゴー)」を使う方法
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ここで山好き、コーヒー好きの間で密かに話題となっている商品を紹介します。
それがAeropress GO(エアロプレスゴー)です。
エアロプレスGOは野外で早く、手軽に、かつ美味しいコーヒーが飲めるNEWアイテム。
本体が軽くコンパクトなので、山に持って行っても邪魔になりません。
基本的な使い方はフレンチプレスと同じですが、淹れる過程で攪拌をするのでより深い味わいのコーヒーになります。
しかしながら抽出の早さが早いので、深いながらもスッキリした味になるのが特徴です。
豆はその場で挽いても良いですし、身軽に楽しみたいのなら、挽いた豆を持って行っても良いでしょう。
山で手軽に、美味しいコーヒーを飲みたいという人は下のエアロプレスゴーの記事をご覧ください。
山コーヒーに必要な基本アイテム
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「山コーヒー、なんだかいいな」
「でもどんな道具が必要なのか分からない」
そんな『山コーヒー』を始めたくなったあなたにArizinがおすすめの山コーヒー道具を紹介します。
僕は時々計りやサーバーも持って行きますが、さすがにやり過ぎ感があります。
やはり基本は「軽量コンパクト。代替できるものはする。」です。
スマートな道具で登山を楽しみ、山頂で至福のひと時をお過ごしください。
【コーヒー豆】
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コーヒー豆は一つの産地から採れた「シングルオリジン」とそれらをブレンドした「ブレンド」があります。
日本人の好みに合うのはブラジルコーヒーです。ブラジルは控えめな苦みと強い甘みが特徴。
酸味のあるコーヒーが好きならコロンビアコーヒーが良いでしょう。
迷ったらこれらをベースにしたブレンドを購入すれば間違いありません。
【水】
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水は水筒に持って行くのがベターです。
途中に湧き水があれば汲んで行っても良いでしょう。
ただし、気をつけたいのが川の水!
煮沸するのはもちろんですが、煮沸の前に必ず携帯型の浄水器を通しましょう。
それでも地域によっては推奨されていないので、できれば川の水を使うのは避けましょう。
特に北海道ではエキノコックスがあるので絶対にダメです。
■SAWYER ソーヤー ミニ SP128
【シングルバーナー】
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シングルバーナーはOD缶とCB缶がありますが、登山で使うならOD缶がおすすめです。
CB缶は経済性に優れますが、携帯性に劣るのと、標高が高いと火力が低下することがあるからです。
OD缶はバーナー本体とガス缶自体がコンパクトで、ザックに入れても場所を取りません。
高所でも火力が落ちにくく、寒さにも強いメリットがあります。
■PRIMUS(プリムス) P-115 フェムトストーブ 登山・アウトドア用 シングルバーナー
【ケトル】
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美味しいコーヒーを淹れるコツの一つに「ゆっくりお湯を注ぐ」というのがあります。
こだわらなければクッカーからお湯を注いでも良いですが、やはりケトル(やかん)があると便利です。
■コールマン パッカウェイケトル/0.6L 2000010532
さらにこの道具をやかんの注ぎ口に付けると、ゆっくり、安定してお湯を注げます。
■パール金属 ベジクラ 変身ドリップケトル C-9128
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【カップ】
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カップはシェラカップよりも、通常のコップがよりコーヒーの香りが楽しめるのでおすすめです。
シェラカップは香りが逃げやすい気がします!
カップは軽量で丈夫、さらにステンレスより冷めにくく口当たりがやわらかいチタン製が良いでしょう。
スノーピークのチタンシングルマグならダブルウォールよりも軽量です。
シングルウォールのメリットとして適度に冷めてくれるので、コーヒーの冷める時に出る味の変化をゆっくり楽しめます。
コーヒー好きの僕として、この変化を楽しんで欲しいです。
【ドリッパー】
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ドリッパーもコンパクトになる商品を選びましょう。
プラスチック製のドリッパーであれば元々軽量なのですが、さらに折りたたんでコンパクトになるモデルがあります。
■スノーピーク(snow peak) フォールディングコーヒードリッパー「焚火台型」 CS-113
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スノーピークの代名詞的商品、ファイヤースタンド型のドリッパーです。
一目でスノーピークの商品と分かるフォルムは所有欲を満たしてくれますね。
淹れ終わって持ち上げる時に、パタンと閉じてしまうことがあるので注意。
展開が簡単なのが魅力です。
■ユニフレーム UNIFLAME コーヒーバネット cute(キュート)
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折りたたみドリッパーの代名詞的なアイテム。
簡単な操作で展開収納できます。
「揺れ」が気になる人もいるようですが、お湯を注ぐ前に軽く触るだけでおさまります。
類似商品が多数売られていますが、三本足のこちらが使いやすさと収納性で勝っています。
■HARIO (ハリオ) ドリッパー カフェオール コーヒー ドリップ 1~4杯用
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最後に、手間はかかってもいいからという人にステンレスフィルターを紹介します。
フィルターを使わないので使用後にポイと捨てるだけといかない点がデメリットですが、味は確実に違います。
フィルターを通さない分豆の味がダイレクトに抽出され、コーヒーオイルも楽しめます。
ただ、山で使うには手間がかかりすぎるので、やはりペーパードリップが良いかとは思います。
【コーヒーミル】
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山で飲むコーヒーは美味しいですが、より美味しく飲むなら、やはり挽きたての豆で淹れると香りが違います。
山に持って行くなら一杯取りのミルがおすすめです。
紹介するキャプテンスタッグのミルは一度に17g挽けます。
一杯が10〜12gなので、たっぷり淹れられますね。
上で紹介したドリッパーなら二杯まで淹れられますよ。
複数人で飲みたい人は2回に分けて挽きましょう。
【コーヒーフィルター】
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上記のドリッパーで使うフィルターを紹介します。
登山をはじめとしたアウトドア用のドリッパーに使うフィルターは円錐型が基本です。
手頃な値段で品質の良いフィルターがハリオのv60。
紹介した商品は漂白タイプです。
漂白タイプは紙質が丈夫でスッキリした味に仕上がります。
漂白をしていないみさらしタイプもあります。
みさらしはコーヒーの味がダイレクトに伝わります。
環境負荷に関心が高い人は、みさらしタイプを選ぶと良いでしょう。
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もっと手軽にコーヒーを飲みたいならドリッパ―を使わずに簡易フィルターで淹れる方法もあります。
挽いた豆を簡易フィルターに入れて、カップに直接乗せてお湯を注ぎます。
ドリップバッグの豆が入っていない状態をイメージしてください!
ドリップバッグと違い、好きな銘柄のコーヒーが楽しめますよ。
山でコーヒーを飲むときの注意点
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登山に彩りを与えてくれる山コーヒーですが、注意点があります。
特に注意したいポイントはゴミの問題。
ドリップタイプは残りカスの処理。インスタントコーヒーでも包装のゴミが出ます。
包装を捨てないのはもちろん、「残りカスは自然に返るからいいだろう」というのもダメです。
包装は自然環境の破壊に繋がります。
残りカスは動物が食べてしまい「ここにはエサがある」と餌付けになってしまうのです。
もちろん飲み残しのコーヒーも捨てないようにしましょう。
登山をいつまでも楽しむために、こういった自分勝手な行動を控え、「出したごみは持ち帰る」を徹底しましょう。
また、山でのコーヒーがいくら美味しいからといって飲み過ぎには注意が必要です。
コーヒーは利尿作用があるので、山行中、トイレに行きたくなってしまいます。
コーヒーを飲むときは、頂上に着いてから、「もう少し飲みたいな」くらいがちょうどよい量です。
まとめ:山コーヒーで極上のリラックスタイムを!
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自然を満喫する登山。いつもの風景に彩りを与えるコーヒー。
山でコーヒーを飲むと、いつもと違った景色にコーヒーの香りが加わり、より心情に深く刻まれます。
コーヒー好きの筆者としては登山に行く前に一杯飲んで目を覚まし、頂上で最高の一杯を飲み、自宅でもう一杯、今日の山に思いを馳せる……。
そんな飲み方をおすすめしたいです。
ドリップコーヒースタイルもコスパの良い道具を選べば5000円くらいからはじめられます。
ぜひ「山コーヒー」に挑戦してみてください。